買い替える前に試してみよう!NEC製パソコンの初期化方法

どうにも解決できないPCトラブルを初期化で解消

パソコンでトラブルが続くと、買い替えを検討したくなる人は多いでしょう。パソコンはいつか壊れるものなので、寿命がきているなら買い替えも仕方がありません。しかし、最後の手段として初期化は試しておきたいものです。初期化の方法はパソコンメーカーによって違うため気をつけましょう。本記事ではNEC製パソコンの初期化方法について説明します。

1.パソコンの初期化とは?

パソコンの初期化とは工場出荷時の状態に戻すことです。工場出荷といわれてもピンとこない人は、買ったときのまっさらな状態に戻すといえばイメージが湧くのではないでしょうか。再セットアップ、システムリカバリと呼ばれる場合もあります。初期化を実施すれば、不安定になったパソコンでも、動作が安定するケースが多いのです。保存したデータやインストールしたソフトなどが消えてしまいますが、感染したウィルスもすべてなくなります。なにが原因で動作がおかしくなっているのかどうしてもわからないときは、初期化に頼ることになるでしょう。

2.初期化するときの注意点

パソコンを初期化する際にはいくつかの注意点を意識しながら、慎重に実施しましょう。この段落では特に大事なポイントを4点に絞って紹介します。

2-1.ハードウェアの故障がないかを確認する

初期化を実施すると、Windowsに生じた不具合や厄介なウィルス感染を改善できます。処理速度が遅い、動作が不安定といった問題であれば、初期化で解決する望みは大いにあるでしょう。ただし、ハードウェアに故障をかかえている場合は、初期化しても改善できません。パソコンを動作させた際に、おかしな音や異臭がするときはハードウェアに問題がある可能性が高いといえます。

また、青い画面に英文が表示されるブルースクリーンが頻発するケースも、ハードウェアの異常を疑ったほうがよいです。ハードウェアに問題があるときは、初期化の最中にフリーズすることもよくあります。初期化処理が何度も途中で止まるようであれば、買い替えを検討すべきでしょう。

2-2.購入時の付属品を揃える

初期化を実行すると、パソコンを購入したあとに行った設定や変更などはすべて消えてしまいます。初期化後、あらためて設定し直すことになるため取扱説明書や同梱品の所在を確認しておいてください。Officeなどのアプリケーションソフト、リカバリーソフト、ネットワーク設定資料なども揃えておきたいものです。初期化の方法は取扱説明書に書いてあるはずですので、それに従って実施するようにしましょう。付属のリカバリーディスクを使えば初期化が簡単にできるので便利です。もしリカバリーディスクがない場合は、自分で作成する方法もあります。

2-3.データのバックアップを取る

初期化を実行すると工場出荷時の状態に戻ります。そのため、インストールしたアプリや保存したファイル、メールなどはすべて消えてしまいます。初期化をする前に、必要なデータ類は必ずバックアップを取るようにしてください。バックアップのアプローチはさまざまです。USBメモリ、外付けハードディスクなど、自分の好きなデバイスを用意しましょう。CD-RやDVDにデータを書き写してもよいでしょう。コピーの方法は自分の移したいデータをドラッグ、ドロップしてコピー先に投げるだけなので、難しくはありません。

バックアップの安全度を高めたい人は、同じデータを外付けハードディスク複数台に保存しておくのも1つの方法です。このようにしておけば、万が一、バックアップ先がひとつ壊れても他にデータが残っているためリスク回避になります。

2-4.廃棄や譲渡をする場合にはデータの完全消去を行う

初期化を行うと一見データは完全に消去されたように見えます。しかし、実際には残っているという認識は持っておいてください。特定の方法を行えば、消去したデータは復元が可能なのです。個人情報の流出を完全に防ぐとなると、初期化だけでは足りません。重要なデータが入っていたパソコンを廃棄や譲渡する際には、データの完全消去をする必要があります。データを完全に消し去り、復旧できなくする専用ソフトがいくつかリリースされているので、自分にあったものを購入するとよいでしょう。

3.バックアップデータのチェックリスト

バックアップに必要な内容はデータ関連と設定関連が主になるでしょう。この段落ではバックアップを取っておきたい項目について説明していきます。

万が一のトラブルに備えてデータのバックアップ対策を!

