VAIOから異音がするときはどうする?音の特徴に合わせた対処法とは?

パソコントラブルでお悩みの女性

VAIOのパソコンを使っていると、内部から異音が聞こえることがあります。パソコンは正常に動いているときにも音を出すため、「異常な音と正常な音の区別がつきにくい」と不安に感じる人もいるでしょう。異音にはさまざまな種類があるので、音の特徴を捉えて適切な判断をすることが大切です。この記事では、VAIOから異音がするときの対処法について説明します。

1.VAIOの異音をチェックするときに知っておきたいこと

VAIOはソニー株式会社が開発したパソコンのブランド名です。カバーの表面に印象的なロゴが刻印されていることでも広く知られています。熱狂的なファンも多く、VAIOを長く使い続けているという人も少なくありません。2014年からは登録商標を移管されたVAIO株式会社が製造や販売を手掛けています。

VAIOの魅力の1つにAV(オーディオビジュアル)機能に特化していることがあります。ソニー製のデジタルカメラやビデオカメラとの相性も抜群で、撮りためた大切な写真や動画をVAIOに保存しているユーザーも多いことでしょう。ところが、VAIO内部から異音が聞こえると、「故障したのではないか」「保存したデータが消えてしまうのではないか」と不安になってしまうことがあります。

故障によって異音が出ているなら、できるだけ早く原因を突き止めて対処する必要が出てきます。とはいえ、音がするからといって必ずしも故障しているとは限りません。パソコンは正常に稼働しているときでもさまざまな音を出します。音の特徴を捉えて、正常か異常かを適切に判断できるようになれば安心感が高まります。「いつもと違う音かどうか」という点も重要な判断材料になるので、日頃からVAIOが発する音に注意を払っておくと良いでしょう。

VAIOにはHDD(ハードディスクドライブ)搭載モデルとSSD(ソリッドステートドライブ)搭載モデルという2つのタイプがあります。気になる異音がしたときには、はじめに自分のパソコンがHDD搭載モデルなのかSSD搭載モデルなのかという点を確かめておくと、適切な判断がしやすくなるでしょう。

HDDやSSDというのは、どちらもデータを格納する内部ストレージ(補助記憶装置)のことです。HDDは、ドーナツ型のディスクを縦に積み重ねたような形状をしていて、内部のディスクが高速回転する仕組みになっているため回転音が発生します。一方、SSDとは半導体メモリを使った新しいタイプのストレージで、ノートパソコンの主流になっています。小型で軽量なのに加えて読み書き速度が非常に早く、作動音がしないのが特徴です。

VAIOから気になる音がしたら、まずは「そのときのパソコンがどんな状態だったのか」をチェックしましょう。たとえば、大量のデータを扱っていたり、複数のアプリケーションを同時に立ち上げていたりすると、CPU(Central Processing Unit中央演算処理装置)やメモリに負荷がかかって稼働音が大きくなることがあります。

バックグラウンドでアプリケーションが動いていることもあるので、タスクマネージャーで状況を確認してみましょう。Windows10なら、「スタートメニュー」からアプリの「Windows システムツール」を開いて「タスクマネージャー」を選ぶと閲覧できます。使っているアプリケーションをすべて閉じて、音が変わるかどうかを確かめてみるのも手軽で良い方法です。

また、夏の暑い時期はパソコン内部に熱がたまりやすくなり、冷却ファンの回転数が増えるために音が大きくなりがちです。異音を感じたら、音の特徴だけでなく「どんなタイミングで音が出るのか」やその頻度についてもしっかりチェックしておきましょう。

PCトラブル診断

2.異音がしてもVAIOには問題がないケース

はじめに、異音がしてもVAIOには問題がないケースについて説明します。

2-1.回転音がする場合

VAIOから「ブーン」「シュワー」「ガガガガ」「ガラガラガラ」などといった回転音が聞こえることがあります。これは、VAIOに搭載されている冷却ファンやハードディスク、さらにCDやDVD、ブルーレイといった光学ディスクが回転している音です。正常に稼働していても回転音はするので、回転音が聞こえること自体は異常ではありません。

回転音の大きさはパソコンの稼働状況によっても変わってきます。パソコンに負荷がかかると音が大きくなるのが普通です。状況によってはまったく回転音がしないこともあります。温度も回転音に影響を与えるので、パソコンを使う場所にも十分配慮しましょう。VAIOの側面や裏面にある吸気口や排気口がふさがっていると、内部に熱がたまって冷却ファンの回転数が上がってしまうことがあります。

