MacBook Proをご利用中、アップグレードしてから起動しないとのことで出張対応を行いました。
今回のトラブルですが、OSが新しくリリースされた際に非常に多いご依頼です。特にMacの場合はアップグレードする際にパソコンがフリーズすることがあり、私も自分のMacで経験したことがあるので要注意です（笑）
目次
起動を確認いたします
2021年11月時点でのMacの最新OSはMonterey（モントレー）となります。基本的にMacは自動的にOSアップグレードが自動的に行われることが多く、今回のパソコンも自動的にアップグレードされていた模様です。起動するとPCの初期設定画面までは出るものの、この画面から先に進まずフリーズしている状態でした。
起動復旧を試します
今回のように起動してフリーズする場合は、システムによる起動不良なのかハードウェア（部品）故障による起動不良かの原因を切りわける必要がございます。今回はmacOS復旧の画面を表示させて、ハードウェアに異常がないかチェックをしていきます。macOS復旧の画面はMacの電源を入れたあと、Commandキーとrキーを押すと上記画像の表示がされます。
macOS復旧の画面から、ディスクユーティリティを起動いたします。ディスクユーティリティでは、パソコンに搭載されているデータ媒体（SSDもしくはHDD）のチェックをすることが可能です。ディスクユーティリティから「Macintosh HD」を選択、FirstAidでエラー修正を行います。今回は、エラーは検出されず部品に故障は見られませんでした。
macOSの再インストールを行います
部品に異常は見られなかったので、お客さまに了承を得た上で購入時の状態（OS再インストール）を行います。ちなみに今回は事前にお客さまから必要なデータをお伺いし、バックアップを済ませてあります。OS再インストールの画面を表示させるには電源を入れた後にShiftキー、Optionキー、Commandキーとrキーを全て同時押しすることで表示されます。表示されたら、macOSユーティリティメニューの上から2番目「macOSを再インストール」を選択いたします。
あとは画面の指示に従ってmacOSのインストールを済ませて、無事起動することを確認できました！今回のmacOS再インストールの注意点として、購入時の状態まで戻すことはネットワークリカバリーを使用しております。名前のとおり、ネットワークを介した初期化になりますのでインターネット環境が必須となります。特に今回のMacBook Proは無線LANのみ対応のモデルでしたので、皆さまが行う場合はご自宅に無線ルーターが無いと作業が行えませんので注意してください。
最後に
WindowsでもMacでも同じことが言えますが、新しいOSがリリースされるとまず間違いなく起動しないトラブルが多く発生いたします。毎回のことなので、新しいからと言って安易にOSのアップグレードをすることはおすすめしません。ですが、それでも行いたい場合は事前にデータのバックアップを取ってから行いうことをおすすめいたします。Macなら標準装備として「Time Machine」というバックアップソフトがございますので、外付けHDDに現在の状態を完全バックアップしてからOSアップグレードをすれば突然のトラブルになっても以前の状態に復元が可能です。
Macが起動しない、アップグレード後のトラブル等があれば、ドクター・ホームネット 横浜六角橋店までご依頼ください。
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「Macの修理・サポート」の修理実績
MacBook Air 2020 A2337の液晶ユニット交換
MacBook Airの液晶画面にひびが入り、正しく映らないとのことで、液晶ユニット交換を行いました。
MacBook Airの液晶トラブルはMac修理のなかでもご相談が増えております。部品があれば修理対応可能です。ぜひご参考にしてください。
目次
症状を確認します
電源を入れて画面が正しく映らないとのことなので、状態の確認を行います。
画像だと分かりづらいですが、画面下部に横線に複数本の線と右側も黒い縦線が入って映らない状態です。念のため、外部ディスプレイを接続したところ問題ないことを確認しました。何かのタイミングで液晶パネルが割れてしまったのだと思います。
さっそく分解をしていきます。
分解をします
分解をする際は裏面カバーを外していきます。ネジがありますが、特殊形状をしておりますので、ペンタローブドライバーといったものを使います。Macの分解・修理には必須です。まずはこの裏面カバーを外します。
ネジを全て外し終えたらカバーを取り外します。
画像右側にある、バッテリーコネクタからバッテリーケーブルを外して通電しないようにします。
バッテリーケーブルですが、力任せに抜こうとすると破損する可能性があります。コネクタ抜きもしくはスパッジャといった工具で比較的取り外しができますので工具の用意をしてからバッテリーを抜いてください。
画像中央の一番上にあります、アンテナバーを取り外します。基板とつながっているコネクタは全てネジで固定されているので、ネジを取り外してコネクタを抜きます。
コネクタの取り外しが終わったら、アンテナバーとヒンジ部分のネジのすき間にスパッジャを当ててアンテナバーを取り外します。何度かあおっていくと取り外しが可能です。その後、ヒンジ左右3か所を外します。この際にパソコン本体を縦に立てて、液晶とパソコン本体を分離させます。
分離が完了しました。同タイプの液晶ユニットを取り寄せまして、新品の液晶ユニットを再度取り付けます。
動作確認をします
組み立てが終わりました。電源を入れて動作確認を行います。
交換後の液晶では問題なく画面出力されていることを確認できました。このあと、Wi-Fi接続などの動作確認作業を行い問題ないことを確認して納品させていただきました。
今回はご依頼をいただきました日に部品の発注を行いまして、5日程度で部品が到着、1日で作業完了しました。液晶トラブルがありましたら、お気軽にご連絡ください。
ご依頼いただいたお客さまの情報
| 都道府県 | 神奈川県 | 市区町村 | 横浜市都筑区 | 年齢 | 30代 | 性別 | 男性 |
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※上記以外の地域にお住まいの方でもサポートサービスをご利用いただけます。
今回のサポートをおこなった店舗の情報
PCホスピタル 横浜六角橋店
連絡先
所在地
〒221-0802 神奈川県横浜市神奈川区六角橋2-14-28 ファミール白楽1F
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