Windowsのアカウント設定「Microsoftアカウント」「ローカルアカウント」どちらがいいの?
WindowsのPCを初期設定する際に最初の分かれ道となるのがこの「アカウント」問題です。
Windowsが持てるアカウント設定方法は現在「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」の2つが存在します。それぞれの特徴を簡単に紹介し、ご自身に合った方法で設定しましょう!
目次
Microsoftアカウント
Microsoftアカウントとは、2012年のWindows 8/8.1がリリースされた際に開始されたアカウント設定の方法です。メールアドレスとパスワード、2段階認証として携帯電話番号の登録をすることで、お持ちのMicrosoftデバイス、Officeなどのソフトウェアを管理できるアカウントです。また、OneDriveというMicrosoftのクラウドサービスによりデータのバックアップの可能となります。
特徴的なのは、登録にはインターネットの接続が必要なことや、PINコードが設定できることです。
ローカルアカウント
ローカルアカウントは、2012年以前から存在しているいわゆるPC内で管理されるアカウント設定方法です。Microsoftアカウントは名の通りMicrosoftのサーバー上で管理されます。データや設定の同期ができないため、USBメモリなどの外部機器へのバックアップやOneDriveなどのクラウドサービスを手動で設定する必要があります。
WindowsPCの管理はどちらがいいか
それぞれメリット/デメリットがありますので、比較してご自身に合った方法で設定しましょう。
ローカルアカウントのメリット
- ユーザー名を自分の好きな名前に設定でき、パスワードは省略可(電源投入の度に入力の必要なし)
- インターネットの接続が無くても設定できる
- パスワードを忘れた場合、(設定時に登録した)ヒントや秘密の質問、リセットディスクで再設定できる可能性がある
ローカルアカウントのデメリット
- 万が一、PCの不具合や故障で初期化、買い替えをする際はデータと設定が引き継げない
- パスワードをかけない設定をしていると、万が一の端末紛失や盗難の際のリスクが大きい
Microsoftアカウントのメリット
- データ、設定が同期されるため、初期化後や買い替え後の設定がローカルアカウントに比べて簡単
- PCのロック方法として、パスワードだけでなく顔認証や指紋認証(対応デバイスに限る)、PINコードなどでもロックをかけることができるため、セキュリティ上ローカルアカウントに比べると安全度が高い
Microsoftアカウントのデメリット
- 2段階認証設定時や、パスワードを忘れた場合、登録したメールアドレス宛に認証メールが届くため、万が一使えないメールアドレスを登録した場合や、登録時にメールアドレスの綴りを誤って入力してしまった場合、再設定に時間がかかったり、不可の場合がある
- PCが故障し、修理業者に修理やデータの救出を依頼するも、BitLocker暗号化というドライブロックがかかっていることがあり、修理/データ救出が難しい場合がある
- OneDriveを使用しない方は、勝手にデータの同期が行われ、データの保管場所が変更されることによりOutlookのメールが開けなくなる可能性がある
また、ローカルアカウントで初期設定した後でもMicrosoftアカウントの作成は可能で、Windows上の管理はローカルアカウントで、OneDriveやMicrosoft Officeの認証、ライセンス管理だけMicrosoftアカウントという、機能ごとにアカウントを使いわけることも可能です。
PCホスピタルではアカウントの設定方法から、お客さまにヒアリングし、最適なPCの初期設定方法のご提案をさせていただいております。お気軽にお問い合わせください。
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