皆さまこんにちは。
ドクター・ホームネット 広島店の酒井です。
今回は、HDDが壊れてしまい、交換した後のリカバリーが上手くいかない場合の対処法を紹介いたします。
メーカー製のパソコンであれば、いざという時のためにリカバリーメディアを作成して保管しておくこともあるかと思います。
そのリカバリーメディアを使ってリカバリーを開始しようとしたけれど・・・なぜかできない!
そんな時でも解決できる方法があるかもしれません。
今回は富士通のディスプレイ一体型パソコン(FMVF95C3BG)という機種で試してみました。
内蔵HDDを新品に交換し、「リカバリUSBメモリ」から起動すると、このような画面が表示されました。
BIOSの設定を標準設定値に戻して再起動・・・何度試しても同じ画面が出てきてしまい、先に進めません。
BIOSの設定画面を開いてみます。
これは「セキュリティ」タブですね。
特に問題は無さそうです。
続きまして、
こちらは「詳細」タブです。
実はここの項目の「インテル(R)ラピッド・ストレージ・テクノロジー」(※以下IRST)を触る必要があります。
なかなか聞きなれない言葉ですが、このテクノロジーを搭載しているパソコンは近年かなり増えてきています。
このパソコンの背面側です。
交換したHDDとは別で、メインメモリーの下部あたりにSSDが内蔵されているのがわかるかと思います。
実は先ほどのテクノロジーによってこのSSDをキャッシュメモリーとして使用し、より高速に内部処理ができるようになっているのです。
現在認識しているHDDとSSDです。
BIOS上で、「このSSDをIRSTで使用するので初期化してください」という処理をさせる必要があります。
初期化と聞くと物怖じしてしまいそうですが、リカバリーをするので問題ございません。
BIOS上でこの操作をした後で再びUSBリカバリーメディアから起動させると・・・
先ほどとは違う画面が出てきました。
どうやら先に進めそうです。
そして、
無事、工場出荷時の状態へのリカバリーが完了しました。
このように、一昔前までは起動順位の変更だけで外部起動ができていたのが、コンピュータの進化に伴いハードルが少しずつ上がってきているようですね。
このようなお困りごとがございましたら、是非当店にご相談くださいませ。
このブログを書いた店長の店舗情報
PCホスピタル 広島店
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