【仮想通貨】アルトコイン(オルトコイン)とは?

仮想通貨について調べているときに、「アルトコイン(またはオルトコイン)」という単語を目にしたことはありませんか?おそらく、アルトコインという仮想通貨が存在すると思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、アルトコインという仮想通貨は存在しないのです。
そこで今回は、アルトコインとは何なのかをひもとき、その特徴やビットコインとの違いなどについてご紹介します。
アルトコイン(オルトコイン)とは?

アルトコイン(またはオルトコイン)とは、イーサリアムやリップルなど、「ビットコイン以外の仮想通貨(暗号通貨)」のことを指す用語です。
Alternative coin(オルタナティブコイン)の略称でAlt coin、本来の意味合いで訳すと「ビットコインの代替コイン」となります。
なぜ「代替」と呼ばれているのかというと、アルトコインの大半は、ビットコインを原型として生み出されているためです。つまり、アルトコインの定義は、「ビットコインと同じく通貨として使用できる、ブロックチェーン機能を備えた仮想通貨」に限られています。
アルトコインは、数千種類以上ある他の仮想通貨全体を指しますが、生存競争の激しい仮想通貨市場では、5,000種類以上のコインが生まれては淘汰(とうた)されています。そのため、一般的にアルトコインというと、イーサリアムやリップルのような、ある程度のシェアを保有している仮想通貨のことを指す場合がほとんどです。
ビットコインとアルトコイン、なぜ分類されているのか?
「ビットコイン」と「ビットコイン以外の通貨」で用語が分けられている理由は、ビットコインは、仮想通貨の市場において全体の8割のシェアを誇っているためです。
アルトコインは、「ビットコイン2.0」とも呼ばれる次世代の通貨とされています(※各国の定める法定通貨とは異なります)。それらには、ビットコインにはない特徴を備えたコインも多いのです。
アルトコインの特徴と、ビットコインとの違い
アルトコインの多くは、ビットコインにはない利便性を持っており、ビットコインとの差別化を図っています。
例えば、リップルはビットコインの決済システムの発展型ともいえる仕様となっており、ビットコインよりも送金速度や利便性が優れています。
アルトコインの各通貨が、ビットコインをアップグレードしたような形態になっていることがビットコインとの最大の違いであり、「ビットコイン2.0」と呼ばれる理由の1つです。
「機能性コイン」とも呼ばれるアルトコイン
アルトコインには、「機能性コイン」と呼ばれるカテゴリも存在します。機能性コインとは、通貨としての機能以外の用途を持つコインのことで、代表的なものとしては「Augur」「Nameコイン」「Ether」の3つが挙げられます。
アルトコインの取引所は?
アルトコインは、ビットコインなどと同じく仮想通貨という扱いのため、日本国内の取引所での取引が可能です。ただし、アルトコインはビットコインに比べて手数料が少々高いため、購入の際は注意しましょう。
時価総額順に主要なアルトコイン5選

2017年9月現在、ビットコインの時価総額は約7兆2,575億円以上といわれています。
ここでは、ビットコインに次いで時価総額が高い順に、代表的なアルトコインを5種類ご紹介します。投資対象として価値のあるアルトコインがめじろ押しのため、ぜひ参考にしてください。
イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)
時価総額:約2兆9792億円以上 (※2018年6月調べ)
イーサリアム(Ethereum)は、ビットコインに続いて勢いのある、世界シェア第2位の仮想通貨です。2017年以降、仮想通貨市場でのシェアを伸ばしており、現在は25%程度のシェアを獲得しています。
イーサリアムの最大の特徴は、登場当時より騒がれた「スマートコントラクト機能」です。スマートコントラクト機能を使えば、取引時にイーサリアム自体に契約書としての役割を持たせることができ、ブロックチェーンに契約データが残ります。これにより、利益を取りそこなうことがなくなり、セキュリティ強度も高まるのです。そのため、信頼性の高い仮想通貨として評価されています。
※なお、ここではイーサリアムとイーサリアムクラシックは同類として扱っています。
リップル(Ripple)
時価総額:約7837億円以上 (※2018年6月調べ)
リップル(Ripple)は、ソフトウエア開発企業「Ripple Inc.」による運営・管理が行われている仮想通貨です。
ビットコインとの違いは、支払い・送金共に非常にスムーズであるという点でしょう。
元々は、ビットコインの決済システムを改善するために生まれた仮想通貨。取引の迅速さは、数ある仮想通貨の中でも群を抜いています。また、世界上位15社の銀行と提携しており、国際送金の大幅な簡便に一役買う動きも見せている仮想通貨です。
ライトコイン(LTC)
時価総額:約3127億円以上 (※2018年6月調べ)
ライトコイン(Lite Coin)は、「ビットコインを金とするなら、ライトコインは銀を目指す」というコンセプトのもとに生み出された仮想通貨です。
ビットコインとの違いとしては、「流通量が8,400万枚(ビットコインの4倍)であること」「マイニングのハードルが低いこと」「決済スピードが高速であること」などがあります。
イーサリアムやリップルとは異なり、際立った特徴はないものの、より流通と取り扱いが簡便な仮想通貨として、一定の地位を築いています。
Dash(Dash)
時価総額:約2717億円以上 (※2018年6月調べ)
ダッシュコイン(Dash)は、強い匿名性を押し出した仮想通貨です。「ダークセンド」と呼ばれる取引は、強固な匿名化技術により、送金元、受取元の記録がブロックチェーンに残らない形を実現させています。また、「インスタントセンド(即時決済機能)」によって、1秒で28回の取引が可能です。
ビットコインとはまったく異なるベクトルの仮想通貨として、一定のスタンスを確立しつつ、勢いを増している仮想通貨の1つといえるでしょう。
NEM(XEM)
時価総額:約2378億円以上 (※2018年6月調べ)
ネム(NEM)は、他の仮想通貨とは特徴が異なる、ブロックチェーン技術プラットホームです。ビットコインとは異なる通貨発行システム「POI(Proof of Importance)」を採用しており、流通と保有のバランスをうまく保っています。ちなみに仮想通貨の単位は「XEM(ゼム)」です。
POIは、ビットコインで採用されているような「マイニング」で通貨を発行するのではなく、通貨の保有量や、取引の流通量に応じた報酬で通貨が発行されます。この仕組みを「ハーベスティング(収穫)」と呼び、優れたブロックチェーン技術として注目を集めているのです。
アルトコイン取引用パソコンのことでお困りですか?
ビットコインに比べ、アルトコインは高騰する余地のある仮想通貨です。今後、新たに第2のビットコインが現れる可能性も考えられるため、投資対象として非常に注目されています。
ただし、多くのアルトコインはまだまだ価格水準や流動性が低く、取引所も多くありません。そのため、流通するかどうかという長期にわたった投資計画が要求される投資対象となります。
また、取引するにはパソコンが必要です。
アルトコイン取引用パソコンのトラブルの際はPCホスピタルにご相談ください。


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濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得