突然動かなくなった!MacBookが起動しないときの対処法

MacBookは薄型で軽いものが多いので、出張先やカフェなど、場所を問わずに使用できるノートパソコンです。性能的にも安定感がありますが、電子機器である以上、出先で突然起動できなくなるといったトラブルは起こりえるでしょう。万が一の事態に備えて、まずは自分でできる対処法を確認しておきたいところです。本記事ではMacbookが起動しなくなったときの対処法を紹介します。

1.最初に確認しておきたいこと

Macbookが起動しないときは、そもそも電源が入っているかどうかを確認しましょう。当たり前のことに感じるかもしれませんが、原因は意外と基本的なところにあるかもしれません。自分でも気が付かないうちに、何かの拍子で電源ケーブルが抜けていることはよくあります。電源が入っているかどうかは、電源ボタンを押下時、起動音やランプ点灯の有無で判断できます。また、コンセントの差し込みが不十分だと、電源が入らないときがあるので気をつけてください。コンセントにしっかりと差し込みをしているにも関わらず、電源が入らない場合は電源ケーブルの破損が疑われます。ケーブルを他の機器に繋いでみれば、問題の切り分けができるでしょう。

2.SMCリセット

SMCとはシステム管理コントローラーであり、Macの電源とその周辺を主に管理しているものです。本体の起動、スリープ遷移、バッテリー関連の制御などを行っています。Macbookでディスプレイを開閉したときの反応もSMC管理下にあたる機能です。Macbookが起動しなくなった場合にSMCをリセットすると、正常に戻ることがよくあります。電源がつかなくなったら、とりあえず実施してみてもよいかもしれません。ここでは、SMCリセットが有効なケースと手順について説明します。

2-1.SMCリセットが有効なケース

SMCリセットが有効な場合は非常に多いです。Appleのサイトを見ると、SMCリセットが必要とされる兆候が10以上並んでいます。例えば、負荷が高くないのにパソコンのファンが高速回転している、キーボードのバックライトが正常に点灯しない、突然スリープになるなどの現象が発生したら、SMCリセットを実施してみましょう。バッテリーが正常に充電されなかったり、LEDやディスプレイの動作が不安定だったりするときにも有効です。特に、電源ボタン関係の不具合が発生したときに効果を発揮するといわれています。起動しないトラブルが発生したときに最初に試したいアプローチとして、SMCリセットはあるのです。

MacBookを活用するスーツの女性

2-2.SMCリセットの手順

SMCリセットを実施する前に、バッテリーが取り外せるかどうかをまずは確認しましょう。SMCリセットはバッテリーを外せるかどうかで、やり方が若干変わってきます。ただし、どちらの場合も最初の手順は一緒です。システムを終了させる、もしくは電源を長押しして、電源を完全に落としてください。

バッテリーが取り外しできないタイプでSMCリセットをするためには、特殊なキー操作が必要です。キーボードの「shift」「control」「option」を押さえながら、電源ボタンも同時に10秒間押し続けましょう。Touch ID搭載機種であれば、Touch IDが電源ボタンと同じ役割となります。10秒間押し終えたら、同時のタイミングですべてのキーから指を離しましょう。そのあと、電源ボタンを再度押すとSMCリセットは完了です。バッテリーが取り外しできるタイプであれば、まずはバッテリーをMacから取り外します。取り外しができたら、電源ボタンを5秒程度長押しし、再度バッテリーを付けなおしてください。最後に電源を入れれば、作業は終了です。

3.PRAMリセット

PRAMはNVRAMと呼ばれることもあります。定義は人によって若干異なりますが、記憶装置としてのメモリーと考えれば大きな間違いはないでしょう。パソコンの電源を落としても、PRAMに記憶された内容は消えることがありません。コンピューターの種類、繋がっているデバイス、時間設定、ディスプレイの解像度などはPRAMで記憶されるのが一般的です。PRAMがなければ、パソコンを立ち上げるたびにこれらの機能を設定しなくてはならないので、相当に手間がかかります。

