小学校でプログラミング必修化!教育の目的や家庭でできる準備

プログラミング教育の目的や家庭でできる準備

プログラミングとは、コンピュータを制御するプログラムを書くことです。2020年の小学校でのプログラミング教育必修化が発表されて以来、小さな子どもがいる家庭ではプログラミング教育の準備を始めるケースが見られますます。一方で、小学校で行うプログラミング教育の目的や、教育現場におけるプログラミング教育の現状について把握できていない方も多いようです。

今回は、小中学校・高校で行われるプログラミング教育、小学校でプログラミング教育が必修化された意図、家庭でできるプログラミング教育の準備についてご紹介します。

プログラミング教育の現状

中学校と高校では既にプログラミング教育が行われています。最初に、小・中・高校でのプログラミング教育の現状について見てみましょう。

小学校

2020年からプログラミング教育が必修化されます。プログラミングを学ぶために新しい教科が設けられるわけではなく、算数・理科・総合的な学習の時間など、既存の教科にプログラミングの内容が組み込まれる見込みです。プログラミング教育を行う学年、教育の時間、組み込む教科については、各学校の判断に委ねられています。

中学校

2012年より、中学校では技術・家庭科の一環としてプログラミングが取り扱われるようになりました。コンピュータによる計測・制御の基本的な仕組みを学んだり、簡単なプログラミングを行ったりします。

高校

高校の情報科では、「社会と情報」「情報の科学」のいずれかの科目を選択します。プログラミングが必修の「情報の科学」では、「問題解決とコンピュータの活用」という単元の中で、アルゴリズム(問題を解くための手順)やコンピュータによる処理手順の自動化について学びます。

ただし、「情報の科学」を履修する生徒の割合は全体の約2割にとどまっています。

小学校のプログラミング教育の目的

小学校のプログラミング教育の目的

「プログラミング」と聞き、専門性の高さや漠然とした「難しさ」を思い浮かべる方は多いかもしれません。2020年から小学校での必修化が決定されたプログラミングですが、「小学校で行う必要があるのか」と疑問視する声もあります。小学生にプログラミング教育を実施することを決定した意図はどこにあるのでしょうか。

小学校で行うプログラミング教育は、必ずしも言語を駆使したプログラムの作成やコンピュータの制御を目指しているわけではありません。小学校におけるプログラミング教育の目的は、プログラミングを通して「プログラミング的思考」を身につけさせることです。

プログラミング的思考とは、意図している結果に対してどのように行動すれば良いのかを論理的に考える力を意味します。この能力はプログラミングには欠かせない考え方であり、どのプログラミング言語を使うときでも必要です。

プログラミング的思考は、プログラミングでしか活用できないわけではありません。他の科目の勉強、仕事や人間関係でも上述したような能力が求められるシーンはたびたび訪れます。将来、IT業界に進むとしても、それ以外の道に進むとしても、身につけたプログラミング的思考が無駄になることはありません。

さらに、コンピュータや他の機械が作動する仕組みを知ることや、コンピュータ知識を活用する好奇心を育てることも目的としています。そもそも、小学生に専門的な言語の知識や複雑なシステムのことを話しても、学習に挫折してしまうでしょう。プログラミング言語の知識やコードの作成など、具体的な内容が取り扱われる可能性もありますが、それらは論理的思考力などを伸ばすための手段に過ぎません。

小学校のプログラミング教育導入の課題

小学校のプログラミング教育導入の課題

上述したようにさまざまな場面で役立つ考え方が身につくプログラミング教育ですが、小学校への導入においてはいくつかの課題があります。そのひとつがITリテラシーの教育です。

現在の子どもは、物心ついたときからパソコン、スマートフォン、タブレットが身近に存在している「デジタルネイティブ世代」。多くの子どもは、タッチパネルやキーボードを抵抗感なく扱っています。一方で、現在も一定数存在する「ITが苦手な子ども」への配慮も必要です。

「好き嫌い」に敏感な子どもの段階でITに対する苦手意識が芽生えると、その後の勉強意欲が絶たれてしまいます。苦手意識を抱いている子どもに対しては、まずパソコンやキーボード、マウスに慣れてもらう工夫が必要です。

その他、小学生にプログラミング教育を実施する人材の不足や、パソコンやネットワークといった教育環境整備の遅れなど、必修化に向けて超えなければならない関門があります。必修化された後に、新たな問題が浮上してくるかもしれません。子どもに本格的なプログラミング学習をさせたい場合は、学校だけでなく家庭でもプログラミングに触れさせる取り組みを行うのが望ましいでしょう。

プログラミング必修化に備えて家庭でできる準備

2020年のプログラミング必修化に向けて、小さな子どもがいる家庭ではどういった準備をしておけば良いのでしょうか。

自宅のインターネット環境の準備は最低限必要であるといえるでしょう。Wi-Fiを利用すれば、パソコンだけではなく有線LANポートのないスマートフォン、タブレットでも自宅の固定回線に接続可能です。インターネット上で利用できるプログラミングの教育プログラムも多いので、ぜひ調べてみてください。

スマートフォンやタブレットを活用した教育プログラムも多数ありますが、本格的にプログラムを学ばせたければパソコンの利用がおすすめです。メーカーによってはキッズモデルのパソコンをリリースしています。このようなパソコンを購入する、あるいは家族で共有するパソコンを使わせても良いでしょう。

現在は、家庭でIT教育を行うハードルが非常に下がっていますが、少し込み入ったITの知識に関してはご存じない方が多いかもしれません。子どものプログラミング学習環境を構築しようとしても、知識のない方にとっては難しく感じるでしょう。

パソコン・ネットワークの設定で悩むことがあれば、パソコンの修理・設定を行う、専門業者の相談窓口の利用をおすすめします。有害サイトへのアクセスを制限するペアレンタルコントロールについても相談に乗ってくれるでしょう。

おわりに

小さな子どもにとってプログラミングを理解することは少し難しいかもしれませんが、身につけておくと可能性が広がることは間違いありません。プログラミングは2020年から必修化されますが、子どもの将来を考えると家庭での環境整備や自己学習のサポートにより、興味やさらなる知識を育む取り組みが必要です。

興味・関心さえ芽生えれば、子どもならではの吸収力・柔軟性でプログラミング能力が向上していくはずです。小さな子どもがいる方は、家庭でプログラミングを楽しみながら学べる環境づくりをしてみてはいかがでしょうか。

ただし、子どもにパソコンを利用させる際はセキュリティに気をつける必要があります。パソコンの使い方やインターネットの危険性について子どもに説明するだけでなく、ペアレンタルコントロールを設定して有害サイトへのアクセスを防ぐようにしましょう。

ドクター・ホームネットでは、ペアレンタルコントロールをはじめとする、パソコンの基本的な設定を承っています。「子どもに安全にパソコンを使わせたいが、パソコンの設定に自信がない」という方は、ぜひご相談ください。

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