テレワーク中のパソコンの動作が遅い!重い!対処の仕方を説明

テレワーク中のパソコンの動作が遅い!重い!対処の仕方を説明
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テレワークでパソコンの動作が遅くなる理由を説明

テレワークで作業をする際にパソコンの動作が遅くなることがあります。

テレワークの場合、作業の全てをオンライン上で進めていくので必然的にパソコンの負荷も大きくなり、結果としてパソコンの動作も遅くなりやすいです。

今回はテレワークでパソコンの動作が遅くなる原因と対策を紹介していきます。

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リモートワークで重たくなる事例

  • ZOOMなどのビデオチャット:映像にブロックノイズが乗る。音声や映像が途切れる。遅延する。
  • Splashtopなどのリモートデスクトップ:マウスカーソルの遅延によるズレ、画面の遅延、接続の解除

テレワークをする場合には、普段の業務で使っているソフトに加えてZOOMによるWEB会議やMicrosoft Officeなどのツールを同時に利用する必要があるため、円滑に仕事を進めるためにはある程度ハイスペックなパソコンが必要になります。

必ずハイスペックでなければいけないというわけではありませんが、CPUは高速処理が可能なもの、メモリーは容量が多いものに越したことはありません。

特にメモリが4GBしかないとExcelとブラウザだけでも重たくなるため、会議ツールを同時に立ち上げることは困難です。

パソコンのCPUは最低でもCorei3、メモリも8GBは必要ですが、16GB以上を推奨します。

ドライブの容量が不足している

ドライブの容量が限界に近い場合、パソコンの動作にも影響してきます。ドライブが容量不足となることで、パソコンの処理速度が低下し、テレワークで作業を進めるのが遅くなってしまいます。

この場合、使用しないファイルの削除や大容量のHDDやSSDに換装することで解決できます。

パソコンに内蔵されてるのがHDDであれば、HDDよりもSSDの方が書き込みが高速で、パソコンの動作も早くなり、より快適にテレワークで作業を進めることが可能になります。

使用されてるパソコンが内蔵HDDの場合は内蔵SSDへの換装をオススメいたします。

インターネットネット回線が遅い

契約しているプロバイダーのプランを確認してみましょう。CATVのインターネットでもプラン上は320Mbps程度であることが多いですが、実際には速度が落ちることもよく聞かれます。そもそもネットの回線の段階でスピードが遅ければ、それに付随してパソコンにも遅延が発生し、結果的にパソコン全体の動作も遅く感じられます。

Wi-Fiが遅い

インターネット回線そのものは高速に通信できている場合に多いのがWi-Fiによる速度の低下です。

Wi-Fiが原因である場合には場合は主に3点確認しましょう

  • 同時接続台数
  • Wi-Fiの規格
  • パソコンの設置場所

同時接続台数

自宅などで家族が動画配信をしたりネット対策のゲームをしたりしているとWi-Fiの処理が追い付かず、リモートワークをしているパソコンの通信状態にも影響を及ぼすことがあります。また最近は1人1台スマホを持っているので、同時に接続している機器の数が大幅に増えています。本体の箱や説明書に書いてある同時接続台数を確認してみてください。

Wi-Fiの規格

Wi-Fiには通信速度の違いによって複数のバージョンがあります。例えばIEEE802.11b場合、最大通信速度は11Mbpsしかありません。昔のWi-Fi機器を一度も取り換えていなければ、まだIEEE802.11bやgを使っていることも考えられます。

Wi-Fiを新しくするのはもちろんですが、通信しているパソコン側の規格も確認する必要があります。

高速な通信が可能な、IEEE802.11acやIEEE802.11axに取り換えることがオススメです。IEEE802.11axの最大通信速度は9.6Gbpsを実現しています。

またPCに内蔵されているWi-Fiのネットワークカードを取り換えるのがは面倒な場合には、手軽に取り付けられる外付けの無線LANアダプターを検討してみてください。

パソコンの設置場所

Wi-Fiのスピードが落ちる原因として最も多いのが設置場所です。Wi-Fiルーターから近い場所で使用できればよいですが、常に近い場所で使えるとは限りません。テレワークであれば書斎にこもったり、リビングも端の方にパソコンを置いて使うことも多いでしょう。

Wi-Fiの電波が届かない場合の解決策としては、中継器やメッシュWi-Fiを利用するという方法があります。どちらも電波の飛距離を伸ばすことができます。非常に広い家ではメッシュWi-Fiの方がオススメです。

設置場所でいえば、Wi-Fiルーターとパソコンの間に電子レンジがある場合に電波の干渉が起こり通信が切れることがあります。これは電子レンジの発する電波が2.4GHz帯であることに起因します。

