Windows 7のサポート期間はいつまで?サポート終了後は使用できる?
今回はWindows 7のサポート期間はいつまでなのか、サポート期間が終了してしまうとどうなってしまうのかご紹介いたします。
Windowsの「サポート」とはどういうこと?
Windowsは、マイクロソフト社が提供しているオペレーティングシステムです。
オペレーティングシステムは、発売されたときから定期的に「更新」を行います。
更新の主な目的は、ウイルス対策などのセキュリティ上の問題に対処するためです。
いまや、パソコンはその1台のみで完結するのではなく、世界中にアクセス可能なインターネットに接続して多くの情報を得たり情報を発信したりすることに使用されています。
つまり、インターネットを通じてたくさんの他のパソコンとつながった状態で使用することが、現在のパソコンの前提なのです。
オペレーティングシステムの更新プログラムの重要性
世界中のたくさんのパソコンとインターネットでつながるということは、悪意のある相手からの攻撃を受ける可能性があるということです。
最近のウイルスは、パソコンで使用しているオペレーティングシステムやアプリケーションの弱いところを探し出して、見つからないように侵入してくるタイプのものもあります。
ウイルスに感染してしまうと、パソコンの中の個人情報を盗まれたり、パソコン自体を使えないように壊されたりしてしまうこともあるでしょう。
Windowsのオペレーティングシステムを悪意のある相手から守るためには、オペレーティングシステムが持つ脆弱(ぜいじゃく)性を見つけ次第、修正していくことが必要です。
それと同時にコンピューターウイルスも、日ごとに新しい技術を使用した新型ウイルスに進化しています。
これまでオペレーティングシステムで問題のなかった箇所でも、技術の進歩を悪用しようとする相手によって打ち破られてしまうかもしれません。
そのようなことがないように、マイクロソフト社では次々とオペレーティングシステムを強化するための更新プログラムを提供し続けているのです。
なおマイクロソフト社では、1つのオペレーティングシステムに対して永久に更新プログラムを提供しているわけではありません。期間の長さはそれぞれ違いますが、一定期間のみ更新プログラムの提供をすることになっています。
サポート期間に関しては事前にマイクロソフト社から発表がありますが、ユーザーの声や市場からの要求によって、多少期間が変更される場合もあるでしょう。
Windowsの「サポート期間」は2種類
Windowsのサポートには以下の2つの種類があることをご存じでしょうか。
- メインストリームサポート
- 延長サポート
最初にメインストリームサポートの期間があり、それに続いて延長サポートの期間があるのです。
つまりWindowsのサポート期間とは、メインストリームサポートと延長サポートを足した期間ということです。
どちらのサポート期間でも、セキュリティ対策のためのセキュリティ更新プログラムの提供は行われます。
Windowsの延長サポートの終了には注意が必要
メインストリームサポートでは、更新プログラムの提供に加えて新機能の追加や仕様の変更などが行われます。また、このような機能を追加してほしいなどのリクエストの受け付けもしています。
通常パソコンを使う場合は、セキュリティ更新プログラムさえ提供されていれば問題ありません。オペレーティングシステムが安全な状態で使用できていればよいため、延長サポートの期間でも問題なく使用することが可能です。
ただし、延長サポートが終了してしまうとセキュリティ上の対策ができなくなるため、オペレーティングシステムを使用し続ける場合は危険が伴います。
Windows 7のサポート期間はいつまで?
Windows 7のメインストリームサポートはすでに終了しています。
米国時間で、2015年の1月13日にメインストリームサポートの期間が終了し、延長サポート期間に移行しました。また、この延長サポートも2020年の1月14日に終了しました。
現在は更新プログラムの提供やオペレーティングシステムのバグの修正対象外となっているため、重大なセキュリティホールが発見されてもセキュリティパッチが提供されなくなります。
Windows 7のサポート終了後の対策
サポート終了後の対策として、MicrosoftではWindows 10やWindows 11への移行を強く勧めています。
個人で使用しているパソコンであれば、それほど移行は大変ではないかもしれません。しかし企業などでは、社員が使用するすべてのパソコンを移行しなければならないので、これまで使用していたアプリケーションが使えなくなる可能性や、社内システムの運用ができなくなる可能性もあります。
万全な対策をしておかないと、サポートが切れた翌日から仕事ができない状態になってしまう可能性もあるため注意しないといけません。
Windows 7をアップグレードするならPCホスピタルにお任せください
延長サポート期間が切れてもWindows 7が起動しなくなるわけではありません。これまでどおりに使うことはできますが、セキュリィの更新プログラムは配布されないため、どんなウイルスに狙われてもおかしくない状態になります。万が一、パソコンがウイルスに感染してしまうと、個人情報の流出などの事件につながる可能性があります。
そのため、サポート切れのオペレーティングシステムを使用するのは、避けたほうがよいといえるでしょう。
PCホスピタルではWindows 7をWindows 10もしくはWindows 11にアップグレードするサポートを承っています。ご希望の際はぜひご依頼ください。
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濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得