再セットアップでパソコンの不具合を解消:購入時の状態に戻す方法

1.再セットアップで不具合を解消しよう

長年パソコンを使用しているとシステムが不安定になって、再起動を繰り返す、突然シャットダウンする、フリーズを繰り返すなどの不具合が生じることがあります。また、ウイルスなどに感染してパソコンが正常に作動しないリスクもあります。

そんな時には買い替えを検討する前に、再セットアップをしてみましょう。再セットアップすることでパソコンを購入時の状態に戻せます。再セットアップは他にも、再インストール、リカバリー、初期化、レストアなどと呼ばれています。

ここでは再セットアップでできることと、再セットアップの方法、再セットアップ時の注意点について紹介していきます。パソコンの不具合を解消して快適に作業を進められるようにしましょう。

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2.パソコンの再セットアップとは

パソコンの再セットアップとはパソコンを購入したときの状態にまで戻す機能です。再セットアップでなにができるのか、どこに注意するのか、実行に必要なものの3つの視点から紹介していきます。再セットアップの機能を正しく理解してトラブルが解消しない場合に使ってみましょう。

2-1.再セットアップでできること

再セットアップはパソコンの中身を初期化して、工場出荷後の購入時の状態に戻します。長年の使用によるシステムの不具合やウイルス感染で正常に作動しなくなったパソコンも購入時の状態に戻すことでシステムが正常に戻ります。

再セットアップを行うと後からインストールしたソフトや保存中のデータ、変更した設定などがすべて消えます。ウイルスなどにファイルが感染していてもすべて削除されるのです。

さまざまなソフトをインストールして動作が重くなったパソコンも軽快に動くようになります。長年使ったからしょうがない、ウイルス感染したから使えないと思う前に一度、再セットアップを試してみましょう。

2-2.再セットアップする前に注意すること

パソコンの再セットアップはこれまで使用してきたデータをすべて初期化します。パソコン内に保存されているデータが一度すべて失われる機能です。必要なデータのバックアップやアプリの説明書や設定メモがあるか確認をしましょう。

パソコンの動作が遅い場合にはメモリ不足や常駐ソフトが多い、ハードディスクの容量が少ないなどの原因も考えられます。ウイルスに感染している場合にはウイルス対策ソフトで駆除できないかまずは試してみましょう。不具合の原因を探して、対処できないときに再セットアップを検討しましょう。

ハードディスクの故障や基盤(マザーボード)が故障している場合には、再セットアップをしても正常に動作しません。これら物理障害に対しては専門の修理が必要です。OSが起動しない、再起動を繰り返す、動作が極端に遅いなどシステムが原因と疑われる論理障害に対して再セットアップは有効です。

パソコンの再セットアップは最終手段です。考えられる原因と対処法を施した上で、改善されない場合に、買い替える前に試してみましょう。再セットアップを行うと各種ソフトウェアの再設定、バックアップデータからの復元、WEBのIDとパスワード設定を一からやり直すことを理解して実施しましょう。

2-3.再セットアップに必要なもの

再セットアップを行う際に用意しておきたいものがあります。それは再セットアップディスク、使用しているソフトのデータ(DVDなど)、取扱説明書、時間です。再セットアップディスクはリカバリーディスクとも呼ばれています。

購入時の付属品として同封されている場合とパソコンを使って自分で作成する場合があります。取扱説明書を読んでどちらか確認しましょう。

メーカー独自のソフトウェアや自身で購入したソフトウェアのデータがあるか確認しましょう。パソコン購入時に同封されている付属ソフトのDVDデータなどがある場合は、枚数がそろっているか確認しましょう。

自身で購入したソフトウェアはデータのDVDだけでなく、IDとパスワードがわかるものもそろっているか確認しましょう。再セットアップ後に再度インストールするのに必要です。ダウンロードしたものはセットアップデータをバックアップするか、ダウンロード先を確認しておきましょう。

取扱説明書をなくしてしまった場合は、メーカーサイトからダウンロードできないかチェックしましょう。多くのメーカーがダウンロードに対応しています。再セットアップディスクや付属ソフトデータをなくしてしまった場合はメーカーに問い合わせましょう。多くが有償で取り寄せ可能です。

