富士通のパソコンが起動しない時の対処法8選

富士通のパソコンが起動しない時の対処法8選

富士通のパソコンを使用している時に様々な状況やトラブルが組み合わさることで、不具合が発生して起動しない状態になることがあります。

この記事ではその富士通のパソコンが起動しない時の対処法をご説明いたします。

富士通のパソコンの故障が疑われる場合のサイン

作業をしていて急に富士通のパソコンが起動しないトラブルが発生した場合、どうしたらいいのかわからずに慌ててしまいます。

その場合、主な症状はパソコンからのビープ音や異音、フリーズがあります。それぞれの症状と故障の程度についてご説明いたします。

電源を入れるとビープ音がなる

パソコンからビーやプププなど機械音がする場合は故障のサインです。パソコンの種類にもよりますが、音の種類によって故障箇所がどこか分かるようになっています。

メモリーが正しく設置できてない、ケーブルが正しく接続されてないといった可能性があります。

黒い画面にエラーメッセージが表示される

富士通のパソコンのブラックスクリーン

起動時に表示される黒い画面はブラックスクリーンと呼ばれ、「前回の起動中にファンエラーが発生しました。」や「Your computer needs to restart.」など内蔵機器トラブルやシステムトラブルにより、様々なエラーメッセージが表示されることで起動しないトラブルです。

青い画面にエラーメッセージが表示される

富士通のパソコンのブルースクリーン

起動時に表示される青い画面はブルースクリーンと呼ばれていて「お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」や「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。」といったエラーメッセージが表示され、システムトラブルにより起動しなくなる場合があります。

特定の画面でフリーズしている

Windowsのロゴが出ている画面で固まってフリーズしている、デスクトップ画面が表示されてからフリーズなど特定の画面でフリーズする場合、ウイルスに感染している可能性が考えられます。

ウイルスソフトでスキャンをしてウイルスが検出されなかった場合はシステムの不具合が考えられます。

パソコン本体から聞き慣れない音

パソコンからジーやカタカタなど聞き慣れない異音がしたらハードディスクの故障です。高速回転するハードディスクは長く使っていると故障して異音が出やすい構造です。

これは物理的に問題が起きているので修理が必要です。ハードディスクの寿命は3~4年と言われています。全く音が聞こえない場合も長く使っているなら故障を疑いましょう。

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富士通のパソコンが起動しない時の対処について

富士通のパソコンが起動しない時は具体的な対処法がわかれば落ち着いて対応ができます。ここからは富士通のパソコンが起動しない原因や対処法についてご説明いたします。

下記の流れで対処をお進めください。

対処法を行っても富士通のパソコンが起動しない場合は修理の依頼が必要になります。

富士通のパソコンが起動しない原因と最初に行う対処法

富士通のパソコンが起動しない原因としては下記が考えられます。

  • Fujitsu Display Managerなどプリインストールアプリの不具合
  • OSのエラー
  • BIOSのエラー
  • 電源、周辺機器のケーブル接続不良
  • アップデート失敗
  • 液晶画面の破損
  • 内蔵パーツの故障
  • 帯電

まず、最初に行う簡単な対処法として下記の4つがあります。軽微な対処ですが上手くいけば富士通のパソコンが正常に起動する可能性があります。

  • コンセントが正常に刺さっているか確認
  • 動作環境内で起動を試す
  • 内部や外部のホコリを掃除
  • 放電する

最初に行う対処法4つについてそれぞれご説明いたします。

コンセントが正常に刺さっているか確認

まずは電源ケーブルがコンセントと本体に正常に接続されているか確認しましょう。ノートパソコンの場合はACアダプタの接続やバッテリーの接続も確認します。ここで接続が悪いと電源がつかないので、まずはじめに確認しましょう。

また、延長ケーブルを使用しているなら節電用スイッチがONになっているか確認しましょう。何かの拍子にOFFになっていると電源がつきません。

延長ケーブルにたくさんの機器をつないでタコ足配線になっていると、電力不足で電源がつかないこともあります。不要な機器は抜いて再度電源をいれてみましょう。

動作環境内で起動を試す

パソコンは温度変化に弱い精密な機械です。通常は温度5~35℃、湿度20~80%環境で使用するように設計されています。

寒すぎたり暑すぎたりすると電源がつかなくなります。窓際は日光で温度が上がったり、結露の原因になるので避けましょう。エアコンなどで室温を調整して、動作環境を整えましょう。

内部や外部のホコリを掃除

パソコンはホコリが溜まっているとパソコンの温度上昇につながります。温度が上がりすぎると熱暴走を起こして電源がつかなくなります。ファン周りの目に見えるホコリをとり、通気をよくしましょう。

