CPUの寿命はどのくらい?寿命の症状から原因まで徹底解説!

CPUの寿命のサインと不具合の原因を解説!

画面が頻繁にフリーズしたりパソコンの電源が急に落ちたりするなど、CPUが寿命を迎えたと考えられる諸症状が出ることがあります。

しかし、CPUは壊れにくいパーツであり、諸症状の原因は別にあることも少なくありません。本当にCPUの問題なのかを見極めることが大切です。

この記事ではCPUが寿命を迎えた場合の具体的な症状から、寿命を縮める原因まで詳しく解説します。その上で寿命を引き伸ばす方法や故障時の対処法も説明します。

1.CPUには寿命がある?

パソコンのパーツには有寿命部品と非有寿命部品がありますが、その中でもCPUは非有寿命部品に当たります。そのため、基本的に寿命で壊れるということはほぼありません。そのため、CPUの寿命は何年と言い切れないのです。

しかし、絶対的に壊れないというわけではなく、物理的な破損がなくても不具合が出ることがあります。もしも不具合が頻発するようであれば、CPUの寿命を疑いましょう。

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2.CPUの寿命かもしれないときのパソコンの症状

CPUの寿命が疑われる症状とは

CPUの寿命が来たパソコンは何らかの症状が現れます。とはいえ、パソコンの調子が悪いからといって、全ての症状がCPUの寿命に関するものではありません。

では、どのような不具合が出たときにCPUの寿命を疑えばよいのかを解説します。

2-1.画面がフリーズする

CPUの情報処理能力が低下すると、画面が固まったまま動かなくなったり、何も表示されなくなったりする、いわゆるフリーズ症状が現れることがあります。

これが一時的なフリーズで数秒したら動き出す場合は処理速度が低下しているだけの可能性もあります。しかし、画面がフリーズした状態が治らない場合はCPUの寿命を疑いましょう

2-2.突然電源が落ちる

パソコンを使用中、特に重たい作業をしていないにも関わらず突然電源が切れる場合には熱暴走によりCPUの故障が疑われます。

2005年頃からCPUには安全装置が取り付けられており、温度が高くなりすぎると自動で電源を切る機能が作動します。ですので、動画編集などパソコンに負担のかかる作業をしている場合は電源が切れる場合は、CPUを熱から守るために突然電源が切れる可能性があります。

しかし、気温が低いときや、パソコンを起動した直後など温度が上昇する要素が見当たらない場合には、CPU故障の疑いがあります。

2-3.再起動を繰り返す

意図しない再起動が頻発する場合、原因はいくつか考えられますがCPUの故障または不具合による可能性が考えられます再起動を繰り返す要因には次のようなものがあります。

  • CPUの故障または不具合
  • 帯電している
  • 周辺機器を管理するBIOSというプログラムに問題が生じている
  • 動作しているプログラムが多く負荷がかかりすぎている
  • ウイルスに感染している

一度電源を切って放置したり、BIOSプログラムの初期化やウイルスチェックをしたりしても解決しなければ、CPUが寿命を迎えた可能性は高いでしょう。

2-4.パソコンが起動しなくなる

CPUが寿命を迎えると、電源を入れても何も反応しなくなります。

パソコンを起動するためには、電源・CPU・マザーボード・メインメモリの4つが最低限必要であり、そのいずれかが欠落すれば起動できないからです。

ですので、パソコンの電源ボタンを押して起動を試しても動作しない場合は、CPUの寿命を疑いましょう。

3.CPUの寿命が縮まる原因

マザーボードへのCPUの取り付け

CPUはほとんど壊れない部品ではありますが、普段の使い方によってはCPUの寿命を減らしている可能性もあります。

CPUの寿命が心配な方は、これから紹介するCPUの寿命が縮まる原因を確認し、ご自身の使い方と照らし合わせてみましょう。

3-1.熱が溜まっている

CPUの寿命の原因として、パソコンに熱が溜まったまま使用していることが原因として挙げられます。

CPUには安全装置が取り付けられていることからもわかるように、熱のダメージに強くありません。

安全装置による強制シャットダウンをしない程度の温度であっても、高温下で動作させ続ければ寿命を縮めます

なお高温になりやすい条件として、次のようなものが挙げられます。

  • 夏場や直射日光が当たる場所で室温が高い
  • 他の家電に近く周辺温度が高い
  • パソコンが物で囲われていてファンから熱が逃げない
  • パソコン内部の冷却ファンが故障している
  • パソコン内部の掃除をしておらず、ほこりが溜まっている

上記の中で思い当たる節があれば、その改善から取り組んでみましょう。

3-2.物理的に破損している

CPUはパソコンを構成するパーツの中で最重要クラスであるため、取り出さない限りは破損しにくい場所に搭載されています。

とはいえ、クッションで覆われているわけではないので、落下や激突などの衝撃が強ければ破損してしまう可能性もあるのです

パーツが折れていたり亀裂が入ったりするなど、明らかな破損ではなくても不具合が生じるます。もしも、パソコンの持ち運び時に物理的な衝撃を与えたことがあるなら、CPUの物理的破損も考えられます。

3-3.オーバークロックで内部回路が損傷している

オーバークロック(クロックアップ)は製造者が設定した処理速度の値以上に、ユーザーが値を高めて動作させることを指します。

数値変更はBIOS(UEFI)またはマザーボードの設定でおこないます。初期設定よりも処理速度が上がり快適な操作感を得られるのがオーバークロックの魅力です。

しかし、CPUへの負荷は増大します。パソコンが耐えられるレベルの消費電力・発熱・電圧を見誤ってオーバークロックすると、内部回路の損傷につながるため注意が必要です。

