Dell製パソコンの電源が入らない原因と対処法
Dell製パソコンを使っていたら、「突然電源が入らなくなった」「起動まで時間がかかってしまう」という方もいるのではないでしょうか。
Dell製パソコンはコストパフォーマンスに優れており、世界中で人気があるのが特徴です。一方で、トラブル解決に関する日本語の情報が少なく、困っている方もいるかと思います。
この記事ではDell製パソコンが起動しない・電源が入らない原因と対処法をご説明いたします。大手の修理業者であるPCホスピタルが、パソコン初心者でもできる解決方法を紹介します。
本記事を読むことで電源トラブルが解決でき、Dell製パソコンが再び使えるようになります。Dell製パソコンをお使いの方は、ぜひ参考にしてください。
Dell製パソコンの電源がつかない原因
Dell製パソコンを使っていて急に電源が入らなくなったとき、大きくわけると下記が原因として考えられます。
- ACアダプターもしくは電源ケーブルの接続が不安定
- ホコリの蓄積
- 内部パーツの故障
- ウイルス感染
- BIOSエラー
ここでは、それぞれの原因について詳しく解説していきます。
電源ケーブルの接続が不安定
電源はDell製製パソコン本体に挿さっている部分、パソコンからコンセントに向けて挿さっている部分がありますが、どちらかの接続が不安定になってることで電源が入らない状態になってる場合があります。
ノートパソコンの場合は、充電が十分にされていないということも考えらるため、Dell製製ノートパソコンの電源を押しても電源が入らないときは充電が十分にされているか確認が必要です。
ホコリの蓄積
Dell製パソコンの冷却ファンやヒートシンク部分にホコリが溜まることが原因で、パソコンの冷却がうまくできなくなり、パソコン内部に熱がこもりがちになった結果、電源が入らないことがあります。
パソコンは電子機器なので、熱には非常に弱いです。Dell製パソコンの内部に熱がこもり、温度が上がると熱暴走を起こして動作に不具合が起きる原因となってしまいます。
内部パーツの故障
Dell製パソコンの内部パーツとして使用されているマザーボード、メモリー、HDD/SSDの故障が原因で電源が入らない場合もあります。
内部パーツはパソコンをぶつけたり落としたりした衝撃で壊れてしまうことがあります。
ウイルス感染
ウイルス感染により、Dell製パソコンが予期せぬ動きを起こすケースがあります。ウイルスは、いついかなるときに混入するかわかりません。
USBを使ってデータを吸い上げたときに、USBがすでにウイルス感染していればそのパソコン内にウイルスは混入してしまいます。他にも、悪意のあるサイトやメールを開いたときに感染するケースもありますし、ソフトウェアをダウンロードしたときに感染することもあります。
BIOSエラー
Dell製パソコンのOSを起動したり、接続している機器を制御しているBIOSの更新に失敗することでエラーが発生し、Dell製パソコンの電源が入らなくなることがあります。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
Dell製パソコンの電源が入らない時の対処法
Dell製パソコンの電源が入らないときの対処法は下記の通りです。
- 電源ケーブルを接続し直す
- ホコリを除去する
- メモリーを設置し直す
- BIOSをリセットする
- ハードリセットを実行
- ハードウェア診断を実行
対処法の詳細をご紹介いたします。
電源ケーブルを接続し直す
Dell製パソコンの電源ケーブルの接続が不安定なため、電源が入らない状態になってることがあるため、電源ケーブルもしくはACアダプターを接続し直してから電源が入るかご確認ください。
ホコリを除去する
Dell製パソコンの冷却ファンやヒートシンク部分にホコリが溜まっている場合、冷却ファンやヒートシンクが適切に作動しなくなり、電源が入らない状態になってることがあるため、そのホコリを除去することで、冷却ファンやヒートが正常に作動し、Dell製パソコンの電源が入る状態に改善される可能性があります。
メモリーを設置し直す
Dell製パソコンにメモリーを増設した際に正しく設置できてないことで、電源が入らない場合があります。
Dell製パソコンの内部に設置しているメモリーを設置し直してから電源が入るかお試しください。
BIOSをリセットする
