VAIOが起動しないときの対処法とは?手順・確認点や原因別の対処法

起動しないパソコントラブル

高性能と魅力的なデザインで人気のパソコンがVAIOシリーズですが、長く使っていると電源をONにしても起動しないことがあります。パソコン内部の故障とWindows OSの不具合では対処方法が異なるため、そのときは落ち着いて状況を確認しましょう。本記事では、VAIOが起動しない場合にまず行うべき状況確認手順、また、不具合の原因を特定する方法と原因別の対処方法を紹介します。

1.Windows OSが起動しない場合にまず試すべき3つの手順

電源を入れたあとで「VAIO」のロゴが表示されるものの、Windows OSが起動しない場合には次の3つの手順で状況を確認します。手順の1つ目は「電源を切る」ことです。不具合が起きた場合の基本的な処置は再起動なので、まずは電源をオフにするわけです。本体の電源ボタンを普通に押しても変化がないときには、4秒以上押しつづけると強制的に電源を切ることができます。手順の2つ目は、パソコンに接続している「周辺機器を取り外す」ことです。

起動時にスキャナーやプリンターなどの周辺機器が接続されていると、パソコンとの間で通信が発生します。たとえば、プリンターであればどの機種がつながっているかによって、インストールするプリンタードライバが変わるため、その確認を行います。場合によっては、この通信がWindows OSの起動プロセスに悪影響を与えることがあるのです。手順の3つ目は「電源の再投入」です。周辺機器を外し終わったら、もう一度VAIOの電源を入れてWindows OSが起動するかどうか確認します。大抵は、これで問題なく起動できることが多いのですが、それでも状況が変わらなければWindows OSの復旧を行うことになります。

2.VAIOが起動しない場合にまずチェックするべき要素

VAIOが起動しない場合、その原因を究明する必要があります。この段落では、まずはどこに問題があるのか、デバイス、パソコン内部、OSに分けて確認方法を紹介します。

2-1.デバイス

正常な状態であれば、電源を入れるとモニター上に「VAIO」のロゴが現れます。もし画面が真っ黒のままで通電している様子がなければ、パソコンを構成するハードウェアに問題がある可能性があります。具体的には、電源ユニット、液晶モニターなどのデバイスの不具合です。まず、電源ユニットの検証方法ですが、ノートパソコンであればバッテリを外してACアダプタ接続のみで電源を投入します。その際、電源ランプが点灯していれば電源ユニット自体には問題がないといえるでしょう。次に、液晶モニターの検証には、HDMIなどの外部出力端子から外部モニターやプロジェクターにつないで信号を外に出してみます。

映像が問題なく映れば、バックライト切れなどの液晶モニターの不具合か、ディスプレイ出力先の設定がVAIOの液晶モニターではなく、外部モニターになっているケースが考えられます。たとえば、外部モニターに映像を表示したまま、設定画面から「ミラーリング」をオンにしてもVAIOの液晶モニターに同じ映像が出ないとします。これは、ハードウェアとしての液晶モニターの不具合の可能性が濃厚です。修理を依頼したほうがよいでしょう。なお、ミラーリングとは、モニターを2つ使う場合に、それぞれに同じ映像を映すことです。ONであれば同じ映像、OFFにすると外部モニターのみに信号が送られます。

2-2.パソコン内部

デバイス面でのチェックの際に、電源ランプが点灯していない場合はパソコン内部の問題が疑われます。液晶画面に薄く文字が表示されるケースでも、全く反応がない場合でも、いずれにせよパソコン内部に不具合が起きている可能性があるのです。具体的には、ハードディスクがクラッシュしていたり、マザーボード上の部品が損傷していたりなど、さまざまなケースが考えられます。パソコン修理には専門知識が必要なため、自分でなんとかしようと考えずにメーカーやパソコン修理店などへ修理を依頼するのが無難でしょう。

部品交換を伴うパソコン修理はプロにお任せ

なお、修理に出すと、故障の程度によっては修理しないほうがよいといわれることもあります。たとえば、修理するより新品購入のほうが安くなる程度までハードウェアに深刻なダメージがある場合は、データのみを救出してパソコン自体は廃棄処分にするのが普通です。一方で、いくつかの部品交換で対応できる程度の不具合であれば、パソコンもデータも復旧できるケースもあります。

