症状
- ヒンジ故障
今回は液晶ヒンジ部の故障により開閉がうまくできないという内容でご来店いただき修理を行いました。
目次
ヒンジ故障による影響
今回対応するのはHP製のノートパソコンENVY x360です。
こちらの機種ですが、実は直前でも同じくヒンジ修理を承っており修理実績がございました。
タッチパネル対応の液晶パネルでスタイリッシュな機種、液晶画面が360度回転し
タブレットのように使用できるのも特徴的なところです。
しかしながら、それ故にヒンジ部への負担が大きいようで
今回も液晶側で固定されているネジ受けが本体から剥がれてしまっています。
これでは360°どころか、まともに開閉することもできず使用できません。
こちらの完全な修繕はメーカーでの対応となりますが
ヒンジ部が固定されれば画面の開閉が可能になるためボルト留めにより固定します。
HP ENVY x360の分解作業
本体と液晶部を分離させ作業を行う必要があります。
まずは本来裏側のゴム足下にある隠しネジを取り外し裏のカバーを開けます。
こちらがネジを外した状態です。
カバーを開けたらバッテリーを外します。トラブル防止のため必須となります。
続いて液晶ケーブル、
Wi-Fi用のアンテナケーブルも取り外します。
最後にヒンジ部を固定しているネジを外して本体と液晶上部を分離させます。
こちらが液晶上部です。
次にヒンジ部を修繕するため液晶パネルを外していきます。
今回は過程を省略していますがこの作業が最難関となります。
タッチパネル対応のため非タッチパネルの機種と比較すると液晶パネル周りのベゼルが無く
分解を行うには液晶裏の両面テープを液晶画面が割れないように注意しながら剥がす必要があります。
今回は加熱パッドの上で温めてゆっくりと剥がしました。
液晶パネルを剥がしたことで破損していた部品がこぼれ落ちてきました。
写真の左側に移っている金色の部品が本来は液晶側に固定されており
そこに対してヒンジをネジで挟み固定していますが
固定部が破損したことで浮いてしまっている状態です。
こちらの溶接をすることも手段の一つですが
同じように力が加わってくると繰り返しのトラブルになるためボルトで固定します。
ボルト留めによるヒンジ修理
液晶側のネジ固定部に穴を空け裏側まで貫通させます。
この穴を利用してヒンジをボルトで固定させます。
ボルトで固定した液晶裏側の状態です。
本来凹凸のない1面に目立つボルトが見えていますがしっかりと固定されています。
またボルトをレジンでコーティングして緩む可能性を軽減、触れても鋭利な部分がありません。
開閉テストも問題ないため最後の組み上げを行います。
正常に開閉することができ、液晶画面もキレイに映っています。
タッチパネルも正常で、ボルトによる凹凸があるものの液晶を360°動かすことができました。
本来であればメーカー工場にて時間をかけて修理が必要なヒンジ破損ですが
機種によっては今回のようにボルト固定で修理を行うことも可能です。
あまり時間をかけたくないけどヒンジが壊れてノートパソコンが開かない!
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修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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「内蔵機器のトラブル」の修理実績
富士通 ノートPC FMV LIFEBOOK AH30/E3のバッテリー交換対応
富士通のノートPC人気モデル FMV LIFEBOOKのバッテリー交換対応を行いました。
続きを見るご依頼いただいたお客さまの情報
都道府県 | 愛知県 | 市区町村 | 常滑市 | 年齢 | 30代 | 性別 | 男性 |
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今回のサポートをおこなった店舗の情報
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