Alienwareが重い!ゲーミングパソコンの重さの原因と対処法

ゲーミングPCの動作改善

Alienware(エイリアンウェア)はDELLから発売されているゲーミングパソコンのブランドです。本格派3Dゲームが快適にプレイできるハイエンドマシンが勢揃いしていますが、中にはパソコンの動作が重いことに悩まされている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、Alienwareが重い原因と対処法を、ソフトウェアとハードウェアの両面から解説します。

1.ソフトウェア面の対処法

まずは、Alienwareが重いときにソフトウェア面でできる対処法について解説します。

1-1.CPUの使用状況を確認する

パソコンの動作が重いなど思うように動作しないときは、まずタスクマネージャーからCPUやメモリの使用率が高いアプリが動いていないかどうかを確認してみましょう。
こういったリソースを多く消費しているアプリがある場合、それを終了させることで状況が改善できる可能性があります。

  1. タスクマネージャーは、画面下部のタスクバーを右クリックするか、[Ctrl][Alt][Del]の3つのキーを同時押しすることで起動できます。
  2. タスクマネージャーが表示されたら、「詳細」タブを開くとCPUやメモリの使用量でアプリをソート(整列)します。
ゲームをストレスなく動かすためのパソコン性能

たとえば多くの人が使っているwebブラウザの「Google Chrome」は多くのメモリを使うことで知られるアプリですので、メモリの消費順にソートすると上位にくることが少なくありません。
このように、立ち上げているだけでパソコンのリソースを消費するアプリを閉じると負荷が軽減され、動作を軽くできる可能性があります。

リソースを消費しているアプリの名前は「chrome.exe」などプログラム名になっているため、どのアプリなのか特定できないこともあります。
そんなときは、名前を右クリックして「オンライン検索」を選択すると、ブラウザが立ち上がり名前で検索可能です。
終了させても問題ないアプリであれば、選択して「タスクの終了」をクリックし閉じてしまいましょう。

1-2.ウイルスに感染していないか確認する

コンピューターウイルスなどのマルウェア(パソコンに悪影響を及ぼす悪意のあるソフトウェア)が入ってしまっていることで動作が重くなることもあります。
念のためセキュリティソフトでパソコンや外付けHDDをスキャンしてみましょう。もし「疑わしいメールに記載してあったURLをクリックした」「見たことのないwebサイトにアクセスした」「webサイトに促されプラグインなどをインストールした」といった心当たりがある場合は、特に念入りにチェックします。
偽のwebサイトや悪意によって外部から書き換えられたサイトからマルウェアをインストールさせるのは、サイバー攻撃者のよくある手口です。

こういったマルウェアは一度感染してしまうと、動作が重くなるだけではなく各方面で被害が発生するため、感染しないように対策をとることが重要です。
Windows 10であれば標準で入っているWindows Defenderを有効にしておきましょう。そのほかのOSを使用中のときは、セキュリティソフトを常に最新の状態に保つようにします。
さらに、インターネット閲覧中に偽のソフトをインストールしてしまった可能性がないかも検証しましょう。「セキュリティに問題がある」などと脅して導入させ、わざと動作が重くなるなどの不具合を出して製品版を買わせようとする手法もあります。

1-3.スタートアップが多すぎないか確認する

Windowsの起動と同時に自動で立ち上がるスタートアップアプリが多いことも、動作が重くなる原因となります。
負荷のかかっているアプリは下記の手順で確認します。

  1. タスクバー上で右クリックして「タスクマネージャー」を立ち上げます。
  2. 「詳細」から「スタートアップ」のタブをチェックしてみましょう。
  3. 表示が「有効」となっているものがWindowsの起動と同時に立ち上がるソフトウェアです。
  4. 「スタートアップへの負荷」という項目で、負荷のかかり具合を確認します。

「OneDrive」や「DropBox」といったオンラインストレージを管理するソフトや、「Skype」「Discord」といった通話アプリは負荷が高いため、選択して「無効にする」をクリックし、同時起動を避けると動作が改善します。
オンラインゲームをしながら通話をしたいときは、通話はスマホで行うなどの工夫で負荷を軽減できます。
プログラム名からどのアプリなのか特定できないときは、名前を右クリックして「オンライン検索」を選択すると、ブラウザが立ち上がり名前で検索可能です。

