VersaProの動作が遅い?原因と対処法を徹底解説!

イライラする女性

VersaProはNECが発売している企業・官公庁向けのノートパソコンシリーズです。実用的なデザインと高いスペックが特徴ではあるものの、使い続けていると動作が遅くなることがあります。効率が重要なビジネスシーンでは、少しのもたつきが致命的になることもあるでしょう。買い換えや初期化をしたくなるかもしれませんが、もしかすると自力で高速化できるかもしれません。この記事では、パソコンの動作が遅いときの原因と対策を紹介します。

1.動作が遅い原因

イライラする人

パソコンの動作が遅いことでイライラした経験がある人は多いのではないのではないでしょうか。「なかなか立ち上がらない」「ファイルが開かない」「保存に時間がかかりすぎる」など、ひとつ作業をするたびに画面に砂時計マークを表示されれば、ついため息をつきたくなるものです。パソコンの動作が遅いというのは、ハードウェアとソフトウェアが絡む典型的な問題であり、サクサク動かすために高性能なパソコンを選ぶ人もいます。まずは、パソコンが遅くなる原因について紹介します。

1-1.メモリ不足

パソコンの「メモリ」とは、OSやアプリケーションソフトを起動させるためのデータを一時的に保存する役割を果たすパーツです。多ければ多いほどたくさんのデータを持つことができ、処理速度もアップします。人間で例えると、荷物を片手よりも両手で持ったほうがたくさんの荷物を持てるのと似ています。仕事でパソコンを使うときに、ブラウザやメールソフト、Office、PDFビューアなど、たくさんのソフトウェアを立ち上げたままにしていることはないでしょうか。それぞれのソフトウェアがメモリを使うため、同時に使うソフトウェアが増えれば増えるほどメモリの使用率が上がっていきます。

また、ビジネスに必要なソフトウェアで特にメモリを使うのが、Photoshopをはじめとする画像や動画を編集するものです。また、常駐させて使うセキュリティソフトが使うメモリも無視できません。こういったソフトを導入後にパソコンの動作が遅くなる、重くなるといったケースは多く、使用用途に見合うメモリを積むことが大切です。メモリ使用率の高いソフトウェアを使わないとしても、最低でも4GBはないと作業に支障が出るでしょう。また、パソコンがどの程度メモリを使っているかは、タスクマネージャーから確認できます。「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時に押し、タスクマネージャーを起動させ「パフォーマンス」のタブを開きましょう。使用率が60%を超えると高負荷な状態だといえます。

1-2.ハードディスクの容量不足

パソコンに内蔵されているハードディスクドライブは、製品によって容量が異なっています。その数値を超えてソフトウェアをインストールしたりデータを保存したりすることはできません。また、OSがインストールされているハードディスクドライブに上限ぎりぎりまでデータを入れて空き容量が少なくなってくると、動作がもたつく原因となります。少なくとも、全体の容量の30%程度は空けておくといいでしょう。ハードディスクドライブの空き容量の確認は、スタートメニューから開ける「Windows システム ツール」の中の「PC」から行います。「ローカルディスク」のアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択すると、使用している容量と空き容量が円グラフで表示されます。

1-3.常駐ソフト

常駐ソフトとは、OSの起動と同時に起動し、シャットダウンさせるまで動き続けるソフトウェアのことです。ユーザー自身で立ち上げることがないためつい見逃してしまいがちなものの、名前の通り常に動いているためじりじりとメモリを圧迫しかねません。パソコンをウイルスや不正アクセスから守るセキュリティソフトは代表的な常駐ソフトですが、切ってしまうとパソコンが無防備になってしまいます。セキュリティソフト以外にもパソコンの動作に必要な常駐ソフトは多く、無効にしても問題なソフトを見きわめるのはかなり困難です。常駐しないようにする前に、オフにしても問題がないかどうか慎重に確認してからにしましょう。

1-4.ウイルスの感染

ウイルス感染したパソコン

パソコンがウイルスやスパイウェアに感染したことで動作が遅くなることもあります。ウイルスやスパイウェアも一種のプログラムですので、悪さをするために常駐すれば動作が重くなる原因となります。新しいソフトウェアをインストールしたわけでもないのに急に遅くなったときは、ウイルスの感染を疑ってみましょう。ウイルスやスパイウェアは、疑わしいサイトを見たり怪しいソフトウェアをインストールしたりしたときに入り込んできます。

