hpのパソコンが起動しない・電源がつかない原因と対処法

hpのパソコンが起動しない・電源がつかない原因と対処法

hpのパソコンが突然起動しなくなった、電源がつかない状態になった時に「パソコンが壊れた」とあわててしまう人も多いのではないでしょうか。

この記事ではhpのパソコンが起動しない・電源がつかない時の原因、主な症状、対処法をご説明しています。

hpのパソコンが起動しない・電源がつかない状態とは

hpのパソコンが起動しない・電源が入らない状態になった時は不具合の原因を明確にして対処法を行うことが重要です。

下記の流れで対処をお進めください。

hpのパソコンが起動しない時の流れ

hpのパソコンが起動しない・電源がつかない時の対処法を行っても改善しない場合は修理を依頼する必要があります。

パソコン修理のご案内はこちら

hpのパソコンが起動しない・電源がつかない原因と主な症状

hpのパソコンが起動しない・電源がつかない場合、原因によってその症状に違いがあり、対処方法も異なってきます。

起動しない原因としては下記が考えられます。

  • HP Connection Optimizer等のプリインストールソフトの不具合
  • HDD/SSDやメモリー等のハードウェアの故障
  • システムの不具合
  • 電源ケーブルが抜けている
  • 帯電
  • 周辺機器トラブル

主な症状については、下記3つの段階に分かれています。

電源が入らない

hpの電源が入らない

1つ目の段階はそもそも、hpのパソコン自体の電源が入らないという状態です。

hpのパソコンの電源を押しても何の応答もない、パソコンの電源ランプは点灯するがモニターに何も映らないという場合、パソコンやモニターが故障しているケースもありますが、電源ケーブルやモニターケーブルの接続不良といった原因も良くあります。

黒い画面でエラーメッセージが表示されている

2つ目の段階はhpのパソコンの電源は入りますが、Windowsが起動する前に停止してしまう状態で、ブラックスクリーンやエラーメッセージが表示されたり、 hpロゴのまま進まない症状です。

ブラックスクリーンは真っ黒で何も表示されていない画面のことです。このように、Windowsの起動まで進まない場合は、ハードディスクや周辺機器などのハードウエアにトラブルが発生している可能性があります。後述するハードリセットを行うことで解決する場合があります。

Windows 10/11が起動できない

3つ目の段階はhpのパソコンがWindowsを起動中に停止してしまう状態で、 Windowsの読み込み途中でブルースクリーンによるエラーメッセージが表示されたり、Windowsを読み込んでいるがいつまでたっても起動しないといった症状になります。

ブルースクリーンで「自動修復を準備しています」というメッセージが表示された後に「Windowsが正しく読み込まれませんでした」と表示されることや「PCは正しく起動できませんでした」と表示されるケースがあります。

この場合、Windowsシステムに何かしらの問題(システムファイルの破損など)が発生している状況です。ソフトウエアのトラブルが原因の場合が多いですが、ハードディスクなどの故障が原因の場合もあります。原因がソフトウエアであれば、後述するWindows 10/11の修復機能を利用して回復できる可能性があります。

PCホスピタルはhp製パソコンが起動しない・電源がつかないトラブルのサポートが可能です
PCホスピタルのパソコン修理概要
PCホスピタル
PCホスピタルを運営している日本PCサービス株式会社は名証ネクストに上場しています
修理対応 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください)
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 基本料金 8,800円 + 起動トラブル修理 22,000円~ + 出張サポートは2,200円追加
起動トラブルのサポート詳細を確認する
PCホスピタルに今すぐ依頼する 0120-713-835

hpのパソコンが起動しない・電源がつかない時の対処法

パソコンの不具合箇所を特定

hpのパソコンが起動しない・電源がつかない時の対処法についてご説明いたします。下記が対処法の一覧です。

  • 電源ケーブルを差し直す
  • パソコンから周辺機器を取り外す
  • メモリを差し直す
  • ハードリセットを実行する(オールインワンとデスクトップ)
  • 電源リセットを実行する (ノートブック)
  • 自動修復機能を使用する
  • スタートアップ修復を行う
  • セーフモードで修復する
  • システムファイルチェッカーツールを使用する
  • システムの復元を行う
  • 内蔵HDD/SSDを交換する

