ウイルスに感染する原因と対処方法についてパソコン初心者向けにPCホスピタルが解説いたします
パソコンに感染するコンピューターウイルスによる被害は後を絶ちません。自分のパソコンのトラブルだけではなく、社内や家庭内の別のパソコンへの広がってしまうことがあります。小さい症状でもチェックして、ウイルスに感染してしまったら必ず原因を突き止めるようにしましょう。ウイルス駆除を後回しにしてしまうと非常に危険ですので、被害を食い止めるためにも早急に対応する必要があります。
パソコンがウイルス感染したときの原因とトラブル内容
ウイルス感染の代表的な原因
- USBメモリー・外付けハードディスク・CD・DVD・スマートフォン等の外部メディアに接続して感染してしまった
- ウイルスが混入したメールを開封してしまった
- 不正サイトへのアクセスや広告をクリックしてしまった
- 不正ファイルやアプリをダウンロードしてしまった
パソコンの動作に関する感染トラブル
- パソコンやアプリケーションの動作が重く、フリーズや強制終了してしまう
- パソコンが勝手に再起動して操作をすることができない
インターネットに関する感染トラブル
- データやファイルがネット上に流出してしまう
- 全く覚えのない広告ページやメッセージが勝手に表示されてしまう
- ブラウザで最初に表示するホームページが変わってしまった
- インターネットの接続がすぐに切れてしまう
- 通信していないモデムやランプが点滅する
その他に関する感染トラブル
- パソコンの中に不正アクセスされて情報が漏洩する
- ファイルが消えてしまい、別の場所に移動している
- デスクトップに見覚えがないファイルが存在している
- 見覚えがないメールが第三者へ勝手に送信されていた
- セキュリティーソフトが動かない
パソコンがウイルス感染したときの対処手順
インターネット接続を切断する
パソコンがインターネットにつながっていませんか。もしつながっていたら非常に危険です。ウイルスの感染が拡大して他のウイルスが侵入してくるため、ネットワークの切り離しは最優先で行いましょう。インターネットにつなげないようにするために、LANケーブルを抜いた後、ワイヤレススイッチの電源を切ります。複数のパソコンがLANケーブルでつながっている場合、他のパソコンや共有サーバーに感染してしまう恐れがあるので、パソコンが1台でもインターネットに接続していると、個人情報がネット上に公開されてしまう恐れがあるので十分注意する必要があります。
セキュリティーソフトを最新にアップデートする
最新のセキュリティーソフトがインストールされているか確認しましょう。ソフトがバージョンアップされていななければ、最新のウイルスを検知することができません。セキュリティーソフトは危険なウイルスかどうか、今までのデータを照合してチェックをしておりますので、ウイルスを駆除する前にセキュリティーソフトのバージョンを最新にしておきましょう。
ウイルススキャンをして駆除を行う
最新状態のセキュリティーソフトにバージョンアップできたら、ウイルスチェックを行います。同時にウイルスの種類と被害状況を確認します。ウイルスが発見されたら感染の原因となったファイルやメールは削除します。(※デスクトップからではなく、ゴミ箱上からも削除します)。ネットワーク等で別のパソコンとつながっている場合は別のパソコンもウイルスに感染している可能性がございますので、ウイルススキャンは社内全てのパソコン・サーバー・USBメモリー・外付けHDDなどの外部機器まで実行することが必要です。そして被害状況はどこまで拡大しているかを確認して、他のパソコンにも同じ症状が出ていないか必ず確認するようにしましょう。
パソコンを修復後に再度アップデートしてウイルスをチェック
ウイルスによって変更されたシステムを修復するセキュリティーソフトがあれば修復が可能です。セキュリティーソフトを再度アップデートして、ウイルスが全て削除されているかどうか、改めてスキャンして確認しましょう。
セキュリティーソフトを使用しても改善しないときの対処方法
パソコンを初期化
どうしてもウイルスを駆除できない場合はパソコンを初期化するのも一つの方法です。初期化するとパソコンのデータは全て消えてしまうので、日ごろからバックアップしておくことが大切です。
パソコンの初期化については一般的には下記の方法があります。
リカバリーディスクを使用した方法
- BIOS起動順位を変更する(CD/DVDドライブを優先起動にする)
- リカバリーディスクをセットする
- 手順に従いリカバリー作業を行う
HDDリカバリー領域からの方法(D to Dリカバリー)
- 電源投入後に特定のキーを押す(メーカーによりキーは異なります)
- 手順に従いリカバリー作業を行う
WindowsインストールCDを使用した再インストールする(自作パソコンなど)
- BIOS起動順位を変更する(CD/DVDドライブを優先起動にする)
- 手順に従いWindows再インストールする
会社でウイルス感染の被害をうけたときの被害内容と対処方法
おもな感染トラブルについて
- 会社の機密情報が漏洩されてしまう
- ホームページが改ざんされてウイルスが拡散されてしまう
- 自社サイトを利用しているユーザーの登録情報を悪用されてしまう
- メールを乗っ取られてしまう
- ファイルやシステムが破壊されてしまう
- ノートパソコンの内蔵カメラやマイクで盗撮や盗聴されてしまう
社内で感染したときに徹底すべきポイント
社内サーバーや登録サービスのパスワードを変更
ウイルス感染によって重要なIDやパスワードが流出している可能性があると、自社サイトの管理アカウントに不正ログインされてしまい、サイトの改ざんや顧客のクレジットカードの情報まで漏れてしまうと、大変な事態を招くため、ウイルスに乗っ取られる前にIDとパスワードを変更しておきましょう。パスワード変更は3か月に1回行うなど社内ルールを設けて、ウイルス感染を未然に防ぎましょう。
ウイルス感染したことを社内で報告
周りに知られたくないので、ウイルスに感染したことを黙っていると状況を悪化させてしまう可能性があるので、大変危険です。自分でウイルスをスキャンして駆除できたように見えても、共有サーバーなど他の場所にも感染が広がる恐れがあります。自分のミスでウイルスに感染してしまった場合は、情報システムの責任者に必ず報告しましょう。ウイルスに感染してしまった検知情報を社内に流すことで警戒と防止にもつながります。
パソコンの修理業者に依頼しましょう
ウイルスに感染しているかの確認やウイルスを駆除、さらにセキュリティー対策はもちろん、初期化した場合にはさまざまな初期設定も必要となります。PCホスピタルではウイルス感染時に発生するさまざまなトラブルの解決や設定サポートが可能ですのでお気軽にお電話ください。