地震および大雨によってパソコンが壊れた方へ

6月18日に発生した大阪北部地震と、7月5日から各地で発生した大雨によって被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。今回パソコン・USBメモリ・SDカード・RAID・NASサーバーなどが壊れた方を対象に、訪問修理と郵送修理による復旧支援の取り組みを行っています。

訪問による液晶修理・データ復旧の基本料金が無料
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値段は高いほうが良い?Wi-Fiルーターの選び方やおすすめの設置場所

Wi-Fiルーターとは、モデムに接続してインターネットの無線通信を行う機器のこと。Wi-Fiは無線通信の規格であるため、Wi-Fiルーターというのは「無線LANルーター機器」を指す言葉となります。

Wi-Fiルーターは、無線通信の他に、複数の端末を1つのモデムで利用するためにも必要となる機器です。

基本的に、Wi-Fiルーターはインターネット契約時にプロバイダからレンタルできますが、家電量販店などで購入することもできます。価格の幅は広く、高価な製品ほど高いパフォーマンスを発揮するのです。

今回は、Wi-Fiルーターの基本的な役割と、製品を選ぶ際のポイントについてご紹介します。

モデムとルーターの違い

インターネットを利用する際は、まず回線事業社と回線契約を結ぶ必要があります。

回線契約を結ぶと、自宅内に屋外から光ファイバーを引き入れる工事を行い、工事が完了したら、次は自宅内にモデムが設置されるのです。このモデムにLANケーブルでパソコンを接続することで、インターネット通信が可能となります。

モデムのみではLANケーブルによる有線通信しかできないため、利用できる端末は1台のみとなります。ひと昔前の「パソコンは一家に1台」の時代は、利用できる端末が1台のみが基本でした。しかし、現在はWi-Fiによる無線接続ができるようになったため、複数の端末が利用可能となったのです。なお、複数の端末を無線接続して利用するために必要となるのがルーターです。

元々ルーターは、1台のモデムで複数の端末を利用するための機器でしたが、現在主流となっているルーターには、Wi-Fiによる無線通信機能が標準装備されています。

複数の端末利用やWi-Fiによる無線通信は、モデムのみでは不可能です。Wi-Fi機能が搭載されたルーターがあるからこそ可能となります。また、最近ではモデムとWi-Fiルーターが一体型した製品もあります。

TP-Link WiFi 無線LAN ルーター 11n/g/b 300Mbps

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コストパフォーマンスに優れた300Mbpsモデル。

ルーターの通信規格

2017年現在、インターネット回線は光ファイバーによる光回線が主流となっています。

光回線の回線規格も定期的に新しくなっており、インターネットの通信速度はまさに日進月歩です。

現在、日本の大半のエリアは、光回線で最大1Gbpsの通信速度がほぼ標準となっています。これは理論上、1秒間で1ギガ分のデータ通信が可能ということです。しかし、あくまでこれは理論値。回線の混雑状況なども影響するため、1秒間1Gbpsを実現することはほぼ不可能といわれています。

また、Wi-Fiルーターによる無線通信では、さらに速度が制限される傾向にあります。Wi-Fiには通信規格があり、新しい規格ほど通信速度が速くなります。

Wi-Fiの通信規格は以下の通りです。

※下に行くほど新しい規格で、()内は最大通信速度を表します。

・11a(54Mbps)

・11b(11Mbps)

・11g(54Mbps)

・11n(600Mbps)

・11ac(6.9Gbps)

現在普及しているルーターの規格はほとんどが11n規格で、最新の規格が2014年に登場した11ac規格です。

例えば、契約している光回線が最大1Gbpsでも、ルーターが11n規格の場合は最大600Mbpsまでの速度しか出ません。また、ルーターが11n規格でも、受信する端末側のルーター子機が11nに対応していなければ、11n規格のパフォーマンスが生かせないのです。

光回線は、通信速度1Gbps対応がほぼ標準となっているため、パフォーマンスを十分に引き出すには最新規格の11ac対応のWi-Fiルーターを利用することをおすすめします。