本体が熱くなっているときには、冷却用スタンドや扇風機などを適切に使って冷やすのも1つの手です。また、標準よりも冷却能力を高く設定している場合も、回転数が大きくなります。冷却ファンの回転音が気になる場合は「VAIOの設定」を確認してみましょう。

一方、VAIOに挿入したCDやDVDなどのディスク自体が変形していたり中心がわずかにずれていたりすると、「ブーン」という振動音がすることがあります。これは、VAIOの異常ではなく、ディスク側の問題です。別のディスクを挿入したり再度挿入し直したりして、音に変化があるかどうかを確認してみると良いでしょう。

2-2.「カッコン」という音がする場合

VAIOのHDD搭載モデルを使っていると、「カッコン」という音がする場合があります。これは、ハードディスクの仕組みによって発生する音なので異常ではなく、鳴らないように設定することもできません。ハードディスクは、読み書きが発生しないときはヘッドを安全な待避領域に移動させて保護する仕組みになっています。「カッコン」というのは、ヘッドを退避させるときに発生する音です。OS(基本ソフトウェア)やプログラムが処理を完了したとき、一定時間ハードディスクにアクセスがないときなどに聞こえる音と考えて良いでしょう。

内蔵HDD

2-3.「カリカリ」という音がする場合

VAIOのHDD搭載モデルでは、電源を入れてからディスプレイにVAIOのロゴが表示されるまでの間に、「カリカリ」という音がする場合があります。これも、ハードディスクの仕組みによって発生する音です。「カリカリ」という音は通常シーク音と呼ばれており、ヘッドの移動量が大きい場合にしばしば発生します。パソコンの電源を入れた直後はハードディスクへのアクセスが活発になるため、シーク音が聞こえやすくなるのです。

シーク音は制御できないので、基本的に気にする必要はありません。ただし、常に鳴り続けているという場合には何らかの異常が起こっている可能性もあるので、点検したほうが良いでしょう。HDDが故障してしまうと、大切なデータが取り出せなくなるおそれも出てきます。

2-4.「カシャ」という音がする場合

ExpressCardスロット搭載のVAIOを揺らすと、「カシャ」という音がすることがあります。これは、ExpressCardを挿入するための部品が揺れる音なので、異常ではありません。ExpressCardをスロットに挿入すると部品が固定されるため、揺らしても音はしなくなります。

ExpressCardとは、PCカードの後継カードとして開発されたノートパソコン向けの機能拡張用カードです。ExpressCardスロットを搭載しているVAIOでは、eSATAやLANといった端子を増設する拡張インターフェースカードやデータ通信カード、USB3.0増設用カードなど、さまざまな種類のExpressCardが利用できます。

2-5.「ジー」や「ウィーン」という音がする場合

スロットイン方式のVAIOでCDやDVD、ブルーレイディスクを使用している場合に、「ジー」「ウィーン」といった異音が発生することがあります。電源を入れたときやスリープから復帰したときに聞こえることが多く、異常ではありません。そのまま使い続けても問題ないでしょう。

スロットイン方式とは、パソコンの挿入口に直接光学ディスクを挿入する仕組みです。ディスクを載せるトレイを搭載していないのが特徴といえるでしょう。

2-6.「ピー」という音がする場合

VAIOを使っていると、「ピー」という小さな音がたびたび鳴ります。これは電子機器が発する電子音です。パソコンのような電子機器は「ピー」という音を発することがよくあり、基本的にそのまま使い続けても問題ありません。電源を入れたときやハードディスクが動作しているときに鳴りやすく、負荷がかかる作業をさせると電子音の音色が変わることもあります。

内部パーツ

3.異音がしてVAIOのメンテナンスや修理が必要なケース

ここからは、異音がしてVAIOのメンテナンスや修理が必要なケースについて説明します。

3-1.負荷がかかっている場合

VAIOから気になる異音がするときに最初に考えたいことは、パソコンに負荷がかかっている可能性についてです。「ピー」という電子音はパソコンにはつきものですが、あまりにも頻繁に鳴る場合や「キーン」「リーン」といった音に変わった場合は、パソコンに負荷がかかっているサインかもしれません。また、「カリカリ」という音は通常ハードディスクのシーク音だと考えられますが、「カリカリッという音が頻繁に鳴る」「シーク音が長く続く」という場合にもパソコンに負荷がかかりすぎている可能性が疑われます。