2.対処法

閃いた女性

このように、パソコンの動作が遅くなる原因はひとつではありません。いくつかの原因が重なっていることも考えられます。ここでは、改善のために自分でできる対処方法について紹介していきます。

2-1.CPUの使用状況を確認、空き容量を確保

まずは起動ドライブに空きを確保しましょう。Windowsの場合、デフォルトの状態から変更していなければCドライブが起動ドライブです。多くの場合、起動ドライブにはある程度の容量があるハードディスクドライブやSSD(ソリッドステートドライブ)が採用されています。まずは、当分使う予定のないファイルを別のドライブなどに移動させましょう。写真や画像、音声ファイルなどをたくさん保存しているとそれだけで容量を圧迫します。

次に、インストールしたものの使っていないアプリや不要なアプリをアンインストールしましょう。アンインストールは、スタートメニュー内にある歯車マークの「設定」から「アプリ」を選ぶと表示される「アプリと機能」から行えます。サイズの小さいアプリを削除しても効果は薄いため、サイズを基準にソートしてなるべく容量の大きいものを優先的にアンインストールします。これだけでかなりの空き容量が確保できるケースは少なくありません。

またWindows 10では、新しく入手するファイルの保存先をCドライブ以外の場所にあらかじめ変更しておくことが可能です。「設定」から「システム」を開き、「ストレージ」内の「新しいコンテンツの保存先」を選択すると、ファイルの種類ごとに細かく設定する画面が開きます。ここであらかじめDドライブなどに設定し、Cドライブを圧迫しないようにしておきましょう。

加えてやっておきたいのがディスクのクリーンアップです。インターネット一時ファイルなど、不要なファイルを削除してくれます。やり方はまず「エクスプローラー」や「Windows システム ツール」内の「PC」からクリーンアップしたいドライブ右クリックし、「プロパティ」を開きます。そのうえで「全般」タブにある「ディスクのクリーンアップ」のボタンを押すと、削除するファイルを選択する画面が出るので、消したいものにチェックを入れて「OK」を押せば完了です。

2-2.「高速スタートアップ」をオンにする

電源を入れたときのパソコンが立ち上がるのが遅いと感じるときは、高速スタートアップ機能がオンになっているかどうかを確認しましょう。「Windows システム ツール」から「コントロールパネル」を立ち上げ、「システムとセキュリティ」「電源オプション」「電源ボタンの動作を選択する」と進むと表示される「シャットダウン設定」で確認できます。ここで「高速スタートアップを有効にする」にチェックが入っていればオンの状態です。オフになっていたら、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックするとチェックを入れてオンにすることができます。

2-3.「デバイスのパフォーマンスと正常性」を活用する

パソコンに不具合が出ているとき、原因を突き止めるのは誰にでもできることではありません。そんなときに強い味方となるのが「デバイスのパフォーマンスと正常性」を確認する機能です。デバイスの状態やアプリおよびソフトウェアに関する問題などを表示してくれるため、問題解決の一助となるでしょう。確認する手順は、まず歯車マークの「設定」から「更新とセキュリティ」を選択し、「Windowsセキュリティ」「デバイスのパフォーマンスと正常性」と順番にクリックしていくだけです。表示される「状態レポート」の中に「!」マークがついている項目があったら、その部分に異常が生じています。右側の「V」マークをクリックすると解決策が提示されますので、画面の指示のとおりに対策をしましょう。

2-4.スタートアップアプリを確認する

スタートアップアプリとは、パソコンを起動すると同時に自動で立ち上がるアプリのことです。数が多いと電源を入れてからパソコンが使えるようになるまでに時間がかかるようになります。起動後タスクトレイに収納されるものもありますが、バックグラウンドで動作するものもあり、思わぬところで速度の低下を招いている可能性が否めません。「設定」「アプリ」「アプリと機能」「スタートアップ」とクリックしていくと、スタートアップアプリの一覧が表示されます。