しかし、一般的なインターネット利用では、通信速度が300Mbpsも出れば十分な場合が多く、11n規格のルーターでも通信速度に不満を感じることは少ないでしょう。

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高性能内部型アンテナを搭載。ハイスペックでありながらスタイリッシュな筐体で人気。

ルーターの最大通信速度とアンテナ

ルーターがWi-Fi通信を発生させることができるのは、ルーターにアンテナが搭載されているため。また、端末側のルーター子機にも受信用のアンテナが搭載されているため、端末側はルーターの電波を受信できます。

基本的にルーターの通信速度は、アンテナが多いほど向上します。通常の家庭用ルーターに搭載されているアンテナは1~3本程度で、受信用のルーター子機も同様です。中にはアンテナを8本搭載した11ac対応のWi-Fiルーターもありますが、高額なため一般家庭向けの製品という位置づけではありません。

11ac規格のWi-Fiルーターはアンテナを3本程度搭載した製品が多く、最大で1300Mbps程度の通信速度が可能とされています。

現在もっとも普及している11n規格のWi-Fiルーターの場合、アンテナ1本で150Mbps程度の速度を出すことが可能です。

Wi-Fiルーターやルーター子機の選び方

Wi-Fiルーターや端末側のルーター子機は、対応するWi-Fi規格が決まっており、搭載されているアンテナの本数でパフォーマンスが変わります。

ルーター子機は、デスクトップパソコンの場合は外付けで取りつけることが一般的です。

ノートパソコンやタブレット、スマホの場合は、ルーター子機は内蔵されています。最新製品の場合は、最新規格の11acに対応したルーター子機を内蔵していることもありますが、搭載されているアンテナは1本の場合が多く、通信速度は400Mbps程度です。

デスクトップパソコン用の外付けのルーター子機は11ac対応で、アンテナを2、3本搭載している製品が多く、5,000円程度で購入できます。

11ac規格でアンテナを3本搭載していれば1300Mbpsの通信速度が可能で、高速通信にも対応しているといえます。

また、Wi-Fiルーターでもルーター子機でも、製品のスペック表にアンテナ数が記載されています。最新規格の11acでもアンテナ数によってパフォーマンスは変わり、価格も異なるため、アンテナ数は必ず確認しましょう。

対応するWi-Fi通信規格のパフォーマンスを最大限に引き出すためには、少なくともアンテナを2本以上搭載した製品を選ぶことをおすすめします。

Wi-Fiルーターのおすすめの設置場所

基本的に、Wi-Fiの電波は壁やガラスを隔てると通信が弱くなります。そのため、なるべく物理的な遮蔽(しゃへい)物を減らすことが、ルーターのパフォーマンスを引き出すコツといえるでしょう。

ワンルーム程度の広さであれば問題ありませんが、一軒家の場合は壁をいくつか隔てることになります。

壁を2、3枚隔てただけで速度が低下するようなことはありませんが、壁による電波干渉が発生してしまう場合は、中継機を設置してください。

中継機とは、通信が届きにくい場合に、中間地点に設置することで通信電波を届きやすくする機器のこと。安いものであれば、3,000円程度で購入できます。

なお、Wi-Fiの電波は水を隔てると壁以上に通信が弱くなります。そのため、水槽を隔てるようにしてWi-Fiルーターを設置することは避けましょう。

おわりに

Wi-Fiルーターはモデムに接続し、インターネットの無線通信と複数の端末を同時に利用するための機器です。

Wi-Fi通信のパフォーマンスを最大限に引き出すためには、アンテナが最低でも2本以上搭載された製品を選ぶことをおすすめします。

また、Wi-Fi通信は水を通すと通信が弱くなる傾向があります。Wi-Fiルーターは、できる限り電波干渉が起きない場所に置くようにしましょう。壁による電波干渉が懸念される場合は、中継機を設置することをおすすめします。

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