パソコンのWebカメラ使い方やセキュリティ対策を紹介!内蔵・外付けカメラを画像撮影やWEB会議に活用
ノートパソコンを購入したとき、画面の上に丸いカメラレンズがついていることに気づいた方が多いのではないでしょうか。このカメラは、パソコンに内蔵されていることが多いWebカメラです。
近年ではテレワークやオンライン飲み会などでwebカメラの使用頻度が上がり、新たにUSBタイプで簡単に取り外しできる外付けのウェブカメラや、内蔵カメラ付きのパソコンに買い替えたというかたもいるのではないでしょうか。
Webカメラは大変便利なものですが、活用するにはセキュリティ対策をしっかりと行う必要があります。
今回は、Webカメラの使い方や設定方法、Webカメラを使用する際に行うべきセキュリティ対策についてご紹介します。
(この記事の内容は、読売新聞大手小町サイト内で紹介されました。)
Webカメラとは?
Webカメラとは、インターネット接続が可能なカメラのことで、現在販売されているノートパソコンの大半にWebカメラが搭載されています。ここでは活用方法や種類を紹介します。
パソコン内蔵のWebカメラ
パソコンの内蔵カメラは、液晶モニターの中央に設置されているレンズから映像を撮影しています。最近では防犯のため使用しない時はシャッターでカメラレンズを防げるタイプのものもありますので、スライド式のカバーがついている機器もあるかもしれません。
Webカメラではさまざまなことが可能です。
- Window 10に搭載されたカメラアプリなどを使って、画像や映像の撮影ができる
- ビデオチャットツールを使って離れた相手と会議や会話ができる
- 顔認証機能のあるソフトやアプリにログインできる
- 動画配信ツールと組み合わせて、ウェビナー(オンラインセミナー)やライブ配信ができる
Webカメラで撮影した映像は直接パソコンに保存されます。従来のビデオカメラのように撮影した映像をパソコンに取り込む手間がないため、動画編集がすぐに行えることが大きな利点といえるでしょう。
そのほかにも、パソコンのWebカメラと内蔵されているスピーカー・マイクを使って、WEB会議を行ったり、世界中の離れたところにいる親戚や友人とビデオチャットを通して会話することも可能です。
ノートパソコンの場合はイヤホンを使えば、スピーカーの音は自分だけにしか聞こえないので、外出先やシェアオフィスなど、いつでも気軽に遠くの相手とコミュニケーションをとる手段としても使えます。
外付けWebカメラ
外付けカメラは機種によって多彩な機能を備えています。
ノートパソコンには基本的にカメラは内蔵されていますが、130万画素程度のカメラがほとんどです。キレイな画質で映したい場合には200万画素以上は必要となります。
以下では、外付けカメラの機能の一部についてご紹介します。
- 360度映像の撮影ができるカメラ
- 自動でカメラの焦点をあわせてくれるオートフォーカス機能のついた高画質カメラ
- 首振り機能がついたカメラ
- 暗視機能や自動光補正機能がついたカメラ
- 開閉式や折り畳み式のカメラ
- フルHD解像度に対応した高画質カメラ
など、さまざまなものがあります。
次にどんな点に注意して選べばよいのかご紹介します。
外付けWebカメラには、USBでパソコンに接続して使う外付けタイプのものがあります。所持しているパソコン本体にWebカメラがついていなくても、外付けタイプのカメラを買えば撮影できるようになります。
また、天井に取り付けて監視カメラのように利用したいときや、角度を変えて撮影したいときにも外付けタイプが便利です。
現在、安価で手に入る外付けカメラが増え、廉価な外付けカメラは1,000円前後で購入可能です。1万円以下で入手できる多機能カメラも多数登場しています。
しかし、ただ単に安いからいいということではなく、カメラの利用用途に応じて、必要な機能が備わったものを選ぶことが必要です。
学校のオンライン授業や、お医者さまとオンライン診療で利用するなど、会話を目的とする場合は、マイク内蔵のものを選ぶとよいでしょう。ほとんどの場合、マイクが内蔵されていますが、ないものを選ぶとスムーズに会話ができません。
オフィスなど、大人数でのWEB会議を想定する場合は、広角の映像が映せるカメラや、首振り機能やスタンドタイプのもので会議の進行にあわせて、映す人を変えられるものを選ぶとよいでしょう。
