Surfaceから発生する異音の原因と解決策を解説

Surfaceから発生する異音の原因と解決策を解説

Microsoftが販売しているパソコン「Surface」は、Windows OSをタブレットで利用できるとあって愛用している人も多いのではないでしょうか。薄型軽量かつ洗練されたデザインで、仕事でもプライベートでも使いやすい機種です。しかし、ノートパソコンのように異音がするというトラブルが起きることもあり、悩まされている人もいます。この記事ではSurfaceから発生する異音の原因や解決策を紹介していきます。

Surfaceとは?

「Surface」とはMicrosoftが開発・販売しているパソコンシリーズの総称です。2012年に発表されて以来、コンスタントに新しいモデルが発売されています。「Surface Pro」「Surface Pro X」「Surface Laptop」「Surface Book」「Surface Studio」「Surface Go」「Surface Duo」といったラインナップが取りそろえられています。「Surface Pro」はタブレット型で、キーボードを接続すればノートパソコンのようにも使える機種です。「Surface Laptop」は従来からあるノートパソコン型で、「Surface Book」はノートパソコンとしてもタブレットとしても使用できる機種になります。

「Surface Go」は小型で、モバイル性能に特化したモデルです。「Surface Studio」はプロフェッショナル向けのデスクトップ型パソコンで、ほかのSurfaceシリーズとは少し趣旨が異なります。SurfaceシリーズのOSには、パソコンと同じWindowsがインストールされているため、タブレットでありながらビジネスでの使用にも十分活用できるという特徴があります。中でも性能と軽さの両方を兼ね備えている「Surface Pro」はSurfaceシリーズの主力製品です。タブレットとして優秀であることに加え、キーボードやマウスなどのアクセサリを取りつければノートパソコンのように使うこともできます。

Surfacの静音性

Surfaceのユーザーからは、「音が気になる」「異音が発生する」という意見が出ることがあります。なるべく静かなパソコンを使いたいという人にとっては、気になるポイントではないでしょうか。CPUにCore i5を搭載したSurface Pro 6の場合、起動音の大きさは約20dbというデータがあります。20dbといえば、人のささやき声や木の葉がふれあう程度の音です。オフィスや自習室といった静かな場所でも、気にせず使えるレベルでしょう。

Core i5を搭載したSurface Pro 6には、音の原因となる冷却ファン(扇風機の羽根のような部品)が搭載されていません。そのため静音性が高く、場所を選ばずに使えるというわけです。ただし、さらに高性能なCore i7が搭載されたモデルには、CPUの負荷を抑えるために冷却ファンが搭載されています。ファンがついているモデルはどうしても駆動音が大きくなりがちで、静かな場所で使うと気になるかもしれません。後続機のSurface Pro 7も、Core i3および Core i5のモデルはファンレスですが、Core i7モデルにはファンがついています。静音性を重視するのであれば、Core i3、 i5、i7の第9世代以上のモデルを選ぶといいでしょう。

Surfaceの修理を依頼

パソコンから聞こえる主な異音

静音性に優れたSurfaceから音がするとなれば、何かしらの異常が発生しているのではと不安に感じる人もいるのではないでしょうか。ここでは、
Surfaceをはじめ一般的にパソコンから聞こえる異音の原因について説明していきます。

ファン

「パソコンから異音がする」「駆動音がうるさい」といった場合、まず考えられる原因は「冷却ファン」です。パソコン用のファンは小さな扇風機のような形をしており、回転数が上がれば上がるほど音が大きくなります。CPUに負荷がかかってパソコン内部の温度が上昇すると、熱を下げる(冷やす)ためにファンが回りはじめ、音が発生するというわけです。このとき、送風口にホコリがたまっていると熱をうまく逃がすことができず、ファンがさらに回転数を上げて内部の温度を下げようとします。この場合は、ホコリを取り除くとファンが必要以上に回転するのを防ぐことが可能です。

また、気温の高い場所で使用したときも同じようにファンが熱を逃がそうとします。日の当たる場所などでは使わないようにしましょう。それでもファンが回り続けるときは、パソコンの本体そのものを冷やすと改善することがあります。扇風機の風に当てる、金属製の机など冷たい場所に置くなどの対策が有効です。ファンの音は気になるものですが、パソコンを使ううえでは避けて通れません。もしもファンが動かなければ内部に熱がこもったままになり、故障の原因になります。これはSurfaceシリーズに限った話ではなく、どんなパソコンにでもいえることです。

HDD

2つめの原因として考えられるのが、内蔵ストレージであるHDD(ハードディスクドライブ)です。HDDの内部にはさまざまな部品が組み込まれており、ヘッド部分やモーター部分が破損すると高い確率で異音が発生します。破損する原因は落下などによる強い衝撃、経年劣化などが考えられますが、突然前触れなく壊れることもあります。HDD内部の部品が物理的に破損することを「物理障害」といい、自然と直ることはまずあり得ません。

