Windowsパソコンのデータを簡単にバックアップする方法

Windowsパソコンのデータを簡単にバックアップする方法

Windowsパソコンのデータをバックアップする場合、バックアップの種類、バックアップ先、バックアップの方法などが複数ありますが、どの方法が最適かわかりづらい点があるかと思います。そこでこの記事ではWindowsパソコンのバックアップ全般の説明と方法についてご説明いたします。

パソコンのバックアップについて

パソコンは突然起動しなくなることやフリーズして正常に操作が行えない状態になることがあります。

このような予期せぬトラブルが発生した時、事前にパソコンのデータをバックアップしておけば、データをトラブル発生前の状態に戻せるため、毎週特定の曜日もしくは月に1回決まった日など、バックアップする日を決めて定期的にバックアップすることはとても重要になります。

パソコンのバックアップは2つの種類があります。

  • データを個別でバックアップ
  • データ全体をシステムイメージとしてバックアップ

必要なデータのみコピーしてバックアップする個別バックアップはデータが破損してもすぐデータを復活させることができます。

パソコンのOS・アプリ・各ファイルなどデータ全体をシステムイメージとしてバックアップする場合、パソコンそのものにトラブルが発生した際に正常使用できていた時の環境に戻すことができます。

パソコンのバックアップが活躍する時

パソコンのバックアップは下記のようなトラブル時に活躍します。

  • 誤ってデータを削除した時
  • 内蔵機器が故障した時
  • 水没した時
  • ウイルスに感染した時

それぞれの詳細をご説明いたします。

誤ってデータを削除した時

パソコンを操作していると、うっかりデータを削除してしまうこともあると思います。パソコン内のゴミ箱内にデータが残っていればいいのですが、設定によってはゴミ箱に残らずに消去されてしまうこともあります。そんなときに、バックアップを取っていれば消してしまったデータを元に戻すことができます。

内蔵機器が故障した時

パソコンは内蔵HDD/SSDが経年劣化、落下による物理的故障、突然の停電などのトラブルにより、データが破損したり、突然起動しない状態になることがあります。そんな時にバックアップを取っていれば、復旧したパソコンや新しいパソコンにデータを戻すことが可能になります。

水没した時

ジュースやコーヒーを飲みながらパソコンを使っていたら、パソコン本体にこぼしてしまった!おかげで、パソコンは壊れてしまって、中に入っていたデータも復旧は無理だといわれてしまった・・・。そのような水没トラブル発生時に、事前にバックアップを取っていれば、バックアップを取ったときのデータを新しいパソコンにデータを入れ直すことができます。

ウイルスに感染した時

ウィルス感染をしてしまった場合、初期化などができない場合などは買い換えるしかないですよね。そうなると、パソコンに保存していたデータを取り出すことができません。そんなときに、バックアップを取っていれば新しいパソコンにデータを入れ直すことができます。ただし、注意点として、バックアップのデータもウィルスに感染している場合は、新しいパソコンにもウィルスが感染してしまいます。

パソコンのバックアップ先の種類と特徴

パソコンのデータをバックアップする場合、下記のように様々なバックアップ先があります。

  • 外付HDD/SSD
  • USBメモリー
  • SDカード
  • NAS (ネットワークHDD)
  • クラウド
  • パソコンのDドライブ

バックアップ先それぞれの特徴を順にご説明いたします。

外付HDD/SSD

外付HDD/SSDはUSBポートを使用してパソコンに接続してバックアップすることができます。大容量なので、パソコン全体のバックアップに最適です。外付けSSDはHDDより高速なドライブで、データの読み書きが速く、低消費電力、耐衝撃性が優れています。その分、同容量で比較した時の販売金額はHDDよりも若干高くなります。

USBメモリー

USBメモリーはUSB接続が可能なインターフェースを持った外部メモリーを指します。様々な容量のタイプがありますが、サイズは小さいので持ち運びに便利です。その反面、保存容量が少ないUSBメモリーを使用している場合はパソコン全体のバックアップは厳しくなるため、保存容量をよくご確認のうえ、使用する必要があります。

企業によっては、個人情報を保存したUSBメモリーを紛失してトラブルになるケースやマルウェア感染の恐れがあるため、USBメモリーの使用を禁止している場合もあります。

SDカード

SDカードは写真データ等のバックアップメディアとして最適です。メディアを接続すればデータも自由に追加できます。データへのアクセスも別のパソコンへの大事なデータの移行も非常に手軽です。

NAS (ネットワークHDD)

ネットワークに直接接続して使用するHDDなどの磁気ディスクのことを指します。NASではネットワークを経由することで、スマホやタブレットのデータも簡単に共有することが可能です。最近はRAID対応もあり、複数のHDDを組み合わせることが可能なので、HDDが1台故障しても買い換えなどせずにシステムは停止しないまま自動的に稼働を継続することができるので、システムの信頼性、安全性を向上できます。

クラウド

インターネットの仮想サーバー上にデータをバックアップするサービスで、クラウドバックアップやクラウドストレージと呼ばれています。一般的に有名なのはDropbox、Google Drive、iCloud Drive、OneDriveなどで法人向けにも様々なサービスがあります。設定次第で自動的にバックアップしてくれることやハードウェアのような物理的故障が無いのがメリットですが、オンライン上にファイルを保存するためセキュリティー上のリスクがあることやオフラインで使用できないというデメリットもあります。