ただし、セキュリティソフトを無効にするのは大変危険ですので、無効化はそれ以外のアプリから行うようにしましょう。

1-4.ハードディスクのデフラグを行う

デフラグとはファイルの断片化を解消することです。
パソコンがハードディスクドライブ(HDD)にアクセスするとき、何度も読み書きを繰り返すとしだいに連続した領域に収まらなくなり、あちこちに分断されて保存されるようになります。そうなると1つのデータを開くのにあちこちの領域を読み込まなくてはならず、時間がかかる原因となります。デフラグを実行すれば、散らばったデータをきちんと整列させることによって動作や起動スピードを改善することが可能です。

Windowsには標準でデフラグの機能が搭載されているため、それを利用しましょう。

  1. 「スタート」から「Windows システム ツール」を選択し「コントロールパネル」を開きます。
  2. 「システムとセキュリティ」の中にある「管理ツール」→「ドライブのデフラグと最適化」を選択します。
  3. ドライブの一覧が表示されたら、デフラグしたいドライブを選択して「最適化」をクリックします。
  4. 現在の状態に「OK」と表示されれば完了です。

ただしHDDではなくSSDを搭載している場合は、Windows標準搭載のデフラグ機能だと効果が薄いことがあります。専用のツールを用いることも検討するといいでしょう。

1-5.ストレージの空き容量を確認する

HDDやSSDといった内部ストレージの空き容量が少ないことも、動作が重くなる原因となり得ます。

  1. エクスプローラーからWindows 10の場合は「PC」、Windows 7の場合は「コンピュータ」を開きます。
  2. 該当するストレージのアイコンを右クリックして「プロパティ」を開くと容量をどのくらい使用しているかを見ることができます。

使用済みの青い部分が多ければ、空き容量が不足している可能性が高いでしょう。

プロパティのウィンドウにある「ディスクのクリーンアップ」を選択し、はじめからチェックが入っている項目を対象にクリーンアップを実行すると空き容量を増やすことができます。
ディスクのクリーンアップをしてもあまり改善されないときは、不要なファイルを削除し、使わないソフトをアンインストールしましょう。
高機能で容量を必要とするソフトウェアをアンインストールすれば、その分、多くの空き容量が確保できます。

1-6.クリーンブートを行う

クリーンブートとは、Windowsを最小限の構成で起動させることです。
ドライバが競合しているなどのトラブルが起きている場合、クリーンブートを行うことで原因が特定しやすくなります。
Windows 10でのやり方は下記のとおりです。

  1. まず、管理者権限でログオンします。
  2. タスクバーの検索ボックスに「msconfig」と入力してOKを押し、システム構成のウィンドウを立ち上げます。
  3. 「サービス」タブに切り替え、「Microsoftのサービスをすべて隠す」を選択し、「すべて無効」をクリックしましょう。
  4. さらに「スタートアップ」タブから「タスクマネージャー」を開き、有効になっている項目を「無効」に切り替えます。
  5. 「システム構成」の「スタートアップ」タブに戻って「OK」を押すとパソコンが再起動され、クリーンブートの環境となります。
  6. 起動後、スタートアッププログラムを1つずつ有効にし、パソコンが重くなっている原因を特定していきましょう。

原因がわかれば、スタートアップで起動させない、アンインストールするといった対処が可能です。

1-7.電源設定を高パフォーマンスにする

電源設定を見直すことでパフォーマンスが改善するケースもあります。
特にノートパソコンの場合はバッテリーで動くことを想定した電源プログラムに設定されていることがあるため、必ずチェックしておきましょう。
変更する手順は下記のとおりです。

  1. スタートメニューの「Windows システム ツール」から「コントロールパネル」を開きます。
  2. 「システムとセキュリティ」の中にある「電源オプション」をクリックします。
  3. 電源プランが「バランス」「省電力」などに設定されていたら、「高パフォーマンス」に切り替えることによってパフォーマンスの向上が期待できます。

ただし切り替えることによって、消費電力が大きくなりバッテリーの減りも早くなるため、その点は気をつけておかなくてはなりません。

1-8.コンピュータのBIOSのアップデートをする

BIOSとは、パソコンの電源を入れると最初に実行される必須ソフトウェアです。キーボードやマウスといったパソコンの周辺機器の制御を行う役目を担っています。
このBIOSをアップデートすることで、ハードウェア機能の問題を解決できる可能性があります。

AlienwareシリーズのBIOS更新は、製造元であるDELLの公式サイトにある「ドライバおよびダウンロード」のページから行うことが可能です。
現在使っているAlienwareのサービスタグを入力するか、リストから機種を選択するかしてドライバリストを表示させ、その中からBIOSを探しましょう。該当するドライバがあればダウンロードのうえ、指示に従ってインストールを行います。

