【新入社員の多い時期のトラブル/大下 その1】新人さんだけつながらない

4月に入社した新入社員もマナー研修等を終え、そろそろ業務研修や実施を始める頃ですね。会社でも、新入社員用のパソコンを用意することも多いのではないでしょうか。しかしこの時期に特有のトラブルとして、弊社がよく受けるお問い合わせや相談が3つございます。
- トラブルその1:新人のパソコン設定がうまくいかない
- トラブルその2:新人だけ共有サーバーにアクセスできない。プリンターにつながらない
- トラブルその3:新人が、会社のパソコンを壊してしまった。紛失した
解決方法
新人のパソコン設定がうまくいかず、セキュリティーソフトが作動しない、最新のソフトがインストールできないというご相談は、この時期によくございます。ある会社では、確認すると、倉庫に眠っていた古いパソコン引き継がれており、もともと入っていたソフトや、前に使っていた社員の設定が邪魔していたことがありました。
まずはパソコンをリカバリーして、初期段階に戻すと良いでしょう。できれば、各パソコンに番号をつけて、購入時期やOSのバージョン、入っているソフト名、会社で利用した社員名などの記録をつけて管理をすると良いですね。
共有サーバーにアクセスできない原因としては、インターネットの接続設定が有効でない、アクセス権がない、ルーターやHUB・セキュリティーソフトの設定が適切でない、などがよくございます。考えられる原因を、一つ一つ確認して解決するしかございません。また単純に、接続機器が古く壊れていたという場合もあり、新しいものと交換したこともありました。
最後に、新入社員特有の現象として、まだ学生気分が抜けず、会社の機器を使っているという緊張感に乏しい場合がございます。たとえば休憩時間に会社のパソコンから不適切なサイトをのぞいて、ウイルスに感染してしまう。コーヒーを飲みながらパソコンを使い、こぼして壊してしまう。外出時に持ち歩いて、紛失してしまう…などです。壊れた場合のデータ復旧は可能ですが、失くしてしまった場合は、私共もどうしようもできません(笑)。
ただ、万一失くした場合も外部の人間が簡単にパソコンを使えないよう、ログインのパスワードを設定し、個人情報をパソコン本体に保存しないよう、日ごろから会社のルールとして徹底し、新入社員にも教えると良いでしょう。
やる気あふれるフレッシュな新入社員が、スムーズに社会人生活のスタートを切れるよう、お祈りいたします。