パソコンが起動しない・立ち上がらない原因と対処法9つ
この記事ではパソコンが起動しない・立ち上がらない状態の説明、PCホスピタルに修理をご依頼いただいた起動しない・立ち上がらない不具合の症状別割合、故障状態の確認方法、起動しない・立ち上がらない不具合の各症状の対処法について紹介しています。他にも似てる不具合として、画面はつかないですが電源は入る場合の対処法についてもご説明していますのでぜひご参考にしていただければ幸いです。
パソコンが起動しない・立ち上がらない原因と対処法とは
ある日突然パソコンが起動しない状態になった経験をした人も多いのではないでしょうか。
この不具合は下記が原因で発生することが多いです。
- メモリー、内蔵HDD/SSD、マザーボード、電源ユニットの故障
- OSのシステム不良
- 周辺機器の不具合
- ドライバーの不具合
- ソフトウェアトラブル
- 液晶ディスプレイの故障
- パソコン内部の埃
- ケーブル接続不良
- Windows Update失敗
起動しない・立ち上がらない場合、パソコンに深刻な問題が発生していることが多く、修理するためには原因を見極め、適切な対処が必要になります。
この記事ではそのための対処法をご紹介しています。下記の流れでお進めください。
最初に試すことと対処法を行ってもパソコンが起動しない・立ち上がらない状態が続く場合は修理の依頼が必要になります。
パソコンが起動しない・立ち上がらない不具合の症状別ご依頼割合
2023年7月1日から2023年12月31日までの間にPCホスピタルに修理をご依頼いただきました、パソコンが起動しない・立ち上がらない不具合の各症状割合をグラフにしたのが下記になります。
パソコンが起動しない・立ち上がらない不具合の症状別ご依頼割合
パソコンが起動しない・立ち上がらない不具合の場合、このように詳細な症状は様々になっています。
次の項目からは故障状態の確認方法やパソコンが起動しない・立ち上がらない時の各症状の対処法をご説明いたします。
パソコンが起動しない時に最初に試すこと7つ
パソコンが起動しないからといって、パソコンそのものが故障しているとは限りません。単純に機器の接続不良であったり、モニターだけが故障していたりすることもあります。その場合、最初に試しておきたいことが下記の7つになります。
- 電源ケーブルを差し直す
- メモリーを差し直す
- 外部機器やディスクを取り外す
- モニターのケーブルを別のものに変える
- モニターを付け替える
- 熱を冷ます
- 放電を行う
この段落では、その方法を紹介していきます。
電源ケーブルを差し直す
まず確認しておきたいのは、電源ケーブルがコンセントかパソコンに正常に差し込まれているかどうかです。単純な確認作業ではありますが、そもそも、モニターの電源ケーブルがしっかりと接続されていないケースがあります。その場合は当然、画面がつかないので確認しましょう。
電源ケーブルの確認手順 |
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また、たこ足配線になっている場合、電圧の低下によって、まれにパソコンの動作が不安定になってしまうこともあるので、できるだけコンセントに直接差すことを心掛けましょう。
メモリーを差し直す
メモリーの接触不良や故障が原因で起動しない場合があります。
メモリーの差し直し後に起動できる場合は接触不良が原因、メモリーを2枚以上差していて1枚抜くと起動できる場合は接触不良もしくは抜いたメモリーの故障が原因なので、正常な位置に差し直して使用する、抜いたまま使用しない、メモリーの交換といった対応が必要になります。
外部機器やディスクを取り外す
パソコンにCDやDVDなどの記録メディアをセットした場合、取り出し忘れてしまうことはよくあります。また、USB接続による外部機器なども同様です。取り出し忘れてしまい、そのままの状態にしておくと、それらの記録メディアがWindowsやパソコンそのものに影響を及ぼしてしまう可能性も少なくありません。
外部機器やディスクの確認手順 |
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上記の場合、記録メディア内のデータが消えてしまうこともあります。普段から、メディアを使用した場合は取り出したり、取り外したりする癖はつけておきましょう。
モニターのケーブルを別のものに変える
デスクトップパソコンの場合、モニターとパソコンを接続しているHDMI、DVI、DisplayPortのケーブルを別のものに差し替えることで改善される場合があります。
モニターを付け替える
当然のことではありますが、モニターが故障している場合は、パソコンを起動しても画面は表示されません。あるいは、モニターの電源が入っていないこともあるので、確認しておきましょう。モニターが故障していると思われる場合の確認方法は下記となります。
デスクトップパソコンの確認手順 |