3-1.データ関連

バックアップしておきたいデータとしてまず挙げられるのが、マイドキュメントに保存したファイルです。マイドキュメントは何かのソフトを使用時、ファイルの保存先としてデフォルト指定されることがよくあります。自分でもあまり意識しないうちに、多くのファイルを保存している可能性は高いといえるでしょう。バックアップの際には必ずチェックするようにしてください。デスクトップに関しても、気軽に色々なファイルを置きがちな場所です。重要なものがないか確認するようにしましょう。

メールの送受信データやアドレス帳もバックアップすべきもののひとつです。特に、大事な要件の証拠になるメールや、仕事関係のアドレス帳は絶対に消さないように気をつけましょう。メール送受信データとアドレス帳はエクスポート、インポートのやり方がわかれば移行は簡単にできます。また、ブラウザのブックマークなどもできるだけ忘れないようにしましょう。

3-2.設定関連

バックアップしておきたい設定としてはブラウザの環境設定や拡張機能があります。これらのデータを保存しておけば、あとでインポートすることで今までと同じ環境でインターネットを使うことができるでしょう。IMEユーザー辞書の設定もバックアップが必要です。IMEユーザー辞書は文字入力をスムーズにするうえでとても役立つものです。使用頻度の高い言語や単語を登録している人は多いでしょう。IME ユーザー辞書のデータがあるフォルダや移行方法はしっかりと押さえておいてください。インターネットの接続設定情報に関してもバックアップは取るべきです。初期化後、インターネットに上手く繋がらないという事態は避けるようにしましょう。

4.NEC製パソコンの初期化方法

NEC製パソコンを初期化する方法は「内部データを利用」、「再セットアップディスクを利用」、「回復ドライブを利用(Windows10)」の3パターンがあります。初期化する前にはスクリーンセーバーやスリープ設定は解除しておいてください。ノートパソコンはバッテリーではなくコンセントから電源を取るのも忘れてはいけません。作業には数時間かかりますので、電源が途中で落ちてしまうと大変です。また、初期化動作に影響を与えないためにも、プリンターなどの周辺機器は外しておくようにしましょう。

5.内部データを利用する方法

初期化の方法として、まずは「内部データを利用する方法」を紹介します。NEC製パソコンは内部に保存されているセットアップ用データを利用し初期化することができるのです。

5-1.内部データ利用の注意点

内部データを利用したバックアップはあらかじめシステムに格納されているツールを利用するのが特徴です。つまり、ハードディスクに問題が発生していた場合は、この方法は使えないことを覚えておきましょう。Windows7やWindows8などからWindows10にアップグレードしていた場合には、初期化しても元のバージョンには戻りません。戻す方法はありますが、基本的には戻らないという認識を持っておいてください。

初期化する際、個人用ファイルを残す設定をすると、ドキュメント、ピクチャ、ユーザーアカウントなどを消さない状態で初期化が可能です。ただし、個人用ファイルではないプログラムファイルや一部のインストールアプリやドライバーは消されるケースがあります。何が残り何が消えるのか曖昧な人は念のためにバックアップを取っておくべきでしょう。

5-2.内部データでの初期化手順

内部データを利用した初期化手順としてWindows10とWindows7のケースを説明します。Windows10は「スタート」をクリックし「設定」 、「更新とセキュリティ」を順に選択してください。「更新とセキュリティ」に「回復」の項目がありますので、クリックし「このPCを初期状態に戻す」で「開始する」を実行すれば、初期化が開始されます。

Windows7は「スタート」から「コントロールパネル」を選択し、「システムとセキュリティ」、「バックアップと復元」、「システム設定またはコンピューターの回復」と続けてクリックしてください。「システム設定またはコンピューターの回復」のなかの「高度な回復方法」を選んだら、あとは「コンピューターを出荷時の状態に戻す」を実行するだけです。それぞれの画面に従って操作をすれば、迷うことはほとんどないでしょう。

6.再セットアップディスクを利用する方法

再セットアップディスクを利用した初期化方法について、この段落では説明します。NEC製パソコンの初期化としてよく行われる手法のひとつですので、マスターしておきましょう。

