マザーボードの電池切れで起こるトラブルから交換方法・注意点を解説

マザーボードの電池切れで起こるトラブルから交換方法・注意点を解説

「パソコンを開くたびに時計が狂ってしまう」「OSが起動しない」などの症状が現れている場合、マザーボードの電池が切れている可能性があります。

パソコンによっては画面がフリーズしてしまうこともあり、「パソコンが故障したかもしれない」と焦る方もいると思いますが、マザーボードの電池を交換するだけで、問題が解決する場合もあります。

そこでこの記事では、マザーボードの電池切れによって起こる症状や電池の交換方法、注意点について解説します。

1.マザーボードの電池切れによる4つの症状

マザーボードの電池切れによる4つの症状

使用量によっても異なりますが、マザーボードの電池は3~4年が寿命です。

ですので、パソコンを購入してから3~4年で以下の不具合が出た場合にはマザーボードの電池切れを疑いましょう。

  • パソコンの時計が狂う
  • OSアップデートができない
  • OSが起動しない
  • OSの起動後にフリーズする
  • パソコンからビープ音が鳴る

上記の症状について詳しく解説します。

1-1.パソコンの時計が狂う

パソコンを起動した際に、毎回パソコンの時計表記が実際の時間と異なっている場合は、マザーボードの電池切れやマザーボードが故障している可能性があります。

電池切れかどうかチェックする方法は、再起動を行い、それでも直らない場合は時間をおいて再度電源をつけてみましょう。

他にも、時間の設定を何度やり直しても正常の時間に戻らない場合は、マザーボードの電池が切れている可能性が高いです。

1-2.OSが起動しなくなる

OSが起動しなくなる理由は、電源ユニットの故障やパソコン本体の故障など様々ですが、マザーボードの電池が切れている可能性があります。

OSは、マザーボードに格納されているBIOSというフォームウェアによってOSの読み込みなどを行います。そのために、OSが起動しない症状が出た場合は、マザーボードの電池切れが考えられます。

パソコン起動時にフリーズする

パソコンの起動時、BIOS画面でにフリーズする症状が確認された場合は、マザーボードの電池切れが関係している可能性があります。

BIOSはマザーボードについているCMOSに使われている電池が切れると、正常に起動することができず、パソコン画面がフリーズしてしまうのです。

一概に電池切れが原因とは言えませんが、マザーボードの電池を交換することで解決する場合があります。

1-3.パソコンからビープ音がなる

パソコンのビープ音というのは、BIOSが警告を知らせるために鳴らす音のことを指します。

BIOSの種類やビープ音が鳴る音の回数などで意味合いが異なるので、よく聞き確認しましょう。

例えば、AMI BIOSのビープ音で時計の異常が検知された場合には短音4回が鳴り、Dell製のパソコン場合はビープ音1回など異なります。

パソコン購入ずの説明書を読み、パソコンから鳴っているビープ音の種類を確かめましょう。

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2.マザーボードの電池を交換する方法は2種類

マザーボードの電池を交換する方法は2種類

ここまでで、マザーボードの電池切れが原因だと特定できた方は電池交換を行うのですが、交換する方法は2種類あります。

2-1.専門業者に依頼する

マザーボードの電池交換は初心者の方でも可能ですが、パソコンによっては省スペースで取り付けられており、電池の取り付け部分を見つけられないという場合もあります。

自分で交換を行う場合はパソコンの解体も伴うために、一度解体して電池が見つけられないと、交換作業が無駄に終わってしまいます。

ですので、もしもマザーボードの電池交換に自身のないパソコン初心者の方は、専門の業者に依頼することをオススメします。

また、デスクトップパソコンよりもノートパソコンの方が電池交換は難しいので、取り付けられるか不安な場合も業者へ依頼した方が安心です。

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2-2.パソコンカバーを取り外して自分で交換する

正しい手順を追い、ある程度構造などを知っておけばマザーボードの電池交換も自分で行うことが可能です。

マザーボードの電池交換を自分で行う場合に必要な道具は下記の通りです。

  • 電池の残量を確認するための測定器
  • 同じパソコンの新しい電池
  • マイナスドライバー

測定器は触れさせるだけで電池の残量がわかる機器なので、電池交換などの作業を行う時には便利です。

また、元の電池のパソコンは必ず確認してから新しいものを購入しましょう。マザーボードの電池は比較的安価で購入できますが、間違えて購入すると、改めて買いに行かなければいけませんし、間違った電池を取り付けると故障の原因にもなります。

