富士通のパソコンの動作が遅い!原因と対処法を知れば高速化できる?

富士通のパソコンの動作が遅い!原因と対処法を知れば高速化できる?

富士通のパソコンは、信頼の国産メーカーです。しかし、長年使用していると動作が遅くなってしまったと感じている方はいませんか。パソコン動作が遅くなる原因は、さまざまありますが、適切に対処したり、原因が分かったりすれば改善することが多い傾向です。そこで、この記事ではパソコンが遅くなる主な原因や改善方法などについて解説していきます。

富士通パソコンが重くなる原因とは

富士通のパソコンは、主に2つのタイプに分かれます。1つ目がローエンドモデルと呼ばれる初心者向けのパソコンです。エントリーモデルとも呼ばれ、多くの人に愛されています。2つ目は、ハイエンドモデルと呼ばれる、より性能の高いヘビーユーザー向けのものです。このように、多彩なラインナップが富士通の魅力ですが、当然ほかのメーカーと同じように富士通のパソコンでも重くなります。

パソコンが重くなる原因は大きく分けて3つです。パソコン本体の不具合やコンピュータウイルスに感染、またはパソコンのスペックが十分でない場合にパソコンの動作が重くなります。ただし、これらの原因による動作の不具合は、適切に対処すれば解決できるので安心してください。

富士通のパソコンが重くなる原因と対処法の詳細を説明いたします。

ハードディスクドライブは使うほど劣化する消耗品

HDDをSSDに交換

パソコンの動作が重くなっている原因としては、本体の不具合も考えられます。しかし、その場合、ハードディスクドライブ(HDD)が不具合を起こしているケースが多いです。HDDは、消耗品なので長く使えば経年劣化を起こしたり、無理な使用をすればその分損傷したりして、読み書きの速度が遅くなってしまいます。また、回復不可能な劣化部分が多いと「フリーズを起こす」「起動も異常に遅くなる」といった状況になりかねません。最悪の場合、Windowsが起動しなくなる恐れもあります。HDDが回復不能なほど劣化してしまうと、取り替えするしかありません。Windowsが起動できているうちに、データをバックアップをしておく必要があるでしょう。

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修理対応 出張/持込/宅配
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初心者向けパソコンによるスペック不足

富士通にはローエンドモデルと呼ばれる初心者向けのパソコンが展開されています。もちろん、ローエンドモデル特有のメリット・デメリットは数多くありますが、その特徴からパソコンが重くなる原因を追及していきましょう。

簡単に使える低価格パソコンとして需要がある

パソコンを日常業務に使用して、あれもこれもと機能を拡張しながらさまざまな機能を駆使する人もいるのではないでしょうか。一方で、メールやインターネット、簡単な文書作成、または動画視聴など、基本的な操作のみで使用を完結する人もたくさんいます。ローエンドモデルは、そのようなパソコン初心者や複雑な処理を必要としないライトユーザーに適した機種です。機能を拡張すればするほど、扱うデータも軽いものから重いものまで多種多様に増えていきます。パソコンを使って動画データを編集したり、売り上げデータをまとめたりする人もいますが、重いデータやソフトを使わないのであれば、ローエンドモデルで十分です。

ローエンドパソコンでも使えるアプリケーション

  • 文章作成
  • インターネット
  • メール
  • 動画視聴

性能がそれほど高くない分、価格も比較的安く設定されています。そのため、入門機として購入されるのも多いのが、このモデルの特徴です。

CPUの性能はどの程度?

「Core i」の順に性能が高くなっていきます。どのCPUを使用しているかは、コントロールパネルからシステム欄のプロセッサを確認するか、またはパソコン本体にシールなどが貼られている場合もあります。それぞれのCPUには、さらにシリーズがあり、後ろに続く英数字などでどのシリーズが搭載されているかを判断可能です。シリーズによっても性能に違いがあります。また、クロック周波数と呼ばれるパソコンの信号も数字が大きいほど高性能です。しばしばCPU名のあとにGHzの単位で表されています。

低価格パソコンの場合、性能の低いCPUが採用されることが多く、それによって価格を抑えています。もちろん、複雑な作業をしないのであれば、性能の低いCPUでも十分活躍してくれるでしょう。しかし、パソコンに慣れるに従って現状の性能に不満を持ったり、新たな機能を求めたりしてしまうことも多い傾向です。