パソコンを快適に使うためのお手入れ

6-1.再セットアップディスク利用の注意点

再セットアップディスクを利用した方法で初期化したいのであれば、ディスクを事前に作成しておく必要があります。ディスクはCDやDVDだけでなく、USBメモリで用意することも可能です。再セットアップディスクは何度も作れるものではなく、1回限りとなっています。作成したディスクは大事に保管しておくようにしましょう。作成手順はOSやモデルによって変わってきます。説明書の内容をよく読んで、間違いがないようにしてください。Windows7やWindows8などからWindows10にアップグレードしていた場合には、元のバージョンに戻ります。この動作は内部データ利用した初期化とは異なる点ですので注意しましょう。

6-2.再セットアップディスクでの初期化手順

再セットアップディスクでの初期化手順をWindows10を例にとり、説明します。まず再セットアップディスクをセットして起動、または再起動を行ってください。起動する直前、すぐにキーボードの「F2」キーを数回押します。このあたりの操作はモデルによって少し変わってくるため、取り扱い説明書を確認するようにしましょう。BIOSセットアップユーティリティの画面が立ち上がったら、右キーで移動し「Exit」を押下、下キーで「Boot Override」に移動します。ここで、作成した再セットアップメディアを選択し、Enterキーで実行です。

NECのログが表示されたあと、「キーボードレイアウトの選択」が出てきますので、「Microsoft IME」をクリックします。すると、「オプションの選択」に遷移するはずです。モデルによっては「キーボードレイアウトの選択」が表示せず、そのまま「オプションの選択」に移動する場合もあります。「オプションの選択」で「トラブルシューティング」を選択し、そのまま「NECリカバリーツール」、「回復ツール」、「Windows10」の順にクリックしましょう。「NECリカバリーツール」が表示されますので、「再セットアップ」を実行してください。これで、再セットアップ処理が開始されます。あとは画面の指示に従って操作すれば概ね問題ありません。

7.回復ドライブを利用する方法

Windows8やWindows10では、回復ドライブ機能を使用して初期化できるのもポイントです。その方法についてこの段落では紹介します。

7-1.回復ドライブ利用の注意点

回復ドライブを利用して初期化する際には、作業後の状態を選択できます。パソコンを初期化して再利用するのであれば、ファイルの削除のみを行うアプローチがよいでしょう。パソコンの廃棄や譲渡をする場合にはドライブを完全にクリーンアップするようにしてください。

回復ドライブで初期化するためには、回復ドライブを作成するだけでなく、回復パーテーションをバックアップしたUSBメモリも必要になります。作成の手順はOSやモデルによって変わってくるので説明書に目を通してください。作業中にエラーが発生すると、回復ドライブによる初期化ができません。そのようなケースを想定して、あらかじめ再セットアップディスクも準備しておくと安心です。

7-2.回復ドライブでの初期化手順

Windows10を例にとり、回復ドライブでの初期化手順を説明します。最初に、パソコンに回復ドライブ、もしくはUSBメモリを接続した状態で起動または再起動を行ってください。パソコンが起動したら「スタート」、「設定」、「更新とセキュリティ」の順に選択します。「更新とセキュリティ」の画面左側に「回復」がありますのでクリック、そのあと「PCの起動をカスタマイズする」のすぐ下にある「今すぐ再起動」を実行しましょう。

再起動が終わったら、「オプションの選択」が表示されます。そこで「デバイスの使用」、「USBメモリ」の順にクリックしてください。NECのロゴが表示され、画面が切り替わると「キーボードレイアウトの選択」が出てきます。「Microsoft IME」を選択すると、再度「オプションの選択」が出ますので、次は「トラブルシューティング」、「ドライブから回復する」の順にクリックしていきましょう。ドライブの回復方法については「ファイルの削除のみ行う」、「ドライブを完全にクリーンアップする」のいずれかを用途に合わせて選択してください。あとは画面の指示に従って操作をすれば作業は完了です。

諦めて処分する前に初期化を試してみよう

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パソコンの不具合が頻繁に発生するようなときは、初期化で改善できる見込みがあります。ただし、ハードウェア自体に不具合が出ているケースでは、初期化をしても復旧の可能性は低いです。問題がソフトウェアにあるのか、ハードウェアあるのか判断するのが難しい状況はよくあります。原因がわからない場合は無理をせず、ドクター・ホームネットに相談してみてください。

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