BIOSの更新に失敗している等により、BIOSエラーが発生し、Dell製パソコンの電源が入らない状態になってることがあるため、BIOSをリセットしてからDell製パソコンの電源が入るかご確認ください。
BIOSをリセットする手順 |
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ハードリセットを実行
Dell製パソコンの電源が入らないとき、実施したい内容が「ハードリセット」です。
ハードリセットを実行すると、パソコン内で起きている多くの問題が修正され、問題を引き起こしている可能性のある待機電力も放電されます。
Dellのパソコンの電源が入らない、またはOSが起動しない場合に有効な方法の一つです。
ハードリセットの手順は下記の通りです
ハードリセットを実行する手順 |
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ハードウェア診断を実行
Dell製パソコンの電源が入らないときは、ハードウェア診断を実行することでHDD/SSDに障害があるのがわかったり、メモリーに問題があったりすることがわかります。
特に多くみられるのが、HDD/SSDの故障かメモリーの故障です。HDD/SSDにはOSの情報が入っているため、当然ながら故障しているとOSを呼び出せないためパソコンも立ち上がりません。
メモリーに関しても、パソコンの電源が入ると一時的にファイルが置かれます。ここが故障していては、ファイルの置き場所がなくなってしまうためパソコンが立ち上がらない状態になります。
ハードウェア診断を実行する手順は下記の通りです。
ハードウェア診断を実行する手順 |
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ハードウェア診断を使って原因を特定したら、その部品の交換が必要です。PCホスピタルでは部品交換サポートを承っています。
Dell製パソコンの電源状態を保つために普段から意識するポイント
Dellのパソコンを使っている人であれば、ハードウェアの故障やソフトウェアの故障はできるだけ避けたいはずです。そこで、パソコンを長持ちさせるために普段から意識したい下記のポイントをご紹介します。
- 電源をつないだまま使用しない
- 電源を付けっぱなしにしない
- OSやアプリは定期的なバージョンアップを実施する
詳細をご説明いたします。
電源をつないだまま使用しない
ノートパソコンを使っている人の場合、バッテリーの扱いには気をつけるのが重要です。バッテリーの劣化が進むと、電源がつかなくなるケースも考えられます。
ノートパソコンの充電をするときには、満タンになったら一度充電をやめてからパソコンを使用するのがおすすめです。充電が満タンな状態でパソコンの使用を続けた場合、それだけ電力の消費にもつながりバッテリーの劣化につながってしまいます。
他にも、充電しながらパソコンを使うのも極力やめたほうがいいです。例えば、スマートフォンを利用している方の場合、使っているうちにどんどんとバッテリーの持ちが悪くなっていくと思います。
実はバッテリーの持ちがなくなるのは、バッテリーの劣化が原因です。よくみられるのが、充電をしながらアプリでゲームをしたり、動画を視聴したりするケースです。これらの行為は、スマートフォンに負荷のかかる処理のため、充電しながらおこなうことで負荷がより高くなってしまいます。
パソコンを使うときも同様で、充電をしながらパソコンに負荷のかかる重い処理を実行しているとそれだけバッテリーの劣化が進んでしまうのです。
パソコンを使うときには、できるだけバッテリーの劣化を抑えるような使い方を心がけていきましょう。
電源を付けっぱなしにしない
先ほどは使っている時の注意点を説明しましたが、次は使用後に注意すべきことです。皆さんはパソコンを使い終わった後は、電源をしっかり落としていますか?
実は、電源を長持ちさせるためにはしっかりとシャットダウンをおこなうのが正しい方法です。シャットダウンせずに電源を付けっぱなしにした場合、それだけ電源の消費も増えてしまいます。
特に、充電しながら電源を付けっぱなしにするといった行為は電源の消費が最も多くなってしまうのでやめましょう。
OSやアプリは定期的なバージョンアップを実施する
WindowsやMacなどのOSのバージョンアップを定期的に実行することです。そもそもなぜOSのバージョンアップが頻繁に起こるのかご存知でしょうか?