ストレージの容量も不足しているものが多い

ストレージは、大雑把にいえばデータを保存する場所という意味です。HDD(ハードディスクドライブ)やSDD(ソリッドステートドライブ)がそれにあたります。容量の大きさでいえば、HDDのほうが大容量のものが多く処理の速度でいえばSSDのほうが優れているのが特徴です。ただし、外付けHDDやクラウドに保存すれば、SSDの容量不足もカバーできるでしょう。データをパソコン本体に保存したり、アプリケーションをダウンロードしたりすると、ストレージに空きがなくなっていき容量が不足していきます。すると、一時記録ファイルなどの場所がなくなるのでパソコンが重くなりがちです。

HDDにアクセスする際、ガリガリと激しい音が立ったら容量不足を疑われます。いらないデータやアプリは、アンインストールしてストレージの容量を確保しましょう。処理速度に不満を感じた場合、HDDからSSDに交換は可能ですが、初心者が自分でやるにはハードルが高いです。HDDのパソコンをSSDにするのであれば、パソコンのサポートを行っている修理業者などに依頼するのが無難です。

使い方によってはメモリが足りない場合も

メモリの容量が少ない場合も、動作が固まってしまったり、応答がなかったりするなどの不具合が起きるケースが多い傾向です。メモリとは、ランダムアクセスメモリの通称で、パソコンにおけるデータ作成や情報のやり取りなど、作業のさまざまな情報を一時的に記録できる場所を指します。記録できる場所が大きいほど、作業がスムーズになるのが特徴です。購入当時から動作が遅いと感じている場合、作業内容に対するスペック不足が否めません。スペックを高める方法はいくつかありますが、メモリも増設して取り付けることは可能です。ローエンドモデルをより一層快適な動きにしたいのであれば、メモリ増設も視野に入れてもよいでしょう

ただし、機種によっては増設できる最大容量が決まっている場合もあるので注意が必要です。また、ある程度知識があれば自分ひとりでメモリの増設も可能ですが、知識が乏しいと難しいでしょう。

タスクマネージャーで確認してみよう

タスクマネージャーのパフォーマンスタブから、CPUやメモリの使用率がグラフによって分かります。それぞれにどれくらい負荷がかかっているか確認できるので、動作が重いと感じたときには確認するとよいでしょう。使用率が100%に到達すると、搭載された物理メモリではなくストレージを仮想メモリとして使用することになるので、動作が重くなります。また、同様にタスクマネージャーのプロセスタブでは、バックグラウンドプロセスも確認可能です。

メモリが少なくなる具体的な原因としては、常駐アプリケーションが多かったり、ブラウザのタブを開き過ぎていたりする場合でもメモリの容量を使用します。バックグラウンドプロセスを確認しながら、常駐アプリを停止したりタブを一気に閉じたりして対処しましょう。

重たいデータを扱う作業はどうしても動作が遅くなる

備わっているCPUが推奨環境を満たしていない場合は、どうしても動作が遅くなってしまい、特に動画の編集は重くなりがちです。たとえば、グラフィックの繊細なゲームソフトや、動画の編集アプリケーション、ドローイングソフト、ペイントソフトなどハイスペックを必要とするソフトは数多くあります。それらが必要としているスペックに満たないものは、まともに動きません。データのやり取りが容易になり、高画質の映像データや音声なども頻繁に送られるようになりました。しかし、スペック不足のパソコンでは難しい処理にどうしても時間がかかってしまい、固まってしまったり、動作が重くなったりしてしまうでしょう。

重たいデータ処理が多くなるアプリケーション

  • 動画編集アプリケーション
  • ドローイングソフト
  • ペイントソフト
  • 高精細ゲームソフト

インターネットが遅いのもパソコンのせい?