大人数で利用する場合は、高感度のマイクが内蔵されているかも確認しましょう。
動画や画像撮影に使用する場合は、画素数やフレームレートも確認することをおすすめします。
フレームレートは「fps」で表されます。数字が大きいほど、1秒の中に納まるコマ数が多く、動きが滑らかな映像が撮影できます。
そのほか、外出先やオフィス・自宅など、さまざまな場面での使用を想定する場合は、クリップタイプや三脚に設置できるタイプなどもあります。場所によって設置場所を変えられるものも便利です。
スマートフォンをWebカメラに代用
現在、Webカメラは世界中で普及しています。安価なものが増えたことも理由の1つですが、スマートフォンの普及も大きく影響しています。
Webカメラからスマートフォンに映像が送れるようになり、Webカメラの普及を促進しました。今販売されているWebカメラの大半は、撮影した映像をすぐにスマートフォンへ送ることができます。
外出先でも簡単にスマートフォンで映像を見られるようになったため、子どもやペットの見守り、防犯の目的で、自宅にカメラを設置する方が増えました。
また、逆にスマートフォンを外付けのWebカメラとして代用することも可能です。
2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、テレワークやオンライン授業が拡大し、Youtubeやオンラインツールを使ったイベント開催が増えました。ますますWebカメラが人々の生活に欠かせないものになってきています。
一時、Webカメラが品薄になったこともありましたが、スマートフォンで代用することも可能です。
ZoomやGoogle Meet、Chatworkなど多くのツールはモバイル用のアプリが用意されていますが、パソコンで接続する必要がある場合は、iVCamなど専用のアプリを利用しましょう。アプリをパソコンとスマホ双方にダウンロードすることで、スマートフォンをカメラとして使うことも可能です。この場合はマイクを別途準備する必要がある点に注意をしてください。
外付けWEBカメラの選び方
解像度
カメラの映りの良さを決めるのが解像度です。100万画素はノートパソコンに搭載されているレベルであまりキレイではありません。200万画素になれば高画質になり、300万画素を超え4K画質を実現しているカメラもあります。ここまでくると髪の毛一本一本までわかるほどで、パソコンに内蔵されているカメラとは桁違いにきれいになります。
- 480p:SD (100万画素未満)
- 720p:HD (200万画素程度)
- 1080p:フルHD (200万画素程度)
- 1440p:2K (300万画素以上)
- 2160p:4K (800万画素以上)
外付けタイプでは、一般的には720p以上のものが販売されています。あえて画素数よりも抑えめの解像度にしていたり、4Kでも1000万画素を越えるものがあるため、各製品によって異なるので目安とお考えください。最近ではスペック表でも〇万画素という表記よりも720pなどの表記で表されることが多くなっているので、画素数があまり意識せず「p」の付いた方の画質で比較しましょう。
フレームレート
動画の動きを表す指標で、単位はfps(フレームパーセカンド)で表されます。その名のとおり、1秒間に何コマの映像を送れるかを表しています。
- 30fps
- 60fps
- 90fps
- 120fps
数字が高いほど、動きに強くなめらかな映像になります。
カメラ選びの際に注意したいのは解像度のフレームレートの関係です。4Kに対応しているけど30fpsまでだったり、1080pまでしか対応していないけど60fpsで動きに強い機種もあります。
また、ZOOMやTeamsなどで使用する場合には30fpsでしか送信されないので60fpsのカメラを使っても30fpsになります。
視野角
映像の映り方を決める要素として大きいもののひとつが視野角です。ノートパソコンに内蔵されているものでは約70度ほどです。これはひとりで使用するには適していいますが、2人以上を同時に映すとなると90度以上は必要です。
- 60度:極端に狭く人物を集中的に映せます。在宅ワークなどで部屋の背景が映りにくいというメリットがあります。