必ず事前に確認し、メモを取っておくことをおすすめします。

3.自分でマザーボードの電池交換を行う手順を解説

自分でマザーボードの電池交換を行う手順を解説

ここからは、自分でマザーボードの電池交換を行う手順を解説していきます。

この手順通り行わないと故障の原因にもなるので、慎重に交換作業を行いましょう。

3-1.手順1.パソコンの電源を切りコンセントを抜く

必ずパソコンの電源を切り、コンセントを抜いてから作業に移りましょう。

電源が入ったまま行うと、パソコン本体の破損やパーツの破損、感電の恐れもあるので必ず電源を切り、コンセントを抜いてください。

3-2.手順2.パソコンのカバーを取り外す

次にパソコンのカバーを取り外します。

パソコンのカバーは、ネジで止められている場合が多いのでドライバーも準備しておきましょう。

デスクトップパソコンの場合カバーを外すと精密なパーツなどがあるので余計な所には触れず、そっと配線をより分けながら電池を探します。

この手順の際にパソコンの内部を掃除する方は、静電気防止手袋などを用いて基盤部分にはエアダスター、大きなホコリにはピンセット、基盤部分以外は帯電性のあるブラシなど場所によって道具を使い分けながら、慎重に掃除しましょう。

パソコンは精密機器です。少しでも乱雑に扱ってしまうと故障につながるので注意しましょう。

3-3.手順3.マザーボードに使われている電池の種類を確認する

電池を見つけたら、次に電池の種類の確認に移りましょう。

マザーボードの多くは、ボタン電池のCR2032が使用されておりますが、パソコンによっては別の電池を使っている場合があるので注意してください。

もし、ボタン電池のCR2032が使用されていた場合は同じ電池を購入します。コンビニでは約330円ほど。店舗によっては110円前後と安価に買えるものもあり、手軽に購入できます。

3-4.手順4.電池の型番を確認してから交換

元の電池の型番と新しい電池の型番が同じであることを確認したら、次はいよいよ交換作業に移ります。

交換は素手でもできますが、精密機器なので静電気対策を忘れないようにしましょう。

交換の際に、電池が取り出しにくく、力任せに取ろうとしてしまうと、マザーボードをを傷つけてしまう可能性もあります。

電池の取り外しで他のパーツに傷をつけないために、電気を通さないプラスチックのピンセットや、ガムテープなどを活用してパソコン内部に傷をつけないよう取り出しましょう。

取り出したら新しい電池と交換しますが、プラスマイナスの向きを間違えないように差し込み、できたらカバーを元の通りに戻します。これで交換は完了です。

4.マザーボードの電池交換時にCMOSクリアも実施しておこう

マザーボードの電池交換時にCMOSクリアも実施しておこう

CMOSとは、BIOSの情報が全て保存されいる部分で、BIOSのアップデートはこのCMOSの記録を書き換えて行います。

つまり、CMOSクリアを行うことで、BIOSの設定情報をリセットすることができ、「OSが起動しない」や「パソコンがフリーズしたまま動かない」などの問題を解決できるのです。

4-1.CMOSクリアはマザーボードの電池交換時に数分放置で初期化が完了

CMOSクリアは電池を外してから数分放置することで初期化が完了します。

CMOSは、電池によって作動しているので、それをシャットダウンしてしまえばBIOSなどのデータ保存を維持することができません。ですので、電池を外してしまえば、CMOSに電力を供給できず、保存されていた情報を削除できるのです。

