パソコン操作中にマイクロソフトと書かれた警告表示!これってウイルス?

パソコンに警告画面が出たときのチェックポイント

パソコンを使っていると、ときどき「Microsoft」と書かれた警告が出てくることがあります。ウイルスに感染してしまったのか、それとも詐欺のようなものなのか、判断できずに不安になってしまう人も多いでしょう。そこで、表示された警告が本当にMicrosoftのものなのかどうかを判断する方法や、警告が出てきたときの対処方法などについてまとめました。

1.MicrosoftやWindowsと書かれた警告表示が!

インターネットで調べ物をしたり、ネットサーフィンを楽しんだりしていると、閲覧中のホームページが突然切り替わって「ウイルスに感染しています」のような警告文が表示されることがあります。警告文にはさまざまなバリエーションがあり、「トロイの木馬e.tre456_wormに感染しています」のように非常に具体的なものや、「Windowsセキュリティシステムが破損しています」のような危機感を煽る内容のものもあります。

詐欺などの悪質なページだということが一目でわかる場合もありますが、「Microsoft」や「Windows」の公式ページとそっくりなデザインになっていて本物と区別がつきにくいことも少なくありません。「本当にウイルスに感染してしまったのかもしれない」と思って、不安になることもあるでしょう。

しかし、結論から言えば、このような警告文が表示されただけで不安に思う必要はありません。たとえ本当に悪意のあるページだったとしても、それが表示されただけでパソコンがウイルスに感染したり、システム破損などのダメージを受けたりすることはほとんどないためです。インターネットで怪しい警告文を目にしたら、すみやかにそのページを離れることが大切です。言われるがままにリンクをクリックするようなことは避け、そのままブラウザのタブやウィンドウを閉じるようにしましょう。

2.怪しい警告表示かどうかを判断するには?

インターネットには怪しいページも存在するということは、多くの人が認識しているのではないでしょうか。しかし、実際に警告文を目にすると、「もし本当に対処が必要な警告だったらどうしよう」などと考えて焦ってしまうものです。焦らずに対処するには、悪質なページと公式な情報を見分けるためのポイントをおさえておくのがよいでしょう。ここでは、いざというときに役立つ3つの見分け方について紹介します。

2-1.URLが公式ではない

1つ目のポイントは、URLが公式なものかどうかです。公式な情報は、必ず公式サイトから発信されます。いま見ているページが公式サイト内のものかどうかを判断するためには、URLを確認するとよいでしょう。URLはインターネットにあるすべてのページに割り振られており、ブラウザのアドレスバーで確認できます。

最初にチェックすべきなのは、通信が保護されているかどうかです。URLの先頭が「https://」と「http://」のどちらになっているか確認しましょう。前者のようになっていれば、通信は保護された状態です。後者の場合は保護されていない状態なので、非公式な情報の可能性があります。なお、ブラウザによっては、保護された通信になっているかどうかをURLの隣にある鍵のアイコンで簡単に見分けられるようになっています。

通信が保護されていることを確認できたら、次はドメインを確認しましょう。ドメインとはURLの先頭にある「https://」の次の部分のことで、公式サイトには必ず公式のドメインが使われています。例えば、Microsoftの公式サイトの場合は「microsoft.com」が公式なドメインです。ドメインの左側にはピリオドで区切って「www.」などが追加されていることもありますが、これも公式なものです。もし、URLに含まれるドメインが公式なものになっていなければ、偽物の情報だと判断してよいでしょう。

2-2.セキュリティソフトからの警告ではない

2つ目のポイントは、セキュリティソフトが出している警告かどうかです。OSやブラウザはセキュリティに配慮して開発されていますが、ウイルスに関する警告文を表示するような機能は最小限のものしか備えていません。本物の情報としてウイルス感染についてのメッセージを表示する可能性があるのは、セキュリティソフトだけだと考えてよいでしょう。そのため、パソコンにインストールされているセキュリティソフトからのものではないメッセージが表示されたときは、偽物だと判断できます。