その原因になりやすいのが、「ファイルの断片化」やハードディスクの領域を使いすぎているために起きる「ハードディスクの容量不足」です。これらのトラブルはパソコンの使い方を注意すれば回避しやすい問題なので、対処法を知っておきましょう。

パソコンは基本的にメモリ上で作業を行いますが、メモリが足りない場合などではハードディスクの空き容量を使うこともあります。ところが、ハードディスクに十分な空き容量がないと、データを入れたり出したりする作業が増えるためにパソコンに負荷がかかってしまうのです。負荷が大きくなりすぎると、異音がするだけでなく、パソコンの動作が重くなったり起動できなくなったりする可能性も出てきます。

動作が遅いと感じた場合や容量不足のエラーが出た場合は、ハードディスクの空き容量を確認してみましょう。使わないアプリケーションや不要なファイルを削除したり、すぐには使わないデータを外付けやクラウド上のストレージに移したりするのも効果的です。

ハードディスクにさまざまなデータを保存したり削除したりしているうちに、データを保存できるスペースがバラバラに散ってしまうことがあります。これが、「ファイルの断片化」です。断片化が起きると、ヘッドの移動量やOSの処理が増えるために、処理の速度が遅くなってしまいがちです。断片化が疑われる場合、最適化という処理をするとファイルの格納場所をまとめることが可能です。Windows10の場合、あらかじめスケジュール設定をしておくだけで自動的に最適化が実行できるようになりました。

一方、SSDを最適化する場合は慎重な対処が求められます。SSDに使われる半導体メモリは消耗品なので、最適化によって読み書きの回数が増えると劣化が早くなる可能性もあるためです。

VAIOへの過剰な負担が原因で異音が出ているなら、そのまま放置するのはリスキーです。急にパソコンが動かなくなると、自分で大切なデータを取り出すのが難しくなってしまうでしょう。「頻繁に異音が出るようになった」「動作が遅くなった」という異常に気づいたときは、プロに点検を依頼してみてはいかがでしょうか。

3-2.回転音が大きくなってきた場合

VAIOから聞こえてくる「ブーン」「シュワー」「ガガガガ」などの回転音が大きくなってきたときには、ほこりがたまっている可能性を疑ってみましょう。とくに多いのが、冷却部にほこりがたまっているケースです。ほこりがたまると冷却効果が落ちてしまうので、冷却ファンは回転数を上げて内部の温度を下げようとします。その結果、回転音が大きくなりやすいのです。冷却部のほこりを取るためには本体のカバーを外さなくてはなりません。「自分で内部の掃除をするのが不安だ」という場合は、プロに依頼するほうが安心でしょう。

パソコントラブルはプロに依頼

また、吸気口や排気口にほこりがたまるケースも珍しくありません。パソコンの掃除をするときは、必ず電源を落としておきましょう。息を吹きかけたりエアダスターを使ったりしてほこりを飛ばしながら、乾いた布などで拭き取ります。汚れがひどいときは、掃除機や綿棒などを使って、丁寧に取り除きましょう。「内部で金属がこすれるような回転音がする」など明らかに異常があると思われる場合は、プロに点検や修理を依頼することをおすすめします。

3-3.音の鳴り方に異常がある場合

「今までしなかった異音が突然聞こえるようになった」という場合や、「大きい音がする」「断続的に音が鳴り続けている」という場合は、パソコンの内部で何らかのトラブルが生じている可能性が疑われます。不具合のあるパソコンを無理に使い続けているうちに、動作が遅くなったり急に起動できなくなったりするのは決して珍しいことではありません。大切なデータそのものが失われてしまうおそれすら出てきます。パソコンは買い換えれば済むこともありますが、大切なデータを失ってしまうと取り返しがつきません。

VAIOから聞こえる音が正常なのか異常なのか判断がつかないときや明らかな異常を感じたときは、できるだけ早くプロに点検や修理を依頼しましょう。

VAIOから異音がするときは音の特徴を見極めよう

VAIOから音がしても問題ないケースも少なくありません。しかし、点検や修理が必要な場合は早めにプロに相談したほうが良いでしょう。「ドクター・ホームネット」はパソコン修理のプロ集団です。プロの手を借りてパソコンの問題をスムーズに解決したい場合は、「ドクター・ホームネット」の出張修理の予約や店舗への来店を検討してみてはいかがでしょうか。VAIOから異音がするときは、音の特徴を見極めて適切な対処につなげましょう。

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