最後に時間を確保しましょう。再セットアップには時間がかかります。OSの再セットアップに平均2~3時間かかります。その後、使用するソフトウェアのインストールと設定、データの復元などを行うと1日仕事になることもあります。その間パソコンでの作業はできなくなるので、時間に余裕をもって取り組みましょう。

3.再セットアップ前にやっておくべきこと

再セットアップが必要となったら実行する前に準備を整えましょう。再セットアップに必要なものはそろえましたか。ここでは再セットアップをする前にやっておくべき必要な準備について紹介します。パソコントラブルに見舞われて衝動的に再セットアップを行うとデータやソフトの設定情報を失ってしまいます。まずは落ち着いて準備をしましょう。

3-1.データのバックアップをとる

再セットアップはパソコンを初期化します。実行すると保存したファイルやデータは消えてしまいます。データのバックアップがされているか確認しましょう。日ごろからバックアップを行っている場合には、直近で作業したファイルがバックアップされているか確認しましょう。

バックアップ先が起動ディスク(Cドライブ)内に設定されている場合には、バックアップデータごと初期化されてしまいます。できれば外付けハードディスクを用意して外部にバックアップをとりましょう。

パソコンのドライブが2つに分かれている(Dドライブがある)場合には、Dドライブに保存したデータを残して再セットアップすることもできます。ただし、データに不具合がある場合には再セットアップ後にトラブルの原因となるので、パソコン全体を再セットアップすることをおすすめします。

また、再セットアップに失敗するとすべてのデータを失う可能性もあるので、バックアップは安全な場所に確実に保存しましょう。

3-2.設定情報をメモに控える

購入したソフトウェアのIDとパスワードは説明書などに記載されています。ダウンロードしたアプリのID・パスワードやインターネットサービスのID・パスワードは自身でメモをとりましょう。

メールソフトの設定もメモに控えておきましょう。インストールしている必要なソフトウェアやアプリのリストも作成しておくと、後で再インストールする際に役立ちます。

メモはIDとパスワードだけでなく、自身でカスタマイズした変更点やメーカー名なども記載しておくと後で設定がしやすいです。わからなくなったときにはメーカーに問い合わせましょう。

3-3.周辺機器をすべて外す

再セットアップをする際に周辺機器がパソコンにつながっていると正常に実行できない場合があります。デスクトップパソコンならマウスとキーボード以外は外しましょう。ノートパソコンの場合はタッチパッドとキーボードが作動するなら周辺機器はすべて外しましょう。

ノートパソコンにディスクドライブが内蔵されていない場合はディスクドライブをUSBで接続しておきましょう。ディスクドライブを持っていない場合はUSBメモリなどに再セットアップデータを保存して利用することもできます。

3-4.ドライブからディスクを取り出す

ドライブに再セットアップディスク以外のメディアディスクが入っていると正しく再セットアップが行われません。パソコンの設定から再セットアップする場合にはディスクドライブを空の状態で実行しましょう。

ディスクドライブにディスクを入れたままにすると起動できない原因にもなります。日ごろからメディアディスクは取り出しておくようにしましょう。

3-5.電源をコンセントにつなぐ

再セットアップを実行する前に、パソコンが電源に接続されているか確認しましょう。再セットアップはパソコンの構成にもよりますが、2時間以上かかることが多いです。ノートパソコンなら必ずACアダプタを接続して行いましょう。デスクトップでも電源がしっかり接続されているか確認しましょう。

電源タップを利用している場合には、節電ボタンがオフになっていないか確認しましょう。また、タコ足配線をしていると電力不足になって電源が落ちることがあります。パソコン以外に不要な機器が接続されていたら外しましょう。

4.Windows設定を使う手順

Windows 10の設定を利用したバックアップはあらかじめシステムに格納されているツールを利用するのが特徴です。初期化する際、個人用ファイルを残す設定をすると、ドキュメント、ピクチャ、ユーザーアカウントなどを消さない状態で初期化が可能です。

ただし、個人用ファイルではないプログラムファイルや一部のインストールアプリやドライバーは消されるケースがあります。何が残り何が消えるのか曖昧な人は念のためにバックアップを取っておきましょう。