PRAMは便利な仕組みではあるものの、ハードディスクの初期化やシステムの入れなおしにも影響を受けないため、逆にPRAMが原因で不具合を起こす場合もあるようです。そのようなときはPRAMリセットをするようにしましょう。ここではPRAMリセットが有効なケースと手順を説明します。

3-1.PRAMリセットが有効なケース

電源は入っているが、動作が不安定だと感じたときにPRAMリセットは試してみたいアプローチです。例えば、起動ディスクの選択エラーや、ディスプレイの解像度や画面に乱れが発生しているときに有効でしょう。USBやキーボードなどの周辺機器が認識されにくくなった場合にも実行してみてください。特に、画面に「?」マークや進入禁止マークされたら、PRAMリセットの出番といえます。

電源は入っているが、動作が不安定だと感じたときにPRAMリセットは試してみたいアプローチです。例えば、起動ディスクの選択エラーや、ディスプレイの解像度や画面に乱れが発生しているときに有効でしょう。USBやキーボードなどの周辺機器が認識されにくくなった場合にも実行してみてください。特に、画面に「?」マークや進入禁止マークされたら、PRAMリセットの出番といえます。

また、スピーカーから音が出なくなった場合にも試してみるとよいでしょう。PRAMリセットもSMCリセットと同様、なにか基本的なトラブルが起きた際に真っ先に実行するリセットです。PRAMリセットとSMCリセットはペアで行うものだと心得ましょう。

3-2.PRAMリセットの手順

PRAMリセットをするためには一旦、Macbookの電源を落とさなくてはなりません。再度、電源を入れた直後にキーボードの「option」「command」「P」「R」の4つのキーを同時に約20秒間押し続けましょう。タイミングが肝心なので、電源を入れる前にキーの位置を把握し、指を添えておくと成功しやすくなります。Bluetoothのキーボードを使用している場合は起動してから接続されるまでに1~2秒ほどのタイムラグがあるため、その分、ボタンを押すタイミングは遅らせるようにしてください。

キーを押さえ続けていると、Macの起動音が鳴りますので2~3回聞いたら、キーを離す頃合になるでしょう。起動音をOFFにしているのであれば、音はなにも鳴りません。音が鳴らなくても不具合ではないので気にしないでください。厳密にいうと、長押下する時間はMacのモデルによって変わってきます。しかし、どのモデルでも20秒以上押しておけば、ほぼ問題なくリセットされるはずです。

4.セーフモード

セーフモードとは必要な機能拡張だけを読み込んで起動し、起動ディスクの修復を実行すると同時に不要な項目やキャッシュを削除する機能です。セーフモードを起動するだけで自動的にシステムの修復を実行するため、トラブルの予防にも役立ちます。ただし、さまざまな修復を試みる分、起動が通常よりも遅くなるのは仕方がありません。フリーズと勘違いして、起動中に焦って強制終了をしないよう注意してください。ここでは、セーフモードが有効なケースと手順を説明していきます。

MacBookを使う女性

4-1.セーフモードが有効なケース

起動したあと、アップルのロゴマークで処理が止まってしまったり、起動はしたものの動作が全体的に遅かったりしたときはセーフモードで起動してみるとよいでしょう。特定のアプリがきっかけで不調になった場合も、改善する可能性があります。セーフモードを起動して問題が解決するということは、Macの純正アプリ以外が原因でトラブルが発生していた確率が高いと推測できるでしょう。セーフモードで不具合が発生していなければ、再起動するだけで問題が解消されることもあります。

4-2.セーフモードの手順

セーフモードへの入り方はシンプルなのですぐに覚えられます。Macbookを起動させて「shift」キーを押し続けるだけです。ログインウィンドウが表示される、もしくはアップルのロゴが表示されたら、キーを離しても大丈夫でしょう。他の方法のように複数のキーを押さなくてもよいので、初心者でも安心です。セーフモード起動時、画面が若干乱れることがありますが、それは仕様ですので心配いりません。

