皆さま、こんにちは。ドクター・ホームネット 仙台愛宕橋店の酒井です。
ノートパソコンのマウスポインタ操作をする上で多くの方が外付けマウスか内蔵タッチパッドを使われているかと思います。
今回は主に内蔵タッチパッドを使用している場合のトラブル事例です。
いつも通り使っていると・・・左クリック右クリック、押した感覚があったはずなのに、カチッと気持ちよく押せなくなった。
このようなトラブルは意外と多く寄せられるものです。
ところで、タッチパッドが物理的に壊れてしまっているのでしょうか?
分解して周辺部品の確認をしてみます。
よく見ると、矢印の部分が盛り上がってしまっています。
パソコンのケース内にちゃんと収まりきらないほどに膨らんでしまっているんですね。
これはリチウムイオンバッテリーの宿命ともいえる不具合です。
主な原因は使用時間による劣化です。
バッテリーも消耗品ですので、使っていると劣化してこのように膨張してしまうことが多々あります。
奥側のロジックボードとの接続部分を取り外し、バッテリーを立ててみました。
完全に膨らんでしまい、ケース内部が露出してしまっているのがわかるかと思います。
この矢印の部分が、表から見た時のタッチパッドの部分です。
バッテリーが膨張してこちらを圧迫することで、操作に不具合を及ぼしていたんですね。
内蔵バッテリーを取り外して直接電源を取ることで、問題なく操作ができるようになりました。
今回はMacbook Proの内部を紹介しましたが、皆さまが普段使われているスマートフォンやタブレットでも同様の症状が起こる可能性もございます。
そしてそのまま使用し続けることは非常に多くの危険がはらんでいます。
少しでも操作に違和感があれば、すぐに使用をやめてご相談くださいませ。