イラスト制作にはノートパソコンとデスクトップどちらがおすすめ?

イラスト制作にはノートパソコンとデスクトップどちらがおすすめ?

マウスやペンタブレットなどを使用して、パソコン上でイラストを描く技術や描かれた絵を「デジタルイラスト(2DCG)」と呼びます。

デジタルイラストは、失敗しても何度でも修正できる点や、拡大・縮小・線の太さ・色の明暗・コントラスト・加工などが簡単にできるという点が大きな特徴です。

今回は、これからデジタルイラストを始めるために、ノートパソコン、デスクトップパソコンそれぞれのパソコンを使ってイラスト制作をする際のメリットとデメリットについてご紹介します。

ノート型とデスクトップ型、どちらのパソコンを購入しようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

パソコン修理のPCホスピタル

イラスト制作用にノートパソコンを選ぶメリット・デメリット

イラスト制作用にノートパソコン

まずは、ノートパソコンを使ってイラストを描く際のメリットとデメリットについてご紹介します。

ノートパソコンを選ぶメリット

持ち運び可能

ノートパソコンを選べば、最大の特徴ともいえる優れた携行性を利用して、どこでもイラスト制作を楽しむことができます。例えば、風景画を描く際は実際に外の風景を眺めながら描くことができますし、気分転換に場所を変えて絵を描きたい場合にも簡単に持ち運ぶことが可能です。

安価である

ノートパソコンは携行性に優れている反面、性能が低く高価であることが一般的でしたが、最近は高性能で安価なノートパソコンも増えてきています。また、ノートパソコンの場合は本体と別にモニターやキーボード、マウスなどを買いそろえる必要がないため、コストが安く済むともいえるでしょう。

コンパクト

ノートパソコンは、本体1つあればイラスト制作が可能なため、非常にコンパクトで場所をとらない点が魅力です。

ノートパソコンを選ぶデメリット

故障しやすい

ノートパソコンは、キーボードが漏れてしまうと全体の故障につながりやすく、修理または買い替えになってしまうケースがあります。修理費用も高額になりやすく、パソコンを買い替えたほうが安く済むほどの金額になる場合もあるため、細心の注意が必要です。

画面が小さい

持ち運びに重点を置いてノートパソコンを選ぶと、画面が小さく軽量のものになるでしょう。しかしイラストを制作する場合は、狭い画面は目が疲れやすく作業効率が落ちてしまうため、15インチ以上の大きいサイズのものがおすすめです。

当然ながら画面サイズを上げれば作業効率は上がるかもしれませんが、ノートパソコンのメリットである持ち運びは困難になります。

色調が不安定

モニターの角度が少し変わっただけで色が変わって見えることがあり、正確な色での作業・確認ができない可能性があります。モニターの変更が不可能なため、印刷してみたらイメージしていた色と違っていた、という事態も起こり得ます。

スペックを求めると高額になる

デジタルイラストの場合はメモリが重要な要素です。比較的安価の4GBのものは動作に不自由が出る可能性があるため、できれば8GB、可能であれば16GBのものがおすすめですが、当然メモリの容量が上がれば高額になってしまいます。

イラスト制作用にデスクトップパソコンを選ぶメリット・デメリット

イラスト制作用にデスクトップパソコン

次に、デスクトップパソコンを使用してイラストを描く際のメリットとデメリットについてご紹介します。

デスクトップパソコンを選ぶメリット

正確な色調

デスクトップパソコンのモニターは、ノートパソコンのモニターよりも、正確な色調を再現しやすいといえます。

イラスト制作後に印刷する場合などは、イメージした色味と印刷物の色味が違うといった事態を防ぐことも可能です。

安く済む

一般的にデスクトップパソコンは、同じ性能のノートパソコンと比べると安価であるといえます。言い換えると、同じ金額を出せば、デスクトップパソコンならノートパソコンよりも高性能のものが手に入るということです。

また、モニターやキーボードがすべて独立しているため、故障してもすべて修理に出したり買い替えたりする必要がない点もメリットといえます。

大画面モニターが使用できる

大画面のモニターを選べば、広い画面で効率良く作業できます。見通しが良くなるため目も疲れにくく、ストレスも軽減されるでしょう。ワイドモニターを使用したり、デュアルディスプレイにしてモニターを並べたりしながら、自分の作業しやすい環境を作り出すことが可能です。

カスタムしやすい

デスクトップパソコンは、メモリやHDD増設などの拡張が楽に行えます。イラスト制作とは直接関係ないことに思えるかもしれませんが、制作を続ければ必要になるスペックや、保存しておきたいデータも増えるでしょう。カスタムすることで1つのパソコンを長く使用できるという点も魅力です。

デスクトップパソコンを選ぶデメリット

持ち運びができない

デスクトップパソコンは、本体・キーボード・モニター・マウスなどから構成されるため、外出先に気軽に持ち運ぶことができない点は、デメリットといえるでしょう。

場所をとる

薄型のデスクトップパソコンが増えていますが、それでもノートパソコンとは比較にならないほどの設置スペースが必要となります。デスクトップパソコンを購入する場合は、パソコンのサイズに合わせたデスクなどの費用も計算に入れておかなければなりません。

デザイン制作にはノートパソコンとデスクトップどちらがおすすめ?

ノート型とデスクトップ型パソコンのメリット・デメリットを踏まえた上で、それぞれのパソコンの利用に向いていると考えられる方の特徴についてご紹介します。

ノートパソコンが向いている方

ノートパソコンの最大の魅力は、優れた携行性といえます。外で作業することが好きな方や、友人などと共同で制作しようと考えている方は、ノートパソコンが向いているといえるでしょう。旅行や出張などで家を空ける機会が多い方にも、外出先での作業が可能なためおすすめです。

また、部屋にデスクトップパソコンのような大きなものを置くスペースがないという方も、ノートパソコンが向いているといえるでしょう。

デスクトップが向いている方

拡張性や色彩の正確性が高いデスクトップパソコンは、本格的にイラスト制作に取り組もうと考えている方におすすめです。色のこだわりが強い方や、大容量のメモリが必要になることが予想される方は、デスクトップパソコンを選んでおけば安心でしょう。

イラストを本業にしているプロの方も、デスクトップを推奨している方が多いようです。

コストパフォーマンスも良いため、予算が限られている方でも、より高性能なパソコンが手に入ります。部屋のスペースに余裕がある方に限られてしまいますが、より本格的なイラストと快適な制作環境を求める方は、デスクトップパソコンをおすすめします。

イラスト制作用パソコンは問題なく使用できていますか?

今回は、デジタルイラストを制作する際に、使用するパソコンによってどんなメリットやデメリットがあるのかについてご紹介しました。

ノートパソコンにもデスクトップパソコンにも、それぞれの利点と欠点がありますが、納得のいくイラスト制作をするためには、自分の生活環境や予算、目的に合わせたパソコン選びが重要です。これからイラスト制作に励むためにパソコンの購入を考えている方や、今の作業環境に満足していない方は、ぜひ参考にしてください。

PCホスピタルでは、イラスト制作で使用するパソコンのインターネット接続設定、メール設定、プリンター設定といった基本設定のサポートを行っておりますので、ご希望の際はお気軽にご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン設定サポート概要
修理対応 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください)
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料金 パソコン設定サポート 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円
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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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