自作PCの組み立てに失敗して起動しない?!このトラブルを解説します
今回は自作PCを組み立てたが起動しないトラブルについてお話しいたします。
最近、PCゲームをプレイする目的で自作系PCの需要が増えており、修理の依頼も以前に比べ増えています。
今回のPCは新規で組み立てた後、画面が映らないとのことでご依頼がありました。
自作PCは最小構成でまずはテスト
PCの組み立ての際、基本として起動に必要な最低限のパーツであるマザーボード、CPU、メモリー、電源ユニット(マザーボードに出力端子がない場合、グラフィックボード)をケースに固定する前に組み立てます。
これで起動確認をして無事基盤のロゴが出ればOKですが、そもそもここで躓くとその先に進んでもまた取り外すはめになります。全部組む前に早期発見が大事でここで起動しなければすぐに原因を切りわけていきます。
パーツは新品で壊れている可能性が少ない場合、CPUソケットに注意!
今回、起動できない状態だったのですが、新規で組み立てのため部品も新品で部品故障の可能性も低いです。こんな時に多いトラブルがCPUソケットのピン折れです。
↑マザーボードの右側、黄色い丸部分がCPUソケットです
このソケット部分ですが、CPUとの電気信号のやり取りのためにたくさんのピンが剣山のようについています。
CPUソケットをアップするとこのようにピンがたくさん立っている状態です。
CPUをマザーボードに取り付ける際、取り付け方を間違えたり接触させてしまうとピンが折れてしまいます。
黄色い丸部分が折れているピンの部分です
折れたことで向いている方向が変わっています
折れてしまうとCPUとの電気信号のやり取りができなくなる部分ができるため当然起動できない状態となります。また、非常に小さいピンのため正常に戻すのはかなり繊細で緻密な作業となり、手で修理することは本当に難しいです。このため、確実に修理する方法はマザーボード交換となります。
マザーボードもCPUもPCのパーツの中ではとても高価なパーツです。失敗して部品交換となると結構ダメージが大きいです。。。CPUの取り付けは自作PCを組み立てるときの気を付けなければならない一番のポイントかもしれません。取りつける際には十分にご注意ください。
自作PCの組み立てに失敗する、組み立てを依頼したいという場合はドクター・ホームネットにぜひご依頼ください。
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