システム情報における起動モードの項目が「セーフ」になっていれば、セーフモードで動作している証拠となります。Macのモデルによっては画面の右上に「セーフブート」と表示されることもあるでしょう。セーフモードに入ると、DVDプレーヤーやビデオアプリ、USB、Wi-fiなど、一部の機能が制限されます。セーフモードを解除したくなったら、再起動すればよいです。

5.リカバリーモード

リカバリーモードとはMacに内蔵されている復元システムの一部です。ハードディスクに起こった不具合の診断と修復を実行するディスクユーティリティを起動させます。ハードディスクの復元や消去以外にもバックアップからの復元なども可能です。Macbookで通常起動ができなくなったとしても、リカバリ起動であれば実行できるケースがよくあります。リカバリーモードまで遷移できれば、修復できる望みはかなり高くなるでしょう。ここでは、リカバリーモードが有効なケースと手順を説明します。

MacBookを修理するスタッフ

5-1.リカバリーモードが有効なケース

セーフモードを実行しても、起動が通常通りできない場合、Mac内部で重大なエラーが発生していることがあります。このようなときは、リカバリーモードでハードディスクの修復を行い、症状の改善を試みましょう。いきなりリカバリーモードを実行するのではなく、先にセーフモードで確認するのを忘れないようにしてください。セーフモードで直るならそのほうがお手軽です。上手くいかないケースのみ、リカバリーモードは実行するようにしましょう。

5-2.リカバリーモードの手順

リカバリーモードを起動するためには、Macbookを立ち上げたあと、すぐに「command」と「R」キーを同時押しします。Appleのロゴもしくは地球儀が表示されるまで押し続けましょう。すると、ユーティリティウインドウが表示されるはずです。メニューから「ディスクユーティリティ」を選択し、ハードディスクの修復を実行しましょう。修復が完了したら、画面左上にある林檎マークをクリックして再起動します。再起動後、動作確認を行い、問題が改善されたかどうかをチェックしてみてください。

ハードディスクを修復しても、まともに起動できないときには、OSの入れなおしも検討しなくてはなりません。OSを入れなおすとデータがすべて消えるため、実行する前に他のデバイスへ必要なデータを退避させることが重要です。データの退避が終わったら、メニューから「macOSを再インストール」を選択し、処理が完了後、起動するか確認してみましょう。

6.どうしても改善されない場合はシングルユーザーモードを実行

紹介してきた対処法を試しても効果がないようであれば、シングルユーザーモードの実行も視野にいれたほうがよいかもしれません。ただし、シングルユーザーモードは扱いが難しいです。パソコンにあまり詳しくない人が下手に触ると、症状がより悪化するリスクがあります。自信が持てないようであれば、無理に実行はしなくてもかまいません。

シングルユーザーモードを実行するためには、まず電源を落とします。そして、Macbookの電源ボタンを押すときに「command」と「S」キーを同時に押しましょう。画面に白い文字が表示されれば、シングルユーザーモードとしての起動に成功しています。表示された文字列の続きに「/sbin/fsck -fy」と入力し、「return」キーを押せば自動でチェック処理が走ります。問題が解決した時点で「The volume appears to be OK」と表示されますので、その表示が出るまで作業を継続しましょう。検査がすべて終了したら「reboot」と入力し、「return」キーで再起動をかけます。

7.修理を依頼するときに試しておきたいこと

対処法をすべて試した結果、症状の改善ができなければ、修理を依頼しましょう。修理を依頼する前に、あらかじめApple Diagnosticsを使って症状を把握しておきたいです。Apple Diagnosticsは一度電源を落としたあと、Macbookの電源ボタンとキーボードの「D」キーを同時に押せば起動できます。なお、機種によってはApple Hardware Testと表示されることもあるので、覚えておきましょう。画面の指示に従ってテストを行い、その結果をメモしておいてください。メモは修理を依頼するときにあわせて持っていきます。

起動しないMacBookトラブル解決
出張/持込/宅配でパソコン修理・設定
パソコンのトラブル解決シミュレーター 対応方法や料金を確認したい方はこちらをクリック
もしもの時の印刷用資料
緊急問い合わせ
パソコンのトラブル解決シミュレーター 対応方法や料金を確認したい方はこちらをクリック連絡先に追加する