ZOOMで会議をしていて、毎回夕方になると電波が切れる。調べてみると料理をしている時間だったということがあります。

5GHz帯の通信を使うことで解決できます。

セキュリティ対策ソフトが重たい

パソコンを守ってくれるセキュリティ対策ソフト。常に監視してウイルスの起動を見張ったり、新種のウイルスを調べ、不正サイトにアクセスしようとすれば止めてくれるなど豊富な機能があるため、パソコン全体の動作を遅くする原因になることがあります。

セキュリティ性能と動作の軽快さはトレードオフの関係にありますが、あまりに支障がある場合はソフトを別のソフトに変えるのも一つの方法です。ソフトの設定画面を開き、すべての機能を一時停止してみましょう、。パソコンが遅い原因がセキュリティ対策ソフトにあるのか確認することができます。

怪しいソフトウェアはインストールしない

怪しいソフトウェアはインストールしないようにしてください。もし、悪意のあるソフトウェアだと、インストールしてしまえば、セキュリティー機能でも防ぐことが難しい場合があります。

ソフトウェアは安心してインストールできる場所から行いましょう。また、不要なソフトウェアをアンインストールすることもオススメします。

パソコンの設定を変更する

テレワークで動作が遅い場合、パソコンの設定を変更することで動作を軽くすることができます。下記よりご説明していきます。

スタートアップアプリを無効にする

パソコンではソフトウェアを使用していなくても、起動時に自動的に立ち上がるスタートアップアプリが複数動作していることがあります。

その場合はパソコンの処理速度が使われてしまうので、Windows 10の場合は設定のアプリと機能からスタートアップを開いて、不要なアプリをOFFにしましょう

同様にバックグラウンドアプリの無効化も有効なので、様々なソフトウェアがバックグラウンドで動作しているのであれば、Windows 10の場合は設定のプライバシーからバックグラウンドアプリを開き、未使用のソフトウェアをOFFにしましょう

高速スタートアップを有効にする

高速スタートアップはWindows 8から追加された機能で有効にすると、シャットダウンしているパソコンを素早く起動することが可能になります。

電源をOFFにしてからの起動が遅いと感じるのであれば、高速スタートアップの設定がOFFになってる場合もあるので、設定をONに変更してみてください。

高速スタートアップの設定手順

  1. コントロールパネルを開く
  2. システムとセキュリティを開く
  3. 電源オプションのシャットダウン設定で確認
  4. 高速スタートアップのチェックが外れている場合はチェックする

自動メンテナンスの停止

自動メンテナンスは毎日スケジュール通りにアップデートやシステムのスキャンをチェックして自動で行ってくれる機能で、設定することでパソコンをセキュリティー面でも安心して使うことができます。

ただ、自動メンテナンス中はパソコンの動作が遅くなり、テレワークで作業中に各種ソフトウェアを同時に使用していると、よりパソコンに負荷がかかって、まともに動作できなくなってしまうこともあります。

テレワークで作業をする際は自動メンテナンスの停止や、スケジュールを夜中に変更することで遅い動作を改善できる可能性があります。

自動メンテナンスの設定変更手順

  1. コントロールパネルのシステムとセキュリティを開く
  2. セキュリティーとメンテナンスを開く
  3. 自動メンテナンスが実行中であれば、メンテナンスの停止をクリック

自動メンテナンスのスケジュールを変更する手順

  1. コントロールパネルのシステムとセキュリティを開く
  2. セキュリティーとメンテナンスを開く
  3. メンテナンスの設定を開く
  4. メンテナンスタスクの実行時刻にパソコンを使用しない夜中の時間を設定する

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テレワークの注意点

テレワークでは会社用パソコンをそのまま自宅に持ち帰ることもあるので、その道中でパソコンに衝撃を加えた結果、パーツなどの不具合が起こり、結果動作が遅くなる可能性もあるのでご注意ください。

また、テレワークでは普段サーバーに保存しているファイルを、いざという時のためにローカルでも作業ができるようにパソコンに保存する場合もあります。パソコン内に必要以上にファイルを保存した結果、容量が圧迫されて、動作が遅くなるということもあります。

テレワーク中のパソコンの動作が重くなる要因は複数あるので、様々な注意が必要になります。

パソコン動作改善ならPCホスピタルにお任せください

いかがでしたでしょうか。

テレワークの場合、どうしてもオンライン上で複数の作業を進めるため、パソコンに負荷がかかりやすくなります。結果、パソコンの動作も遅くなりやすいです。

テレワーク中のパソコンの動作が遅い場合、様々な解決方法がありますので、テレワーク中のパソコンの遅い動作が改善されない、改善をお願いしたいという方はPCホスピタルにご依頼ください。

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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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