診断でLinuxのOSを使うことがあります。
今回はその紹介をしたいと思います。
診断時の切り分け
トラブルが発生した時にまず切り分けたいのが、そのトラブルがソフトウェア起因なのか、ハードウェア起因なのかというところです。
例えば電源は入るけどWindowsが起動しないというトラブルの場合、よくあるパターンとして、アップデート失敗やセキュリティ対策ソフトの重複によるソフトウェア起因のものと、HDDが物理故障しているようなハードウェア起因のものです。
こういったトラブルの診断方法はHDD検査やメモリー検査などをおこなってソフトウェア起因なのかハードウェア起因なのかを切り分けます。
Linux OSでトラブルを切り分ける
例えば音が鳴らないというトラブルの場合はどう確認するのでしょうか。
それが一部ソフトウェアの問題だけでなくどの場面でも音が鳴らないとなると、スピーカーの物理故障を疑ってしまうかと思います。
はたして本当にそうでしょうか。
そんな時にLinuxのOS(今回例にあげるものはfedraというものですが、他にもいろいろございます)で確認いたします。
USBメモリーからの起動ができ、HDDを外側から見ることが可能なのでデータ復旧やデータ完全消去にも使えます。
fedraで立ち上げて、ブラウザでYouTubeなどを流してみて音が出る時があります。
これでスピーカーが故障していたわけではないということがわかります。
Windows上の問題なので、ドライバの入れ直しなどで改善することがありますし、最悪リカバリすればWindows上でもスピーカーから音が鳴るはずです。
このような診断に使用したり、修理前のHDDクローンコピーなどでもLinuxを使用したりもします。
ライセンスフリーですが、HDDにインストールして使用することもできたりするので、難易度は少し高いですが興味ある方は調べてみてください。
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