データ保全簡易調査とは
PCの利用データを保存しログを収集、調査報告するサービスです。
社内のPC利用規定が守られず、内部不正や情報漏洩事件などの報道が後を絶ちません。万一、従業員のPC不正利用によって問題が生じた際には、企業もその社会的責任を負わなければならない場合がございます。
現時点では訴訟や事件捜査の予定はないが、"情報漏洩や不測の事態に備えるために、事前の検討や証拠保存をしておきたい"というニーズにお応えいたします。
情報漏洩の原因と流出の範囲を明らかにし、早期に対応策を検討することが可能になります。また、保全したデータは本格的なフォレンジック調査に利用することもできます。
データ保全簡易調査サービスの利用シーン
プロジェクトメンバーの監査
システムの開発、運用保守に携わるプロジェクトメンバーが、機密情報や個人情報を持ち出していないか確認いたします。
情報漏洩の初動調査
情報漏洩の疑いがあるPCに、データ保全簡易調査サービスを行い、流出した可能性のある情報とその量を特定することができます。
疑いのあるPCが多くある場合の初動調査で、情報漏洩の原因となったPCを素早く特定できます。
退職者や派遣社員のPC監査
退職予定者のPCに、データ保全簡易調査サービスを行い、社内の重要なデータへのアクセス履歴などを確認いたします。
営業秘密や技術情報の不正なコピーがないかを確認し情報漏洩を防ぎます。
PMS・ISMSでの定期的な監査
PMS・ISMSでの定期的な監査で、従業員のPCにデータ保全簡易調査サービスを行うことで、PCの利用実態を把握し、証拠として保管することができます。
重要ファイルの棚卸し
個人情報や機密情報を含むファイルを洗い出し、適切に管理することで、情報漏洩のリスクを減らします。
社員の持ち出しPC監査
PCの持ち出し中に不正行為が行われてないか、操作履歴を過去に遡って明らかにすることができます。
サービスの流れ
データ保全簡易調査後の納品物
詳細な調査報告データの内容
※詳細な調査報告書をご希望の際は、別途お見積もりいたします。
- システム情報(OSバージョン、システム起動/終了時刻、ログオン/ログオフ時刻、共有フォルダー、自動実行プログラム、インストール済みプログラム)
- ハードウェア情報(ハードディスク情報、ネットワーク情報、接続した外部記憶装置の一覧)
- 機密情報、個人情報が含まれるメール、ファイルの一覧
- ハードディスクに保存されている全てのファイルの一覧
- インターネット閲覧履歴、ポータルサイト検索時のキーワードの一覧
- ゴミ箱の削除済みファイルの取得
- 最近開いたドキュメント、最近実行したファイル、最近実行したプログラムの一覧
料金体系(1台あたり)
外付HDD機器データ保全代、及び簡易調査報告書付き(外付HDD機器データ保全代込み)
※記載料金は全て税込表記です。
容量 | 料金 |
---|---|
500GB未満 | 165,000円~ |
500GB~1TB未満 | 198,000円~ |
1TB~2TB未満 | 242,000円~ |
2TB以上 | 297,000円~ |
HDD障害有りの場合
上記料金に加え、データ復旧料金が発生いたします。
障害内容 | 料金 | |
---|---|---|
正常に動作しないパソコンからのバックアップ/データ移行【50GB】 | 33,000円 | |
電源やマザーボードなどの部品が故障し、起動しなくなったPCから50GBまでのデータバックアップもしくは移行 | ||
データ復旧【論理障害軽度】 | 22,000円 | |
OSが起動する状態で、その場でファイルの復旧作業 | ||
データ復旧【論理障害中度】 | 44,000円 | |
フォーマットした場合やファイルシステムが破損したメディアから、詳細なデータ解析をした上で、データ復旧作業をおこないます。 | ||
データ復旧【論理障害重度】 | 別途見積 | |
RAID構成の異常など「データ復旧【論理障害中度】」の作業にて復旧が不可能な機器のデータ復旧作業をおこないます。 | ||
データ復旧【物理障害軽度】 | 22,000円 | |
復旧対象のメディアに物理障害が出ているが、その場でのデータの取り出しができるような状態からのデータ復旧作業 | ||
データ復旧【物理障害中度】 | 44,000円 | |
復旧対象のメディアに物理障害が原因で動作が不安定、異音がする場合などの状態から、詳細なデータ解析作業をおこなってデータ復旧作業 | ||
データ復旧【物理障害重度】 | 別途見積 | |
復旧対象のメディアに物理障害が出ており、「データ復旧【物理障害中度】」の作業でも復旧が不可能な機器のデータ復旧作業 ※1ヶ月前後の期間が必要 |