実は、セキュリティ対策という面でアップデートが実行されているのです。プログラムには、残念ながら脆弱性と呼ばれるものがあり、ハッカーなどがこの脆弱性をついてサイバー攻撃を仕掛けてきます。
バージョンアップを実行することで、悪意のある攻撃から身を守ることができるのです。バージョンアップをしていない場合、いつまでも脆弱性が残っている状態になります。悪意のある攻撃が来た場合に、その攻撃から身を守れないため、バージョンアップは必ず実行しましょう。
また、アプリケーションやソフトウェアも常に最新のバージョンにしておく必要があります。これもOS同様に、脆弱性を直すためにバージョンアップが実行されています。
例えば、スマートフォンを利用している人であれば、インストールしているアプリのアップデートが定期的に実行されていると思います。実は、アプリの追加機能以外にも、アプリ自体のセキュリティ面での強化もおこなっているのです。
バージョンは常に最新に保つことでパソコンを長持ちさせることにもつながります。
修理をプロに任せるのも一つの対処法
記載の対処法でDell製パソコンの電源が入らない状態が改善しない場合、パーツの故障やシステムエラーなど複数の原因が組み合わさっている可能性もあります。
Dell製パソコンを分解してパーツを交換すれば改善するかもしれませんが、失敗すれば更に状態が悪化してしまうことも考えられます。また、ノートパソコンや一体型パソコンは分解の難易度が高く、知識が無ければ修復できない状態に陥る可能性があります。
自力の改善が難しいとお考えの場合はパソコンや保存データを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。
Dell製パソコンの修理先を選ぶ際は、次のような点を重視しましょう。
- Dell製パソコンの修理実績が豊富か(ホームページに実績が記載されているか)
- 自分が使っているDell製パソコンが修理対象になっているか
- データ復旧対応を行うことは可能か
PCホスピタルはパソコン修理業者の中でも、Dell製パソコンの修理実績が豊富なうえに、データ復旧対応も可能です。また、以下のようにさまざまなDell機種に対応しています。
- Dell Inspiron 15
- Dell XPS 15
- Dell Alienware 13
- Dell G3
- Dell Studio 15
- etc…
詳しい修理対応機種や修理方法詳細については以下のリンクをご確認ください!
PCホスピタルのDELL製パソコン修理サポートについて詳細を確認する
PCホスピタルとDell修理サービス比較
PCホスピタルとDell公式の修理サービス内容の詳細をまとめました。
修理先 | PCホスピタル | Dell |
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修理料金 | 起動しないトラブルの場合:22,000円~ | Inspiron デスクトップ:16,000円~63,000円 |
修理期間 | 最短即日 | 不明 |
データの保護 | データを保護したうえで修理 | データ保護なし |
修理方法 | 持込修理・宅配修理・出張修理 | 宅配修理(オプション未加入の場合) |
出典:Dell
修理料金
修理料金はPCホスピタルの方が安い場合が多いです。PCホスピタルはDellと違い、非純正パーツで修理を行うためです。純正パーツでの修理はどうしても高くついてしまいます。保証サービスに加入していない場合、Dellでの修理は高額になってしまいます。
なお、実際の修理料金は故障状況や必要なパーツによって異なります。
また、PCホスピタルはデータを保護したうえで修理できる点や、宅配修理だけでなく持込修理・出張修理にも対応している点などメリットが多くあります。Dell製パソコンの修理先を選ぶ際は、料金だけでなく、このようなサービス内容にも着目しましょう。
修理期間
PCホスピタルではその日のうちに修理することも可能です。修理スピードが早いのも、PCホスピタルのメリットです。
DELLの修理期間に関してですが、公式サイトには修理期間の記載がありませんでした。メーカー修理は基本的に1~2週間程度かかる場合が多いです。宅配修理にしか対応していないため、パソコンを配送する必要がある分、どうしても時間がかかってしまいます。
DELL製パソコンをいち早く使いたいという方も、PCホスピタルがおすすめです。
PCホスピタルのDell製パソコンの修理実績
PCホスピタルではDell製パソコンを修理した実績も多数あります。今回はその中でも、次の3つの修理実績を紹介します。
- 実績1.起動しないDELL Inspiron 14のSSD交換
- 実績2.電源ランプが点灯のまま電源が入らないDELL製デスクトップパソコンの修理
- 実績3.起動に6分以上かかるDELL Vostro 3590の修理
実績1.起動しないDELL Inspiron 14のSSD交換