対処法についてそれぞれ解説をいたします。

電源ケーブルを差し直す

電源ケーブルはパソコンやモニターを少し移動しただけで、接続がゆるんでしまうことがあります。

電源ケーブルの接続不良は一見しただけではわかりにくいですが、コンセントに電気が通じていることやhpのパソコンの電源ケーブルが適切に接続されていること(パソコン側とコンセント側)を確認して解決する場合もあります。

パソコンから周辺機器を取り外す

hpのパソコンで電源が入らない時やWindowsの起動まで進まない場合は、周辺機器のトラブルの可能性が高いです。以下の方法で周辺機器の問題なのか、そうであれば、どの周辺機器が問題なのかを特定して対処を行いましょう。

パソコンの電源が入っている場合は電源をOFFにします。外付けHDD/SSD、USBメモリ、プリンターなどパソコンに接続しているデバイスを全て外します。デスクトップパソコンの場合はキーボードやマウスも外します。

すべての周辺機器を取り外し、基本構成だけにしてからパソコンの電源を入れます。その際には画面に表示されるメッセージに注意しましょう。周辺機器を外す前と表示されるメッセージに変化があれば、起動できなくても問題を解決できるヒントになります。基本構成だけで起動することができれば、周辺機器が原因であることがわかります。

基本構成だけで起動できれば、次は問題のある周辺機器を特定する作業を行います。その方法は、いったんパソコンの電源を落として、周辺機器を1つずつ接続して、パソコンが起動できるかどうかを試していきます。この作業を繰り返すことで、どのデバイスが不具合を引き起こしていたかを特定することができます。基本構成だけで起動できない場合は、次に説明するハードリセットを試してください。

メモリを差し直す

hpのパソコン内部に設置しているメモリが正しく差し込まれてないことで、起動しない・電源がつかない状態になってることも考えられます。

この場合、メモリを差し直すことで改善する可能性があるのでお試しください。

ハードリセットを実行する(オールインワンとデスクトップ)

hpのパソコンが起動しない場合や他のトラブルの多くは、本体内部に帯電した電気を放電することで解決することがあります。これをハードリセットと呼びます。ハードリセットを実行することで、電源回りのトラブルや周辺機器との接続の不具合を解消できる場合があります。デスクトップパソコンや、オールインワン(一体型)パソコンのハードリセットの手順を以下に説明します。

ハードリセットの手順
  1. パソコンの電源を落とします。
  2. 背面から電源コードを取り外し、他の周辺機器もすべて取り外します。
  3. 電源ボタンを10秒押し続けてから放します。電源ランプが少し点灯してから消えることがあります。
  4. 背面の電源コードを接続し直し、パソコン本体の電源を入れます。

以上でハードリセットが行われます。これでも起動できない場合は、パソコンのハードウエア自体の故障が原因の可能性が高くなります。

電源リセットを実行する (ノートブック)

hpのノートブックパソコンの場合、以下の方法で電源リセットを行うと、起動できない問題が解消できる場合があります。

電源リセットの手順
  1. ノートブックパソコンの電源を落とします。
  2. 周辺機器をすべて取り外し、ACアダプターもパソコンから抜きます。
  3. バッテリーが外せる機種はバッテリーを外します。
  4. 電源ボタンを15秒押し続けると電源リセットが完了します。バッテリーを外した場合は元通りに取り付けます。

なお、hpのノートブックパソコンは機種により電源のリセット方法が異なるので注意が必要です。電源ボタンとビートボタンを押すもの、電源ボタンとミュートボタンを押すものなど、それぞれの機種により操作が変わります。

次に、電源リセット完了後に起動できるか確認します。

電源リセット後の手順
  1. ACアダプターのみ接続しパソコンの電源を入れます。
  2. スタートアップメニューが表示される場合は「Windows を通常起動する」を選択して「Enter」を押します。
  3. すべての周辺機器を接続し、Windows Updateとhp Support Assistantを実行します。
  4. 周辺機器のすべてのドライバーを最新バージョンに更新します。

ノートブックパソコンの電源リセットを行っても解決しない場合は、ノートブックパソコンの故障の可能性があります。

電源は入ってもWindows 10/11が起動できない時はハードウエアの故障ではなく、何らかの原因でWindowsシステムが破損しているか、不具合のあるプログラムがインストールされた可能性があります。修復するには、システムファイルの修復や、システムの復元が必要になります。いくつかの修復方法がありますが、以下に説明する順番に行ってください。

