普段通りに電源を入れると突然の青い画面(ブルースクリーン)が表示されWindowsが起動しなくなったというご依頼です。見慣れない画面が表示されるとびっくりしますよね。何度再起動を行っても同じエラーが表示されるため修復が必要です。大事なデータ、使い慣れた設定が残っているので復旧を試みます。
目次
青い画面に表示されたメッセージ
表示されている内容は以下の通りです。
Recovery
Your PC needs to be repaired
The Boot Configuration Data file is missing some required information.
File:\BCD
Error code: 0xc0000034
You'll need to use the recovery tools on your installation media.
if you don't have any installation media (like a disc or USB device),
contact your system administrator or PC manufacturer.
Press Esc for UEFI Firmware Settings
記載されている「BCD」がポイントになります。このBCDが破損しているためWindowsが起動しない状態です。BCDはWindowsを起動するために必要な情報が保管されている場所のため、最初に読み込む部分になります。そのため、よくある自動修復のメッセージなどが表示される前に、このエラー画面が表示され何もできない状態になります。
このBCDの修復を行いますが、注意としてはストレージ(HDDもしくはSSDなど)の状態です。システムが破損しているだけの場合もあれば、システムが入っているストレージが故障していることでシステムが破損した可能性もございます。そのため、ストレージの検査を行い異常がなければ修復を行います。今回は搭載されているHDDに異常はありませんでした。
BCDの修復
修復はOSメディアから行います。まずはOSメディアから起動しコマンドプロンプトを起動します。起動後に修復すべき場所を探します。
①HDD内の情報を確認するために下記コマンドを入力します。
DISKPART
②次にボリュームを確認します。
list volume
③表示されたボリュームのリストからシステムブート領域を選択します(ファイルシステムがFAT32のボリュームです)
select volume(システムブート領域の番号)
④ドライブレターを割り当てます。(今回は通常使用しない”B”を使用します)割り当て後はDISKPARTを終了します。
assign letter=B
exit
⑤BCDのバックアップ、BCDの修復を行う
cd /d B:\EFI\Microsoft\Boot
ren BCD BCD.bak
bootrec /Rebuildbcd
・・・Yを入力し進める
bootrec /fixboot
bcdboot c:\Windows /l ja-JP /s b: /f ALL
exit
この後にスタートアップ修復を2回行います。
BCDエラーから復帰!!
無事にWindowsが起動する状態になりました。今回はHDDに異常が無かったこと、BCDのエラーのみだったことからその場で修理完了です。しかしながら今回の対応はあくまでも復旧の一例になりますので、事前の診断を行った上で適切に作業を行う必要があります。起動不良でお困りの際は無暗に操作を行わず、当社までお気軽にご相談くださいませ。
パソコンが起動しない時はPCホスピタルにお任せください
修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間10万件以上サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
作業料金 | 起動しないパソコン修理は22,000円~から |
「起動しない」の修理実績
パソコンが起動しない、自動修復を繰り返すトラブルの修理
今回ご依頼いただいたのは、起動せず自動修復を繰り返すトラブルでお伺いいたしました。
続きを見るご依頼いただいたお客さまの情報
都道府県 | 愛知県 | 市区町村 | 名古屋市東区 | 年齢 | 30代 | 性別 | 男性 |
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※上記以外の地域にお住まいの方でもサポートサービスをご利用いただけます。
今回のサポートをおこなった店舗の情報
PCホスピタル 名古屋店
連絡先
所在地
〒461-0033 愛知県名古屋市東区大松町5-2 林レジデンス 1F
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