内蔵バッテリーが膨張しているかもしれないとのご依頼で、MacBookPro の内蔵バッテリー交換を行いました。
パソコンを操作していて、キーボードを打つたびに違和感がある。よく見ると内蔵バッテリーが膨張しているかもしれないから見てほしいとのことでご依頼いただきました。
確かにキーボードを打つとパソコン筐体そのものが不安定で、ガタガタします。よく見ると筐体の下部分が張ってる感じがするので、お客さまの仰る通り、内蔵バッテリーが膨張していると思い交換対応を行うこととしました。
目次
分解をします
まずはパソコンを裏返してネジを外していきます。ペンタローブドライバーを使ってネジを外します。ネジの長さは場所によって違うので注意しましょう。カバーですが左右側面にロックがかかっていますので、プラスチックタイプのヘラやピックなどを使ってロックを外したらヒンジ側からカバーをずらせば取り外しが可能です。慣れるまでは多少コツが必要ですので慎重に作業をします。
カバーを取り外したら、ロジックボードや内蔵バッテリーが見えるようになります。内蔵バッテリーは下の赤枠部分になります。3つありますが連結されているようになります。見て分かりますが、やはり内蔵バッテリーは膨張しておりました。さっそく内蔵バッテリーを取り外しましょう。
内蔵バッテリーすぐ上の黒いテープを取ったら、バッテリーケーブル(赤枠部分)がすぐ見えます。バッテリーケーブルはそのまま抜くと断線しますので、ロックタブ(黄色枠)を外してからバッテリーケーブルを引き抜きます。
バッテリーケーブルのすぐ右側にはトラックパッドなどのケーブルもありますので、ネジ2点を外してカバーを取ったらケーブルを外しましょう。内蔵バッテリーに粘着テープでくっついていますので、ゆっくり剥がします。内蔵バッテリーが膨張していますので、慎重に外します。
内蔵バッテリーを取り外します
バッテリーの取り外しに着手します。まずはヒートガンでキーボード側を熱して粘着テープを弱めます。1分ほど熱したらヘラを使ってすきまから内蔵バッテリーを引き剥がします。
内蔵バッテリーを取り外しが完了しました。強力な粘着テープが引き剥がし後も残っていますので、無水エタノールなど使って、ヘラで外します。粘着テープはそのままにしておくと交換する内蔵バッテリーの粘着が弱くなりますので、しっかり除去します。
粘着テープを外して内部を清掃しました。あとは交換用の内蔵バッテリーを取り付けて、逆順でもとに戻していきます。
動作確認を行います
内蔵バッテリーの交換が終わったら、充電を行います。充電完了後、充電アダプタを外して内蔵バッテリー単体で動作確認を行い、電源を入れて動作確認を行います。フル充電の状態でバッテリー単体での起動が確認できました。最後にお客さまに動作とパソコン筐体に問題がないことを確認していただき、納品とさせていただきました。
バッテリーのトラブルは違和感に気付くのが早ければ早いほど、対処がしっかり出来ます。最悪の場合は電源が入らなくなったり、発火などで火災につながる危険も考えられるため、お早めにご相談ください。
パソコン修理はPCホスピタルにお任せください
修理対応 | 出張/持込/宅配 |
---|---|
対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間10万件以上サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 16,500円~+ 出張サポートは2,200円追加 |
「Macの修理・サポート」の修理実績
MacBook Air 2020 A2337の液晶ユニット交換
MacBook Airの液晶画面にひびが入り、正しく映らないとのことで、液晶ユニット交換を行いました。
MacBook Airの液晶トラブルはMac修理のなかでもご相談が増えております。部品があれば修理対応可能です。ぜひご参考にしてください。
目次
症状を確認します
電源を入れて画面が正しく映らないとのことなので、状態の確認を行います。

画像だと分かりづらいですが、画面下部に横線に複数本の線と右側も黒い縦線が入って映らない状態です。念のため、外部ディスプレイを接続したところ問題ないことを確認しました。何かのタイミングで液晶パネルが割れてしまったのだと思います。
さっそく分解をしていきます。
分解をします
分解をする際は裏面カバーを外していきます。ネジがありますが、特殊形状をしておりますので、ペンタローブドライバーといったものを使います。Macの分解・修理には必須です。まずはこの裏面カバーを外します。

ネジを全て外し終えたらカバーを取り外します。

画像右側にある、バッテリーコネクタからバッテリーケーブルを外して通電しないようにします。

バッテリーケーブルですが、力任せに抜こうとすると破損する可能性があります。コネクタ抜きもしくはスパッジャといった工具で比較的取り外しができますので工具の用意をしてからバッテリーを抜いてください。
画像中央の一番上にあります、アンテナバーを取り外します。基板とつながっているコネクタは全てネジで固定されているので、ネジを取り外してコネクタを抜きます。
コネクタの取り外しが終わったら、アンテナバーとヒンジ部分のネジのすき間にスパッジャを当ててアンテナバーを取り外します。何度かあおっていくと取り外しが可能です。その後、ヒンジ左右3か所を外します。この際にパソコン本体を縦に立てて、液晶とパソコン本体を分離させます。

分離が完了しました。同タイプの液晶ユニットを取り寄せまして、新品の液晶ユニットを再度取り付けます。
動作確認をします
組み立てが終わりました。電源を入れて動作確認を行います。

交換後の液晶では問題なく画面出力されていることを確認できました。このあと、Wi-Fi接続などの動作確認作業を行い問題ないことを確認して納品させていただきました。
今回はご依頼をいただきました日に部品の発注を行いまして、5日程度で部品が到着、1日で作業完了しました。液晶トラブルがありましたら、お気軽にご連絡ください。
ご依頼いただいたお客さまの情報
都道府県 | 東京都 | 市区町村 | 国分寺市 | 年齢 | 30代 | 性別 | 男性 |
---|
※上記以外の地域にお住まいの方でもサポートサービスをご利用いただけます。
今回のサポートをおこなった店舗の情報
PCホスピタル 東京国分寺店
連絡先
所在地
〒185-0011 東京都国分寺市本多 4-11-2 ベルコンフォート1F
大きな地図で見る