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ノートパソコンの確認手順 |
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別のモニターでは問題なく表示されるようであれば、パソコンそのものが壊れているわけではなく、液晶部分が故障している可能性が高いといえます。この場合、デスクトップパソコンはモニターの交換、ノートパソコンは液晶の交換をする必要があります。
熱を冷ます
パソコンで大容量データの取り扱いや長時間使用をすることでHDD/SSD・CPU・電源バッテリーに負荷がかかり、熱がたまった結果、パソコンが落ちてしまって起動しないことがあります。
その場合、30分~1時間ほどパソコンに触れず、熱を冷ますようにしてみましょう。
放電を行う
パソコンのトラブルに多い原因として、パソコンの帯電があります。一時的にパソコン本体に余計な電気がたまり、動作不良を起こしている可能性があるのでパソコンに異常が見られた場合、放電作業を行ってみると起動する場合があります。電源を入れても起動しない場合、電源ボタンを数秒間押し、パソコンを終了させてからパソコンの電源(ノートパソコンの場合は可能であればバッテリーも外す)を抜き、数分待つことで放電作業を行うことができますが、電源ボタンを押して強制終了させることはHDDやSSDなどパソコン自体への負荷がかかる行為であるため、やむを得ない場合以外は実施しないことをおすすめします。
放電の手順 |
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修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 起動しないパソコンの修理 22,000円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
パソコンが起動しない・立ち上がらない不具合の対処法9つ
ほとんどのパソコンは、立ちあがって画面が表示されるまでの流れは同じです。電源を入れるとシステムが起動し、メーカーやWindowsのロゴが表示され、あとはデスクトップメニューが表示という流れです。この流れのどの部分で画面が表示されないかで、故障個所や対応が異なります。また、症状によっては簡単に修理することができず、パーツ交換が必要となるケースもあるので、修理するにはある程度の知識が必要です。ここからはパソコンが起動しない・立ち上がらない不具合の対処法について下記の9つを紹介していきます。
- パソコン内部を掃除する
- BIOSを初期化する
- F1を押して指示に従って起動させる
- エラー処理中なら終わるまで待つ
- リカバリーを行う
- セーフモードで起動する
- 復元ポイントを使う
- スタートアップ修復による起動復旧を行う
- コマンドプロンプトによる起動復旧を行う
パソコン内部を掃除する
電源起動後にメーカーロゴも表示されず、画面が真っ暗なままの状態の場合、パソコンのCPUファンにほこりが溜まり、静電気が発生することで画面が真っ暗なまま起動しなくなることがあります。
その場合、CPUファンのほこりを取り除くことで改善する可能性があります。
パソコン内部の掃除手順 |
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他にもパソコン本体からピープ音と呼ばれる警告音のような音が鳴る場合もしくは、冷却ファンだけが回っている場合は、違う原因で動作しないことが考えられます。マザーボードやCPU、メモリーのいずれかが不具合をおこしている可能性が高いです。特にピープ音がする場合は、メモリーに問題があることが考えられます。個人で対応できない場合は、修理に出したほうが確実でかつ、早いといえるでしょう。
また、頻繁にパソコン内部を掃除していても、経年劣化によってパソコンのハードウェアは常に摩耗していきます。万が一の事態を避けるためにも、バックアップは常にとっておくことが大切です。
BIOSを初期化する
NEC・富士通・DELL・東芝などパソコン本体のメーカーロゴが表示されたまま、フリーズで次の画面に移行しないというケースもあります。この場合、OSと呼ばれる、パソコンの基礎部分を管理・制御するソフトウェアに問題がある可能性があります。もしくは、最低限の入出力を行ったり、周辺機器をチェックする役割を担ったりするBIOSと呼ばれるソフトウェアの自己診断によって、問題が生じている可能性も高いです。
BIOSが自己診断する原因として、ハードディスク、またはメモリーの劣化や故障が挙げられます。故障部位の交換や、OSの再インストールなどが必要となるので、この場合もやはり、個人で対応できないときは修理に出したほうが確実といえるでしょう。
BIOSを初期状態に戻すことで起動するようになる場合もありますが、実施する場合は万が一に備えて事前にUSBメモリーや外付けハードディスクなどにデータのバックアップを取っておくようにしましょう。
