「Endeavor SY01」テレビをパソコンにするスティックPCという選択肢『使ってみた編』

『SY01』製品レビューの最後は様々なソフトウェアを使ったみた編です。
いろいろ起動させてみた
気になる使用感は、特にもたつくことはなくストレスない動作ができるということ。
試しに動かしてみたのは、このパソコンで使用頻度が高いと思われるインターネットとYoutube、さらにSkypeを使ってみましたが、いい意味で「普通に動く」といった感じです。
ディスプレイをタッチしても当然動きませんがもちろんModern UIにも対応しています。Windows 8はWindows ストアから簡単にアプリを導入できるようになったので便利です。
Modern UIの画面。おもわず手で操作したくなりますが、タッチしても動きません(笑)。
Windows ストアからたくさんのアプリをダウンロード可能。
インターネットが楽に楽しめます。Windowsを搭載しているのでFlashを使用しているサイトやゲームももちろん楽しめます。
webカメラはWindows標準ドライバーで動作するものだったので、すぐにスカイプも楽しむことができました。
ソファに座って大画面の液晶テレビでYoutubeも楽しめます。HD画質で再生しても余裕で再生されました。余りに動きの激しすぎるシーンを除いて、カクツキも全くなし。
一応スペックを確認。先述の通りです。(プロダクトIDなどは一部加工しています。)
こちらは有名なベンチマークソフト『PCMARK7』での結果。数年前の低価格ネットブックと変わらないくらいのスコアで、他のスティックPCと大差はありません。あくまでパソコンを普通に使用している時を想定して、クリーンアップやスタートアップの設定等はせずに計測しました。
使用感まとめ
手にすっぽり収まるコンパクトボディながら、Windows 8がフルに使える『SY01』は、リビングPCに最適だと言えそうです。ストレージ容量がOSやシステム領域を除き約20GBしかないもののmicroSDも使用でき、SSDに近いeMMCのために読み込みもそこそこ早く、CPUもそれなりの処理能力があるのでインターネットやWEB動画などであれば快適そのもの。
他にワードやエクセルなどのOfficeや年賀状作成ソフト、Flashを多用するサイトやゲームなどもでき、ウィンドウズならではの便利さを改めて感じることが出来ました。
『SY01』の特徴として冷却ファンの動作音が懸念されましたが、ファンの音は通常動作時にはほとんど気付かないレベルです。特に動画や音楽を再生している時は、音は皆無といった感じ。
USB端子はひとつしかありませんが、USBハブを用意すれば有線キーボード、マウス、WEBカメラ、外付けCDドライブなども同時に使用することができるので、必要に応じてスティックPCをパワーアップしていきたいところです。
一方で、購入に際して注意したいこともありました。まずはワイヤレスキーボードとマウス(やタッチパッド)を使用する際にも、初期設定には有線キーボードが必要なこと。また、テレビのUSB端子から給電する際は、テレビの電源を切るとパソコンも電源が落ちてしまう事です。逆に言えばこのくらいしか欠点がありません。
わずか2万円前後という価格でテレビにパソコンの機能を追加できるのであれば、多くの方にとって検討の価値があるのではないでしょうか。
一歩進んだ使い方として、自宅とオフィスでパソコンの環境を持ち運んで使用したり、ネットワークHDD(NAS)に保存してある動画の再生や、お店を営んでいれば店先のデジタルサイネージとしての活用なども考えられます。
サイズを越えた夢のあるアイテムでした。
三回にわたって掲載してきた『SY01』の製品レビュー。パソコンの新しいカテゴリですが、その魅力を少しでもイメージしてもらうことができたでしょうか。
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