自動修復機能を使用する

Windows 10/11にはシステムが正常に起動できない時に、自動的にシステムを修復する機能が搭載されています。hpのパソコンでシステムの起動に必要なファイルが破損したり、不足していたりする場合に、問題を修正することができます。

自動修復機能の使用手順
  1. Windowsが起動できない時に「自動修復を準備しています」というメッセージが表示された後に、自動修復が実行されます。
  2. 自動修復には時間がかかる場合があるので、バッテリーを利用している場合には、ACアダプターを接続する必要があります。
  3. 自動修復が成功すると、Windowsが自動的に立ち上がります。

スタートアップ修復を行う

hpのパソコンでWindowsの自動修復が失敗した場合、スタートアップ修復を試してみてください。スタートアップ修復は、Windowsが起動する際に必要なファイルの問題を発見し修復する機能です。一番簡単で手軽にできる修復方法です。

スタートアップ修復を行う手順
  1. 自動修復ができない時に「Windowsが正しく読み込まれませんでした」または「PCが正常に起動しませんでした」というメッセージ表示後、「詳しい修復オプションを表示する」または「詳細オプション」をクリックします。
  2. オプションの選択の画面になったら「トラブルシューティング」を選択します。
  3. トラブルシューティング画面にて「詳細オプション」をクリックします。
  4. 詳細オプション画面から「スタートアップ修復」を選択します。
  5. 複数アカウントがある場合は、実行するアカウントを選び、パスワードを入力して「続行」ボタンをクリックします。
  6. スタートアップ修復が実行されます。

修復が成功すればWindowsが自動的に起動しますが、失敗した場合は「スタートアップ修復でPCを修復できませんでした」といったメッセージが表示されます。その場合は次の方法を試してください。

セーフモードで修復する

hpのパソコンでスタートアップ修復を実行しても、Windowsが起動できない時はセーフモードで起動できるか試してみましょう。セーフモードは最小限のシステム構成でWindowsシステムを立ち上げる機能です。各種ドライバーやネットワーク機能、または、Windowsの起動時に実行されるプログラムに問題がある場合、セーフモードで起動できる可能性があります。

セーフモードで修復する手順
  1. 自動修復ができない時に「Windowsが正しく読み込まれませんでした」または「PCが正常に起動しませんでした」というメッセージ表示後、「詳しい修復オプションを表示する」または「詳細オプション」をクリックします。
  2. オプションの選択の画面になったら「トラブルシューティング」を選択します。
  3. トラブルシューティングの詳細オプション画面から「スタートアップ設定」を選択します。
  4. スタートアップ設定画面から「再起動」ボタンをクリックします。
  5. 「オプションを選択するには、番号を押してください」というメッセージが表示されたら、「4」または「F4」キーを押して「セーフモードを有効にする」を選択します。
  6. ここまでの操作で、セーフモードの起動が実行されます。
  7. しばらくして画面の四隅に「セーフモード」と表示されたWindowsが起動すればセーフモードの起動は成功です。
  8. 画面左下のWindowsアイコンを右クリックし「シャットダウンまたはサインアウト」メニューの中から「再起動」をクリックします。

これで、正常にWindowsが起動できれば修復成功です。

システムファイルチェッカーツールを使用する

コマンドプロンプトから実行できる「システムファイルチェッカーツール(sfc.exe)」を利用して、hpパソコンのシステムファイルの修復を試みることも可能です。このツールでは、すべてのシステムファイルがチェックされ、破損しているファイルがあれば修復することができます。

システムファイルチェッカーツールを使用する手順
  1. 自動修復ができない時に「Windowsが正しく読み込まれませんでした」または「PCが正常に起動しませんでした」というメッセージ表示後、「詳しい修復オプションを表示する」または「詳細オプション」をクリックします。
  2. オプションの選択の画面になったら「トラブルシューティング」を選択します。
  3. トラブルシューティングの詳細オプション画面から「コマンドプロンプト」を選択します。
  4. 黒い画面に白文字が並ぶコマンドプロンプト画面が起動されます。
  5. コマンドプロンプト画面のカーソルの位置で「sfc /scannow」と入力し「Enter」キーを押します。
  6. システムファイルのスキャンが開始されます。破損ファイルが見つかれば自動で修復してくれるので終了するまで待ちます。
  7. 「検証が100%完了しました」というメッセージが表示されたら終了です。
  8. コマンドプロンプト画面を終了するには「exit」と入力し「Enter」キーを押します。