ここでいう情報というのはパソコンの写真や動画、大切なデータではなく、BIOS関連の情報になります。

ただ、マザーボードの電池を抜いてもマザーボード自体に電気が多少残ってしまうので、すぐにはCMOSクリアはできません。ですので、電池を抜いた状態で数分放置します。

そうすることで、CMOSクリアを実行でき、BIOS情報を削除することができます。

4-2.CMOSクリアを時短で行う方法もある

「すぐにCMOSクリアを実行したい」という方は、マザーボード内にリセット機能を利用すれば、数秒でCMOSクリアを実行できます。

その方法は、マザーボード内に「1-2:Normal 2-3:Clear_RTC」のような記載がある部分のすぐ横にあるCMOSクリア用のジャンパピンを使います。

ジャンパピンには黒いキャップが被っているのですが、それを横にずらすと残っている電力を強制的に放電させます。

これによりCMOSクリアをものの数秒で実行できます。作業が終わったら、黒いキャップを元の位置に戻しましょう。

ただ、この方法は電池交換やパソコンに詳しくない方が実行する場合には難易度が高いので、自信がない方は前述した数分から1時間ほど放置して放電させる方法がおすすめです。

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5.マザーボードの電池交換をする注意点

マザーボードの電池交換をする注意点

電池交換とはいえ、精密機器であるマザーボードの電池なので注意しておきたい点がいくつかあります。

この注意点を踏まえて作業に移らないと、マザーボードの破損はパソコン本体の故障につながる可能性も高くなります。そのため、マザーボードの電池を交換する際には以下で紹介する点に注意してください。

5-1.静電気の防止対策をする

マザーボードの電池交換の手順を説明している時になんども説明しましたが、静電気の防止対策です。

電源を切ったパソコンに静電気を流してしまうと故障の原因にもなるので、静電気対策を行ってから作業に移りましょう。

すぐに出来る静電気対策をいくつかご紹介いたします。

  • 化学繊維で出来ている衣服などは着ない
  • 机や壁などに触れておく
  • パソコン以外の金属に触って放電する
  • 手を湿らせておく(湿らせたら、よく拭いてください)
  • 静電気グッズを活用する

静電気を逃がす際には上記を参考にしてください。

5-2.CMOSクリアによるBIOSの再設定が必要な場合がある

DiginnosやTHIRDWAVE、PrimeなどのパソコンはCMOSクリア後にBIOSの再設定が必要になる場合があります。

セットアップ画面が出てきたら設定を行うのですが、マザーボードによって設定は異なるのでCMOSクリア前にBIOSの初期設定の詳細を確認し、メモしておいた方が安心でしょう。

5-3.マザーボードは絶対に傷つけない

電池交換の際にマザーボードを傷つけてしまったり汚してしまうと、最悪、電源がつかないなどの不具合が生じる場合があります。

ですので、マザーボードの電池を交換する際には傷つけないように慎重に行いましょう。

マザーボードの電池交換だけだからといって、パソコン初心者の方が知識なしに行うのは危険です。最悪の場合、パソコンが故障して予想以上の修理費がかかってしまう可能性も否めません。

やみくもに電池を交換しようとするのではなく、専門業者に依頼するという手もあることを頭の片隅に入れておきましょう。

マザーボードの電池交換は電気を断ち切ってから実施することが大切

マザーボードの電池交換は正しい手順と正しい知識を要します。

電気は完全に切ったか、手は濡れていないかなど見落としてしまいやすい部分にも細心の注意を払って行う必要があるので、1つ1つの作業を丁寧に行いましょう。

本記事を参考に自分で出来そうか見極め、自分でマザーボードの電池を交換する場合には前述した交換手順を参考にしてください。

もし不安な場合は強行するのではなく、専門家に相談し電池交換をしてもらった方が安全かつ正確です。

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