2-3.OS

VAIOの電源を入れて「VAIOロゴ」が表示されるのであれば、OSを読み込む以前に作動するハードウェア制御プログラムまでは正常に動いている可能性があります。そうなると、パソコン内部の致命的な欠陥ではなく、VAIOのOSであるWindowsの不具合が疑われます。このようなWindowsの起動トラブルの際には、「回復ドライブ」や「システム修復ディスク」といったトラブル解決ツールを使うことになります。

トラブル解決ツールは、OSのシステムがインストールされているハードディスクなどではなく、外部メディアとしてのUSBメモリやDVDなどに入れて使います。なぜなら、不具合のあるVAIOの内蔵メディアはトラブルの際には使えない可能性があるからです。なお、他のパソコンで作成したものも使えるため、VAIOが使えなくても準備は可能です。

3.WindowsOSの起動トラブル時の回復方法

Windows OSの起動トラブルがある場合に回復する方法について解説します。特に、ここではUSBメモリを使った「回復ドライブ」を使った手順を詳しく扱います。

3-1.OSを回復する手順

VAIOの電源投入が可能で、起動の初期段階までは進めるのであれば、Windows OSのトラブルだと考えてもよいでしょう。そうなると、システムが修復できれば起動プロセスを最後まで完了できる可能性がでてきます。この可能性を活かすためには、Windowsの起動トラブルをユーザー自身で修復できるツールを使うのが一般的です。ツールには「回復ドライブ」や「システム修復ディスク」があります。ディスクドライブがない場合は、他のパソコンで作成してUSBメモリなどに保存した回復ドライブを使います。

このようなツールは不具合が起きてから別の正常なパソコンで作成しても良いのですが、あらかじめ用意しておくとよいでしょう。そうすれば、パソコンが使えない時間を最小限に留めることができます。USBメモリに入っている回復ドライブはVAIOのUSB端子に接続しましょう。また、システム修復ディスクは内蔵または外付けディスクドライブを使って、それらの外部メディアから起動させることになります。それほど複雑な作業ではないのでユーザーが行ってもよいのですが、パソコン修理業者に依頼することももちろん可能です。

3-2.回復ドライブの作成

トラブル解決ツールのうち、ディスクドライブがなくても実行できる「回復ドライブ」を作成する方法について説明します。この回復ドライブを使えば、パソコンでハードウェア障害といった重大な問題が発生したときでも、Windows OSの再インストールの準備ができるのです。なお、回復ドライブを作成するときの設定によっては、OSの再インストールに「リカバリーディスク」とよばれる別のツールが必要になることがあります。回復ドライブの作成には、まず、USBメモリを用意します。容量は32GB以上が推奨されています。

回復ドライブをUSBに作成

作成中に自動的にフォーマットされるのですが、USBメモリ自体の不具合を検証する意味でも、あらかじめフォーマットしておくとよいでしょう。準備ができたら、USBメモリをパソコンに接続します。コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」「セキュリティとメンテナンス」の順番でオプションメニューの階層を降ります。そこで「回復」をクリックし「回復ドライブの作成」を開きましょう。画面中央にある「システム ファイルを回復ドライブにバックアップします」オプションにチェックが入っていることを確認して、パソコンに接続されているUSBメモリを選択して実行します。

しばらく待って「回復ドライブの準備ができました」と表示されれば、解決ツールが完成です。作成に何度も失敗するようであれば別のUSBメモリで試します。なお、回復ドライブに使うUSBメモリに保存されている既存のデータは再フォーマットされるためすべて削除されます。必要であればバックアップを忘れないように取っておきましょう。なお、上記の「回復ドライブの作成」画面を一発で表示するには、スタートボタンの隣にある検索入力欄に「回復ドライブ」と入力する方法もあります。検索結果に表示される「回復ドライブの作成コントロールパネル」をクリックすることですぐに表示されるのです。

