スマホが壊れた?スマホの復旧・データを取り出す方法を解説

スマホが壊れた?スマホの復旧・データを取り出す方法を解説

スマホは防水性能などが向上し、簡単に故障しないように日々進化しています。しかし、精密機械なので、日常生活のちょっとした事故で故障してしまう可能性も十分にあります。修理に出すとスマホに保存しておいたデータが初期化されてしまう場合が多いので、その前に大事なデータを取り出しておきましょう。この記事ではスマホが壊れたと思ったときにやるべきことや、スマホからデータを取り出す方法について解説します。

1.スマホが壊れたと思ったら!まずやるべきことは?

日常生活の中で、うっかりスマホを落としたり、水の中に水没させたりすることはよくあります。「スマホが壊れたか」と思ったときに、やるべきことを説明します。

1-1.画面が映らない場合は単純にバッテリ切れの可能性も

スマホの画面が映らなくなったら、故障したと思う人が多いのではないでしょうか。しかし、実際にはスマホの故障ではなく、バッテリ切れやソフトウェアの障害である可能性もあります。これらの場合は簡単に回復できるので、以下の対処方法を順番に試してみましょう。

1-1-1.スマホを充電してみる

バッテリの残量が完全になくなってしまうと、電源を入れても何も反応しなくなります。それで、故障だと勘違いする人も多いようです。実際、大手キャリアへ持ち込まれる修理依頼のうち、画面が映らなくなった場合の半分以上の原因がバッテリ切れだと言われています。バッテリ切れの場合は、充電してもある程度の容量にならないと起動できないため、1時間程度、電源を入れずに充電してみましょう。

1-1-2.充電ケーブルを変えてみる

充電ケーブルの劣化で充電できていないこともよくあるケースです。充電ケーブルは毎日のように使用して、折り曲げたり、丸めたりして持ち歩くケースも多いでしょう。充電ケーブルは意外と劣化しやすいパーツなのです。特に、100円ショップなどで販売している安価なケーブルは、断線しやすいので注意が必要です。この場合は、他の充電ケーブルを使用してみましょう。持ち合わせのケーブルが無ければ、キャリアが運営するショップでも充電可能です。

1-1-3.スマホを強制終了してみる

スマホ自体の故障ではなく、OS(オペレーティングシステム)やアプリのトラブルで画面が表示されずに、そのままフリーズしている可能性もあります。この場合は、いったん強制終了してから、再起動することで復旧できるので試してみましょう。強制終了の方法は機種によって異なります。Androidの場合は電源ボタンのみ、または、電源ボタンと音量ボタン(上げる/下げるのどちらか)を同時に、10秒前後長く押し続けると強制終了できる機種がほとんどです。iPhoneの場合は少し複雑です。iPhone6以前では電源ボタンとホームボタンを同時に長く押し、iPhone7では電源ボタンと音量(下)ボタンを同時に長く押します。iPhone8以降では、音量ボタン(上)を1回押し、音量ボタン(下)を1回押し、電源ボタンを長く押すという操作が採用されています。

1-2.スマホを水没させてしまった場合

スマホを水の中に水没させてしまったら、どうすれば良いでしょうか。最近のスマホは防水機能に優れている機種が増えてきましたが、防水だからといって安心はできません。防水スマホでも水没による故障は発生しているのです。たとえば、イヤホンジャックやSIMカードを差し込む部分の蓋が緩んでいて、そこから水が浸入してくるケースがあります。また、スマホの防水防塵性能を表すIP規格は、常温の真水に対しての防水性能を示しているため、温水や海水に水没した場合は想定されていません。お風呂や海の中に落としてしまった場合は故障する可能性は高くなってしまいます。

