症状
- ブルースクリーン風の詐欺プログラムが表示される
今回はブルースクリーンが表示されてしまって起動しないとのことでご依頼いただきました。
これだけ聞くとよくある不具合かと思いましたが、実は巧妙な手口をつかった詐欺によるものと判明しましたので、対処方法のひとつをご紹介いたします。
目次
実際の画面
ご申告いただいたパソコンのトラブル画面がこちらになります。
確かにブルースクリーンのように見えますが、本来はこの画面上では一切の操作を受け付けず数秒で再起動などが始まるのですが、マウスポインターは動作しずっと待っていてもこの画面のままでした。
お客さまにトラブルのきっかけをお聞きすると、最初は違う画面が出ていたが表示された電話番号に電話し遠隔操作されたらこのようになってしまったそうです。
やはり最終的にはこの状態から回復させることを条件とし金銭を要求する詐欺によるものでした。
対処方法
この状態でも操作ができることが判明したため、まずが「Ctrl」+「Alt」+「Delete」の3つのキーを押します。
赤枠のタスクマネージャーをクリックします。
詳細オプションのスタートアップタブを確認すると、「PhishWallクライアント」という項目を見つけました。
多くの金融機関で紹介されているセキュリティソフトのようですが、お客さま自身をはインストールされた記憶はないとのことでファイルの保存先を調べてみました。
スタートアップフォルダ内に別で「Windows 10 Security software.exe」というファイルを発見しました。
今回のブルースクリーンを表示させていた元凶で、これがスタートアップ(起動時)で動作することで起こるトラブルのようでした。
このファイルを削除(別の場所に移動させるだけでも可)し再起動をします。
症状改善
無事正常に起動するようになりました!
別途ソフトウェアの一覧の中に「マイクロソフトのサポート(10)」というものがありましたが、こちらは最初の時点で遠隔操作するために使用されたものと考えられます。
(ソフトウェアのロゴからおそらく「Log Main Rescue」というソフトと思われます。)
こちらも併せて削除しておきました。
最近様々な方法でパソコンユーザーを狙った詐欺が増え続けており手法も様々ですので、少しでもこのブログで認知され被害が減ることを願っております。
どうしてもご自身での対処が難しいようであれば、ご気軽にPCホスピタルまでご依頼ください!
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修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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「ブルースクリーンになってしまう」の修理実績
BitLockerのエラーからの回復
今回のご依頼は、BitLockerの回復キーを入力しないとログインできない状況からの回復についての修理ご依頼でした。
続きを見るご依頼いただいたお客さまの情報
都道府県 | 兵庫県 | 市区町村 | 神戸市須磨区 | 年齢 | 60代 | 性別 | 男性 |
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※上記以外の地域にお住まいの方でもサポートサービスをご利用いただけます。
今回のサポートをおこなった店舗の情報
PCホスピタル 神戸店
連絡先
所在地
〒652-0034 兵庫県神戸市兵庫区西橘通1-1-1 ファラン神戸ビル1F
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