ハイレゾ音源をPCで再生することは可能?ハイレゾ音源とは

ハイレゾ音源をPCで再生することは可能?ハイレゾ音源とは

ハイレゾ音源は、2013年頃から流行の兆しが見え始めました。しかし「ハイレゾは音が良いらしいけど、具体的に何が違うの?」「PCがあれば再生できるの?」など、ハイレゾ音源の特徴や再生方法についてよく知らないという方も少なくありません。

そこで今回は、ハイレゾ音源をPCで楽しむ方法についてご紹介します。

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1.CDよりも高スペックなハイレゾ音源とは?

ハイレゾは、ハイレゾリューションオーディオ(High-Resolution Audio) の略です。ハイレゾ音源の特徴を簡単にお伝えすると、「CD以上のスペックを持つ音源」になります

音楽記録媒体として、現在でも大きなシェアを占めるCDに収録された音源は、PCMという圧縮方式により音をデジタル化しています。なお、CDのデジタルスペックを数値で表すと「44.1 kHz/16bit」です。一般的に、この数値が高ければ高いほど、音が精細になるといわれています。また、ハイレゾ音源はCDの「44.1 kHz/16bit」という、デジタルスペックの数値を超えているものの総称です。

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2.CDよりも高い臨場感

CDは圧縮方式が原因で、どうしてもカットしなくてはならない音の帯域があります。一方、「192kHz/24bit」で録音・収録されたハイレゾ音源は、情報量がCDの約6.5倍です。したがって、いままでスピーカーやヘッドホンで出せなかった音域まで再現することができます。

以上のことから、ハイレゾ音源は音の繊細さや太さに加え、奥行きや圧力、表現力までもがリアルに感じられるのです。スタジオやライブで演奏された音楽の、臨場感をそのまま楽しめることがハイレゾ音源の魅力でしょう。

3.PCでハイレゾ音源を楽しむために必要なもの

音楽jが聴こえる。

PCで再生可能なハイレゾ音源は、どのようなPCでも良いというわけではありません。

さらに、PCの他にも音楽再生ソフトやUSB DAC、スピーカーやヘッドホンなど、そろえるべきアイテムが存在します

そこで以下に、PCでハイレゾ音源を楽しむための基本的な準備についてご紹介します。

3-1.PCは古すぎず新しすぎず

現在、家電量販店で販売されている新品のPCであれば、スペックに問題はありません。そのため、これからPCを購入される方の場合は、中古PCを選ばない限り心配ないでしょう。一方、現在所有しているPCでハイレゾ音源を楽しみたいときは、一度PCのスペックを確認しておく必要があります。

まずは、OSの種類です。一般的に望ましいとされているのは「Windows Vista」以上、もしくは「Mac OS X 10.6.8」以上になります。その理由は、単純な動作スペックもありますが、大きなものは後述するUSB DACとの互換性です。「Windows Vista」以上、もしくは「Mac OS X 10.6.8」以上のOSよりも古い場合、USB DACとの接続で不具合が起こる可能性があります。また、最新のOSの場合はUSB DACのドライバーが、メーカーからリリースされていないケースも考えられるため、PCのOSは古すぎず新しすぎずのものが無難でしょう。

3-2.MacとWindowsのどちらが良い?

基本的には、MacとWindowsのどちらでもハイレゾ音源の再生は可能です。オーディオエンジンが異なるため、音質に若干の違いが出る可能性がありますが、いずれにせよCD音質よりは高精細な音の響きを得られるでしょう。

また、MacはOSのバージョンによって、ドライバーのインストールが不要といったメリットもあります。しかし、Windowsに比べて手間が少ないだけであり、MacとWindowsのどちらでもハイレゾ音源の再生は可能です。

3-3.音楽再生ソフトは自分の好みのものを

無料で手に入る音楽再生・管理ソフトとして有名な「iTunes」は、ハイレゾに対応しています。iTunesを使用すれば、WindowsやMacのどちらでも再生可能です。ただし、iTunesはハイレゾ音源の代表的なフォーマットである「FLAC」に対応していません。そのため、ファイル形式を「AIFF」や「WAV」「Apple Lossless」に変換する必要があります。

フォイル形式の変換が難しくてよく分からないという方は、iTunesではなく他の音楽再生ソフトの活用をおすすめします。無料・有料ソフトが数多くリリースされているため、その中からFLAC対応のソフトを探しましょう。ただし、音楽再生ソフトの種類によって、音質や使い勝手が異なる点については注意が必要です。特に、有料ソフトを用いるときは、試用期間などをうまく利用し、自分に合う音楽再生ソフトかどうか判断すると良いでしょう。

3-4.USB DACは音質を左右するマストアイテム

ハイレゾ音源を再生するために欠かせないアイテム、USB DACについてご紹介します。

USB DACは、PCとアンプの間に接続する機械で、デジタルで記録されたデータを、スピーカーから再生できるようアナログに変換します音質もUSB DACの種類によって大きく変わるのが特長です。また価格帯も幅が広く、安いものだと数1,000円、高いものだと数10万円を超える製品もあります。

また、USB DACにはアンプが内蔵されたモデルや、ヘッドホン・イヤホンでの鑑賞に特化したポータブルヘッドホンアンプに内蔵されたモデルなどがあります。自分好みの音質や普段の鑑賞環境に合わせて選ぶと良いでしょう。

3-5.USB DACなしで再生するとどうなる?

USB DACがなくても、ハイレゾ音源とハイレゾ対応の音楽再生ソフトがあれば、再生することは可能です。しかし、多くのPCに内蔵されているサウンドボードは、CDクオリティーのデジタルスペックまでしか対応していません。これだと、音源自体に多くの情報量が詰め込まれていても、音として外に出力されたときにクオリティーが下がり、ハイレゾ音源を十分に楽しめない可能性があります。したがって、ハイレゾ音源をPCで楽しむ際には、USB DACを利用したほうが音質のレベルを格段に上げることができるのです。

3-6.その他の機材、アンプやスピーカー、ヘッドホン

音楽を聴く女性

パソコンでハイレゾ音源を再生するためには、専用のパーツやスピーカーが必要です。パーツの換装や周辺機器の接続サポートはPCホスピタルに依頼することができます。

最後に、アンプやスピーカー、ヘッドホンなどの機器についてお伝えします。

日本オーディオ協会で決められているハイレゾ音源の定義では、高域再生性能は40kHz以上必要とされています。そのため、購入の際にはこのスペックを参考にしながら機材選びをすると良いでしょう。

また、可能であればハイレゾ対応の記載がある機材がおすすめです。一般家庭用に販売されているオーディオ機器は、CD音質での再生を基本としたチューニングがされています。そのため、ハイレゾ音源を再生したときにズレが生じる恐れがあります。より高精細で原音に忠実な響きを求めるのであれば、ハイレゾ対応の機材を選びましょう。

USB DACの使用がおすすめです

今回は、CDよりもハイスペックな音を楽しめるハイレゾ音源についてご紹介しました。

ハイレゾ音源をPCで楽しむためには、PCとUSB DACを接続して再生する方法が良いでしょう。

ハイレゾ元年といわれていた2013年から年数が経過し、各機器も価格が落ち着いてきました。また、コストパフォーマンスに優れたアイテムが豊富に販売されています。

PCで、高音質で臨場感のあるハイレゾ音源を楽しむのはいかがでしょうか。

最後に日本PCサービスでは、「PCホスピタル」というサービスサイトを運営しています。PCやその他の電子機器に関する情報を、多数掲載しています。ぜひチェックしてみてください。

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