- 70度:ノートパソコンに搭載されているのは一般的に70~90度です。極一般的な視野角と言えます。
- 90度:これ以上になると視野角は広い方になります。60度のカメラと比べて、横方向に倍近い距離が映ります。
- 120度:5人以上やホワイトボードを映すのにも適しています。
- 360度:360度すべて映ります。全天候カメラとして使用するのではなくて、円卓のようなテーブルで使用すると会議室の全員の顔を映し出すことができます。
被写体の間隔や並び方によるのであくまで目安となります。機種によって120度や75度などもあるので、上記はあくまで目安です。カメラが3つ以上搭載されていてパノラマ撮影ができたり、360度をカバーするカメラもあります。
オートフォーカス
ピントをあわせるオートフォーカス機能が搭載されていると便利です。固定フォーカスは距離を合わせるのが大変なので基本的にはオートフォーカス機能があるモデルを選びましょう。ただしオートフォーカスの性能にもそれぞれあるので評価の高いものを選ぶと良いです。
ノイズキャンセリング
web会議ではヘッドセットを使っていない限りスピーカーから音が出るので、その音をまた拾ってハウリングが発生してしまいます。これはweb会議の宿命です。
ZOOMなどのソフトウェア側で、こちら側が話している時はマイクを優先し、先方が話している時はこちらのマイクからの音を抑制するという調整をソフトウェアでも行っているのですが万全ではありません。
そのためヘッドセットを使用しないような多人数の会議などではノイズキャンセリング機能が搭載されているとスムーズに会話ができます。
ライト搭載
中にはライトが搭載されているカメラもあります。リングライトなどの別の照明を用意しなくて良いので手軽に顔の印象を補正することができます。
リモートコントロール機能
ズームや首振りの機能があれば、多人数の会議では重宝しますが、多くが企業用です。
セキュリティシャッター
極端な話ですが、webカメラはハッキングなどによって知らない間に覗かれていることがあるかもしれません。またそのようなセキュリティの懸念がなくてもレンズがこちらを向いているだけでなんとなく気持ち悪いという人もいると思います。
カメラによっては手動で閉められるシャッターや覆いかぶせるふたのようなものでカメラをレンズを隠せるようになっている機種もあります。
Webカメラの使い方とおすすめのアプリケーション
Webカメラを使えば、ビデオチャットやライブ配信を楽しむことができます。最近では病院に行かなくても自宅でオンライン診療が受けられたり、さまざまなイベントや教室が開催されWebカメラの活躍シーンが増加しています。
動画や写真の撮影をすることが可能です。自宅での撮影はもちろん、ノートパソコンに接続したWebカメラであれば、どこにでも持ち運んで撮影できるため、さまざまなロケーションでの撮影を楽しめます。
大人数で一斉にビデオチャットができるソフトを使えば、会議室に集まらなくてもミーティングを行うことも可能です。
ただし無料のツールは、有料のもに比べて、音声やビデオ品質が劣る場合があります。回線の接続状況によってはうまくつながらないケースもあるので、大切な会議などに利用する場合は事前に接続テストなどを行いましょう。
また、インターネットを介するためセキュリティ面も万全か確認するようにしましょう。
個人で利用する場合は自己判断となりますが、企業ごとにセキュリティ基準が設定されている場合もあるため、ビジネスで利用する場合は信頼できるツールなのか確認して利用しましょう。
ここからは、Webカメラの使い方や一緒に使うとおすすめのアプリケーションもご紹介します。
ビデオチャット(オンライン通話)
Webカメラで撮影した映像をリアルタイムで相手に送り、こちらも相手側からの映像を受け取ることでビデオチャット(テレビ通話またはオンライン通話)ができるようになります。
最近では当たり前にビジネスの場や、プライベートでのオンライン飲み会などでも使われるようになったのではないでしょうか。
ビデオチャットができる無料のソフトは多数開発されているため、自分に合ったものを選んで活用してみてください。
Google Meet(旧:Hangouts Meet)
