投稿日:2025年04月29日

MacBook Air 2020 A2337の液晶ユニット交換

MacBook Airの液晶画面にひびが入り、正しく映らないとのことで、液晶ユニット交換を行いました。

MacBook Airの液晶トラブルはMac修理のなかでもご相談が増えております。部品があれば修理対応可能です。ぜひご参考にしてください。

症状を確認します

電源を入れて画面が正しく映らないとのことなので、状態の確認を行います。

画像だと分かりづらいですが、画面下部に横線に複数本の線と右側も黒い縦線が入って映らない状態です。念のため、外部ディスプレイを接続したところ問題ないことを確認しました。何かのタイミングで液晶パネルが割れてしまったのだと思います。

さっそく分解をしていきます。

分解をします

分解をする際は裏面カバーを外していきます。ネジがありますが、特殊形状をしておりますので、ペンタローブドライバーといったものを使います。Macの分解・修理には必須です。まずはこの裏面カバーを外します。

ネジを全て外し終えたらカバーを取り外します。

画像右側にある、バッテリーコネクタからバッテリーケーブルを外して通電しないようにします。

バッテリーケーブルですが、力任せに抜こうとすると破損する可能性があります。コネクタ抜きもしくはスパッジャといった工具で比較的取り外しができますので工具の用意をしてからバッテリーを抜いてください。

画像中央の一番上にあります、アンテナバーを取り外します。基板とつながっているコネクタは全てネジで固定されているので、ネジを取り外してコネクタを抜きます。

コネクタの取り外しが終わったら、アンテナバーとヒンジ部分のネジのすき間にスパッジャを当ててアンテナバーを取り外します。何度かあおっていくと取り外しが可能です。その後、ヒンジ左右3か所を外します。この際にパソコン本体を縦に立てて、液晶とパソコン本体を分離させます。

分離が完了しました。同タイプの液晶ユニットを取り寄せまして、新品の液晶ユニットを再度取り付けます。

動作確認をします

組み立てが終わりました。電源を入れて動作確認を行います。

交換後の液晶では問題なく画面出力されていることを確認できました。このあと、Wi-Fi接続などの動作確認作業を行い問題ないことを確認して納品させていただきました。

今回はご依頼をいただきました日に部品の発注を行いまして、5日程度で部品が到着、1日で作業完了しました。液晶トラブルがありましたら、お気軽にご連絡ください。