悪意のあるページのなかには、いかにもセキュリティソフトが働いたかのように装ったデザインで警告文を表示するものも存在します。しかし、そのような偽物も見破ることが可能です。セキュリティソフトが正しく働いていれば、たとえ悪意のあるページにアクセスしようとしても、ユーザーが被害に遭うことを未然に防いでくれるためです。したがって、「ウイルスに感染しています」のような警告文がいきなり表示されたのだとしたら、それはセキュリティソフトからのメッセージではありません。

また、セキュリティソフトでさえ見逃してしまうようなウイルスをOSやブラウザが検出することは考えられないため、このようなメッセージはすべて偽物だと判断してよいでしょう。

2-3.警告音を鳴らすなど恐怖心を煽ってくる

3つ目のポイントは、恐怖心を煽っているかどうかです。悪意のあるページには、必要以上にユーザーを不安にさせるという特徴があります。恐怖心につけこんで危険なソフトをインストールさせたり、個人情報を入力させたりといった行動を誘っているのです。例えば、「ウイルスに感染しています」という表示とともに、警告音を鳴らして不安を与えようとします。スマートフォンのバイブ機能を悪用することで本体を振動させて、いかにも緊急の対処が必要なのだと思い込ませようとする場合もあります。

公式サイトによる情報やセキュリティソフトが出すメッセージでは、危機感を煽るような手法が使われることはまず考えられません。もし、必要以上に不安をかきたてるような演出がみられたら、偽物の情報だと判断して間違いないでしょう。このような場合は、あわててクリックすると本当にウイルスに感染してしまうこともあるので、落ち着いてブラウザの画面を閉じることが大切です。画面を閉じれば警告表示は消え、警告音やバイブも止まります。

3.クリックしたらどうなるの?

偽物の警告表示の多くには、警告を解除できるソフトなどを案内するためのリンクも掲載されています。しかし、このようなページはユーザーに損害を与えたり、個人情報などを騙し取ったりすることが目的ですから、解除方法も偽物です。では、これらのリンクを言われるがままにクリックしてしまったら、どうなってしまうのでしょうか。その場合、悪意のあるソフトをインストールするためのページが開いたり、勝手にダウンロードしてしまったりする可能性があります。結果的に、パソコンにウイルスが入り込んでしまう事態にもなりかねません。

また、場合によっては、リンクをクリックする以外の解除方法が掲載されていることもあるので注意しましょう。例えば、「今すぐこちらに電話してください」という表示があり、実際に電話をかけるとオペレーターにつながるというケースもあります。もちろん、これも偽物です。案内された通りにすると、リモート接続(遠隔操作)ソフトをインストールさせられてパソコンを乗っ取られたり、クレジットカード番号などの個人情報を聞き出されたりする恐れがあります。

電話ではなく、入力フォームが使われるケースもあります。これらは、警告の解除に必要な手続きだと偽って個人情報を盗み取ろうとするものです。クレジットカード番号のほか、メールアドレスやパスワード、住所や電話番号なども不用意に入力しないように気をつけましょう。

4.無視したいけど警告表示を閉じられない時は?

偽物の警告表示は、無視して閉じるのが最善策です。しかし、閉じられなくなってしまう場合もあります。悪意のあるページには、ブラウザのタブやウィンドウを閉じにくくするような仕組みが入っていることがあるためです。ブラウザの動きが固まって閉じられなくなったり、閉じてもまた新しいページが勝手に開いてしまったりします。このような場合は、ブラウザを強制終了させましょう。

Windowsの場合は、タスクマネージャーを使えばブラウザを強制終了させることが可能です。タスクマネージャーを起動したら、アプリ一覧から使用中のブラウザを選び「タスクの終了」を押します。この操作で警告表示が消え、警告音が鳴っている場合も鳴り止みます。

5.警告表示に何らかの反応をしてしまった場合の対処法

怪しい警告表示は無視するのが原則だとわかっていても、そのようなページにはじめて出会ったときは、つい焦ってしまい言われた通りにしてしまうこともあるかもしれません。ここでは、偽物の案内にしたがってすでにソフトをインストールしてしまった場合や、クレジットカード番号を教えてしまった場合の対処方法について紹介します。