1-9.ePSAを実行する

Alienwareには「ePSA」と呼ばれる自己診断機能が備わっており、これを実行することでWindowsの外側からシステムに問題があるかどうかを診断可能です。

パソコンが思うように動作しないときは、この機能を試すことで原因を特定できる可能性があります。

  1. ePSAは、パソコンを起動してモニターにAlienwareのロゴが表示されたタイミングで[F12]キーを押すと実行できます。
  2. メニューが表示されたら、矢印キーで「Diagnostics(診断)」を選択し、エンターキーで確定しましょう。

あとはコンピュータが自動で診断を行ってくれます。実行後、エラーコードや診断コードが表示されたら、それをもとにDELLの公式サイトでどんなエラーが発生しているのかを調べることが可能です。

1-10.AlienRespawnを実行する

AlienRespawnとはAlienwareシリーズに元から入っているソフトウェアツールです。
データの手動バックアップやパソコンを工場出荷時の状態に戻す機能を持っています。さまざまな対処法を試しても動作が重くなる原因を特定できないときは、まっさらな状態に戻すのもひとつの方法です。
しかし、工場出荷時の状態に戻せば当然のことながらインストールしたソフトウェアや保存したデータはすべて削除されますので、バックアップをとってから実行するといいでしょう。

2.ハードウェア面の対処法

Alienwareの動作が重いとき、ソフトウェア面の対処法を試みてもあまり改善されないときは、ハードウェア面も見直す必要があります。
ソフトウェアでなくハードウェアの面から改善する方法についてご紹介します。

2-1.HDDやメモリを交換する

プレイしたいゲームや使いたいソフトウェアに対してパソコンのスペックが著しく低いときは、そのせいで動作が重い可能性が否めません。
メモリを増設する、HDDをより高性能なものにする、HDDをSSDに換装するなど、パーツをグレードアップすることで劇的な動作速度の改善が見込めます。

また、パソコンを構成するパーツは電子機器ですので、使っているうちに経年劣化し、放っておけば故障します。さらに温度の変化や衝撃などで物理的な損傷を負う可能性もゼロではありません。

パソコン内部から異音がする場合はHDDドライブに物理的な破損があることも考えられます。
さらに、突然電源が落ちる、ブルースクリーンが頻発するといったケースでは、メモリやマザーボード、グラフィックボードなどの重要なパーツに不具合が起こっている可能性があります。動作が重いだけではなく、物理的な不具合を示す症状が出てきたら、早めに修理やパーツの交換を検討したほうがいいでしょう。

2-2.パソコン内部の冷却性能を改善する

パソコンの頭脳にあたるCPUは高温になりやすく、熱くなりすぎると冷却するために処理能力を抑える仕組みを持っています。放熱がうまくいっていないがためにCPUが本来の性能を発揮できず、動作が重くなっているとしたら、冷却性能の改善が必要です。
冷却ファンやヒートシンクにホコリがたまっている場合は、それを取りのぞくだけでかなり改善することがありますので、一度掃除をしてみるといいでしょう。

そのほか、排気口を壁に密着させていたり、パソコン本体を温度が高くなりやすい場所に置いていたりするのもよくありません。
パソコンは風通しのいい場所に設置し、室内の温度も低めに設定します。

使い始めてから年数が経過しているパソコンであれば、分解してCPUグリスを塗りなおすのも有効です。
Alienwareのように、本格的なゲームをストレスなく動かすためのパソコンでは、冷却性能は特に重要です。
冷却性能が低下していると放熱が追いつかず、CPUやGPUがすぐに高温を持ってしまい、処理能力が著しく低下します。

改善されない場合は修理の検討を

この記事では、DELLのAlienwareの動作が重いときの対処法についてご紹介しました。
もし、さまざまな方法を試しても状況が改善されない場合は、内部のパーツが故障している可能性もあります。
ドクター・ホームネットではパソコン修理やトラブル相談を受け付けており、手間と知識が必要なパーツの交換も請け負っています。「故障かもしれない」と感じたときは、ぜひ一度相談してみてください。

DELLのパソコンの修理や動作改善
出張/持込/宅配でパソコン修理・設定
パソコンのトラブル解決シミュレーター 対応方法や料金を確認したい方はこちらをクリック
もしもの時の印刷用資料
24時間受付 Webで申し込む
パソコンのトラブル解決シミュレーター 対応方法や料金を確認したい方はこちらをクリック連絡先に追加する