リカバリーディスクの作成方法から作成時の注意点を解説

リカバリーディスクの作成方法から作成時の注意点を解説

OSの不具合やウイルスなどの影響でパソコンに不具合が起こった場合に、リカバリーディスクを使用することで不具合が改善・直ることがあります。

付属していることもありますが、付属されていない場合やノートパソコンなどに備わっているリカバリー領域のトラブルを見越して自身でリカバリーディスクを作成しておくと安心です。

トラブルに備えて作成しておきたいリカバリーディスクは一体どういったものなのか、どう作成するのかなどを本記事では解説していきます。

1.リカバリーディスクとは?

リカバリーディスクとは?作成方法も含めて解説!

新しいアプリやソフトをインストールした際に何らかの原因でパソコンが不調の場合、リカバリーディスクで初期化し、不具合を直せることがあります。

リカバリーとは回復・復旧という意味であり、リカバリーディスクを使えば、パソコンを工場出荷状態に戻すことができるのです。

作成で用いるのは主にCD-RやDVD-R、BD-Rなどのメディアで行い、Windows10の場合はUSBメモリでも行うことが可能です。

旧型のパソコンなどには購入時に付属していることもありましたが、昨今では付属していないこともあります。

薄型のノートパソコンには付いていない場合も多く、その代わりにHDDなどの中にリカバリー領域が用意されているものもありますが、備えていてもディスク内が破損してしまった場合は修復できなくなる可能性もあるので、念のため作成しておくと安心です。

1-1.リカバリーディスクと他の修復システムとの違い

インターネットなどで調べていると、回復ドライブやシステム修復ディスクなどの記載もあり、混乱してしまう方もいるのではないでしょうか。以下では、リカバリーディスクと他の修正システムとの違いを表にまとめました。

メリット・デメリット
リカバリーディスク 【メリット】
  • パソコンを工場出荷状態に復元することが可能
【デメリット】
  • 写真や動画ファイルなどのファイルは別にバックアップを取らないと削除されてしまう
  • CDやDVDなどのディスクで作成するので、持ち運びにくい
回復ドライブ 【メリット】
  • パソコンを工場出荷状態に復元することが可能
  • USBで作成するので、持ち運びやすい
【デメリット】
  • 写真や動画ファイルなどのファイルは別にバックアップを取らないと削除されてしまう
システム修復ディスク 【メリット】
  • パソコンの不具合が起きる前の状態へ復元することが可能
【デメリット】
  • パソコンを工場出荷状態に復元することは不可

回復ドライブとは簡単に言うと、USBメモリを用いてパソコンを工場出荷状態にするもので、役割はリカバリーディスクと変わりません。

Windows7のリリース時には一般的にCD-Rなどのディスクを用いていたためリカバリー”ディスク”と呼ばれていました。

しかし、Windows8以降の光学ドライブがないパソコンの場合などはUSBメモリを用いた作成が一般的になったため、回復ドライブと呼ばれるようになりました。

一方、システム修復ディスクではシステム本体はコピーされないため工場出荷状態にはできません。システム修復ディスクはCD-Rなどを用いて正常時の状態に戻す(修復する)ことで、パソコンが起動できない時などに用います。

1-2.リカバリーディスクや回復ドライブ以外にイメージバックアップを取る方法もある

イメージバックアップは簡単に言うと、パソコンのデータをまるごとバックアップできる方法です。

例えば、リカバリーディスクではできないイメージバックアップを行うことで写真や動画、音楽などのファイル・フォルダをまるごとバックアップできるメリットがあります。

出荷状態に戻すには多少手間がかかりますが、手軽に行える方法のひとつなので覚えておくといいでしょう。

この手順については後程、解説していきます。

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2.リカバリーディスクの作成に必要なもの

リカバリーディスク作成に必要なものとは?

