Dynabook K60 (K50)でキーボード・タッチパッドが反応しないトラブルの改善方法
今回はDynabookのタブレットPCのトラブルに関する内容になります。
この機種は現在GIGAスクール構想で採用され、多くの学生様が使用されています。
毎日のように持ち運びされていることもあり落下や水濡れなどの故障も多い中、最近はキーボードやタッチパッドの不具合が増えているようです。
その原因と対応策についてご紹介いたします。
目次
トラブル発生時の状況
トラブルが発生するタイミングは個体差がありますが、おそらく”BIOSアップデート”が適応される際に今回の症状が起こる可能性があるようです。
多くの場合はWindows UpdateにBIOSアップデートも含まれており、一緒に更新されるケースがほとんどです。
キーボードやタッチパッドが反応しなくなった状態でもタッチパネルは反応するため、スクリーンキーボードを使用することで文字入力は可能ですが、やはり使いづらいと感じる方が多いかと思います。
タッチパネルでの操作が可能であれば次にご紹介する方法で対処してみてください。
解決方法
最初に原因と考えられるBIOS画面を表示させる必要があるのですが、キーボードが反応しないため「電源投入時にF2キーを連打」といった従来の方法では開くことができません。
ここからの動作は全てタッチパネルでの操作で対応可能です。
Windows起動中に回復オプションを表示させる方法
〇Windows 10の場合
まずはスタートメニューから設定画面を開きます。
続いて更新とセキュリティをクリックします。
その中の回復(①)をクリックし、”PCの起動をカスタマイズする”の下にある「今すぐ再起動」(②)をクリックします。
これで回復オプションを起動させることが可能です。
〇Windows 11の場合
まずはスタートメニューから設定画面を開きます。
※ピン留め済みに設定が無い場合は、右上のすべてのアプリ内から開きます。
続いてシステム(①)の項目内にある”回復”をクリックします。
“PCの起動をカスタマイズする”の横にある「今すぐ再起動」をクリックします。
これで回復オプションを起動させることが可能です。
回復オプションからBIOS画面を表示させる方法
再起動後に回復オプションと呼ばれる青い背景の画面に切り替わっていますので、トラブルシューティングをクリックします。
次に詳細オプションをクリックします。
続いてUEFIファームウェアの設定をクリックします。
これでようやくBIOS画面を表示させることができます。
(通常キーボードさえ反応すれば電源投入後にF2キーを連打するだけでBIOS画面は表示されます。)
BIOS画面上での設定変更方法
左側にあるAdvanced(①)を開くとKeyboard Dock(②)という項目があります。
今回のようなトラブルが発生していると、ここがDisabled(無効)になっている可能性が高いです。
タブレット側と分離するキーボードやタッチパッドを無効化している状態のため、全く反応しないといった現象が発生します。
この項目をEnabled(有効)に変更します。
最後に右下のF10(Save and Exit)(①)をタッチし、Yes(②)で再起動されます。
キーボードやタッチパッドが復活!
これでトラブルが改善されました!
普段通り使用しているだけでも、システム上のアップデートなどが理由で不具合が発生してしまうことは多々あります。
いざというときのためにこまめなバックアップなどをおすすめいたします!
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