3-3.回復ドライブの起動

回復ドライブの作成が完了したら、USBメモリを不具合があるVAIOに接続して電源を入れます。Windowsのロゴが記載されている「Windowsキー」を押しながら「Lキー」を押してサインイン画面を表示しましょう。ここで「Shiftキー」を押しながら、画面の右下隅にある「電源」から「再起動」を実行するとWindows回復環境が起動できます。再起動するとオプションが選択できるので、「トラブルシューティング」を選択します。この段階で、どこまで復元するのかを選べます。初期状態に戻すのであれば「ドライブから回復する」を実行してWindowsの再インストールをします。

このとき、個人用のファイル、インストールしたアプリケーション、ドライバーなどは全て削除されます。もう1つの復元方法として、ユーザーが設定したある特定の時期や、新しいアプリケーションがインストールされた時点まで戻すこともできます。この特定の状態を「復元ポイント」と呼ぶのです。たとえば、最近あるアプリケーションをインストールしてから不具合が発生したのであれば、そのインストール前の状態まで復元すればよいことになります。このような復元ポイントから復元するには、「詳細オプション」の方を選び「システムの復元」へ進みます。

そこで表示される復元ポイントのリストから希望する状態を選んで復元するのです。うまく使えばピンポイントで特定の状態まで戻せる復元ポイントですが、注意点が2つあります。1つ目は、Windows10の初期設定ではこのオプションが無効になっている点です。あらかじめコントロールパネルから「システムの保護」を有効にしておかないと、トラブルが起きたときに復元ポイントが使えません。2つ目は、選択した復元ポイント以後に更新したアプリケーションや更新プログラムは削除される点です。削除される項目の一覧は表示されますが、念のためメモに残しておいたほうがよいでしょう。あとで、環境を再構築するときに役に立ちます。

4.パソコン内部に問題がある場合の対処方法

パソコン内部に問題がある場合の対処方法について2つのケースを紹介します。データのみの復元で済ませるか、パソコンまで復元するかの選択です。

4-1.データの復元

Windowsやパソコンの部品に不具合がある場合の対処方法として、パソコンの故障を回復せずにデータの復旧のみを行うという方法があります。文書や画像・音声といったデータは、ハードディスクに書き込まれたまま保存されている状態です。ただし、ハードディスクが物理的に変形、破損、変色、ひび割れなどを起こしていると、データの救出は困難になります。そこまでひどくなければ、データが復元される可能性は高いと考えてよいでしょう。

ユーザー自身でWindowsの回復を試みて失敗に終わっていたり、電源が入らなかったり、画面が作動しなかったりという場合でも、ハードディスクに物理的なダメージがなければデータは復元できるのです。ただし、VAIOを再度使用できるかどうかは別問題になります。データをメモリ媒体に移し替えることはできても、VAIOが回復しないケースもあります。主に、修理料金として部品代と工賃を合わせると、同等品の新規購入のほうが割安になる場合です。

4-2.パソコンの復元

データ移行だけでなく、パソコンを修理して再度使用できるように回復する対処方法もあります。たとえば、マザーボードの故障や、内部のパーツ同士の接触不良、埃などが原因で、パソコンのハードウェアが異常をきたすケースを考えてみましょう。このとき、状態によってはVAIOを廃棄してデータのみを取り出す方法をとらなくても、物理的なパーツ交換でVAIO自体も回復できることがあるのです。そのためには、内部を分解して不具合の原因を特定できる技術力のあるプロに任せる必要があります。パソコン修理を専門に扱う会社であれば、エンジニアが原因調査からデータ復旧、あるいはパソコン復旧までやってくれるため、データ復旧専門業者と比べてもメリットが大きいといえるでしょう。

VAIOの復旧なら実績豊富なパソコン修理店を活用しよう

パソコン修理の経験が豊富なスタッフが揃っています

VAIOが起動しない場合、Windows OSやパソコン内部に不具合を抱えているケースがあります。その際、実際に起動しない原因の特定やトラブル復旧、また交換修理にはある程度の専門知識が不可欠です。データ復旧だけでなくVAIOの復旧実績もあるドクター・ホームネットなら、全国対応が可能で安心して依頼できます。VAIOのトラブルで困ったときには、ぜひ問い合わせてみましょう。

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