Google Meet(グーグル・ミート)は、Google社が提供するビジネスに必要なツールを集約したG suiteの機能の1つです。昔はHangouts Meet(ハングアウト・ミート)と呼ばれていました。
複数のユーザーでWeb通話ができるサービスです。Web会議などに利用され、ビデオ通話だけでなくチャット機能や、動画・画像共有も同時にできるため、視覚的なコミュニケーションも可能なため大人数の会議でも情報共有がスムーズです。
時間制限はありますが、G suiteのアカウントを持っていなくても、Googleアカウントをもっていれば無料で利用が可能です。
Hangouts Meet時代と比べて、最大利用者数が増加し、主催者以外のメンバーはアカウントを持っていなくても利用ができるようになるなど、新たな機能も追加され、社外との会議などにも利用されています。
ZOOM
ZOOM(ズーム)はビデオ会議ツールで、パソコン・スマートフォン・タブレットなど一般的なデバイスに対応しています。専用アプリをインストールし、簡単に接続が可能です。
特にビジネスにフォーカスを当てて開発されており、最大1,000名まで接続ができるなど大人数の会議に適しています。ちょっとした会議やプライベートの集まりなどは無料版でも十分でしょう。
有料版になると時間や会議の制限、ユーザーの管理などができるようになりますので、組織として管理する場合は有料版がおすすめです。
通常のオンライン会議機能のほかに、ブレイクアウトルームを使って参加者を複数のグループに分けてグループディスカッションをするなどオンライン研修に活用できる機能もあります。
その他、ホワイトボード機能や手をあげる機能などもあり、ウェビナー(オンラインセミナー)などにも適した機能が充実しています。
Chatwork
Chatwork(チャットワーク)は無料で使えるチャットツールとして、ビジネスシーンで活用されているツールです。ビデオ通話が可能なためWeb会議などに利用が可能です。
この他、タスク管理の機能や、用途ごとに必要なメンバーを集めてグループ内でチャットやビデオ会議ができます。
アカウントがあれば社外の人ともやり取りができるため、ビデオ会議以外の用途も含めて、ビジネスのシーンで活用されています。
Microsoft Skype
Microsoft Skype(マイクロソフト・スカイプ)は、世界中で利用されている通話アプリです。Windows 10・Windows 8.1のOSをお使いの場合は標準搭載されているため、個人でも利用したことがあるかたもいるのではないでしょうか。
毎月60分までの通話料が無料です。通話料は無料ですが、通信費用は有料なので気を付けましょう。
また、ビデオ通話だけでなく、相手がSkypeを利用していない場合も発信が可能です。
LINE
LINE(ライン)は自宅、職場や学校、外出先からいつでもチャットができるツールです。メッセージのやりとりに利用されているかたも多いと思いますが、ビデオ機能も備わっています。
アプリをインストールする必要がありますが、無料で利用者数が多いため、さまざまな方とやりとりができます。
最近ではLINE Worksというビジネス版ツールも登場しています。LINE Worksでは、ビジネス向けの管理機能や、セキュリティリスク回避のための機能も充実しているため、お仕事で利用する際におすすめです。
ライブ配信
Webカメラではリアルタイムでの映像配信が可能です。
以下のような場面で、ライブ配信を行う法人や団体が増えています。
ウェビナー(オンラインセミナー)
ウェビナーと呼ばれる自社の得意分野を活かした講演を行っています。自社の製品PRの場にもなり、一度に大勢の人にアプローチできるため営業活動の一環として開催されています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って非対面でさまざまなアプローチができるため開催する企業が増加しました。
オンラインイベント
芸能人や、エンタメ企業がさまざなイベントを開催しています。音楽ライブなどのほか、動物園や水族館が、Webカメラを設置し、生物の定点観察動画を配信している動物園や水族館があります。家にいながら動物たちを見ることができる人気のコンテンツです。
教育機関の見守りサービス
