唐突ですがパソコンを購入される際、液晶パネル（液晶モニター）まできちんとチェックして購入されていますか？写真が趣味の方やクリエイターの方はきちんと選ばれていると思いますが、大半の方々は映ればいいとお考えではないでしょうか？液晶パネルをしっかり選ぶことで、快適パソコンライフに早変わりするかもしれません。
目次
液晶パネルの種類と特徴
普段何気なく見ている液晶パネルにも種類があり、それぞれ特徴があります。デスクトップパソコンで使用するモニターにしても、ノートパソコンの画面にしても同じように採用されているものなのでそれぞれ特徴を見てみましょう。
安価で応答速度の速いTN液晶パネル
パソコンや携帯電話など、多くの液晶で採用されている方式です。比較的安価で消費電力が少ないことが特徴です。
コントラスト比が高く黒が綺麗なVA液晶パネル
TN液晶よりも高価であることが多いですが、コントラスト比が高いためより綺麗に映ります。
視野角が広く色が綺麗なIPSパネル
視野角が最も広く、テレビなどで使われることが多いパネルです。
光沢・非光沢液晶の特徴
光沢液晶のメリット・デメリット
〇液晶表面に艶があり、鮮やかな色の出力が魅力
〇色のコントラストが綺麗
●光を反射するため目が疲れる
非光沢液晶のメリット・デメリット
〇反射や映り込みが抑えられる
〇目が疲れにくい
●コントラストが劣り、地味な色合いになる
光沢・非光沢選びのポイントと失敗談
1日の内に長時間パソコンと向き合われる方が光沢の液晶を使用されるとかなり目が疲れます。これは実際に光沢・非光沢を両方お使い頂くと体感できると思いますが、1日単位でもかなり変わってくると思います。
逆に趣味で写真を撮影し色味などの調整をされる方は、非光沢では全体的に白っぽくなってしまいその色彩にご納得いただけない可能性もございます。主な使用用途を明確にし、どちらが大切か選ばれることをオススメいたします。
〇パソコンで綺麗な映像を楽しみたい、写真の編集、制作活動をされる場合は光沢を選択
〇ビジネス使用、長時間使用される場合は非光沢を選択
液晶の解像度による違い
解像度とは映像を出力する光の粒の密度のことを表しています。当然解像度が高いほうが映像が綺麗に表現できます。デスクトップパソコンで使用するモニターに関しては、現状ほとんどFull HD以上の解像度の高いものが流通しています。しかしノートパソコンでは安価なものでは解像度の低いものもありますので購入の際は確認する必要があります。
こちらはFull HD(1920×1280ピクセル)で表示させたデスクトップの背景写真です。細かい部分まではっきりと出力されており、鮮明な写真が写しだされているのが分かります。最近ではこれより解像度の高いWQHD(2560×1440ピクセル )、 4K(4096×2160ピクセル )などの液晶も登場してきています。
しかし綺麗に出力できるということは、それに伴いパソコンの性能も必要になってくるということを忘れてはいけません。綺麗に出力するために扱うデータ量も増えるため、パソコンにも負担をかけてしまいます。Full HDではさほど気にする必要はありませんが、4K液晶を使用したいなどといった場合にはパソコン性能の確認が必要になります。
こちらは低解像度のディスプレイで表示させた背景です。細かい部分の輪郭がぼやけ、全体的にぼんやりとした印象に見えてしまいます。液晶としては比較的安価で、映像の粗さもビジネス用途やインターネットを閲覧される方であればさほど気にはならないかもしれません。しかし写真が趣味で編集を行なわれる方、綺麗な映像を楽しみたい方などは注意する必要があります。
解像度選びのポイントと失敗談
以前ご依頼頂いたお客様で、デスクトップ一体型パソコンが故障しノートパソコンにお買い替えされた時のことです。そのお客様はインスタグラムを趣味でされており、写真を綺麗に撮り編集されておりました。ノートパソコンに変えたことで、写真の見え方が気に入らずどうにかならないかとご相談をいただきました。
一般的にデスクトップ一体型パソコンの解像度は高く、綺麗な映像が魅力的のパソコンです。 それに比べお客様の購入されたパソコンの解像度はWXGA(1366×768ピクセル)が最大のパソコンだったため、画質の劣るものであることが原因でした。
〇使用する際画面出力の綺麗さを求めるか、高解像度に対応しているかどうか確認
〇予算との兼ね合いになるとは思いますが、基本的には解像度の高い液晶モニター、ノートパソコンがオススメです。
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