大雨および北海道地震によって被災された方へ

7月5日から各地で発生した大雨によって被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。今回被災された方を対象に「郵送修理による復旧支援」の取り組みを行っています。

【西日本豪雨 復旧支援】郵送による水濡れ等で壊れたデータの復旧料金が半額

ちゃんと理解してる?ランサムウェア・マルウェア・ウイルスの違い

パソコンを利用する際は、情報漏洩やデータの破損などを防ぐため、セキュリティに気をつける必要があります。すでにウイルス対策ソフトをパソコンにインストールしている方もいらっしゃるでしょう。しかし、パソコンはウイルス感染だけでなく、ランサムウェアやマルウェアへの対策も欠かせません。

特にインターネットをよく利用する方の場合、Webサイトの閲覧やフリーソフトのダウンロードをきっかけに、ランサムウェアやマルウェアに感染する可能性があります。

そこで今回は、パソコンのセキュリティを守るために理解しておきたい、ランサムウェア・マルウェア・ウイルスの特徴と違いについてご紹介します。

ランサムウェアとは?

ランサムウェアの特徴

ランサムウェア(ransomware)は、「ransom(身代金)」と「software(ソフトウェア)」を組み合わせた言葉です。身代金要求型不正プログラムとも呼ばれています。

ランサムウェアに感染した場合、パソコンがロックされたり、保存しているファイルが暗号化されたりと、パソコンが利用できなくなります。そして、「元の状態に戻したければ期限内に身代金を払うように」などと要求するメッセージが画面に表示されます。これがランサムウェアの特徴です。

身代金を支払ってもコンピューターのロックやファイルの暗号化が解除されるとは限りません。身代金の要求に応じないようにしましょう。

世界で大流行したランサムウェア「WannaCry」

2017年5月に大流行したランサムウェアに、「WannaCry」というものがあります。WannaCryは、Windowsの欠陥しているセキュリティ部分を突いて感染するものです。そして、元の状態に戻すために300ドルの身代金をビットコインで要求されます。このランサムウェアによる被害は、世界150カ国数十万件におよび、今でもその変種が増加しています。

あるアメリカの病院は、WannaCryに感染して電子カルテシステムがロックされ、要求された多額の身代金をビットコインで支払い、システムを復旧させました。

お金のやり取りを匿名で行うことができるビットコインの場合、誰に支払ったかを追跡することは極めて困難です。そのため、今後もWannaCryには注意する必要があります。

マルウェアとは?

マルウェアの特徴

マルウェア(malware)は、「malicious(悪意の)」と 「software(ソフトウェア)」を組み合わせた言葉で、悪意を持ったプログラムを指します。

ランサムウェアやウイルスの他、ワーム、トロイの木馬、スパイウェア、ボットもマルウェアの一種です。一般的にいわれているコンピューターウイルスは、本来はマルウェアといいます。

「PCの起動に時間がかかったり、起動できなかったりする」「動作速度が低下したり、ネットワーク上の通信量が極端に増加したりする」などの症状が見られたときは、マルウェアに感染している可能性があります。

主なマルウェア

ワーム

ワームとは本来、脚がなく細長い虫のことをいいます。セキュリティ分野では、プログラム単体で不正な動作を行い、自己増殖する(何世代にもわたって自分のコピーを繰り返す)プログラムのことを指します。このマルウェアの特徴は、ネットワークを通じて、他のパソコンに次々と感染すること。虫のように這い回りながら感染するため、ワームと名づけられました。

ワーム感染には、メールの添付ファイルを原因とするものがあります。メールにはユーザーに不審さを感じさせないようなタイトルがつけられていることが多いため、つい添付ファイルを開いて感染してしまうことも。十分に注意する必要があるでしょう。