どんなアプリがスタートアップアプリに設定されているかを確認し、不要なものや使用頻度が低いものは無効化しておきましょう。また、使っていないときでもバックグランドで通信や通知を行うアプリは、バックグランドでの動作をオフにしておくと動作速度改善につながります。「設定」「プライバシー」「バックグラウンドアプリ」と選択していくと一覧が表示され、バックグランド動作のオンオフ切り替えが可能です。

2-5.視覚効果を無効化する

Windowsには、画面の見栄えをよくするための機能が備わっています。たとえば、スタートメニューをクリックするとメニューの一覧が下から上へすばやくせりあがってくるように見えるのは、この機能があるためです。そのほかにもウィンドウの最大化・最小化をアニメーションで表現したり、デスクトップのアイコンに影をつけたりと、さまざまな効果がデフォルトでオンになっています。見た目は華やかですが、システム的には負担となるため、動作が重い場合はオフにしてしまいましょう。完全に見た目だけの効果ですので、オフにしてもパソコンの機能にはまったく問題ありません。

視覚効果を無効化するには、歯車マークの「設定」から「システム」「バージョン情報」「システム情報」の順にクリックしてウィンドウを開き、「設定の変更」をクリックします。「システムのプロパティ」のウィンドウが開くので、「詳細設定」のタブを選び「パフォーマンス」欄の「設定」ボタンを押します。「パフォーマンス オプション」のウィンドウが出たら「視覚効果」タブを開きましょう。ここで「パフォーマンスを優先する」を選択すると、視覚効果をすべてオフにできます。見た目は地味になりますが、動作速度は向上します。一部の効果のみ残したいなら、「カスタム」を選んでオンにしたいものだけにチェックを入れましょう。

2-6.「電源オプション」でPCを最大パフォーマンス化する

「ハイエンドモデルなのにいまいち動きが悪い」など、パソコンが本来のスペックを出し切れていないと感じるときは、電源の設定を変更してみるといいでしょう。Windowsのデフォルト設定では、消費電力と性能のバランスをとりながら運用する設定になっています。急ぎの仕事のために処理速度を上げたいなら、「電源オプション」を変更するとパフォーマンスを向上させることが可能です。

「Windows システム ツール」から「コントロールパネル」を表示させ、「システムとセキュリティ」にある「電源オプション」をクリックします。そこから現在使用している電源プランの「プラン設定の変更」を選び、「詳細な電源設定の変更」をクリックすると別ウィンドウが立ち上がります。プルダウンから「高パフォーマンス」を選択して「OK」を押せば完了です。この設定にすると電気の消費量が上がるため、バッテリで動かしている場合は電池残量にくれぐれも注意しましょう。CPUへの負担も高くなりますので、パソコンが熱を持つこともあります。

2-7.ハードウェアの増設と交換

メモリの増設

常駐ソフトを減らしたり、不要なファイルを削除して空き容量を増やしたりすることである程度の速度向上は見込めますが、限界はあります。いろいろと試みたもののまだ遅いという場合は、根本的かつ本格的な対策として、ハードウェアの交換や増設を行うといいでしょう。比較的簡単に実行できるのがメモリの増設です。どこまで増設できるかは機種によって異なりますので、あらかじめパソコンに添付されているマニュアルなどで確認しておきます。

また、OSや各種プログラムの動作速度はインストールするストレージの性能に大きく左右されます。そのためハードディスクドライブをより高スペックな製品に交換する、SSD(ソリッドステートドライブ)に換装する、といった対策も有効です。特に起動ドライブをハードディスクドライブからSSDにすると、大幅な速度アップが見込めるでしょう。参考までに、SSDの読み込み・書き込み速度はハードディスクドライブの3倍から5倍といわれています。

それでもなお動作が遅い場合は?

パソコンの動作が重い理由と、その対処方法はおわかりいただけたでしょうか。動作速度はユーザーの使い方にも左右されるため、定期的に各項目をチェックし、日ごろから重くならないよう対策をしておくことも大切です。ここで紹介した対処方法を試しても改善されないときは、パーツの交換・増設なども視野に入れておいたほうがいいでしょう。「ドクター・ホームネット」では、スペックアップに関する相談も受け付けています。

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