必要なメディアは下記の通りです。

  • USBメモリ
  • CD-R
  • DVD-R
  • BD-R

このメディア類は使用しているパソコンによって異なり、USBメモリを用いる場合は使用している製品によっても必要な容量が違うので、マニュアルや公式サイトのサポートなどで確認してみましょう。

また、DVD-Rなどは録画用とデータ用の2種類が店頭などに並んでいますが、基本的にどちらを使用しても作成は可能です。ただ、データ用の方が私的録音録画補償金が加算されていないので安価で購入することができます。

内容によっては、16GBなどの容量でも作成可能なUSBメモリもありますが、通常32GB以上の容量があるUSBメモリが推奨されています。容量不足だと作成できない可能性もあるのでマニュアルなどを確認してみましょう。

また、あまりに大きい容量を使用しても残っている容量は基本、画像ファイルやバックアップファイルの保存はできません。

例えば128GBの容量の大きいUSBメモリをリカバリー用で使用し、その中で32GBしかリカバリー用で使用しなかった場合、残りの96GBに写真や動画などの他のファイルは入れることができません。

その点に注意して、お持ちのパソコンのリカバリ容量にあったUSBやディスクを準備しましょう。

3.リカバリーディスクの作成方法

リカバリーディスクの作成方法

上記で解説した通り、作成はWindows10以外のOSにはCD-RやDVD-Rを使用し、Windows10にはUSBメモリを使用します。

ここからはDVD-RやUSBメモリそれぞれの作成方法を詳しく解説していますので、参考にし実際に行ってみましょう。

ただし、OSやパソコン機種によってもやり方は異なる場合があるので、本記事を参考としながらもマニュアルなどでも確認するとよりわかりやすくなるでしょう。

3-1.CD-RやDVD-Rで作成する方法

まずはCD-RやDVD-Rを用いたリカバリーディスクの作成方法をご紹介します。以下が手順になりますので、ご確認ください。

  1. 「Windowsマーク」をクリックする
  2. 「すべてのプログラム」の中のツールから「再セットアップ用CD-ROM作成」を選択
  3. 「再セットアップディスク作成ツール」の画面が表示されるので、使用できるメディアや枚数が持っているメディアと合っているか確認
  4. 問題なければ使用するメディアの種類を選択し、「次へ」をクリック
  5. 「操作ガイド」といった画面が表示されるので、その画面の「作成開始ディスク・書き込み速度」をセレクトしクリック
  6. 最後にメディアをセットして、作成を開始

3の「使用できるメディアや枚数が持っているメディアと合っているか確認」ですが、使用しているパソコン機種などにより、メディアも異なるためここを確認してからメディアを購入することをおすすめします。

5の「作成開始ディスク」の選択ですが、初めて作成する方であれば初期状態のまま「再セットアップディスク1枚目」を選び、途中から行う場合には〇枚目の数字で合わせましょう。

また、「書き込み速度」は初期状態で「最速」になっていますが、書き込みが失敗してしまうなど起こった場合には中速・低速を選択しなおすと書き込みできることもあるのでお試しください。

3-2.USBで作成する方法

続いては、USBで回復ドライブ(リカバリーディスクと同機能)を作成する手順をご紹介します。

  1. USBメモリをパソコンに接続する
  2. 「Windowsマーク」をクリックし、「Windows管理ツール」をクリックする
  3. 「回復ドライブ」をクリックして、「ユーザーアカウント制御画面」が出たら、「はい」をクリックする
  4. 「システムファイル」を「回復ドライブにバックアップします」にチェックを入れ、「次へ」をクリック
  5. USBメモリが選択されているか確認をして、「次へ」をクリックをし、「作成する」を選択し作成を開始

パソコンの環境にもよりますが、5の段階でUSBメモリの情報が表示されていなかったり、次への表示がされない場合はUSBメモリの容量が足りない場合があるので、一般的に推奨されている32GBなどの容量が大きいUSBメモリでも試してみるといいでしょう。

3-3.イメージバックアップの作成方法

続いては、イメージバックアップの作成方法をご紹介します。

  1. 外付けハードディスクをパソコンに接続する
  2. 「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」を選択する
  3. 「バックアップと復元」を選択し、「システムイメージ」へと進む
  4. 「バックアップの保存場所」を「外付けハードディスク」にし、「バックアップの開始」をクリックする

Windows10以前などのOSでは専用ソフトを用いないとイメージバックアップできない場合もあります。無料版や有料版など専用ソフトがありますので、自分に合ったソフトを使用しましょう。

無料版の場合には、使い方を間違えるとうまくバックアップできない場合や不具合なども起こりやすくなるので、説明書きをよく確認するなど注意して行いましょう。

3-4.メーカーからリカバリーディスクを購入する方法もある

急なパソコンの不具合で初めて付属していないことに気が付いたり、リカバリーディスクを作成していなかったことに気が付く方も中にはいるのではないでしょうか。

緊急で必要になった場合に有効なのは、使用しているパソコンのメーカーから購入する方法です。

NECやソニー、Lenovo、FUJITSUの場合、5,500円~15,000円ほどで購入することができるので緊急で必要な場合や自身で作成するのは不安という場合には、購入も検討してみましょう。

