Microsoft Officeを起動しようとすると、エラーメッセージが表示されて起動しないとのことで修理を行いました。
Microsoft Officeを開こうと思ったら使用できない、エラーが発生したというトラブルはパソコンでよくあるトラブルの一つで、今回はWordの起動時にエラーが表示されました。
さらに認証に必要なプロダクトキーの探し方も併せてご紹介いたします。
目次
Wordの起動時エラー画面「 0xc0000142 」
Wordを起動しようとすると、上の画像のようにアプリケーションエラーと表示され使用できない状態になっておりました。
「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)。[OK]をクリックしてアプリケーションを閉じてください。」
「0xc0000142」エラーの原因と対策
このようなトラブルは主にWindows Updateで起こるもので、これにはMicrosoft Officeのアップデートも含まれています。アップデートの更新に失敗したり、パソコンの性能によって更新が途中で止まったりすると今回のようなエラーが発生する可能性がございます。
ちなみに、こちらのトラブルはインターネットで調べると「クイック修復」や「オンライン修復」で治るというページが出てきますが、残念ながら今回のケースはMicrosoft Office自体がパソコンのプログラムから消えている状態でそのような修理もできないため、Microsoft Officeの再インストールしかございません。
Microsoft Officeの再インストールをするには、25桁のプロダクトキーを使ってオンライン認証をする必要があるので今回はMicrosoft Officeのプロダクトキーを確認する方法をお伝えいたします。
Microsoft Officeのプロダクトキーの確認方法
はじめにコマンドプロンプトを開きます。コマンドプロンプトはスタートボタン横にある検索で入力してもらえれば出てきます。または、「cmd」と入力しても表示されます。表示されたら、画面右の赤枠にあるように「管理者として実行」を選びます。
管理者:コマンドプロンプトの画面が表示されました。その後、
「cscript “%programfiles(x86)%Microsoft Office\Office15\ospp.vbs” /dstatus」と入力します。パソコンによって打ち込む文字列は変わりますが、今回はこのパターンで入力して画面上の「Last 5 characters of installed product key」にプロダクトキーの下5桁が表示されました。この下5桁は大事なのでメモしておきます。
次にレジストリエディターを実行します。スタートボタン横の検索で「レジストリエディター」と入力します。これも、忘れずに「管理者として実行」を選びます。
レジストリエディターの画面が表示されたら、HKEY_LOCAL_MACHINEフォルダの中にあるところまで先程のプロダクトキー下5桁が入ってる場所を調べていきます。今回は「SOFTWARE→Microsoft→Office→15.0→ClickToRun→propertyBagの中に下5桁と同じ文字が見つかりました。
propertyBagの中の「Homebusinessretail」のデータにMicrosoft Officeの25桁が見つかりました。この25桁を使ってMicrosoftアカウントからMicrosoft Officeの再インストールをしていきます。
Microsoft Officeの再インストールによって修理完了
Microsoftアカウントにサインイン後、先程発見したプロダクトキーを紐づけてプログラムデータをダウンロードいたします。実行するとMicrosoft Officeのインストールが始まります。
無事、ダウンロードとインストールが終わり、Wordを立ち上げたところ、エラー画面が表示されず通常のWordの文書作成画面が出てきました。修理完了です。
Microsoft Officeの起動トラブルはかなり多く、お問い合わせも多いです。
Windows Updateがうまく終わらなかったとき、起動がいつもと違うときなどMicrosoft Officeなどを立ち上げて問題ないかチェックすることが重要です。
また、今回はレジストリエディターなど操作を誤ると起動不良を起こす操作のご案内になります。
ご自身で操作する際にはパソコンの知識が必要不可欠となりますので、ほんの少しでも不安な方は当店までご依頼ください。
パソコン修理はPCホスピタルにお任せください
修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間10万件以上サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
作業料金 | パソコン修理は3,300円~から |
「メッセージが表示される」の修理実績
WinZip System Utilities Suiteの削除
今回はMicrosoft詐欺被害のためパソコンの診断をご希望され、混入していた迷惑ソフトの削除を行いました。
ご依頼いただいたお客さまの情報
都道府県 | 神奈川県 | 市区町村 | 横浜市神奈川区 | 年齢 | 70代 | 性別 | 男性 |
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※上記以外の地域にお住まいの方でもサポートサービスをご利用いただけます。
今回のサポートをおこなった店舗の情報
PCホスピタル 横浜六角橋店
連絡先
所在地
〒221-0802 神奈川県横浜市神奈川区六角橋2-14-28 ファミール白楽1F
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