トロイの木馬

無害であるように見せかけて不正を働く「トロイの木馬」というプログラムがあります。

トロイの木馬は、害を及ぼすことのない画像ファイルだと思って開いたり、有益なソフトウェアだと思ってインストールしたりすることで感染します。感染すると、パソコンに保存されているデータの消去や改ざんをされたり、情報を盗まれたりする可能性があります。

バックドア型のトロイの木馬は、ネットワーク上にバックドア(裏口)を設置することが特徴です。バックドア型は、たとえ侵入口を防いでも、バックドアから侵入した攻撃者にパソコンを乗っ取られ、他のパソコンを攻撃するための踏み台にされる危険性があります。

スパイウェア

スパイウェアとは、適切な承認を得ずにユーザーのパソコンに不正に侵入し、情報収集を行うプログラムです。広告を表示したり、パソコンの設定を勝手に変更したりするスパイウェアもあります。

キーボード入力を記録するソフトウェア「キーロガー」の中には、不正にキーボード入力の内容を外部に送信するタイプがあり、このようなタイプはスパイウェアに分類されます。

ネットカフェのPCに、キーロガーを仕掛けて銀行の暗証番号やその他個人情報を盗み出し、第三者によって銀行口座から多額の現金が引き出されたという事件が発生しています。そのため、不特定対数の人が利用するPCからインターネットバンキングへアクセスするのは、できる限り控えましょう。

ボット

「ボット」とは、ロボットの略称です。インターネット分野では、作業を自動化するプログラムのことを指します。人工知能が搭載された自動会話プログラムであるチャットボットが有名です。

セキュリティ分野では、パソコンを外部から遠隔操作する不正プログラムを意味します。ボットに感染したパソコンによって構成される集団「ボットネット」は、第三者の指令を受けて、他のパソコンへの攻撃や感染拡大を図ります。

ボットネットの規模が大きくなれば、攻撃者はWebサーバーに過度の負荷をかけてWebサービスを停止させるDoS攻撃(サービス拒否攻撃)を仕掛けることも可能です。

ウイルスとは?

ウイルスの特徴

ウイルスはマルウェアの一種で、自己増殖機能を持ち、ワームと特徴が似ています。しかし、ワームは単独で感染させることができますが、ウイルスは自然界のウイルスと一緒で、寄生する宿主を必要とします。そのため、コンピューターウイルスは単体では自己増殖することができません。そこがワームとウイルスの違いです。

パソコンがウイルスに感染すると、保存されていたファイルが改ざんされたり、他人に勝手にウイルスつきメールを送信したりします。

なお、従来はウイルス感染とともに画面に症状が現れることが一般的でしたが、最近はユーザーが気づかないうちにファイルを改ざんしたり、他のパソコンに感染を拡大させたりするウイルスが増えています。

マクロウイルス

代表的なウイルスの1つとして、WordやExcelなどのマクロ機能を悪用したマクロウイルスが挙げられます。マクロ機能とは、あらかじめ操作手順を登録しておき、必要なときに自動で実行できる機能です。マクロウイルスが埋め込まれたファイルを開いた場合、パソコンはウイルスに感染してしまいます。

ウイルスの定義

先ほど説明したように、ウイルスは狭い意味では「自己増殖機能を持つが、単体では存在できないマルウェア」のことです。しかし、マルウェアという言葉が一般的には認知されていないため、ウイルスが「パソコンに何らかの危害を及ぼすプログラム」、つまりマルウェアの意味で使われることも多くあります。

おわりに

今回は、ランサムウェア・マルウェア・ウイルスの違いについてご紹介しました。それぞれの違いをきちんと理解し、セキュリティ対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。また、これらのランサムウェアはパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末などにも起こりうることです。

OSとウイルス対策ソフトは常に最新の状態に保ち、不審なファイルソフトウェアに気をつけること、そして万が一のときのためにバックアップを取り、復元できるようにすることをおすすめします。

ドクター・ホームネットでは、セキュリティ対策やウイルス・スパイウェア駆除を承ります。セキュリティでお困りの際はお気軽にご相談ください。

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