ただし、この方法はいつもの見慣れた画面とは違い、コマンドを入力する必要があるので、初心者には難易度が高いと感じるかもしれません。

システムの復元を行う

システムの復元とは、パソコンを正常に起動できていた時の状態に戻せる機能です。過去にさかのぼり、復元ポイントを選択することができます。復元ポイントはhpのパソコンに不具合があった時に元の状態に復元できるように自動で作成されて、「Windows Update」や新しいアプリやドライバーをインストールしたタイミングで作成されます。手動で復元ポイントを作成することも可能です。

注意する点は、システムの復元によって、自分で作成した文書ファイルや画像ファイルなどは影響を受けませんが、復元ポイントの作成後にインストールされたアプリや、ドライバー、更新プログラムは失われてしまうことです。

システム復元の手順
  1. 自動修復ができない時に「Windowsが正しく読み込まれませんでした」または「PCが正常に起動しませんでした」というメッセージ表示後、「詳しい修復オプションを表示する」または「詳細オプション」をクリックします。
  2. オプションの選択の画面になったら「トラブルシューティング」を選択します。
  3. トラブルシューティングの詳細オプション画面から「システムの復元」を選択します。
  4. システムファイルと設定の復元画面で「次へ」ボタンをクリックします。
  5. システムの復元画面が表示されるので、復元ポイントの一覧から復元したいポイントを選択し「次へ」ボタンをクリックします。
  6. 復元ポイントに日付と時刻が記載されているので、直近の復元ポイントから実行します。
  7. 復元ポイントの確認画面表示後、選択した復元ポイントでシステムを復元した場合に、削除されるプログラムを確認するには「影響をうけるプログラムの検出」をクリックします。削除されるプログラムの一覧が表示されるので、確認したら「閉じる」ボタンをクリックします。
  8. 復元ポイントの確認画面で「完了」ボタンをクリックすると、実行開始の確認メッセージが表示されます。「はい」をクリックするとシステムの復元が実行されます。
  9. システムの復元が完了すると、選択した復元ポイントでWindowsが再起動します。

内蔵HDD/SSDを交換する

hpのパソコンの内蔵HDD/SSDが破損及び故障していることで、起動しない・電源がつかない状態になってる場合、内蔵HDD/SSDを交換することで改善する可能性があります。

プロにhp製パソコンが起動しないトラブルのサポートを依頼するのも対処法

記載の対処法でhp製パソコンが起動しない・電源がつかない状態が改善しない場合、メモリ・CPUファン等の内蔵パーツの故障やシステム破損など複数の原因が積み重なってる可能性もあります。

hp製パソコンを分解してパーツを交換すれば起動できる状態に改善するかもしれませんが、失敗すれば更に状態が悪化してしまうことも考えられます。また、ノートパソコンや一体型パソコンは分解の難易度が高く、知識が無ければ修復できない状態に陥る可能性があります。

自力の改善が難しいとお考えの場合はhp製パソコンや保存データを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。

PCホスピタルはhp製パソコンが起動しない・電源がつかないトラブルのサポートが可能です

hpのパソコンが起動しない・電源がつかない時は、個人でさまざまな対処方法を試せることを紹介しました。しかし、初心者にはハードルが高いと感じる部分もあります。対処の仕方が悪いとさらに状態を悪化させることにもなりかねません。

hp製パソコンの修理が難しいと思われた際はぜひPCホスピタルに修理をご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
PCホスピタル
PCホスピタルを運営している日本PCサービス株式会社は名証ネクストに上場しています
修理対応 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください)
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 基本料金 8,800円 + 起動トラブル修理 22,000円~ + 出張サポートは2,200円追加

起動トラブルのサポート詳細を確認する
監修

渡邉 太陽(PCホスピタル 東京三田店 店長)

2015年に日本PCサービス株式会社入社後、累計6500台以上のパソコントラブルを解決。現在はPCホスピタル 東京三田店の店長として店舗マネジメント及び店舗スタッフ約20名の人材育成に携わり、2024年の社内表彰式では年間最優秀店長として表彰される。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

出張地域・近隣店舗を確認する連絡先に追加する
上部へ
戻る