1-2-1.絶対にやってはいけないこと

スマホを水没させたときに絶対にやってはいけないことが4つあります。第1は電源を入れることです。電源を入れると内部に侵入した水分で基盤や金属部品がショートして完全に故障し、データも破損してしまう危険性があります。電源が入っている場合はすぐに電源を切りましょう。第2は充電することです。充電するとスマホ内部に電流が流れ、電源を入れたときと同じ状態になってしまいます。第3はスマホを振ることです。水を切るためにスマホを振ってしまうと、水がスマホの内部まで入り込んでしまう危険性があります。第4はドライヤーで乾かすことです。スマホは精密機器のため熱に弱く、ドライヤーの温風で故障することもあります。冷風の場合でもイヤホンジャックやカードの差し込み口に付いた水を、奥まで侵入させてしまう危険もあるためドライヤーの使用はおすすめできません。

1-2-2.スマホを水没させたときの対処方法

スマホを水没させたときは、基盤がショートしないように電源を切って乾燥させることが重要になります。具体的な手順は以下の通りです。

  1. スマホの電源を切る
  2. スマホの表面や端子についている水分を丁寧に拭き取る
  3. 取り外し可能な部品をすべて取り外して、水分を丁寧に拭き取る(SIMカード、SDカード、バッテリ&バッテリカバーなど)
  4. USB端子などの蓋をすべて開いて水分を丁寧に拭き取る
  5. スマホ本体と部品を風通しの良い場所で自然乾燥させる(直射日光は避けること)

完全に乾燥させるには2~3日程度かかります。電源を入れて起動できれば問題ありませんが、基盤や金属部品が劣化している可能性もあります。大事なデータのバックアップは、必ずとっておきましょう。

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2.それでも映らない場合は

ここまで、スマホの画面が映らないときや、水没させてしまったときの対処方法を紹介してきましたが、それでも回復しない場合は故障している可能性が高くなります。その場合は新しい機種に買い替えるか、修理に出すしかありません。しかし、大手キャリアに修理に出すと、スマホのデータが初期化されてしまうケースがほとんどです。大事なデータや思い出の写真を失わないために、修理に出す前にバックアップを取っておきましょう。

2-1.スマホをテレビにつないでみる

故障したスマホからデータを取り出す方法は次の章で詳しく説明しますが、スマホをテレビにつないで、テレビのリモコンで操作できる場合があるので試してみましょう。Android端末の場合は「MHL」出力に対応していることが条件です。この場合は「MHL-HDMI変換アダプター」+「HDMIケーブル」でスマホとテレビを接続します。iPhoneの場合は「Lightning-HDMI変換アダプター」+「HDMIケーブル」でスマホとテレビを接続します。なお、利用するHDML変換アダプターがテレビのリモコン操作に対応していることと、テレビ側がリンク機能(HDMI-CEC)に対応していることが必要です。テレビのリモコンでスマホを操作できれば、スマホのデータをSDカードなどに取り出すことが可能になります。

2-2.修理に出す

スマホからデータを救い出したら修理に出しましょう。修理に出す場合は、キャリアショップやメーカーに依頼する場合と、街の修理ショップに依頼する方法があります。一般的にはキャリアショップに修理に出す場合が多いでしょう。メーカーと直結しているため安心して依頼できます。保証サービスやサポート契約をしていれば、機種交換も安くできる可能性があります。一方、街の修理ショップであれば、データを残したまま修理することが可能です。修理費用も安価というメリットがあります。修理時間も早く、画面の交換修理だけなら30分程度で完了する場合もあります。ただし、街の修理ショップ(非正規修理業者)で修理すると、その後は公式の修理を受けられなくなる場合があるので、よく検討してから修理に出しましょう。

3.データの復旧方法

スマホのデータはSDカードなどの取り外し可能な媒体に格納されているデータと、スマホの内蔵メモリに格納されているデータの2種類があります。また、それらのデータがクラウド上にバックアップされている場合もあり、それを含めると3種類です。ここでは、それぞれのデータの復旧方法(取り出し方法)について説明します。

3-1.SDカードを取り出す

スマホがAndroidであれば、SDカードに対応している機種が多いので、音楽データや写真、動画などSDカードに保存している場合が多いでしょう。SDカードには3種類(SD、miniSD、microSD)ありますが、現在の主流はmicroSDカードです。SDカードのデータを取り出すのは簡単で、スマホの電源を切ってからSDカードを引き抜くだけです。スマホを修理に出すときに、SDカードを抜いておいて、修理から帰ってきたら、また差し込んでおけば使えます。スマホ自体が完全にダメになって新しいスマホに買い替えた後でも、SDカードをそのまま使用することができます。ただし、新しいスマホにはSDカードが利用できない機種もあります。買い替えるときには、SDカードに対応しているかどうかを確認しましょう。

