今回は富士通一体型(FMVF56RDP)の分解とHDDの破壊作業を行おうと思います。
このモデルは当初人気があり、修理をご依頼される方もかなり多かった印象です。
分解のため、裏返しします。
写真だと見えづらいですが、下の方にネジが4つと、右上あたりの蓋の方にネジが隠れています。
こちらも外しておきましょう。
余談ですが、富士通さんは外側も内側(蓋を取った内部)もネジがたくさんあるモデルが多いので、今回のモデルは非常に少ないほうですね。
分解時の注意として、周辺機器(無線マウスのレシーバー等)やテレビ機能がついている場合B-CASカードをしっかり外さないといけません。
気づかずにそのまま分解してしまうと破損してしまいます。
白く見えているのがB-CASカードです。しっかり外しましょう。
その他、周辺機器は無かったので分解を進めていきます。
このモデルは爪も少なく非常に分解しやすかったです。
当たり前の事ですが、爪を折らないように丁寧に分解していきます。
無事に分解が終わりました。
写真だと見づらいですが、外すべきネジには矢印とネジの大きさがしっかり金属部分に刻まれています。分解後、誤ってネジを締めるのを防止するためにネジ締めしない箇所にはバッテンマークが刻まれています。メーカーさんの苦労も思い浮かびますね。
ようやくHDDとご対面できました。
必要なネジさえ外していれば、スライドをすればHDDが取り出せるようになっております。
HDDとスライダーを固定させているネジを外し、専用の加圧装置にてハードディスクを破壊しました。
物理破壊であればデータの漏洩するリスクも無くなるので安心です。
組み立てに関しては分解をした手順の逆から行えばいいので割愛します。
余談にはなりますが、最近のモデルだと薄型・軽量化がどんどん進みネジが無く爪のみで固定されている機種も見かけるようになりました。職業柄ですが、時代の流れが見えるので大変楽しく思っております。10年後には一体どんなモデルが出てるんでしょうかね…。
何かございましたらお気軽にお問い合わせいただければと思います。
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