お子さまの様子がいつでも確認できるよう、保育園や学校でライブカメラが導入された事例があります。特に、低年齢の子を預ける際は、不安に思う親御さんが多いため、赤ちゃんのいるクラスでWebカメラを取り入れることが多いようです。
見守りカメラ
- 留守番中のお子さんの見守り
- 高齢の一人暮らし世帯を見守り
- ペットの見守り
日中は仕事や学校で自宅を留守にする、離れたところに暮らす高齢の親御さんの様子が不安。そんな生活の不安もWebカメラで解消ができます。
Webカメラを部屋に設置し、スマートフォンに専用アプリをインストールすれば、不在の間も自宅の様子を見守ることが可能です。
監視カメラで防犯対策
自宅の防犯対策としてもWebカメラは有効です。防犯機能に特化したWebカメラには、動くものに反応して撮影を開始し、映像をスマートフォンに送ってくれる機能を搭載したものがあります。
これにより、侵入者を確認次第、早急に通報することが可能になりました。
Webカメラのセキュリティ対策
大変便利なWebカメラですが、インターネットに接続して使うという特性上、悪意を持った何者かにアクセスされる危険が潜んでいます。
パソコンにハッキングした第三者が勝手にカメラを起動すれば、気づかないうちに生活をのぞき見されてしまう恐れがあるのです。
また、Webカメラの盗撮映像を「人質」に、金銭の要求が行われた事件も実際に起こっています。
このようなプライバシーの侵害を防ぎ、Webカメラを安全に使うためには、どのような対策をとれば良いのかご紹介します。
カメラの設定を切る
外付けWebカメラを使わないときは、パソコンとカメラの接続を切断してください。面倒かもしれませんが、1回の撮影ごとにカメラを取り外した方が良いでしょう。
ノートパソコンに内蔵されているWebカメラについても同様です。
Windowsパソコンであれば、設定画面からカメラ機能の制限ができます。
なお、Macのパソコンには、内蔵カメラを無効化する設定が備わっていません。
その代わり、カメラ無効化のためのフリーソフトがリリースされているため、Macユーザーの方は導入を検討することをおすすめします。
Windows・MacそれぞれのWebカメラの設定については次の章で紹介します。
OSを最新の状態に保つ・ウイルス対策を万全にする
Webカメラを乗っ取られないようにするためには、パソコンにウイルスを侵入させないことが重要です。
そのために、
- OSを最新のものに常にアップデートする
- ウイルス対策ソフトでパソコンの状態をチェックする
- ウイルス感染するような操作をしない
- Webカメラを接続する機器や、アプリなどにパスワードを設定する
- パソコンとつながるWi-Fiルーター、および同じネットワークに接続するIoT機器のセキュリティ対策を行う
ことが大切です。
OSを最新のものにアップデートする
必ず、OSは常に最新バージョンのものにアップデートしておきましょう。これはパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでも同じくOSは最新の状態にしておくことが必要です。
ウイルス対策ソフトでチェックする
ウイルス対策ソフトの導入も有効です。定期的にパソコンをスキャンして、ウイルスが侵入していないか確認しましょう。
ウイルス感染を防ぐため、普段からメールなどで送られてくる疑わしいファイルや、本文内のURLリンクを開かないことも大切です。
怪しいメールやファイルを見つけたときは決してクリックせず、ウイルス対策ソフトで検査してください。
パソコン本体やアプリのパスワードを設定する
パソコン本体や、Webカメラを使ったアプリや、映像をアップロードするサイトにはパスワードを設定することもセキュリティ対策の一つになります。
パスワードは複雑なものに設定し、他で使っているパスワードを使いまわさないようにしましょう。定期的に、他人が推測しにくいパスワードに変更することもおすすめです。
パソコンと接続するWi-Fiルーターや、同じルーターにつないでる各IoT機器も同じく、ファームウェアのアップデートを行い最新の状態にし、パスワードの定期的な変更をおすすめします。
これからWebカメラを購入されるかたは、カメラの仕様としてセキュリティ機能が充実したものや、万が一のメーカーサポートがついているかなども購入する前に確認し備えることも必要です。便利な機能や映像の美しさだけでなく安全性にも目を向けましょう。