また、急なトラブルにより緊急でリカバリーが必要になった場合は、メーカーに問い合わせるのと同時に、パソコン専門修理業者に依頼するものいいでしょう。

パソコンの修理全般を行っているドクター・ホームネットでは、「最近パソコンの動作が遅い」や「パソコンが動かなくなった」などの急なトラブルに対応すべく、電話1本で最短即日対応を行っています。詳しくはこちら

4.リカバリーディスクの作成する際の注意点

リカバリーディスクの作成する際の注意点

さて、作成時に注意しておきたいポイントを解説していきますが、混乱してしまう方も中に入ると思うので、重要なポイントを5つにまとめて解説していきます。

DVD-Rは何枚必要なのか、どのくらいの所要時間が必要なのかなども詳しく説明していますのでご確認ください。

注意点を気にせず行うと、大切なデータが消えてしまい取り戻しのつかないこともありますので、下記を参考に注意深く行いましょう。

4-1.CD-RやDVD-Rを使う場合はディスクの種類を統一する

CD-R・DVD-Rを使用する際には必要な枚数や容量が使用しているパソコンによって異なるので、再セットアップディスク作成ツールの画面などで確認しておきましょう。

DVD-Rで必要なメディア枚数は多くて4~5枚ほどで、ほとんどの場合1枚では終わらないことがほとんどです。CD-Rを使用した場合、10枚以上必要になることもあるので、DVD-Rが一般的に使われることが多くなっています。

CD-R・DVD-Rいずれにしても複数枚使用することになるので、メディアの種類は必ず統一してください。

また、最近はBD-R1枚でも作成することが可能なパソコンもありますが、BD-Rを使用する場合には25GBの空き容量が必要なので、購入前に確認しておきましょう。

4-2.周辺機器はすべて取り外す

プリンターやネットワークケーブルなどの周辺機器が接続されていると正常にリカバリーディスクを作成できない場合があります。

増設したハードディスクなども全て取り外し、購入時の状態に戻しておきましょう。下記に取り外す目安として外した方がいい周辺機器をまとめていますのでご参考ください。

  • フロッピーディスク
  • 増設メモリ
  • プリンター
  • PCカード
  • LANケーブル
  • 電話線などのケーブル
  • メモリーカード
  • USBマウス
  • デジタルカメラ など

4-3.リカバリーディスクの作成には時間がかかる

作成するには時間がかかるため、仕事でパソコンを使用している方は特に注意が必要です。

パソコンを必要としない時間帯やパソコン業務が一段落着いたときに作成するといいでしょう。

一般的には30分~1時間ほどで作成できますが、中には5時間ほどかかる方もいるようなので余裕をもって作成することをおすすめします。

4-4.USBで回復ドライブを作成する場合は保存しているデータは別のところに移しておく

USBメモリで回復ドライブを作成する場合、USBメモリ内のデータはすべて初期化されます。

もし、USBメモリ内にデータがある場合には他の場所へデータを移しておく必要があり、そのためには、作成前に容量が空かどうか確認しましょう。

4-5.大切なデータはバックアップを取っておく必要がある

リカバリーディスクはあくまでもリカバリー専用(初期化)のメディアなので、個人で保存している写真や動画、音楽データまでは保存できません。

大切なデータなどはこまめに、ハードディスクやUSBメモリ、クラウドサービスを用いてバックアップを取っておくことをおすすめします。

自分に合った方法でリカバリーディスクを作成しよう

パソコンの種類などによりリカバリーディスクの作成方法は異なるので、マニュアルやメーカーの公式サイトに載っているサポートなどを参考に作成しましょう。

また、作成は基本1回のみなので、うまく作成できなかったり動作が明らかにおかしい場合には修理業者に相談した方が安心です。

また、初期化を実際に行う場合には保存しておいたデータがすべて消えてしまったり、対処できない場合などもあるので、やはり重要なポイントとしてはこまめにバックアップを取っておくことです。

つい面倒くさいと思ってしまったり、時間がなかったりと作成やバックアップを日頃から取っていない方も少なからずいると思いますが、パソコンが完全に停止してからでは後戻りできない可能性が高いため、頭の片隅に置いておきましょう。

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