4-1.Windows設定使用時の注意点

ハードディスクに問題が発生していた場合は、この方法は使えないことを覚えておきましょう。Windows 7やWindows 8などからWindows 10にアップグレードしていた場合には、初期化しても元のバージョンには戻りません。戻す方法はありますが、基本的には戻らないという認識を持っておいてください。

4-2.Windows設定による初期化手順

Windows設定を利用した初期化手順を説明します。

Windows 10 設定による初期化手順 「スタート」をクリックし「設定」 、「更新とセキュリティ」を順に選択します。

  1. 「スタート」をクリックし「設定」 、「更新とセキュリティ」を順に選択します。
  2. 「更新とセキュリティ」に「回復」の項目がありますので、クリックします。
  3. 「このPCを初期状態に戻す」で「開始する」を実行すれば、初期化が開始されます。

5.再セットアップディスクを使う手順

再セットアップディスクを利用した初期化方法についてここでは説明します。パソコンの初期化としてよく行われる手法のひとつですので、マスターしておきましょう。

5-1.再セットアップディスク使用時の注意点

再セットアップディスクを利用した方法で初期化したいのであれば、再セットアップディスクを事前に作成しておく必要があります。ディスクはCDやDVDだけでなく、USBメモリで用意することも可能です。再セットアップディスクは何度も作れるものではなく、1回限りとなっています。

作成したディスクは大事に保管しておくようにしましょう。作成手順はOSやモデルによって変わってきます。説明書の内容をよく読んで、間違いがないようにしてください。Windows 7やWindows 8などからWindows 10にアップグレードしていた場合には、元のバージョンに戻ります。Windows設定を利用した初期化とは異なる点ですので注意しましょう。

5-2.再セットアップディスクによる初期化手順

再セットアップディスクでの初期化手順をWindows 10を例にとり説明します。

Windows 10 再セットアップディスクによる初期化手順

  1. 再セットアップディスクをセットして起動、または再起動を行ってください。起動する直前、すぐにキーボードの「F2」キーを数回押します。このあたりの操作はモデルによって少し変わってくるため、取り扱い説明書を確認するようにしましょう。
  2. BIOSセットアップユーティリティの画面が立ち上がったら、右キーで移動し「Exit」を押下します。下キーで「Boot Override」に移動します。ここで、作成した再セットアップメディアを選択し、Enterキーで実行します。
  3. メーカーのロゴが表示されたあと、「キーボードレイアウトの選択」が出てきますので、「Microsoft IME」をクリックします。
  4. 「オプションの選択」に遷移するはずです。モデルによっては「キーボードレイアウトの選択」が表示せず、そのまま「オプションの選択」に移動する場合もあります。
  5. 「オプションの選択」で「トラブルシューティング」を選択し、「リカバリーツール」を選択します。
  6. 「回復ツール」が表示されます。「Windows 10」をクリックします。
  7. 「再セットアップ」をクリックします。これで、再セットアップ処理が開始されます。あとは画面の指示に従って操作すれば問題ありません。

6.回復ドライブを使う手順

Windows 8やWindows 10では、回復ドライブ機能を使用して初期化できるのもポイントです。その方法についてこの段落では紹介します。

6-1.回復ドライブ使用時の注意点

回復ドライブを利用して初期化する際には、作業後の状態を選択できます。パソコンを初期化して再利用するのであれば、ファイルの削除のみを行うのがよいでしょう。パソコンの廃棄や譲渡をする場合には「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択します。

回復ドライブで初期化するためには、回復ドライブを作成するだけでなく、回復パーテーションをバックアップしたUSBメモリも必要です。作成の手順はOSやモデルによって変わってくるので説明書などに目を通してください。作業中にエラーが発生すると、回復ドライブによる初期化ができません。あらかじめ再セットアップディスクも準備しておくと安心です。