カメラの目隠しは有効なセキュリティ対策
たとえWebカメラを乗っ取られたとしても、レンズに目隠しをしておけば相手は何も見ることができません。カメラのレンズにシールを貼ったり、テープでふさいだりして、のぞき見を防止しましょう。
このとき、粘着力の強いテープでカメラをふさいでしまうと、カメラを使いたいときにはがすのが大変です。反対に、粘着力の弱いテープだと不意にはがれてしまうことがあるため、目隠しとしての役目が果たせません。
手間を減らしたい方は、着脱しやすいWebカメラ目隠しグッズを購入するのも良いでしょう。
最近では使用しないときはカバーがついていて、カメラのレンズを塞ぐことができるパソコンも販売されています。買い替えを検討している場合は、こういった仕様も確認してみるとよいでしょう。
パソコンのウェブカメラの設定やセキュリティ対策について相談はこちら。
Webカメラの設定(ON・OFFの切り替え方法)
前項でお伝えしたとおり、セキュリティ対策の一環として、カメラを使用しない場合は、Webカメラの設定を切っておくことも一つの手段です。そこで、WindowsとMac、それぞれの設定方法についてご紹介します。
Windowの場合(例:Windows 10)
Windowsの場合は、ウェブカメラへのアクセスをON・OFFする方法と、アプリごとにカメラのアクセス権を許可する方法があります。ここではWindows 10の画面を見ながら手順を説明します。
- Windowsマーク(旗のマーク)をクリックします
- 歯車のマーク(設定)をクリックします
- プライバシーを選択します
- カメラをクリックします
- 表示された画面の上部の「このデバイスのカメラへのアクセスを許可する」を確認します
- 現在の状態を確認し変更を加えることでON・OFFを切り替えます
- 次に、同じカメラの画面で、「アプリがカメラにアクセスできるようにする」を確認します
- 現在の状態を確認し、変更を加えることでON・OFFが可能です
尚、アプリごとにカメラにアクセスできる権限を設定することも、同じ画面内で可能です。
Macの場合
Macにはウェブカメラそのもののアクセス権をON・OFFする方法はありません。アプリごとにカメラのアクセス権を許可設定できますのでその方法をここでは紹介していきます。
- メニューバーのAppleマーク(りんごマーク)をクリックします
- システムの環境設定をクリックします
- セキュリティとプライバシーをクリックします
- 開いた画面のタブをプライバシーに切り替えます
- メニューからカメラを選択します
- 右側にアプリケーション一覧が表示されます
- 各アプリのアクセス許可を設定します
カメラへのアクセスを許可する場合:チェックを入れる
カメラへのアクセスを許可しない場合:チェックを外す
Webカメラの設定やセキュリティ対策ならPCホスピタルにお任せください
Webカメラは遠方にいる人とも顔を見ながら会話ができたり、家にいながら目的の映像がライブで見られたりと、大変便利な装置です。
しかし、使い方次第では悪意ある第三者に利用されてしまうことがあります。セキュリティ対策には気を配り、安全にWebカメラを活用してください。
万が一、ウイルス感染などのトラブルにあった場合は、速やかにネットワークから切断し、パソコンのプロに任せましょう。
PCホスピタルでは、パソコンのWebカメラの設定やウイルス感染トラブルの解決を行っています。そのほかにも、
- ご自宅で便利にIoT機器を使いたいけど設定がわからない
- 利用しているネットワーク機器のセキュリティ対策が万全か心配
- インターネットが突然つながらず、Webカメラが動かなくなった
- 自宅でテレワークをしてるが、ネットが遅く作業効率が悪くなってる
などIoT機器全般の設定やネットワークトラブルの解決と、未然にトラブルを防ぐためのセキュリティ対策などのサポートを行っています。ご不安のあるかたはぜひご相談ください。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | パソコン設定サポート 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得