5-1.ソフトをインストールした

警告表示にしたがってソフトをインストールしてしまった場合は、すでにウイルスに感染している恐れがあります。そのまま放置すると、第三者によってパソコンの利用状況を監視されたり、パソコンそのものを乗っ取られたりするかもしれません。まずは、インストールした覚えのあるソフトを可能な限りアンインストールしましょう。Windowsを使っていて、インストール前に復元ポイントを作成してあった場合は、「システムの復元」を実行するのも有効な手段です。

ソフトのアンインストールやシステムの復元を行っても、本当にウイルスを取り除くことができたのかどうか不安に感じるかもしれません。ウイルスが残っていないことを確認するためには、セキュリティソフトを使ってパソコン全体をスキャンしておくのがおすすめです。自分だけでウイルスに対処するのは困難な場合が多いですが、セキュリティソフトの力を借りれば安全性が高まります。

5-2.電話やフォーム入力でクレジットカード情報を教えた

クレジットカード情報を教えてしまった場合には、すぐに対処が必要です。電話で聞かれた場合も、画面に表示された入力フォームなどでカード番号を送信してしまった場合も変わりません。パソコンの操作がからむとつい難しく考えてしまいがちですが、クレジットカードそのものを盗まれたのと同じような状況だと考えましょう。まず必要なのは、カード会社に連絡して、ただちにクレジットカードを利用停止にしてもらうことです。また、身に覚えのない支払いが行われていないかどうか、利用履歴もチェックしておくとよいでしょう。

6.警告表示をすぐに消した!そのあと何か対処した方がいいの?

何もせずに警告表示をすぐに閉じたのなら、もうそのページにアクセスしないようにすれば基本的に問題はありません。しかし、一度訪れたページの情報はブラウザの閲覧履歴に残ってしまいます。うっかり履歴をたどってアクセスしてしまうことがないよう、該当ページは履歴の一覧から削除しておくとよいでしょう。

また、閲覧したページの情報は、履歴以外にもキャッシュやCookieなどに残っています。キャッシュとはページの内容を一時的に保存したもの、Cookieとはユーザーの情報を一時的に保存したもののことです。今後も安心してインターネットを利用するには、これらも削除しておいたほうがよいでしょう。キャッシュやCookieの削除は、ブラウザの設定画面から行えます。

7.セキュリティソフトを入れて備えておこう!

インターネットを利用する以上、ウイルス感染のリスクは避けられません。万が一のときでも被害を最小限におさえるには、セキュリティソフトによる備えが大切です。セキュリティソフトにはさまざまな種類がありますが、ここではWindowsユーザーが無料で使えるものを紹介します。

7-1.Microsoft Security Essentials

「Microsoft Security Essentials」は、Windowsの開発元であるMicrosoftが無償提供しているセキュリティソフトです。インストールしておけば、ウイルスなどの悪意あるソフトからパソコンを保護してくれます。インストールするにはMicrosoft公式サイトにアクセスし、使用言語やOSの種類を選んでダウンロードします。ただし、後述する「Windows Defender」がプリインストールされているパソコンの場合は、「Microsoft Security Essentials」を入手する必要はありません。

7-2.Windows Defender ウイルス対策とは?

「Windows Defender」も、Microsoftによる無償のセキュリティソフトです。ウイルス対策のほか、個人情報を盗み取ろうとするなどの悪意があるソフトから守ってくれる機能も備わっています。Windows 10を利用している場合はプリインストールされているので、ダウンロード不要で利用を開始できます。また、試用期間が過ぎると有料になるというようなこともなく、ずっと無料で使い続けられるのもうれしい点です。

なお、Windowsにはパスワードの代わりに顔や指紋を使う「生体認証」や、子どもを守るための「保護者による制限」も搭載されています。より安心して利用できるパソコン環境をつくるには、「Windows Defender」とあわせてこれらの機能を活用することも検討してみるとよいでしょう。

警告表示は焦って反応しない!

インターネットの利用には、ウイルス感染や情報を騙し取ろうとする悪質なページとの遭遇といったリスクがあります。「Microsoft」や「Windows」と書かれた警告表示が出た場合は、すぐに言われたままに行動するのではなく、まずは焦らず情報の真偽を確かめることが大切です。また、これらのリスクを避けるために、セキュリティソフトをインストールするなどの対策を日頃から行っておきましょう。

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