また、パソコンを持っていれば、SDカードからデータを取り出すことも可能です。SDカードスロットを搭載しているパソコンであれば、そこにSDカードを差し込むだけで読み書きできるようになります。SDカードスロットを搭載していない場合でも、SDカードリーダーをUSB端子に接続すれば、SDカードの読み書きが可能です。なお、SDカードは故障する可能性もあるので、大事なデータはパソコンにバックアップしておくことをおすすめします。

3-2.内蔵メモリから取り出す

スマホの内蔵メモリに保存されたデータを取り出すには、以下にあげる3つの方法があります。

3-2-1.パソコンと専用ソフトを使う方法

スマホの画面が映らなくても電源が入る状態であれば、パソコンに接続することでスマホのデータを読み書きできる可能性があります。iPhoneの場合には「iTunes」というソフトをパソコンにインストールする必要がありますが、Androidの場合は特別なソフトは不要です。まず、データ転送用のUSBケーブルでスマホをパソコンに接続してみましょう。これでパソコンがスマホを認識すれば、スマホのデータを取り出せる可能性は高くなります。ただし、スマホ側のUSB接続モードを「充電モード」から「データ転送モード」へ切り替える必要がある場合、スマホが操作できないと切り替えができません。 そこで、利用できるのが「dr.fone – Androidデータ復元」や「PhoneRescue」といった専用ソフトです。これらを利用すれば画面操作ができない壊れたスマホでも、データを復旧できます。ただし、利用できる機種には制限がある場合が多く、スマホをroot化して動作する機能もあります。スマホをroot化するとサポート対象外になりますので、ご自身の判断の上で実行してください。

3-2-2.大手キャリアのデータ復旧サービスを利用する

大手キャリアのスマホであれば、下記のデータ復旧サービスを利用できます。
・docomo:ケータイデータ復旧サービス
・au:データ復旧サービス
・SoftBank:メモリーデータ復旧サポート
いずれも、水濡れや破損などで電源が入らないスマホからデータを取り出してくれるサービスです。復旧可能なデータは電話帳、画像、動画、キャリアメールなどに限られますが、安心して利用できるところがメリットです。なお、復旧したデータを受け取れるまでには2週間程度かかります。

3-2-3.データ復旧業者に依頼する

一番確実なのがデータ復旧の専門業者に依頼することです。大手キャリアが復旧できないデータも復旧できる可能性があり、復旧にかかる期間も短期間で済む場合があります。ただし、料金が高くなるのがデメリットです。

3-3.クラウドサービスから取り出す

現在のスマホはクラウドにバックアップデータを保存している場合が多いです。この場合のクラウドとは、インターネット上にある自分専用の領域と考えて良いでしょう。iPhoneであれば「iCloud」、Androidであれば「Googleドライブ」が利用されています。クラウドにバックアップデータが保存されていれば、修理に出したときにスマホのデータが初期化されても、クラウドから復旧できるでしょう。

クラウドにデータがバックアップされているかどうかはスマホの設定次第となります。したがって、故障する前からスマホのバックアップ設定をONにしておく必要はありますが、初期状態でONになっている機種がほとんどです。ただし、クラウドには容量制限もあるので、全てのデータが保存されているとは限りません。

4.ログインIDも消えてしまう

スマホのデータを初期化すると、電話帳、メール、SNSメッセージ、写真・音楽といったデータの他にも、なくなってしまう情報があります。それはOSとアプリのログイン情報です。初期化したスマホを利用するには、OSへのログイン操作が必要になります。これを忘れてしまうとスマホを利用できなくなってしまいます。Androidの場合はGoogleアカウントのIDとパスワード、iPhoneの場合はApple IDとパスワードです。忘れないようにしっかりとメモしておきましょう。