Windowsが起動しないDELL Inspiron 14のSSD交換を行いました。
起動後しばらく放置すると、「Hard Drive – Not installed」というメッセージが表示されます。このことから、内蔵SSDが認識されていないと判明しました。
こちらでSSD交換を行い、Windowsの新規インストール作業を進めました。インストール後、電源を入れて問題ないことを確認して作業完了となりました。
「起動しないDELL Inspiron 14のSSD交換」の詳細はこちら >>
実績2.電源ランプが点灯のまま電源が入らないDELL製デスクトップパソコンの修理
電源が入らないDELL製デスクトップパソコンの修理を行った実績もあります。
今回のDELL製デスクトップパソコンは、電源ランプが点灯しているものの、電源が入らない状態でした。強制終了後も、変わらず同様の症状となっていました。
詳しく検査を行ったところ、電源ユニットの不具合と判明しました。
こちらで電源ユニットの交換を行いました。交換後は正常に電源が入り、Windowsが起動することを確認できました。
「電源ランプが点灯のまま電源が入らないDELL製デスクトップパソコンの修理」の詳細はこちら >>
実績3.起動に6分以上かかるDELL Vostro 3590の修理
起動に6分以上かかるDELL Vostro 3590の修理を行った実績もあります。このパソコンは去年メーカーでハードディスク交換を行ったものの、動作が重くなってしまったようでした。
ハードディスクを取り出して詳細診断を行ったところ、セクタ不良を発見しました。そこで、こちらで別のハードディスクに交換を行いました。交換後は、1分程度でDELL Vostro 3590が起動するようになりました。
今回はSSDに交換することで、更に処理を高速化させました。SSDに交換すると、今度は20秒程度で起動するようになりました。
「起動に6分以上かかるDELL Vostro 3590の修理」の詳細はこちら >>
電源が入らないパソコンの修理をご依頼いただいたお客さまの声
PCホスピタルに電源が入らないパソコンの修理をご依頼いただいた際のお客さまの声をご紹介いたします。
都道府県 | 北海道札幌市白石区北郷三条 | 年代/ 性別 |
50代 男性 |
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ご利用サービス | 訪問サービス | ご利用回数 | 初めて |
パソコンの電源が入らない
親切な対応だった
都道府県 | 兵庫県加西市段下町 | 年代/ 性別 |
50代 男性 |
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ご利用サービス | 訪問サービス | ご利用回数 | 初めて |
電源が入らない
この度はたいへんお世話になり、有難うございました。貴社のていねいで良心的なサービスに感謝いたします。
よくある質問
Q. Dellのデスクトップパソコンの電源ボタンを押しても反応しません。解決方法はありますか。
A. パソコン本体内の電気を放電することで、問題を解決できる場合があります。まずは、PCで起動中のアプリを終了し、セットされているディスク、USBメモリ、SDカードを取り外してください。そして、PCを完全にシャットダウンし、接続している周辺機器やLANケーブルもすべて取り外します。電源が切れた状態で3分以上放置し、機器やケーブルなどを接続し直して、再度電源を入れてつくかどうかを確認してみてください。
Q. Dellのノートパソコンの電源をつけようとしても黒い画面のまま何も映りません。故障でしょうか?
A. 電源供給、またはシステムの別のデバイスに障害が発生している可能性があります。電源ユニット不良や、基盤不良、メモリー不良、帯電でのトラブルも多くございます。特定するのに分解を要するため、ご自身での修理が不安な場合は、ぜひお近くのPCホスピタルにご依頼ください。
渡邉(PCホスピタル東京三田店 店長/パソコン整備士)
累計6500台以上のパソコントラブルを解決。2023年からはPCホスピタル東京三田店の店長として人材育成、マネージメントに携わる。
PCホスピタルはDell製パソコンの電源が入らないトラブルのサポートが可能です
今回はDellのパソコンの電源が入らないときの原因と、そのときの対応策について解説しました。
Dellのパソコンの電源が入らない場合、電源がうまく供給されていない、またはハードウェアやソフトウェアに問題があります。どこに問題があるのかをしっかりと切り分けることで取るべき対応策が異なります。修理に慣れた方で無ければ対応が難しい場合もあります。
電源が入らないトラブルの改善が難しいと思われた場合はお気軽にPCホスピタルに修理をご依頼ください。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得