物理障害が発生している状態で使い続けると状況が悪化していくだけですので、異常を感じたらすぐに使用を中止して電源を切りましょう。HDDからの異音に悩まされている場合は、修理や交換で改善することができます。ただ、HDDの修理には細かいパーツの交換などが必要で、自力で行うのはかなり困難です。壊れたHDDの修理や内部データの復旧をしたい場合は、HDDの物理障害に対応してくれる専門業者へ依頼するといいでしょう。

光学ドライブ

3つめの原因は「光学ドライブ」です。光学ドライブとは、CDやDVD、ブルーレイディスクなどのメディアを入れるドライブのことを指します。光学ドライブは中でメディアが高速回転するため、異常がない場合でもそれなりに音が出ます。特に挿入直後は読み込み音がするため、うるさく感じることもあるでしょう。いつまでも読み込みが終わらずずっと音がしているといった場合は、メディアの位置がずれていたり裏表が逆になっていたりすることがあります。一度取り出して挿入し直せば改善することが多いので、落ち着いて状況を確認してみましょう。ただ、メディアを挿入していないのに音がする場合は、中のパーツが破損している恐れがあります。サウンド及びオーディオアクセサリ

「スピーカーから雑音がする」など、サウンドに関係する部分から異音が出るケースもあります。こういった異音は、物理的な故障ではなく、サウンドやボリュームコントロールが正常に機能していないというソフトウェアの不具合によって発生することが少なくありません。そのため、Windows や Surfaceの更新プログラムをインストールする、再起動をするといった単純な作業で改善することがあります。更新プログラムの有無をチェックし、パソコンが最新の状態でない場合はインストールしておきましょう。

ソフトウェア的なエラーの場合は、サウンド設定を見直すだけで回復したというケースもあります。Microsoftのサポートページにも具体的な解決策が提示されているため、あわてて修理に出す前に目を通しておくといいでしょう。また、接続しているヘッドホンやスピーカーから異音がするときは、オーディオアクセサリの不具合である可能性があります。試しに別のオーディオアクセサリを使ってみるなどして、問題がパソコン本体にあるのか、アクセサリ側にあるのかを切り分けましょう。

Surfaceの異音に多いのはファントラブル

サウンドやオーディオの不具合を除くと、Surfaceシリーズの異音の原因でもっとも多いのは「冷却ファン」です。SurfaceシリーズにはHDDや光学ドライブが搭載されていないため、これらの機器が原因の異音は発生しません。Surfaceシリーズには、HDDの代わりにSSD(ソリッドステートドライブ)が内蔵されています。SSDはデータを保存するという役割はHDDと変わらないものの、駆動部分がないため動作音がしないのが特徴です。物理的に動いているのはCore i7モデルに搭載されているファンのみですので、異音が発生したときの原因はおのずと限定されてきます。

Surfaceの異音を抑える解決策

Surfaceのファンから発生する異音を押さえるための方法をご紹介いたします

送風口のホコリを取る

Surfaceを長年使用もしくはホコリが溜まりやすい環境で使用している場合、ファンの送風口にホコリが溜まることがあります。

その場合、ホコリを除去することで異音が改善することがあります。

Surfaceを冷却する

Surfaceに熱が溜まり、異音が発生してる場合もあります。

その時はSurfaceを使用している部屋の室温を下げる、Surfaceを移動させるといった方法で異音が改善される可能性があります。

電源の設定を変更する

パソコンのパフォーマンスをわざと低下させて内部の温度を下げ、ファンを使わないようにする方法もあります。

画面左下のWindowsアイコンを右クリックして「電源オプション」を選択します。現在設定中のプランの「プラン設定の変更」をクリックし、「詳細な電源設定の変更」の画面を開きます。「電源オプション」を選択すると「電源とスリープ」の画面が開く場合は、右側にある「関連設定」から「電源の追加設定」をクリックしましょう。「電源プランの選択またはカスタマイズ」の画面になり、「プラン設定の変更」がクリックできます。

「電源オプション」のウィンドウが出てきたら、「プロセッサの電源管理」の中の「システムの冷却ポリシー」を「パッシブ」に変更します。「バッテリ駆動」と「電源に接続」で分かれている場合はどちらも「パッシブ」にしておきましょう。「パッシブ」というのは、ファンを動かすより先にCPUの処理速度を落とて冷却するモードで、ファンの音が気になるときに設定すると効果があります。さらに、「最大のプロセッサの状態」を100%未満に下げておくとより確実です。ただし、この設定にしている間はパフォーマンスが犠牲になるため、ゲームなど重めのプログラムを動かすには難がある可能性があります。

自力で分解するのは難しい

あまりにもファンの音が気になるときは、送風口だけではなく冷却ファンそのものを掃除したくなるかもしれません。その場合は、当然ながらSurfaceを分解する必要があります。Surfaceを分解するにはまず、フロントパネルを外す必要があります。しかし、Surfaceのフロントパネルはネジではなく強力な両面テープで貼りつけられているため、分解は容易ではありません。ヒートガンなどで接着部分の温度を上げてテープをはがしやすくしつつ、慎重に作業を進める必要があります。慣れていないと、この時点でフロントパネルを破壊してしまうでしょう。

