スマホやパソコンのデータのバックアップはどうやればいいのか

スマホやパソコンのデータのバックアップはどうやればいいのか

旅行や日常の何気ない一コマで、スマホやデジカメなどで写真や動画を撮影することは多いと思いますが、データの整理をしないままですと容量がいっぱいになり撮影できなくなることもあり得ます。

また、ふとした操作ミスや外部的要因でデータが消えてしまう事も考えられます。

そこで今回は、いざという時に備えてデータをバックアップする方法について説明します。

1.クラウドストレージを利用したバックアップ

手元の記憶媒体ではなく、クラウド上にデータをバックアップする方法です。

スマホがあれば、パソコンを介さなくてもデータをバックアップすることが可能で、Androidであれば『Googleフォト』、iPhoneであれば『iCloud』などがおススメです。

auユーザーであれば、データお預かりアプリを利用する方法もあります。

ここで注意しておきたいのは、通信料の問題です。

4G回線や有料Wi-Fiスポットを利用してアップロードをすると通信料がかかってしまうため、通信料が無料のWi-Fiでアクセスするかパソコンを介してクラウド上にアップロードをすることをお勧めします。

クラウドストレージの多くは基本的には無料で使えますが、容量をアップグレードする場合は月々の利用料が発生する事が多いので、大量のデータを扱いたい場合には不向きかもしれません。

2.パソコンを介したバックアップ

データをバックアップする方法は様々ですが、特に多いのはパソコンを介してのバックアップです。

パソコン自体のデータだけではなく、スマホやデジカメなどのデータもパソコン本体もしくは外付けハードディスクなどにデータを保存させる方法です。

パソコンはスマホやデジカメと比べてデータが保存できる容量が多く、同じく容量の多い外付けハードディスクなどの記憶媒体にデータを保存することでデータ消失のリスクを軽減します。

外付けハードディスクは容量の大きい物でも比較的安価ですが、持ち運びには不向きといったデメリットがあったものの、近年では持ち運びが可能な大きさの物も出てきています。

外付けハードディスクの他に、持ち運びに便利なUSBメモリやSDカードにデータを保存させる方法もあります。

USBメモリやSDカードは、外付けハードディスクと比べると保存できる容量は少なめですが、最近ではハードディスク並の容量が保存できるものも出てきています。

ただし、大容量の物は外付けハードディスクと比べてかなり高価になってしまうというデメリットもあります。

また、ネット環境に繋がっていればスマホと同じくクラウドストレージを利用したバックアップが可能です。

ビジネスの場面ではパソコンが使われる機会が多く、顧客データや制作したデータが消えると一大事なのでバックアップは必須となります。

データの保存に用いられる記憶媒体としては、DVD-R、DVD-RWなどもあります。

DVD-Rは一度だけ書き込みができる記憶媒体で、動画を書き込んでプレイヤーなどで見ることもできます。

DVD-RWは複数回の書き込みが可能な記憶媒体になります。

規格に対応していれば、DVDドライブで読み書きができます。

データの受け渡しをするだけなら前述のUSBメモリやSDカードの方が便利ですが、DVD-Rは2度のデータ書き込みができず、DVD-RWもデータの書き換えを行わない限りDVD-Rと同じく誤ってデータを削除してしまうリスクが無いといったメリットがあります。

外付けハードディスクにデータを自動的にバックアップしてくれるソフトもあり、毎日午後6時など、日時を指定しておけば自動的にバックアップを行います。

手動でバックアップを行っていると手間がかかりますし、バックアップを忘れてしまう事もあるでしょう。

そういった手間やリスクを減らす目的も兼ねてバックアップソフトを利用するのも良いでしょう。

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バックアップのやり方は様々ですが、データの消失と合わせて気を付けたいのはデータの流出です。

個人情報の流出といったニュースを時折耳にしますが、データの保存場所が多ければ、そのどこかで情報が漏れてしまう可能性も高まります。

パスワードをかけたり情報を暗号化させるなど、セキュリティ対策も怠らないようにしてください。

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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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