パソコンのDドライブ

パソコン購入時の状態でDドライブが使用できる場合、Dドライブにデータをバックアップすることができます。バックアップデータを元に戻す時はDドライブのデータをCドライブにコピーする形で行うことができます。パソコンが起動しないトラブルなどにより一切使用できない状態になってしまった時を考えると、パソコンのDドライブよりも外付けHDD/外付けSSDなどの外部ストレージにバックアップする方がおすすめと言えます。

WindowsパソコンのバックアップならPCホスピタルにお任せください
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パソコンのデータを今すぐバックアップする方法

パソコンのデータを今すぐバックアップする方法をご紹介いたします。

システムイメージを外付けHDD/SSDにバックアップ

Windows 10とWindows 11でシステムイメージを外付けHDD/SSDに今すぐバックアップする時の手順です。

USBメモリ、Dドライブにバックアップする場合も同様の手順です。

Windows 10でシステムイメージを外付けHDD/SSDにバックアップする手順
  1. パソコンに外付けHDD/SSDを接続します
  2. 画面左下のWindowsマークをクリック
  3. 「Windowsシステムツール」「コントロールパネル」の順にクリック
  4. 「バックアップと復元(Windows 7)」をクリック
  5. 「システムイメージの作成」をクリック
  6. システムイメージの保存先に外付けHDD/SSDを選び、「次へ」をクリック
  7. 「バックアップの開始」をクリック
  8. 「システム修復ディスクを作成しますか?」が表示されたら「はい」をクリック
  9. 完了までお待ちください
Windows 11でシステムイメージを外付けHDD/SSDにバックアップする手順
  1. パソコンに外付けHDD/SSDを接続します
  2. 画面下の検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して「コントロールパネル」をクリック
  3. 「バックアップと復元(Windows 7)」をクリック。(記載は7ですがWindows 11で使用できます)
  4. 「システムイメージの作成」をクリック
  5. 「ハードディスク上」をクリックして外付けHDD/SSDを選択後、「次へ」をクリック
  6. 「次へ」
  7. 「どのドライブをバックアップに含めますか?」が表示されたらバックアップに含めたいドライブを選択して「次へ」をクリック
  8. 「バックアップの開始」をクリックし、「システム修復ディスクを作成しますか?」が表示されたら「はい」をクリック
  9. 完了までお待ちください

パソコンのデータを自動で定期的にバックアップする方法

パソコンのデータを自動で定期的にバックアップする方法をご紹介いたします。

システムイメージをパソコンのDドライブにバックアップ

Windows 10とWindows 11でシステムイメージをパソコンのDドライブに自動で定期的にバックアップする時の手順です。

Windows 10でシステムイメージをDドライブに定期的にバックアップする手順
  1. 画面左下のWindowsマークをクリック
  2. 「Windowsシステムツール」「コントロールパネル」の順にクリック
  3. 「システムとセキュリティ」をクリック
  4. 「バックアップと復元(Windows 7)」をクリック
  5. 「バックアップの設定」をクリック
  6. パソコンのDドライブを選択して「次へ」をクリック
  7. 「自分で選択する」をクリックして「次へ」をクリック
  8. バックアップの対象を選択し「次のドライブのシステムイメージを含める」にチェックが入ってることを確認して「次へ」をクリック
  9. 「スケジュールの変更」をクリックし、頻度・日・時刻を設定して「OK」をクリック
  10. 「設定を保存してバックアップを実行」をクリックで完了です
Windows 11でシステムイメージをDドライブに定期的にバックアップする手順
  1. 画面下の検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して「コントロールパネル」をクリック
  2. 「システムとセキュリティ」をクリック
  3. 「バックアップと復元(Windows 7)」をクリック
  4. 「バックアップの設定」をクリック
  5. パソコンのDドライブを選択して「次へ」をクリック
  6. 「自分で選択する」をクリックして「次へ」をクリック
  7. バックアップの対象を選択し「次のドライブのシステムイメージを含める」にチェックが入ってることを確認して「次へ」をクリック
  8. 「スケジュールの変更」をクリックし、頻度・日・時刻を設定して「OK」をクリック
  9. 「設定を保存してバックアップを実行」をクリックで完了です

プロにパソコンのバックアップサポートを依頼するのも対処法

記載の方法でパソコンのデータをバックアップできない場合、内蔵HDD/SSDの故障、システムエラー、外部ストレージの故障などが原因として考えられます。

システムの復旧を行うことで改善するかもしれませんが、失敗すれば別の不具合が発生してパソコンが正常に使用できない状態になることも考えられます。

自力のバックアップが難しい場合はプロのパソコン修理業者のPCホスピタルにぜひご依頼ください。

WindowsパソコンのバックアップならPCホスピタルにお任せください

パソコンのバックアップの種類や方法をお伝えしましたが、無事にできましたか?パソコンのバックアップは面倒だからといって後回しや忘れがちになりますが、不測の事態に備えて日時なども決めて定期的に行うことが重要です。

もし不安な方がいればPCホスピタルでパソコンデータのバックアップサービスを承っておりますので是非ご依頼ください。

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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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