今回は簡易水冷のCPUクーラーを使用していて通電しているのに冷却されなくなった際の対処方法等をご紹介させていただきます。
目次
簡易水冷について

今回は簡易水冷のCPUクーラーで通電し、ファンも回っているが冷却されず温度がすぐに上がってしまう際に試せることについてとなります。
まず簡易水冷とはCPUクーラーの中でもゲーミングPC等に多く使用されている冷却性能に優れたCPUクーラーになります。
空冷式と呼ばれるヒートシンクとファンの組み合わせのCPUクーラーより冷却性能が高く、ゲームや動画等のエンコードなどの長時間の高負荷使用する際は空冷式よりもおすすめのものとなります。
しかし、デメリットとしては故障などには気が付きにくく使用の環境等によっては3年未満で寿命を迎えることもございます。
冷えない時に試すこと
まず、新規で取り付けを行った際に冷えないという場合は配線のミスの可能性が高いです。
この場合は一度配線を外しCPUクーラーの取説を見ながら自身の配線があってるか確認します。
フィルムをはがしていない、グリスが全然塗れていないなども考えられますが、温度の上がり方が急な場合は配線ミスにより通電できていない、ポンプが回っていないなどが考えられます。
次に今まで使用しており急に冷えなくなった場合です。
この場合はグリスが乾いていないか、ファンが止まっていないか、配線が抜けかけていないかなどを確認し問題なければポンプが正常に動作していない可能性があります。
確認できるのであれば耳をポンプ部に当てて動作してるか確認してみます。
もしポンプが正常に動作していない場合はCPUクーラーをすべて外し、ラジエーター部やポンプ部、チューブを振り中に液が残っているのか確認します。
水音がして内部に冷却液がある場合は、そのまま複数回振って取り付け、動作確認を行います。
まだ冷えない場合は再度取り外し、振る。
これを何回か繰り返しやってみて治るようであれば問題ないですが、これで治らない場合は交換した方が良いかと思われます。
上記の対処は絶対に治るというものではなくあくまでダメもとで試してみるようなイメージの方が良いかと思います。
実際にこれで治ったこともあるため、耐えしてみる価値はあります。
CPUクーラーの交換

CPUクーラーの取り付けや取り外しは慎重に行わないとCPUやマザーボードの故障にもつながるので自己責任になります。
最初にも少し書きましたが、簡易水冷は冷却機能が高く、本格水冷に比べて安価で取り付けも容易です。
しかし、本格水冷と違いメンテナンスができず、使い捨てのような形になるため、おおよそ寿命である3年ほどで交換を行う必要が出てきます。
そのため人によっては簡易水冷ではなく空冷式のCPUクーラーの方が良い場合もあります。
CPUクーラーを交換する際は自身の使用用途や環境にあったCPUクーラーを選びましょう。
今回ご紹介したCPUクーラーに関連した作業の他にも「パソコンが起動しない」「自分でやったがうまくできない」「データを取り出したい」等、ございましたらお気軽にドクター・ホームネット 神奈川厚木店までご依頼ください。
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