通信が遅いインターネットの速度改善

インターネットの通信速度が遅い場合は、パソコンスペックよりも接続環境を疑ってみましょう。利用している環境ごとに遅くなる原因は異なります。たとえば、ADSL回線を利用している場合は、基地局からの距離が遠いほど遅くなる傾向です。また、マンションなど建物で共用回線を使っているケースでは、同じ時間帯に一斉に大きなサイズのデータを送受信したり、高画質で映像を視聴したりすると一時的に速度が低下することも少なくありません。

ほかにも、Wi-Fiを利用している場合はアンテナの向きや距離によってインターネットの調子が悪くなるときもあります。場合によっては、障害物で速度が落ちる可能性もあるでしょう。同じ周波数帯を使っている電子レンジや電話の子機などの電化製品があれば、それがWi-Fi接続に干渉して接続が切れたり速度が低下したりする場合もあります。可能であれば、異なる周波数帯のWi-Fiを選んだほうが無難です。あまりにも接続が悪く低速が解消されないのであれば、有線を利用しましょう。有線であれば、外部要因に邪魔されることはありません。

起動に時間がかかるならスタートアップ設定を見直す

作業中の動作ではなく、電源を入れてから使えるようになるまでの起動が遅いと感じるのであれば、スタートアップ項目を見直すとよいでしょう。起動時には、さまざまなアプリケーションが同時に作動し始めるため、必要ないものを停止させてしまえばスタートアップが早くなる場合もあります。Windows10では、高速スタートアップがデフォルトで設定されていますが、それ以前のバージョンでは設定しなければなりません。もし、起動が遅いと感じるならば高速スタートアップ設定を試してみてもよいでしょう。

ただし、起動時には必要不可欠なソフトもあります。よく分からないソフトだからといって安易に停止させてしまうと不具合を起こす原因にもなるため、しっかりと見極めながら慎重にソフトを選別することが必要です。また、高速スタートアップを設定すると、ほかの設定や周辺機器のバージョンによっては、かえって不具合を起こしてしまう可能性もあります。それぞれの相性を確かめながら実践しましょう。

富士通パソコンのスピード改善はHDD換装・SSD換装がおすすめです。

PCホスピタルに富士通のパソコンのサポートを依頼する場合はこちら

コンピュータウイルスの感染でも動作が遅くなる

ウイルスに感染しないためには、対策ソフトを利用するほかに怪しいサイトを開いたり、怪しい広告をクリックしたりしないように普段から意識しておくことも重要です。メールで無作為にウイルスが送られる場合もありますが、差出人などを確認して怪しければ見る前に削除しましょう。ウイルスに感染してしまうと、自身のパソコンだけでなく周囲のパソコンにまで感染が拡大してしまう場合もあります。たとえば、会社で共通の回線などを利用しているときにウイルスに感染してしまうと、同じ回線でつながっているすべてのパソコンに一斉にウイルスが広まってしまう危険性があるのです。

非常に大きな損害となってしまう可能性もあるので、まずはウイルス対策ソフトなどを完備しつつも、動作が遅いと感じた場合にはウイルス感染も必ず疑いましょう。

修理をプロに任せるのも一つの対処法

記載の対処法で富士通のパソコンの動作が遅い状態が改善しない場合、内部パーツの破損やOSのシステムエラーなど様々な原因が積み重なってることも考えられます。

富士通のパソコンを分解して内部パーツを交換すれば動作が遅いトラブルが改善するかもしれませんが、失敗すれば更に状態が悪化してしまうことも考えられます。また、ノートパソコンや一体型パソコンは分解の難易度が高く、知識が無ければ修復できない状態に陥る可能性があります。

自力の改善が難しいとお考えの場合は富士通のパソコンやデータを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。

PCホスピタルは富士通製パソコンの動作が遅いトラブルのサポートが可能です

低スペックのパソコンの場合、パーツの換装や設定の見直し、さらに買い替えという選択肢がありますがPCホスピタルは、豊富なサポート実績により培ったノウハウを元にさまざまなご提案が可能です。

しかし1日たった10分遅くなるだけでも1年間毎日パソコンを使っていれば3650分。時間にして年間60時間も不要な時間を使ってしまうことになるので、パソコンが遅いということは深刻な問題だと言えます。

富士通パソコンの動作が遅いトラブルでお困りの場合はぜひPCホスピタルに修理をご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 動作が遅いパソコンの修理 6,600円~ + 基本料金 8,800円~11,000円
PCホスピタルの富士通製パソコン修理サポートについて詳細を確認する
監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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