BIOSを初期状態に戻す手順(Windows 10・Windows 11の場合) |
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F1を押して指示に従って起動させる
黒い画面に文字表示の場合は「Press F1 to Resume」「Strike the F1 Key to continue」「Press F1 to Run SETUP」など、キーボードのF1キーを押すような指示がある場合があります。その場合、まずは従いましょう。これによって正常に起動する場合もあります。ただし、内部のパーツや電池が消耗していることによりこれらの表示が出ることもあります。そのため、起動できた場合でも、メーカーや修理専門店に一度相談してみると良いでしょう。
また、日本語で「Windows エラー回復処理」と表示されることもあります。その場合、いくつかの選択肢が併せて表示されますが、選択肢の下側に表示される「Windowsを通常起動する」や「前回起動時の構成」などを選ぶと、動作が回復することも多いです。
エラー処理中なら終わるまで待つ
画面に文字が表示され続け、エラー処理を行っている場合は、処理が終わるまで待つしかありません。この処理を途中で停止してしまうと、また最初からやり直しになってしまいます。これは、パソコン内でなんらかのトラブルが起こり、それによって自己修復をしている状態です。エラー処理の実行が分かるワードとして、文字列内に「ファイルを検査しています」や「CHKDSK is verifying」などが表示されます。
非常に時間がかかることもありますが、何時間たっても通常通り起動しない場合は、故障している可能性が高いです。その場合は、修理に出したほうが早いといえます。
リカバリーを行う
ブルースクリーンで青い画面に白文字でエラーコードが書かれることはブルーバックともいわれますが、正式にはSTOPエラーといいます。この症状は、Windowsの起動中や、起動直後に発生することが多いです。または、正常に起動した後でも作業内容にかかわらず表示されることもあります。
ブルースクリーンの原因はメモリー、ハードディスク、システム、ソフトウェア、ウイルスなどさまざまです。
どのタイミングで症状がでたか、または書かれているコード内容にもよりますが、基本的にはメモリーやハードディスクに問題があると考えられます。しかしそれ以外にも、システムやソフトウェアの不具合、もしくは最悪の場合、ウィルス感染しているケースもあり、ブルースクリーンが発生した場合の症状は、非常に深刻で複雑なものといえるでしょう。
対応としては、パソコンのリカバリー領域からパソコンを初期化すると改善されることがあります。ただし、メーカーや機種によって方法が異なるため、付属のマニュアルを参照しながら対応を進めなければなりません。
リカバリー手順(Windows 10・Windows 11の場合) |
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上記を行う場合、状況によってはパソコン内に保存していたデータがすべて消えてしまいます。そのため、保存データが必要な場合や、自力での解決が難しい場合はそのまま電源を切り、修理業者へ依頼したほうが安全です。
セーフモードで起動する
紹介した方法でもうまく起動しない場合、セーフモードを試してみると改善することがあります。セーフモードとは必要最低限の機能だけでパソコンを起動し、加えて、パソコンに起きているトラブルを診断してくれるモードのことです。セーフモードの起動方法は、OSの種類によって異なります。ここからは、使用しているOSごとの起動方法や、起動後の対応を紹介していきます。
Windows 10・Windows 11のセーフモード起動手順
- パソコンの電源を入れます
- 起動画面が表示されたらすぐに電源を長押しして、強制的にパソコンをシャットダウンさせます(起動画面そのものが表示されない場合でも、同様に電源を長押しして強制終了してください)
- 「自動修復を準備しています」という表示が出た後に「PCを診断中」という表示がされるのでそのまま待ちます
- 「自動修復」という画面が表示されたら、「詳細オプション」をクリック
- 「トラブルシューティング」に進み、その中の「詳細オプション」から「スタートアップ設定」をクリック後に「再起動」をクリックすると、パソコンが再起動されます
- その後再び「スタートアップ設定」とともに、番号付きのメニューが表示されるので、キーボートで「セーフモードを有効にする」の番号を押します
- これでパソコンが再起動してセーフモードが起動されます
なお、Windows 10/11を利用している場合、パソコンの再起動によってOSの起動に2回失敗しても、自動的にセーフモードに移行する仕様になっています。
これでセーフモードでの起動が完了です。ただし、パソコンを再起動すると、セーフモードは自動的に解除されるので、セーフモードを再起動するには同じ手順を踏む必要があります。