ご自身で設定を変更してないとしても、中古のパソコンを購入した場合は前の持ち主が変更している可能性があります。

4.CPUの寿命を引き延ばす方法

CPUの寿命を引き延ばす方法

CPUの負荷を極力下げるには、パソコンに熱が溜まりにくくなるよう工夫することが大切です。その具体的な方法をご紹介します。

4-1.パソコンに熱が溜まりにくくする

まずは熱が溜まりにくい環境を作ることで。次のポイントを重視すると、熱を効率的に逃せます。

  • パソコンの周りに家具や家電がない
  • 壁との隙間を十分にとれる
  • 直射日光が当たらない
  • サーキュレーターなどの空調設備がある

同じ理由で、たとえ一時的であっても布団の上や書類に囲まれた場所では操作しないよう心がけましょう。

なおオーバークロックしている場合は、既存の内蔵ファンでは排熱が間に合わない恐れがあるため、より排熱効果の高いファンに付け替えることをおすすめします。

また、定期的に内部を掃除して溜まったほこりを除去しましょう。掃除は自分でもおこなえます。次のような道具があると便利です。

  • ドライバー
  • エアダスター
  • ブロワー
  • 綿棒
  • 静電気防止手袋

ドライバーでPCのケースをとり、エアダスターやブロワーでほこりを外へ追い出します。

エアダスターは細かな部分のほこりを出せるもので、ブロワーは全体的に溜まったほこりを一気に外に出せる風力がある機材です。綿棒はファンなどにこびりついたちりを取るのに役立ちます。

掃除するときの注意点として、静電気対策が挙げられます。静電気がメモリや基盤に伝わると不具合を起こす恐れがあります。

ですので、静電気防止手袋などを装着してから作業を開始しましょう。自分で掃除するのが難しそうであれば、専門の業者に依頼すれば掃除してくれます簡易的な内部クリーンプランや、全パーツを分解して徹底的に掃除するプランなどがあります。

4-2.高性能なCPUを選ぶ

CPUのピン

現在使用中のCPUの寿命を延ばす手段ではありませんが、高性能なCPUを選ぶというのもパソコンを長く使うためのポイントといえます。

なぜなら、高性能なCPUほど周辺機器やソフトウェアの進化に対応しやすいからです。

パソコンの性能はそのままで、進化したキーボードやマウス、最新版のゲームやオフィスアプリを入れると、それまでよりもCPUにかける負荷が大きくなります。

高性能なCPUは低スペックなCPUと比べて対応できる範囲が広いため、新たな周辺機器やソフトウェアを取り入れてもサクサク動作しやすいというわけです。

他のパーツはそのままにCPUだけ交換することもできます。データの保管をおこなうパーツではないため、基本的にはデータ移管などをしなくても問題ありません。

ただし、マザーボードによって対応可能なCPUが異なるため、取扱説明書に記載されているマザーボードのメーカーを確認し、メーカーのサイトでCPUサポート情報を確認しましょう。

なお交換自体は専門的な知識と技術が必要であるため、自作PCの作成経験があるという人でない限り、専門業者に依頼することをおすすめします。

5.CPUの寿命がきた時の対処法

CPUの寿命がきた時の対処法

突然再起動を繰り返す、パソコンを起動できないといった症状が頻発し、CPUの寿命がきた可能性が高ければ「修理業者に依頼する」か「パソコンの買い替え」を検討しましょう。

ドクター・ホームネット」のサポートを利用すると、パソコンの買い替え時に旧パソコンからのデータ移行などもあわせてサポート可能です。

5-1.パソコンの修理業者に依頼する

CPUの寿命を感じる場合は、修理業者に相談してみるのがおすすめです。自分ではCPUの故障だと思っていても、専門家が調べることで別の原因がみつかることもあります。

CPUだけ寿命を迎えている場合、交換にかかる費用の相場は約30,000円程度です。内訳は次の表の通りです。

内容 金額
診断料(症状の確認・原因の特定・修理後の動作確認) 0円~3,000円
CPU交換作業費 3,000~6,000円
CPU部品代 20,000円~30,000円

上記はあくまでも目安の金額になりますので、修理業者によっては料金が異なります。

また、CPU部品代は製品の価格そのものなので、何を選ぶかによって金額は大きく変わります。intel Core i5相当であれば20,000円前後ですが、Corei7では40,000円程度です。

ゲーミングPCに使われることの多い「Ryzen 9 3950X BOX」は10万円前後と、高額なCPUもあります。

5-2.パソコンを買い替える

CPU以外のパーツも寿命を迎えている場合や、交換できるパーツが高額な場合はパソコンを買い替えてしまうというのも選択肢の1つです

買い替えるときは、できるだけ高性能のCPUを搭載したモデルを選びましょう。なお買い替えた場合は、CPUのみ交換した場合と違ってデータ移行が必要です。

自分で移行作業を行うときは外付けHDDを用意し、一度HDDにデータをコピーしてから新しいパソコンに移動させる方法が一般的です。

しかし、この方法ができるのは既存のパソコンが通常に起動できる場合に限ります。既にCPUが寿命を迎え、再起動を繰り返したり起動しなかったりする場合は難しいでしょう。

ですので、パソコン初心者の方は修理業者に依頼するのがベストです。

CPUが壊れて寿命を迎えることはまれです

CPUは寿命が提示されておらず、基本的には壊れにくいパーツです。しかし、パソコン全体として考えると10年程度でさまざまなパーツに不具合が起きやすくなります。そのため、CPUの寿命なのかその他のパーツの問題なのか、ただちにわからないことも少なくありません。原因によっては掃除だけで済むこともあったり、安価なパーツの交換だけで解決する可能性があります。まずは専門家に相談して、原因を明らかにしてみましょう。

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