そして、忘れがちなのがアプリのログイン情報です。LINE、Twitter、FacebookなどのSNSを含め、多くのアプリではログインして利用するものが多くなっています。一度、ログインしてしまえば、そのときのIDとパスワードが記憶されているので、次回利用するときのログイン操作は省略されます。しかし、スマホを初期化してしまうと、これらのIDとパスワードは消えてしまいます。バックアップしたデータを復旧したとしても、アプリのログイン情報は復旧されません。これらのアプリを利用する際には、再度、ログイン操作が必要になるのです。パスワードの再発行は可能ですが、IDも忘れた場合はログインできなくなってしまう場合もあります。アプリのログイン情報も忘れずにメモしておきましょう。

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5.壊れる前にデータはバックアップしておく

スマホが故障してからでは、データを取り出すのが困難な場合があり、データ復旧にも手間がかかります。もしものときのために、壊れる前からデータをバックアップしておきましょう。最後にバックアップの方法を3つ紹介します。

5-1.キャリアのクラウドサービスを使う

大手キャリアのスマホであれば、クラウドを利用したバックアップサービスが利用できます。これらのサービスを利用して、常に新しいデータをバックアップしておけば安心です。キャリアごとのサービス名と特徴を以下に紹介します。

5-1-1.docomo:ドコモアプリデータバックアップ

ドコモアプリのデータを自動でバックアップ・復元します。復元はアプリの初回起動時や、dアカウント設定時に自動的に行われるので、自分で復元する操作は必要ありません。無料で利用できて申し込みも不要です。ただしドコモのアプリにしか対応していません。

5-1-2.AU:データお預かり

スマホで撮影した写真やアドレス帳、その他のデータを簡単にバックアップすることが可能です。機種変更時のデータ移行にも利用できます。月額利用料は無料、申し込みは不要です。

5-1-3. SoftBank:あんしんバックアップ

専用のアプリケーションを利用して、電話帳、メールなどのデータ(機種により対象データが異なる)をクラウドやSDカードにバックアップ・復元することが可能です。機種変更時にも利用できます。月額使用料は無料で、専用アプリをインストールすれば利用できます。

5-2.OSのクラウドサービスを使う

大手キャリアのスマホでなくても、OSのアカウントに連動しているクラウドサービスへのバックアップ機能が利用可能です。スマホのバックアップ設定をONにしておけば、iPhoneであれば「iCloud」、Androidであれば「Googleドライブ」に、スマホ内のデータを自動的にバックアップできます。ただし、どちらのクラウドサービスも、保存できる容量には限りがあります。無料で利用できる容量は「Googleドライブ」が15GB、「iCloud」が5GBです。写真や動画などの容量が大きいファイルの場合、全てをバックアップするのは難しい場合があります。大事なデータがたくさんある場合は有料プランに変更するか、他の手段と併用することを検討しましょう。

たとえば、写真や動画は「Googleフォト」という、Googleが提供するクラウドサービスに保存することが可能で、iPhoneからでもGoogleアカウントを作成すれば利用できます。無料で利用できる容量は15GBですが、保存するファイルサイズの設定を変更することで(元のサイズ→高画質)、容量無制限で利用できます。

5-3.パソコンなどにバックアップ

クラウドサービスを利用すれば、自動でバックアップできるので便利ですが、保存できる容量には限りがあります。大量のデータをバックアップするには、パソコンや大容量のSDカードにバックアップする方法があります。

パソコンを持っている場合は、パソコンとスマホをデータ転送用のUSBケーブルで接続することで、スマホのデータをパソコンにバックアップすることが可能です。Androidの場合はUSBケーブルで接続した後、スマホ側のUSB接続モードをデータ転送モードに切り替えるだけで、スマホ内に保存されているデータの読み書きが可能になります。バックアップしたいデータを選んで、パソコンにコピーすればバックアップ完了です。iPhoneの場合は「iTunes」というソフトを利用して、スマホデータのバックアップを行います。

パソコンを持ってない場合は、SDカードなどの外部メモリへ直接バックアップすることが可能です。SDカードスロットを装備していないスマホでも、SDカードライターをUSB端子に接続すれば、専用アプリを利用してバックアップできます。

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