おすすめのゲーム用モニターとは?ゲーミングモニターの選び方

パソコンでゲームのプレイを想定している場合は、「ゲーミングモニター」を導入するのが一般的です。通常のモニターはスペックの問題から、ゲームプレイにストレスがたまってしまう可能性があります。
そこでここでは、ゲーミングモニターの概要や、ゲーミングモニターを選ぶ基準についてご紹介します。「ハイスペックなゲーム機」としてのパソコンの性能をフルに引き出したい方は、今回の内容を参考にモニターにもこだわってみてはいかがでしょうか。
ゲーミングモニターとは?

「ゲーミングモニター」とは、ゲームプレイに適したモニターの総称です。ゲームプレイとマッチングの良い「ゲーミングパソコン」を組み上げる際には、1つ1つのパーツを選ぶ必要があります。
プレイヤーが直接見る画像を表示するモニターは、ゲームをする方にとって非常に重要な要素です。通常のパソコン用モニターでもゲームプレイ自体は可能ですが、使用感は低下しますし、ゲームプレイの結果を左右することもあるため、こだわりの強いプレイヤーは高性能のゲーミングモニターを選ぶ傾向にあります。
また、多くのゲーミングモニターはHDMI端子での入力に対応しているため、パソコン以外からの出力情報も表示可能です。家庭用ゲームの画像を出力するモニターとして、テレビの代わりにゲーミングモニターを選ぶ方もいます。
ゲーミングモニターの選び方

ゲーミングモニターはいくつかの基準で判断されています。
代表的な基準を以下にご紹介しまので、ゲーミングモニターを選ぶ際の参考にしてください。
リフレッシュレート
「モニター表示画像が更新される速度」を表すのがリフレッシュレートです。ゲームの映像は、パラパラ漫画のように高速で更新され続ける画像によって表現されています。
つまり、リフレッシュレートが高ければ高いほど、よりスムーズに画像が更新され続けるため、表示される映像が自然で滑らかになるのです。単位として用いられるのは「Hz(ヘルツ)」で、モニターのリフレッシュレートが120Hzの場合、そのモニターは1秒間に最大120枚の画像を表示できることになります。
しばしばリフレッシュレートと混同されるものに、「fps」があります。fpsは同じく1秒間に表示される画像を示す単位ですが、こちらはパソコンやゲーム機、またはゲームソフトによって決まる出力側の性能です。滑らかな映像でゲームを楽しむためには、高いリフレッシュレートと高いfpsが両立されている必要があります。
特に、素早く動き回る目的に照準を合わせなければならない一人称視点のゲームなどでは、リフレッシュレートやfpsが低いモニターだとストレスを感じることがあるでしょう。単純に「滑らかな映像を楽しみたい」という目的だけではなく、ゲームプレイの結果をよくするためにもリフレッシュレートは重要な要素なのです。
応答速度
表示されているドットがある色から他の色に変わるまでの速度は「応答速度」と呼ばれます。応答速度は、「表示遅延」と呼ばれることもあり、一般的な単位は「ms」です。
ゲームで表示されるのは、ダイナミックで動きのある情報となります。当然、表示される色は激しく移り変わるため、応答速度が遅い場合は残像のような現象が起き、視認性が悪くなるのです。
ゲーム用モニターではない、一般的なモニターの応答速度は10ms、または5msですが、ゲーミングモニターでは、一般的に応答速度1msのモデルが普及しています。
1msは0.001秒のため、応答速度1msのモニターは、他の色に0.001秒で遷移するということになります。応答速度5msのモニターと比較すると、色表示の応答が0.004秒の差が生じるのです。
多くの方にとっては、この差は気にならない程度かもしれません。しかし、ゲームプレイヤーにとって、この差は決して小さくないのです。応答速度の差はプレイヤーの反応速度の差に直結します。シビアな判断が必要になるゲームでは、一瞬の反応の遅れが勝敗を分けることもあるため、応答速度はプレイヤー同士が戦うゲームではとりわけ重要視されている要素です。
また、そこまでシビアなゲームプレイを想定しない方も、応答速度の遅いモニターを使うと、残像によりストレスや目の疲れを感じるかもしれません。近年では安価でも応答速度が速いモデルが流通しているので、応答速度に注目して選ぶのがおすすめです。
解像度
「解像度」は画面上にどれだけ多くのドットが表示されるかを示す数値です。モニターに表示される情報は、動画・静止画を問わず多くのドットによって表現されているため、解像度が高ければ高いほどきめ細かく鮮明な表現が可能になります。
ゲーミングモニターとしては、1920×1080の「フルHD」解像度のモデルが一般的です。WQHD、4Kといったさらに高解像度のモデルも存在しますが、価格はその分高価になります。
サイズ
モニターのサイズとしては、対角線の距離が用いられます。一般的な単位は通常のモニターやテレビなどと同様にインチです。作業用パソコンのモニターやテレビなどでは大きなサイズのものが好まれています。一方、ゲーミングモニターでは、視点の移動距離が少なく済むことから、24インチ程度の大きくも小さくもないサイズが最も選ばれています。
コントラスト比
「コントラスト比」とは、黒色に対し白色がどの程度はっきりと出力されるかを表す数値です。1000:1や10000:1といったように比率で表現されます。左側が白色の鮮明さを表す数値です。
コントラスト比が高いゲーミングモニターを用いると、簡単にいえば「メリハリのある映像」を楽しむことができます。近年のゲームでは、「ホラー」「ダークファンタジー」のように暗い世界を動き回るジャンルも少なくありません。こうしたジャンルをコントラスト比が高いゲームでプレイすると、臨場感が高まるのです。
ゲーミングモニターはリフレッシュレートや解像度など、主にゲームプレイの快適さに関係する基準を中心に評価されます。一方で、コントラスト比はどちらかといえば雰囲気に関係する項目です。あくまでストレスのないゲームプレイを目指している場合は、さほど意識する必要はないかもしれません。
画像モード
ゲーミングモニターのモデルによっては、特定ゲームジャンルの映像に特化した出力モードが搭載されています。ほとんどのモニターは設定をカスタマイズすることで色味や明るさなどを調整可能ですが、複数ジャンルのゲームプレイで画質を瞬時に切り替えたい方は、あらかじめさまざまな画像モードが搭載されたモデルがおすすめです。
ゲーミングモニターのトラブルならPCホスピタルにお任せください
ゲーム用のパソコンには、特別なスペックが求められます。そして、プレイヤーが直視することになるモニターも例外ではありません。
「モニターならどれも同じでは?」と思う方が多いかもしれませんが、ゲーム特化のモニターはプレイヤーが感じるストレスや視認性が一般的なモデルとはまったく異なります。テレビをあまり見ない方であれば、家庭用ゲーム機の出力用として、ゲーミングモニターを購入しても良いでしょう。
価格帯も30,000円程度とそこまで高価なものではないため、比較的気軽に導入できます。購入の際は、今回ご紹介したような判断基準から選んでみてください。それまで一般的なモニターでゲームをプレイしていた方は、視認性や反応速度の違いに驚くかもしれません。
PCホスピタルでは、ゲーミングモニターのトラブルに対応しております。お困りごとがある際はぜひご相談ください。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国17店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
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濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得