Windowsのシステム故障や電源が入らない物理故障等で正常に起動しなくなってしまったPCからデータを救出する方法をご紹介いたします。
今回はHDDの取り出しからケース取り付けという方法ですが
Windowsが正常に起動するPCが1台必要となります。
目次
用意するもの
まず、HDD/SSDをPCから取り出す際に
- ドライバー(お使いのPCによっては+ネジ以外が取り付けられている場合がありますので要注意です。)
- ゴム手袋(素手で分解をするとプラスチックの鋭利な部分により怪我をする可能性がございます。)
- 分解用のヘラ(ノート型、一体型の蓋開けの際に使います。※デスクトップPCの場合は不要です。)
HDD/SSDを取り出せた後の作業では
- HDD/SSDケース(USB接続に変換できる商品です。)
- 正常起動できるパソコン
- データの移行先として使う記憶媒体(USBメモリや外付けHDD等)
この6点が必要です。
HDD/SSDをPCから取り出し、PCに接続します
画像のように、HDD/SSDを取り外すことができたら、次にHDDケースに取り付け、Windowsが起動するPCにUSB接続します。
Administratorアカウントを有効化にするとアクセス可能に
PCにHDD/SSDを接続できた後、ドライブからユーザーフォルダにアクセスしようとすると…
このようにアクセスが拒否されてしまいます。「続行」を押すと、上側の緑色のバーが進むようになりますが、HDDの保存容量が多いと、とても時間がかかります。今回はこのアクセス許可の画面がでることなくデータの確認ができる「Administrator」アカウントの有効化をご紹介いたします。
まず、コマンドプロンプトを管理者で実行いたします。
次に「net user administrator /active:yes」と入力しEnterキーを押します。
「コマンドは正常に終了しました。」という表示が出れば成功です。スタートボタンからユーザーの切り替えにてAdministratorでサインインをいたします。初めてサインインする場合はアカウントの準備に少し時間がかかる場合がございます。デスクトップ画面まで開けたら再度HDD/SSD内を開き、ユーザーフォルダが開ければ移行先の記憶媒体にコピーすれば完了です。終わりましたらサインアウトをし、通常のユーザーアカウント上で先ほどのコマンドの末尾を「yes」から「 no 」に変えてEnterを押すとAdminアカウントが無効化され非表示になります。
こちらの方法でもHDDの故障具合によってはアクセスができない場合がございます。またPCホスピタル 広島店では上記の方法以外のデータ復旧や、誤って削除してしまったデータの救出も診断可能でございます。お困りの際やご自身で完了できるか不安な方は是非お問い合わせお待ちしております。
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