6-2.回復ドライブによる初期化手順

Windows 10を例にとり、回復ドライブでの初期化手順を説明します。

Windows 10 回復ドライブでの初期化手順

  1. はじめに作成された 「 回復ドライブ」 のUSBをパソコンの「 USBポート(2.0)」 に接続し「起動」します。
  2. 回復ドライブの正常起動後に「キーボード レイアウトの選択」が表示されます。「Microsoft IME」を選択します。
  3. 「 オプションの選択 」 が表示されます。「トラブルシューティング 」をクリックします。
  4. 「ドライブから回復する」をクリックします。
  5. 「ドライブから回復する」が表示されます。「ファイルの削除のみ行う」、「ドライブを完全にクリーンアップする」のいずれかを用途に合わせて選択してください。
  6. 「回復処理」を開始するに当たり、削除対象となるファイルなどの注意項目が表示されます。内容を確認し、「回復」をクリックします。
  7. 処理には60~120分程度かかります。あとは画面の指示に従って操作をすれば作業は完了です。

7.再セットアップではなく修理が必要なこともある

パソコンの不具合が頻繁に発生するようなときは、初期化で改善できる見込みがあります。ただし、ハードウェア自体に不具合が出ているケースでは、初期化をしても復旧の可能性は低いです。

問題がソフトウェアにあるのか、ハードウェアあるのか判断するのが難しい状況はよくあります。原因がわからない場合は無理をせず、パソコン修理の専門会社に相談してみてください。

7-1.修理が必要な状態

物理的障害が起きているときは修理が必要です。再セットアップしても再起動を繰り返す、電源が落ちる、パソコン動作がとても遅い場合には物理的な故障が起きています。ハードディスクから音がしていて再起動を繰り返す場合も、物理的な故障です。再セットアップしないで早めに修理依頼を検討しましょう。

パソコンの寿命は5年程度といわれています。長年使っていて、トラブルが増えてきたら、再セットアップで初期化するのも有効です。一方で、部品が消耗して物理的なトラブルも増えてきます。日常的にトラブルが増えてきているならバックアップをとって修理を検討しましょう。

7-2.パソコンに慣れていない人には手順が複雑

これまで紹介してきたように、再セットアップは複雑な工程で扱いに慣れている人でも大変な作業です。パソコンが壊れているとデータまで失われてしまう可能性が高いです。自分では作業が難しいと感じたら無理をしないで専門会社に相談しましょう。

長年使用しているとメーカー保証も切れていて、修理代金が高額になることもあります。また、メーカー修理の場合、多くが再セットアップして返却されるので、データが失われます。パソコンを修理に出してもデータをそのままに戻して欲しい場合は専門業者がおすすめです。

7-3.修理なら専門業者がおすすめ

パソコン修理の専門会社なら価格も安く即日対応してくれることが多いです。データも残したまま作業してくれるところがあります。長期間使用しているならまずは修理の専門業者に相談しましょう。

パソコン修理専門業者の中でもドクター・ホームネットなら、即日対応で、データも残したまま作業してくれます。料金も目安がホームページに載っていますし、まずは電話で相談し、直接見に来て診断してもらってから修理を依頼するかどうか選べます。相談はこちら

メーカー修理では保証期間外のサービスが有償だったり、古い機種では修理自体ができなかったりすることもあります。また、メーカー修理では基本的にはデータの保全が約束されないことも多いです。そのため、修理に出すならドクター・ホームネットのような専門業者も検討してみましょう。できる限りデータを消さずに修理することをモットーとしているため、「パソコンは直ったけど大事なデータは消えてしまった‥」という自体が防げることもあります。ただし、メーカーでも専門業者でも対応できない故障もあるため、交換対応になる可能性はあります。まずは電話で症状を伝えて相談してみましょう。

再セットアップしてトラブルから開放しよう

パソコンはシステムが不具合を起こして論理障害といわれる状態になったら再セットアップで復旧できます。画面が真っ黒に白字の英語が羅列されたり、青い画面に白字の英語が羅列されて起動できなくなったときは再セットアップディスクや回復ドライブを使用して再セットアップを試みましょう。

パソコンの動作が遅い、再起動を繰り返す場合はWindows設定を使用して再セットアップしてみましょう。再セットアップは不具合を解消する最終手段です。買い替えを検討する前に試してみましょう。

長年使用していてトラブルが増えてきた場合は物理的な障害も考えられます。物理障害には再セットアップは効果が期待できないので修理を検討しましょう。作業がはかどらなくてイライラしているなら再セットアップをしてトラブルから解放されましょう。

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