デスクトップパソコンの場合、可能なら本体のカバーを外し内部のホコリも掃除しましょう。ノートパソコンは個人で外すのが難しい場合があります。その時はPCホスピタルにご依頼ください。

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放電する

パソコンは使っていると内部に電気が溜まりやすい機械です。電気が溜まって帯電すると正常に起動できなくなります。過電流や過電圧による帯電を防止するためには放電が必要です。

放電をするにはパソコンにつながる電源ケーブルをはじめケーブル類を全て抜き1~2分放置します。

可能なら電源ケーブルについているアースを接地することや、机の材質を鉄など導電性のあるものにすると帯電しにくくなります。 

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富士通のパソコンが起動しない時の対処法8選

下記が富士通のパソコンが起動しない時の対処法一覧です。

  • 外部メディアを抜く
  • 周辺機器を取り外す
  • メインスイッチをONにする
  • モニターの入力信号無しなら電源ランプを確認
  • サインインできない時はパスのリセット
  • スタートアップ修復を行う
  • BIOSの初期化
  • セーフモードからシステムの復元

接続や環境を見直してもパソコンのOSが起動しない場合は接続されている周辺機器に原因があると考えられます。また、サインインができない場合はパスの変更によって起動できます。

周辺機器を抜いてもパソコンが起動しないなら、セーフモードを利用して起動できるか確認しましょう。

対処法についてそれぞれ詳しくご説明いたします。

外部メディアを抜く

パソコンは外部メディアが挿入されていると、そこから起動するデータを読み取ろうとして正常に起動できない場合があります。

CD、DVD、Blu-ray Disc、USBメモリ、SDカードなどは起動前に入れないようにしましょう。パソコンをシャットダウンする際には挿入している外部メディアを取り外してから終了するように心がけましょう。

周辺機器を取り外す

プリンターやスキャナなど周辺機器の影響で起動しない場合があります。一度周辺機器を外して起動できるか確認しましょう。周辺機器を接続しないで起動できるなら、どの機器が影響しているのかひとつずつ確認して原因を特定しましょう。

通常使用する際には最低限の接続だけをして起動するように心がけましょう。周辺機器が故障している場合はメーカーに修理を依頼します。

メインスイッチをONにする

富士通のパソコンはFMVなど一部機種の本体裏側にメインスイッチがあります。

メインスイッチとは電源ボタンとは別で起動の可否を制限するスイッチで、メインスイッチがOFFのままだと電源ボタンを押しても起動しないため、ONにしてから再度起動できるかお試しください。

また、ESPRIMOなどディスプレイ一体型のリモコンやLIFEBOOKなどノートパソコンのサポートボタンも押して起動するかお試しください。

モニターの入力信号無しなら電源ランプを確認

外部モニターに「入力信号がありません」や「No Signal」などのメッセージが表示されている場合には、本体とモニターの接続に問題があります。モニターの接続確認は以下の通りです。

外部モニターの接続確認の方法
  1. 電源ケーブルが接続されているか確認し、電源ランプがONか確認する。
  2. ケーブルを再接続する。
  3. アナログ入力 / デジタル入力を切り換えて接続している入力先を選択する。

外部モニターに画面表示される場合は富士通のパソコンの液晶が故障しているため、液晶の修理が必要になります。

サインインできない時はパスのリセット

サインイン画面が表示されているのにパスワードが間違っていると起動できません。まずは正確にパスの入力をしなおしましょう。CapsLockがかかっていると大文字で入力されるので確認しましょう。テンキーを利用するときはNumLockがONになっているかも確認します。

パスワードがわからない場合はパスワードのリセットを行ってサインインしましょう。サインインにPINやピクチャパスワードを設定している場合、「サインインオプション」と表示されます。覚えている別のサインイン方法で起動できるかも試してみましょう。

スタートアップ修復を行う

スタートアップ修復を行うことでエラーが発生しているプログラムを検出し、修復できるプログラムが見つかった場合は富士通のパソコンを起動できる状態に改善してくれる可能性があります。

スタートアップ修復の手順
  1. F12キーを押下しながら電源を入れて、音が鳴ってからF12キーを離します。音が鳴らなくても起動メニューが表示されればF12キーを離します
  2. Tabキーを押下して「Application Menu」もしくは「アプリケーションメニュー」に変更します
  3. 矢印キーを押下して「Windows Recovery Environment」もしくは「Windows 回復環境」を選択してEnterキーを押下
  4. 「オプションの選択」表示後、「トラブルシューティング」をクリック
  5. 「トラブルシューティング」表示後、「詳細オプション」をクリック
  6. 「詳細オプション」表示後、「スタートアップ修復」を選択
  7. このまま進めていくと修復が完了します