セーフモード起動後の対応
セーフモードでは、通常のデスクトップ画面と同じものが表示されます。セーフモードの立ち上げに成功したということは、パソコンの動作に影響を与えていると思われるプログラムやドライバーがある可能性が高いです。まずは疑わしいものをチェックして、それらを削除してみましょう。
セーフモードで試せる対応 | セーフモードで試せる対応の手順 |
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プログラム削除 | 「設定」の「アプリ」から直前にインストールしたアプリを削除 |
ドライバー削除 | 画面左下のWindowsアイコン上で右クリックから「デバイスマネージャー」を選択し、直前にインストールしたドライバーを削除 |
ウイルススキャン | 画面左下のWindowsアイコンをクリックし、アプリ一覧からウイルス対策ソフトを立ち上げて、アップデートとスキャン及び迷惑ソフトを削除 |
不要なスタートアップアプリをオフ | 「設定」の「アプリ」から「スタートアップ」内のアプリを選択してオフにする |
チェックディスク | Cドライブの上で右クリックからプロパティを開き、ツールタブで「チェック」を選択後「ドライブをスキャン」を実施してエラーが無いか確認 |
Windows Update適用前に戻す | 「設定」の「更新とセキュリティ」内の「回復」から「前のバージョンのWindowsに戻す」を実施して以前のパソコンの状態に戻す |
復元または初期状態に戻す | 画面左下検索ボックスに「セキュリティとメンテナンス」と入力してそのアイコンを選択し、「回復」をクリックして「システムの復元を開く」で復元を実施 |
パソコンで作業している時にタスクマネージャーを起動させてプロセスを確認すると、WordやExcel、Outlookと言ったMicrosoft関連のソフトを立ち上げていることが多いと思われますが、それらとは別にCPUのところでかなりの割合を占めて動作しているソフトがあるのではないでしょうか。
ノートンやウイルスバスターと言ったセキュリティー面で欠かせないウイルス対策ソフトが起動していてパソコンの動作が遅くなる場合もありますが、中には迷惑ソフトと呼ばれる突然パソコンに広告などを表示させるソフトが原因で遅くなっている場合も少なくありません。迷惑ソフトなどの不要なソフトは、コントロールパネルからアンインストールすることが可能なものありますが、アンインストールできない場合はPCホスピタルに依頼するのもおすすめです。もしくは、ウイルス感染によって不具合を起こしている可能性もあります。
セーフモードで起動させたら、必ずウイルス対策ソフトを最新版にアップデートするとともに、ウイルスチェックを行いましょう。コントロールパネルからシステムの復元を選択すると、正常に動作していた時点に戻せる可能性もあるので、試してみるのも一つの手です。
復元ポイントを使う
パソコンが起動しなくなった場合、復元ポイントを利用してシステムの復元を行う修復方法もあります。システムの復元を行うと、システムファイルやレジストリなどを、障害が発生する前に作成された復元ポイントの状態まで戻すことができます。
初期設定では復元ポイントは自動で作成されるようになっている場合が多いですが、パソコンによっては自動で作成されるようになっていない場合もあるため、復元ポイントが存在しない場合はこの方法は使えません。
復元ポイントの自動作成手順(Windows 10/11の場合)
- 画面左下の検索ボックスに「復元」と入力
- 検索結果ウィンドウに表示される「復元ポイントの作成」をクリック
- 「システムのプロパティ」の「システムの保護」タブが選択された状態で、設定するドライブを選択して「構成」ボタンをクリック
- 「システム保護対象」の「システムの保護を有効にする」にチェックを入れ、「OK」をクリック
上記の作業は、環境によっては管理者権限が必要な場合もあります。
作成した復元ポイントを使用する手順は下記の通りです。
復元ポイントを使用する手順(Windows 10/11の場合) |
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スタートアップ修復による起動復旧を行う
スタートアップ修復はWindowsにシステムなどのトラブルが発生した際に自動で修復を行う機能ですが、自ら機能を選択して使用することもできます。下記がその手順です。
スタートアップ修復を使用する手順(Windows 10/11の場合) |
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スタートアップ修復で直れば良いですが、これでは直らず困っているという方も多いです。
また、通常は自動で動くものですが、何らかの要因でスタートアップ修復が始まらないことがあります。その場合は、事前に作成しておいた「システム修復ディスク」を使用して手動で立ち上げる必要があります。