Surfaceは本体が薄くコンパクトなぶん、内部構造は通常のパソコンよりもかなり複雑です。パーツを破損させずにファンを掃除し、元通り使えるようにするには、Surfaceに関する深い知識と緻密な作業が必要不可欠だといえます。知識や技術のない人が分解したとしても、パーツやフロントパネルを破損させて使えなくなってしまう可能性が非常に高く、リスクとデメリットが大きいです。

メーカー修理は費用が高額になるケースもある

Surfaceは構造上メンテナンス性が低く、メーカーであるMicrosoftに修理を依頼したとしても新品もしくは再生品への交換という対応になっています。修理に必要な費用は、通常の保証期間中である場合やSurfaceの延長保証サービスであるMicrosoft Completeに加入している場合は大幅に抑えられます。保証期間外の場合やMicrosoft Completeに未加入の際は、機種によって異なりますが、おおよそ5万~7万円と高額です。修理にかかる期間は2~10営業日程度となっています。

Microsoftへ修理を依頼すると機器自体が交換されるため、内部に保存してあるデータは基本的に戻ってきません。データにアクセスできる状態であれば、修理に出す前にあらかじめバックアップを取っておくといいでしょう。修理にかかる費用や修理期間が許容範囲であり、データのバックアップが取れている、もしくはデータを復旧させなくても問題ないのであれば、メーカー修理は確実性の高い選択肢だといえます。

Surface修理をプロの修理業者へ依頼するメリット

Surfaceの修理を請け負ってくれるのはメーカーであるMicrosoftだけではありません。人によっては、修理業者に依頼することでより満足いく結果が得られる可能性があります。Surfaceの修理を業者へ依頼するときのメリットについて説明します。

保存されたデータを残してくれる

修理業者に依頼する大きなメリットは、内部のデータが残る可能性があることです。業者での修理は機器の交換ではなく、破損したパーツのみの交換になるため、異音に対応する修理であれば内蔵ストレージが交換されることはほぼありません。何らかの理由でバックアップが取れなかったなど、内部のデータをどうしても守りたいときは、業者へ依頼するといいでしょう。

持ち込みができる

実店舗を構えている業者なら、直接Surfaceを持ち込んで修理を依頼することができます。Microsoftへ修理を依頼するには機器本体を送る必要があり、郵送にも時間がかかってしまうため、少しでも早く直したい人や修理を急いでいる人にとってメリットとなるでしょう。また、梱包や発送の作業がわずらわしいと感じる人が利用しやすいのもポイントです。修理用のパーツが店舗にあれば、当日中に修理してもらえる可能性もあります。

Surface修理をプロの修理業者へ依頼するデメリットや注意点

Surfaceの修理を業者に依頼することには、メリットばかりでなくデメリットも存在します。依頼する場合はここで紹介するデメリットを理解し、納得したうえで手続きを進めましょう。

メーカー保証の対象外となる

Surfaceの修理に必要な純正パーツは、基本的にメーカーでしか取り扱っていません。修理業者が修理に使うのは純正品ではなく、互換性のあるパーツです。そのため、いったん修理業者によって直された機器はメーカー保証期間内であっても保証の対象外となってしまいます。データのバックアップの有無などの状況にもよりますが、保証間中であればメーカーへ修理を依頼したほうが費用面で安く済みます。また、Microsoftの修理ではきちんと動く新品もしくは再生品が手に入るというのも大きなメリットです。

修理費用はさまざま

業者での修理は、かかってくる費用も千差万別です。保証がない場合のメーカーの修理費より安くなるとは限りません。特に液晶パネルなど高価なパーツの交換が必要な場合は、それなりの出費を覚悟しておかなくてはならないでしょう。また、Surfaceはメンテナンス性がかなり低く、分解・修理するには高い技術力が必要です。そのため、当然のことながら工賃や技術料もかかってきます。見積もりを取って費用や内容を比較し、業者に依頼すべきか、それともメーカーに修理に出すべきなのか、よく検討するといいでしょう。

修理をプロに任せるのも一つの解決策

紹介した方法でうまく改善されない場合はCPUファンや内蔵SSDの故障など様々な原因が考えられます。

Surfaceを分解し、パーツを適切に交換できれば、直る可能性はありますが、失敗すれば現状よりもさらに症状が悪化してしまう可能性があります。また、Surfaceは分解も容易ではありません。知識があれば安全ですが、場合によっては修復不可能な状態まで陥ってしまうこともあります。

自力での改善が困難だと思われた場合はSurfaceや保存データを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルに依頼いただくことをおすすめいたします。

Surfaceの異音トラブルはPCホスピタルにお任せください

Surfaceから異音がする原因は、主に冷却用のファンです。しかし、自力で掃除をしたり状態をチェックしたりするのは非常に難しいため、紹介した内容を参考にメーカーと専門業者のどちらに依頼するかを検討するといいでしょう。

PCホスピタルはSurfaceの異音トラブルの修理を承っています。異音トラブルでお困りのときはぜひご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約14万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円

PCホスピタルのSurface修理について詳細を確認する
監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

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