BIOSの初期化

BIOSを初期化することで富士通のパソコンが起動できる状態になる場合があります。
下記がその手順になります。

富士通のパソコンでBIOSを初期化する方法
  1. 富士通のパソコンの電源を切ります
  2. F2キーを押しながら電源ボタンを押下し、音が鳴ればF2キーを離します。音が鳴らない場合でもBIOSセットアップが表示されればF2キーを離します
  3. BIOSセットアップが起動後、矢印キーを押下して「終了」に移動します
  4. 矢印キーを押下して「標準設定値を読み込む」に移動し、Enterキーを押下
  5. 「標準設定値を読み込みますか?」表示後、矢印キーを押下して「はい」に移動してEnterキーを押下
  6. 矢印キーを押下して「変更を保存して終了する」に移動し、Enterキーを押下
  7. 「変更した内容を保存して終了しますか?」表示後、矢印キーを押下して「はい」に移動してEnterキーを押下

セーフモードからシステムの復元

システムに不具合がある場合はセーフモードで起動してシステムの復元をすることで問題が解決します。

セーフモードの起動とシステムの復元は以下の通りです。

富士通のパソコンでセーフモードを起動する方法
  1. 富士通のパソコンでシャットダウンをする。
  2. 起動中に「F12」を何度か押す。
  3. 起動メニューが表示されます。【↓】キーを押して、「Windows回復環境」にカーソルをあわせ「Enter」を押します。
  4. 「オプションの選択」と表示されるので「トラブルシューティング」をクリックします。
  5. 「詳細オプション」をクリックします。
  6. 「スタートアップ設定」をクリックします。
  7. 「再起動」ボタンをクリックします。
  8. 「オプションを選択するには、番号を押してください」と表示されるので、キーボードの【4】キー、または【F4】キーを押します。
  9. デスクトップ画面の四隅に「セーフモード」と表示されたら、セーフモードでの起動は 完了です。
システムの復元方法
  1. 起動しているアプリケーションをすべて終了します。
  2. 「スタート」ボタンをクリックし、すべてのアプリの一覧から「Windows システムツール」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
  3. 「コントロールパネル」が表示されるので、「システムとセキュリティ」をクリックします。
  4. 「セキュリティとメンテナンス」をクリックします。
  5. 「回復」をクリックします。
  6. 「システムの復元を開く」をクリックします。
  7. 「システムファイルと設定の復元」と表示されるので、「次へ」ボタンをクリックします。
  8. 「選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します。」と表示されるので、復元したい日時の復元ポイントをクリックして選択します。
  9. 「次へ」ボタンをクリックします。
  10. 「復元ポイントの確認」と表示されるので、復元ポイントの時刻や説明を確認し、復元して問題がなければ「完了」ボタンをクリックします。
  11. 「いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?」と表示されるので、「はい」ボタンをクリックします。
  12. システムの復元が開始されます。完了するまで、そのまましばらく待ちます。
  13. システムの復元が完了するとパソコンが再起動し、「システムの復元は正常に完了しました。」と表示されるので、「閉じる」ボタンをクリックします。

プロに富士通製パソコンが起動しないトラブルのサポートを依頼するのも対処法

前述の対処法で富士通のパソコンが起動しない状態が改善しない場合、パーツの破損やOSエラーなどが原因になってることも考えられます。

富士通のパソコンを分解して必要なパーツを交換すれば起動しない状態が改善する場合もありますが、失敗すれば更に症状が悪化してしまうことも考えられます。また、ノートパソコンや一体型パソコンは分解も容易ではありません。知識が無ければ、場合によっては修復できない状態に陥ってしまうこともあります。

自力での改善が困難だとお考えの場合は富士通のパソコンやデータの安全のためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。

PCホスピタルは富士通製パソコンが起動しないトラブルのサポートが可能です

富士通のパソコンは国産でオフィス向けのラインも多く取り揃えています。家庭向けだけでなく業務で使う台数は多いので仕事で手にすることもあるでしょう。これまで起動しなくなった場合の原因と対処法について紹介してきました。起動しなくなっても焦らず、冷静に対処法をひとつずつお試しいただければと思います。

ご自身で対処するのが難しいと思われた場合はぜひPCホスピタルに修理をご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
PCホスピタル
PCホスピタルを運営している日本PCサービス株式会社は名証ネクストに上場しています
修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 基本料金 8,800円 + 起動トラブル修理 22,000円~ + 出張サポートは2,200円追加
起動トラブルのサポート詳細を確認する
監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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