事前の「システム修復ディスク」の作成もサポート可能です。「システム修復ディスク」はWindows共通のシステムが含まれているので、パソコンごとに変わりはしないため、他のパソコンでディスクを作ることもできます。
コマンドプロンプトによる起動復旧を行う
コマンドプロンプトを使う方法はこちらも「システム修復ディスク」が必要ですが、スタートアップ修復よりも厳密なエラーチェックを行うことができます。そのため起動できる可能性が大幅に高まります。しかし、この方法は一つ間違えると完全に壊してしまう可能性もあるので、パソコン操作に自信の無い場合には修理会社に依頼するのをおすすめいたします。
コマンドプロンプトによる起動復旧の手順(Windows 10/11の場合) |
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パソコンの画面はつかないが電源は入る場合の対処法
起動しない・立ち上がらない不具合と似たトラブルで、電源は入りますが画面はつかない状態になる不具合もあります。対処法も起動しない・立ち上がらない不具合と似てますが、この不具合のみ行う対処法もあります。
対処法は下記の通りです。
- 再起動する
- 周辺機器を取り外す
- 別の液晶ディスプレイにつなぐ
- 放電する
- 内部パ―ツを取り外す
- 画面の明るさを調節する
- セーフモードで起動する
それぞれ対処法の詳細についてご説明いたします。
再起動する
一時的な不具合の場合もあるので、一度電源ボタンを長押しして再起動してみましょう。
周辺機器を取り外す
周辺機器のドライバーエラーや電力供給が増えることで電力が足りなくなり、画面がつかないようになる場合があります。接続してる周辺機器を全て取り外して画面の表示を確認してみましょう。
別の液晶ディスプレイにつなぐ
液晶割れのような物理的なトラブルでなければ、別の液晶ディスプレイにつなぐことで表示できることがあります。HDMI、DVI、DisplayPortのケーブルで別のパソコンや液晶ディスプレイにつないで表示を確認します。画面が表示されるなら液晶ディスプレイの故障なので液晶の交換修理、表示されないならグラフィックボードやマザーボードの故障の場合があるので該当パーツの交換修理で改善する可能性があります。
放電する
起動しない・立ち上がらない不具合と同様に帯電により、画面が表示されないことがあります。接続してるケーブルや内蔵バッテリーを全て取り外して約10分待ってから再度画面の表示を確認してみましょう。
内部パ―ツを取り外す
HDD/SSD、バッテリー、メモリー等の内部パーツの増設や交換をしたときに正確に設置できてないことで画面がつかない場合があります。上記の内部パーツを一度取り外してから再度設置を行い、画面がつくか確認してみましょう。画面がつかない場合は内部パーツの故障により、パーツ交換で改善する可能性があります。
画面の明るさを調節する
明るさ設定を下げてることで画面が暗くなり、表示されてないように見える場合もあります。「設定」の「システム」内にある「ディスプレイ」項目で画面の明るさを調整できるのでお試しください。ノートパソコンであれば、明るさ調整ボタンが付いてるモデルも多いので、ボタンを押して画面の明るさを変更してみてください。
セーフモードで起動する
ドライバ―やソフトの不具合であれば、セーフモードを起動して対処できる場合があります。セーフモードの起動方法や対処内容についてはこの記事内の「4-6.セーフモードで起動する」をご参照ください。
修理をプロに任せるのも一つの対処法
紹介した方法でうまく改善されない場合は、パーツの劣化や故障、BIOSの問題が原因となっていることも考えられます。パソコンを分解し、パーツを適切に交換できれば、直る可能性はあるでしょう。しかし、失敗すれば現状よりもさらに症状が悪化してしまう可能性も、もちろんあります。また、ノートパソコンや一体型パソコンの場合は、分解も容易ではありません。知識があれば安全ですが、場合によっては修復不可能な状態まで陥ってしまうこともあるでしょう。
自力での修復が困難だと思われた場合はパソコンやデータの安全のためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルに依頼いただくことをおすすめいたします。
PCホスピタルは起動しないトラブルのサポートが可能です
パソコンが起動しない・立ち上がらない不具合の場合、パソコン修理に詳しい方でなければ原因を見つけることが難しく、自分で修理を行おうとしても失敗して新たに別の不具合が発生することもあります。より安全なパソコン修理を希望される場合は、起動しない不具合の修理実績が豊富なPCホスピタルにぜひご依頼ください。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 起動しないパソコンの修理 22,000円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得